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プログラミング教育はじめの一歩/fujimi201911

Naoki Kato
November 01, 2019

 プログラミング教育はじめの一歩/fujimi201911

平成30・令和元年度 東京都プログラミング教育推進校

平成30・令和元年度 東村山市教育委員会研究奨励校

東村山市立富士見小学校 研究発表会
2019年11月01日

Naoki Kato

November 01, 2019
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Transcript

  1. ©2016- Naoki Kato, IML at TGU 平成30・令和元年度 東京都プログラミング教育推進校 平成30・令和元年度 東村山市教育委員会研究奨励校

    東村山市立富士見小学校 研究発表会 20191101 プログラミング教育 はじめの一歩 東京学芸大学 ICTセンター 教育情報化研究チーム 加藤直樹 背景写真は環境省Instagramより
  2. ©2016- Naoki Kato, IML at TGU 自己紹介 加藤直樹 東京学芸大学 ICTセンター

    教育情報化研究チーム 専門:情報工学 Human Computer Interaction 特にペン入力 ペン入力I/Fの教育への利用 文科省:デジタル教科書の 効果・影響等に関する実証研究事業 (H31) ・有識者 :ICT活用教育アドバイザー派遣事業(H28-) ・アドバイザー 総務省:スマートスクール・プラットフォーム実証事業 「次世代学校ICT環境」の整備に向けた実証 (H29-) ・有識者(町田市,小金井市)
  3. ©2016- Naoki Kato, IML at TGU プログラミング教育導入の背景 産業(工業)革命? 画像引用:SCF2015webサイト http://scf.jp/ja/essay/a005.php

    →石炭→石油・電気 農業→軽工業→重工業 労働力:人→コンピュータ 判断:人→コンピュータ AI,IoT?
  4. ©2016- Naoki Kato, IML at TGU プログラミング教育導入の背景 (日本)社会に起こる変化 経済成長 人口

    一人当たりの生産力 生産人口 成長社会 → 成熟社会 Society5.0 ICT・AIが 常にあるものに 高度情報通信技術(AI技術)の発展 そして浸透 こういう社会にしたいなら
  5. ©2016- Naoki Kato, IML at TGU プログラミング教育導入の背景 国家戦略(IT総合戦略本部) (H26~H28/2016.4) l

    一定数の突出した能力を有するIT人材育成 l 新たな産業をリードする高度なIT人材育成 (参考)人材育成におけるプログラミング教育の位置付け等に係る調査報告書 現社会 Industry4.0 (第四次産業革命) 高度なIT利活用社会 (超スマート社会)
  6. ©2016- Naoki Kato, IML at TGU プログラミング教育導入の背景 近い将来すべての人に求められるもの 高度IT人材 ミドルIT人材

    課題 発見 解決 新たな価値の創造 高度情報通信技術 AI技術 活用 こういうこと ができる 依頼
  7. ©2016- Naoki Kato, IML at TGU プログラミング教育導入の背景 国家戦略(IT総合戦略本部) (H26~H28/2016.4) l

    一定数の突出した能力を有するIT人材育成 l 新たな産業をリードする高度なIT人材育成 + l あらゆる国民層に対して ITに係る能力を醸成するための取組 (参考)人材育成におけるプログラミング教育の位置付け等に係る調査報告書 現社会 Industry4.0 (第四次産業革命) 高度なIT利活用社会 (超スマート社会)
  8. ©2016- Naoki Kato, IML at TGU プログラミング教育導入の背景 学習指導要領における情報教育の方針 創造 協働

    自立 加速度的に進展 し続ける社会 Industry4.0 (第四次産業革命) 生きる力 情報技術の発展・浸透 情報化・グローバル化 人間性 学びに向 かう力 思考力 判断力 表現力 知識 技能 言語能力・情報活用能力 問題発見・解決能力 学習の基盤 情報及び情報技術を適切かつ効果的に 活用して、問題を発見・解決したり自 分の考えを形成したりしていくために 必要な資質・能力 (小学校学習指導要領解説 p.51) 情報の科学的な理解に裏打ちされた 情報活用能力を育むことが重要
  9. ©2016- Naoki Kato, IML at TGU プログラミング教育導入の背景 基盤的な力としての情報活用能力の育成 情報活用能力 言語能力

    問題発見・解決能力 基盤的な力 人間性 学びに向 かう力 思考力 判断力 表現力 知識 技能 創造 協働 自立 技術分野 情報に関する技術 プログラミング教育 基本的な操作 情報モラル 情報化と社会・産業 2021- 2022- 2020- 情報Ⅰ(必修) 情報Ⅱ AI・Data Science教育
  10. ©2016- Naoki Kato, IML at TGU プログラミング教育導入の背景 プログラミングは高度なICT活用 l 全ての人ができる必要はないが

