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【PRODUCT HISTORY CONFERENCE 2025】プロダクトマネジメント編

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September 20, 2025

【PRODUCT HISTORY CONFERENCE 2025】プロダクトマネジメント編

▼イベント概要
PRODUCT HISTORY CONFERENCE 2025
AI時代、変化する役割 。 3つの視点から未来を描く 〜プロダクトマネジメント×デザイン×テック〜

https://lp-prohis.youtrust.jp

▼登壇者
株式会社Muture
執行役員 CPO
株式会社マルイユナイト CPO
兼原 佑汰

---Mutureについて---
▼X
https://twitter.com/MutureCorp
▼📕 note
https://note.com/muture
▼🏠 muture.jp
https://muture.jp
▼🎧 Podcast
https://open.spotify.com/show/7kloXRiYzRzcQqGPktakbf?si=3e9989396abb4da5

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Transcript

  1. © Muture Corp. All Rights Reserved. 兼原 佑汰 株式会社Muture 執行役員

    / CPO ・丸井グループ内のプロダクト子会社の立ち上げ ・CPOとしてフィンテック/リテール領域を管掌 2024.10〜 株式会社マルイユナイト ・大企業のプロダクト組織化 / 変革支援 ・DX戦略の策定〜推進支援 2023- 株式会社Muture ・飲食店向けDX Platform (VP of Product) ・店内モバイルオーダー (PdM) 2020- 株式会社Showcase Gig ・外部協業案件 (SWE/PM) ・toC向けアプリ開発 (SWE) 2016- 株式会社ディー・エヌ・エー
  2. より少ない資本で、
 より早く、より高度な開発が可能に つくるコストが下がるほどに、
 作れば売れる時代ではなくなる つくるコストが下がると、相対的に「なぜつくるのか?」の重要性が高まる © Muture Corp. All Rights

    Reserved. クラウド 2000年代〜 オープンシステム 1980年代〜 メインフレーム 1950年代〜 #HTTP #LAMP #CI/CD #DevOps #コンテナ  つくることが特別でなくなるほど、 「なぜつくるのか?」の重要性が高まる
  3. ソフトウェア開発プロセスは、技術進化にあわせて「ユーザー起点」へと進化を続ける © Muture Corp. All Rights Reserved. 「依頼」と「納品」 「対話」と「適応」 FB

    適応 つかう人 依頼 納品 #ウォーターフォール #プロジェクトマネジメント #アジャイル #プロダクトマネジメント つくる人 つかう人 つくる人 明確な要求を、技術的に実現する 市場ニーズを発見し、迅速に適応する
  4. With AIなプロダクトチームのあり方とは © Muture Corp. All Rights Reserved. Two-Pizza Team

    One-Pizza Team? PO SM Engineer/Designer PO Engineer/Designer ? ? ? ? ? ? ? 「チームの力」はそのままに、「チームサイズ」を小さくするのか? 「チームサイズ」はそのままに、「より多くの職能」を組み入れるのか?
  5. S-DLC
 Software Development Lifecycle AI-DLC
 AI Driven Development Life Cycle

    開発サイクルの高速化と、PdMのボトルネック化 (1/2) © Muture Corp. All Rights Reserved. 出典: AI-Driven Development Lifecycle (AI-DLC) Method Definition 要件定義 ウォーターフォール開発 機能A 機能B 機能C 機能A 機能B 機能C 機能A 機能B 機能C  要件定義  設計・開発  テスト・リリース 設計・開発 テスト・リリース 要件定義 要件定義 設計・開発 テスト・リリース 要件定義 設計・開発 テスト・リリース  機能A  機能B  機能C アジャイル開発 いずれにせよ、生成AIによる開発ライフサイクルの高速化は不可避
  6. 開発サイクルの高速化と、PdMのボトルネック化 (2/2) © Muture Corp. All Rights Reserved. AIによる開発サイクル高速化で、 が急増

