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PdM Days「組織と人をどう育てるか 〜プロダクトマネジメントエコシステムを紐解く〜」

Muture
February 26, 2025

PdM Days「組織と人をどう育てるか 〜プロダクトマネジメントエコシステムを紐解く〜」

▼イベント概要
PdM Days 2025
https://pdmdays.recruit-productdesign.jp/2025

▼登壇者
株式会社Muture
執行役員 CPO
株式会社マルイユナイト CPO

---Mutureについて---
▼X
https://twitter.com/MutureCorp
▼📕 note
https://note.com/muture
▼🏠 muture.jp
https://muture.jp
▼🎧 Podcast
https://open.spotify.com/show/7kloXRiYzRzcQqGPktakbf?si=3e9989396abb4da5

Muture

February 26, 2025
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Transcript

  1. × Mutureおよびマルイユナイトについて (1/2) 2022年4月設立された、丸井グループとGoodpatchによるジョイントベンチャー Mutureとしてデジタル専門人材の採用を行っており、出島的な位置付けの組織となる。 関係性システム × デザインの考え方に基づいた「伴走型・組織開発DX」が特徴。 現在は丸井グループ以外の大企業支援やソーシャルセクターにも活動領域を広げている。 2024年10月設立された、丸井グループの100%子会社

    フィンテック×小売のアセットを活用した、デジタル顧客接点におけるUX戦略策定から 構築までを担うプロダクトカンパニー。 「ビジネス×テック×クリエイティブを一体とした組織」「価値探索型」「内製開発」 を基本方針としており、現在は創業フェーズとして専門人材採用を積極的に進めている。
  2. マルイユナイトのプロダクト組織と、プロダクトマネージャーの役割 丸井グループは、主に「フィンテック」「小売」の2つのドメインにおいてビジネスを展開している。 領域ごとに深いドメイン知識が求められるため、ドメインごとにPdMを配置し、プロダクトチームを紐づけている。 基本的にドメイン以下については事業会社との密な連携が必須であるため、内部人材を登用し育成することを優先している。 Synergy Level グループ全体で一貫したUXを実現していくための, 事業会社横断した価値探索および戦略策定を担う. • グループ戦略実現に向けたプロダクト戦略の策定

    • ドメイン横断したロードマップアラインメント • リソースアロケーション (人・金) Domain Level 事業会社間における戦略レベルでの連携を担う. • 事業戦略を踏まえたプロダクト戦略の策定 • ロードマップマネジメントおよび優先順位付け(Epic) • 数値進捗/予算管理 Product Level プロダクトディスカバリー/デリバリーの実行を担う. ・データ分析、ユーザーインタビュー ・探索結果に基づく企画立案および価値検証 ・事業部門と連携した要求定義, PBLマネジメント
  3. TechLead Product Designer Product Manager プロダクトチーム組成のための「トレーニング」「パートナーシップ」「採用」 「プロダクトトライアド」における責任範囲を分解し、社内人材で担保していく部分と外部人材で担保していく部分を明確化。 トレーニング ・断片化している情報の所在がわかり、集めてくることができる ・事業状況と内部の温度感を理解しており、施策の妥当性を評価できる

    ・組織の力学を理解しており、正しく調整をすることが出来る Bridger Product Coach ・プロダクトマネジメントの観点からBridgerの動きを支援する (Muture) トレーニング UX Researcher UI Designer パートナーシップ ・接客に長けた一般社員を中心にインタビュー設計〜実査までを担当 ・パートナー企業(Muture)より半常駐型でアサイン パートナーシップ トレーニング Project Manager Engineer パートナーシップ ・情シス子会社等での開発経験がある一般社員を中心にアサイン パートナー企業より半常駐型でアサイン 実行責任: 「価値リスク」「事業実現性リスク」 説明責任: 「プロダクトのアウトカム達成」 実行責任: 「ユーザービリティリスク」 説明責任:「プロダクト体験」 組織内の暗黙知が十分に低減、 もしくは完全新規サービスにおいては この区分を廃しPdMに統一させていく 将来的なUIデザイナーの採用は視野には あるが、現状ではMutureでアサイン可能 であるため優先度は低い 実行責任: 「実現可能性リスク」 説明責任: 「プロダクトのデリバリー」 ソースコードレベルでコントロールする ために、シニアクラスのエンジニアを 中心に積極採用中
  4. 組織の進化にあたっては、あらゆる事象に対して向き合い続ける覚悟が求められる (2/2) 2008年から始動した企業変革は、「企業文化変革」→「実験する組織」→「社会課題解決」へと着実に歩みを進めてきた。 大企業の中に「プロダクトモデル」を実装する ② 社会実験企業への進化: Mutureの専門人材によるアクションリサーチ (2022.4-) ③ 社会課題解決企業への進化:

    マルイユナイトの設立 (2024.10-) ① 新しい企業文化の実現: 人的資本経営 (2008-) <IT・デジタル戦略> 専門人材採用による内製開発の加速 ITシステム/開発環境のモダナイゼーション <人材戦略> 専門人材採用に向けた人事制度の策定 既存人材のデジタルスキル向上(OJT, PBL) <ビジネスプロセス> リソース効率からフロー効率へ 企画〜開発まで一貫した優先度付け <組織開発> 職能横断型チームの組成 マネジメント層の役割定義の変更 <制度・規定> 企画/開発決裁フローの見直し 前例のないケース時のトライアルフロー <仮説検証・アジャイル> 仮説検証型アジャイル開発 インサイトマネジメント 「実験する組織」の実現に向けた課題整理 → 新しい組織体制の構築 次期中期経営計画:「好き」を応援するビジネス (2025.5公表予定)
  5. 組織の進化にあたっては、あらゆる事象に対して向き合い続ける覚悟が求められる (2/2) 2008年から始動した企業変革は、「企業文化変革」→「実験する組織」→「社会課題解決」へと着実に歩みを進めてきた。 大企業の中に「プロダクトモデル」を実装する ② 社会実験企業への進化: Mutureの専門人材によるアクションリサーチ (2022.4-) ③ 社会課題解決企業への進化:

    マルイユナイトの設立 (2024.10-) ① 新しい企業文化の実現: 人的資本経営 (2008-) <IT・デジタル戦略> 専門人材採用による内製開発の加速 ITシステム/開発環境のモダナイゼーション <人材戦略> 専門人材採用に向けた人事制度の策定 既存人材のデジタルスキル向上(OJT, PBL) <ビジネスプロセス> リソース効率からフロー効率へ 企画〜開発まで一貫した優先度付け <組織開発> 職能横断型チームの組成 マネジメント層の役割定義の変更 <制度・規定> 企画/開発決裁フローの見直し 前例のないケース時のトライアルフロー <仮説検証・アジャイル> 仮説検証型アジャイル開発 インサイトマネジメント 「実験する組織」の実現に向けた課題整理 → 新しい組織体制の構築 次期中期経営計画:「好き」を応援するビジネス (2025.5公表予定)