    できることは知っておいたほうが幸せ Programming すごいコンピュータ コンピュータを 知る上で 良い題材 論理的思考が 必要な活動
  11. ©2016- Naoki Kato, IML at TGU プログラミング教育導入の背景 世界中でプログラミング教育 l イスラエル

    n 2000年,高校で「Computer Science」 l ハンガリー n 2003年 「Informatica」6~10歳で必修 l イングランド(英国) n 2014年 「Computing」5~13歳で必修 l フィンランド n 2016年から必修化(教科横断型) l オーストラリア n 2016年「Digital Technologies」
  12. ©2016- Naoki Kato, IML at TGU プログラミング教育導入の背景 国家戦略(IT総合戦略本部) (H26~H28/2016.4) l

    一定数の突出した能力を有するIT人材育成 l 新たな産業をリードする高度なIT人材育成 + l あらゆる国民層に対して ITに係る能力を醸成するための取組 l 特に若年層に対するプログラミング教育 (参考)人材育成におけるプログラミング教育の位置付け等に係る調査報告書 現社会 Industry4.0 (第四次産業革命) 高度なIT利活用社会 (超スマート社会)
  13. ©2016- Naoki Kato, IML at TGU プログラミング教育導入の背景 基盤的な力としての情報活用能力の育成 情報活用能力 言語能力

    問題発見・解決能力 基盤的な力 人間性 学びに向 かう力 思考力 判断力 表現力 知識 技能 創造 協働 自立 技術分野 情報に関する技術 プログラミング教育 基本的な操作 情報モラル 情報化と社会・産業 2021- 2022- 2020- 情報Ⅰ(必修) 情報Ⅱ AI・Data Science教育
  14. ©2016- Naoki Kato, IML at TGU 小学校におけるプログラミング教育 学習指導要領での記載 各教科等の特質に応じて, を,計画的に実施

    第3 1 (3) イ 児童がプログラミングを体験しながら, コンピュータに意図した処理 を行わせるために必要な論理的思考力 を身に付けるための学習活動 (小学校学習指導要領 p.8)
  15. ©2016- Naoki Kato, IML at TGU 小学校におけるプログラミング教育 学習指導要領での記載 各教科等の特質に応じて, を,計画的に実施

    第3 1 (3) イ 児童がプログラミングを体験しながら, コンピュータに意図した処理 を行わせるために必要な論理的思考力 を身に付けるための学習活動 (小学校学習指導要領 p.8)
  16. ©2016- Naoki Kato, IML at TGU 小学校におけるプログラミング教育 学習指導要領での記載の意味 第3 1

    (3) イ 児童がプログラミングを体験しながら, コンピュータに意図した処理 を行わせるために必要な論理的思考力 を身に付けるための学習活動 (小学校学習指導要領 p.8) プログラミング 論理的に考える力 のために ※単なるコンピュータ利用とも解釈できるが 文脈からプログラミングであることは自明 導入の背景
  17. ©2016- Naoki Kato, IML at TGU 小学校におけるプログラミング教育 学習指導要領からプログラミング的思考へ 自分が意図する一連の活動を実現するために、 どのような動きの組合せが必要であり、

    一つ一つの動きに対応した記号を、 どのように組み合わせたらいいのか、 記号の組合せをどのように改善していけば、 より意図した活動に近づくのか、 といったことを論理的に考えていく力 (小学校学習指導要領解説 p.85) プログラミング するときの一連の活動 を 論理的に考える力
  18. ©2016- Naoki Kato, IML at TGU 小学校におけるプログラミング教育 プログラミング的思考 大きく複雑な 高度情報化社会における

    高度情報化社会における 大きな武器である 抽 象 化 モ デ ル 化 一 般 化 分解 構造化 手順化 評価 順序 分岐 反復 並列 演繹・帰納(類推,仮説) 問題 Computer 高速化・自動化 論理的思考・パタン認識 パ ラ メ タ ラ イ ズ アルゴリズム的思考
  19. ©2016- Naoki Kato, IML at TGU 小学校におけるプログラミング教育 学習指導要領での記載 各教科等の特質に応じて, を,計画的に実施

    第3 1 (3) イ 児童がプログラミングを体験しながら, コンピュータに意図した処理 を行わせるために必要な論理的思考力 を身に付けるための学習活動 (小学校学習指導要領 p.8)
  20. ©2016- Naoki Kato, IML at TGU 小学校におけるプログラミング教育 プログラミング教育の手引きにも とある 児童がプログラミングに取り組んだり、