    プロダクトマネージャーの が課題に 戦術的な仕事をエンジニア・デザイナーなども担っていくように 責任分界の壁が溶け、 戦術的な業務(デリバリー領域) 戦術的な業務が逼迫し、ボトルネック化 つくり手の「上流化・多能化」が進む 引用元: Melissa Perri『プロダクトマネジメント ―ビルドトラップを避け顧客に価値を届ける』, 図8-1 AIの開発サイクル高速化は、職能の壁を溶かし、 つくり手の「上流化・多能化」を加速させるのか? 少し前で言う「クリエイターのディレクター化」「プログラマーのSE/PM化」に近い...??
  7. 「問題解決」よりも「意味形成」がより重要に (1/3) © Muture Corp. All Rights Reserved. 開発コストの低下により供給が過剰になると、 需要側(顧客)をいかに理解し、獲得していくかが競争の焦点に

    効率化 どうつくるのか なぜつくるのか delivery discovery いままで いままで これから これから 効率化 複雑化する世の中において 新たに考慮すべき視点など
  8. 「問題解決」よりも「意味形成」がより重要に (2/3) © Muture Corp. All Rights Reserved. 引用: Worksight.

    「自分のアイデアから始め、それを批判的に見つめ直す」 引用: NTT 研究開発. 「自分のアイデアから始め、それを批判的に見つめ直す」 マルチエージェントディスカッション ブロードリスニング 創造的なAI活用についても事例が生まれてきている
  9. 「問題解決」よりも「意味形成」がより重要に (3/3) © Muture Corp. All Rights Reserved. 引用: Worksight.

    「自分のアイデアから始め、それを批判的に見つめ直す」 プロダクトの議論は、「課題」から「意味」へと深化し、
 ディスカバリーは「探究・編集型」へと拡張していくのか?
  10. おさらい: AI時代のプロダクトマネジメントTopics © Muture Corp. All Rights Reserved. プロダクトづくりはどのように変化していくのか? 「チームの力」はそのままに、「チームサイズ」を小さくするのか?

    「チームサイズ」はそのままに、「より多くの職能」を組み入れるのか? AIの開発サイクル高速化は、職能の壁を溶かし、 つくり手の「上流化・多能化」を加速させるのか? プロダクトの議論は、「課題」から「意味」へと深化し、
 ディスカバリーは「探究・編集型」へと拡張していくのか?
  11. 「ほしい人」と「つくる人」の垣根が溶けていく © Muture Corp. All Rights Reserved. 「依頼」と「納品」 「対話」と「適応」 「協働」と「共創」

    ほしい人 依頼 納品 #ウォーターフォール #プロジェクトマネジメント #アジャイル #プロダクトマネジメント #デザイン思考 #プロダクトイネーブルメント #フォワードデプロイ #参加型デザイン #デザインディスコース つくる人 ほしい人 つくる人 ほしい人が つくる つくる人 Product Enablement / Forward Deployment 明確な要求を、技術的に実現する 市場ニーズを発見し、迅速に適応する 協働を通じて、新しい意味を共創する FB 適応
  12. 「 ほ し い 人 が つ く る 」

    た め の Pr o d u c t E n a b l e m e n t © Muture Corp. All Rights Reserved. ① Fo r w a r d D e p l o y m e n t ② C o - s o l v e ③ E n a b l e m e n t ④ A u t o n o m o u s ほしい人とつくる人が 同じ場に立つ 「作って渡す」から 「共につくる」へ 「ほしい人」が必要なものを 自らつくれる(サポート有) 「ほしい人がつくる」が あたりまえに これまで: ユーザーの「欲しいもの」をリサーチし、その要件を満たす機能を開発する これから: 多様な視点との対話で「新しい意味」を創造し、ビジョンを元にプロダクトを定義する ※ toCの場 合は 「 P arti c ipatory Design」「 L iving L ab」な ど
  13. とあるプロダクト開発にて、実際にやってみていること © Muture Corp. All Rights Reserved. 事業会社 デジタル会社 プロダクトを「つくる人」

    プロダクトが「ほしい人」 PO Biz (Operation) Engineer/Designer Product Enabler Engineer/Designer ① Forward Deployment ②Co-solve ③Enablement
  14. まとめ © Muture Corp. All Rights Reserved. ・既存の職能の垣根は溶け、特に戦術的なプロダクトマネジメントの領域は他 職能に溶けていく ・「なぜつくるのか」の重要度が飛躍的に高まり、プロダクトディスカバリー

    はもう一段深化していく ・「つくり手」と「つかい手」の垣根は溶け、「つかい手」起点のプロダクト マネジメントプロセスにシフトしていく AIによって