    コンピュータを活用したりすることの 楽しさや面白さ、ものごとを成し遂げた という達成感を味わうことが重要 体験が 重要 楽しさ 面白さ も重要
  21. ©2016- Naoki Kato, IML at TGU 小学校におけるプログラミング教育 プログラミング体験が重要な理由 l プログラミング体験は楽しい→主体性へ

    l 試行錯誤が容易 n 自分の考えが正しいかが確認できる n 間違ってたら容易に修正に挑戦できる コンピュータに・・・ 必要な論理的思考力
  22. ©2016- Naoki Kato, IML at TGU 小学校におけるプログラミング教育 もう一つの育む力 l これにも体験が必須

    プログラムの働きやよさ,情報社会がコンピュータをはじめと する情報技術によって支えられていることなどに気付き,身近 な問題の解決に主体的に取り組む態度やコンピュータ等を上手 に活用してよりよい社会を築いていこうとする態度などを育む こと (小学校学習指導要領解説 p.85) すごい やってみる のような態度
  23. ©2016- Naoki Kato, IML at TGU 小学校におけるプログラミング教育 学習指導要領での記載 各教科等の特質に応じて, を,計画的に実施

    l 教科等の中でプログラミング教育 第3 1 (3) イ 児童がプログラミングを体験しながら, コンピュータに意図した処理 を行わせるために必要な論理的思考力 を身に付けるための学習活動 (小学校学習指導要領 p.8)
  24. ©2016- Naoki Kato, IML at TGU プログラミング教育の展開 プログラミング教育の根っこのところ 創造 協働

    自立 人間性 学びに向 かう力 思考力 判断力 表現力 知識 技能 言語能力・情報活用能力 問題発見・解決能力 学習の基盤 すごい やってみる のような態度 抽 象 化 モ デ ル 化 一 般 化 分解 構造化 手順化 評価 順序 分岐 反復 並列 演繹・帰納(類推,仮説) 問題 Computer 高速化・自動化 論理的思考・パタン認識 パ ラ メ タ ラ イ ズ
  25. ©2016- Naoki Kato, IML at TGU プログラミング教育の展開 電気の利用では創造的なプログラミングへ n 理科+総合+図工+社会+家庭科

    (写真) 前原小、6年生がフィジカルコンピューティングで「電気」を学ぶ ICT教育ニュース 2017年10月30日 入力 明るさ 温度 加速度 方位 ボタン 湿度 気圧 酸素濃度 : 出力 光 熱 音 動力 : 人がそばにいて 温度が高いと 温度に応じて回る扇風機
  26. ©2016- Naoki Kato, IML at TGU プログラミング教育の展開 それには基礎的な力が必要です 正多角形を描く 楽しみながら

    論理的思考を働かせながら 創造的な プログラミング 画面描画 繰り返し 四則演算 変数 + コーディング力 など 教科の学びの強化
  27. ©2016- Naoki Kato, IML at TGU プログラミング教育の展開 系統的な学びが重要 創造的プログラミング ア

    ン プ ラ グ ド 情報化社会に関する 探究的課題の中での プログラミング プログラミング 導入 操作練習 教科の学びに 絡めた プログラミング 総合 教科 課程外 多角形を描く 電気の利用
  28. ©2016- Naoki Kato, IML at TGU 「電気の利用」を目指して 脈拍の可視化(センサの活用) l 6年「人の体のつくりと働き」

    写真:Watch Headline:http://www.watch.impress.co.jp/headline/docs/kodomo_it/news/1071219.html 小金井市立前原小学校
  29. ©2016- Naoki Kato, IML at TGU 道順プログラミング タンジブルプログラミング 上写真:プログラミングロボット True

    true https://www.kenis.co.jp/truetrue/index.html 中写真:GIZMODO https://www.gizmodo.jp/2016/03/3cubetto.html 下写真:プログラミング+ https://ascii.jp/elem/000/001/265/1265712/ 生活・ 東村山市立富士見小 生活・ 東大和市立第二小
  30. ©2016- Naoki Kato, IML at TGU おわりに このような力をつけるために 高度IT人材 ミドルIT人材

    課題 発見 解決 新たな価値の創造 高度情報通信技術 AI技術 活用(+少し開発) こういうこと ができる 依頼
  31. ©2016- Naoki Kato, IML at TGU おわりに 小中高大の連携で 情報活用能力 言語能力

    問題発見・解決能力 基盤的な力 人間性 学びに向 かう力 思考力 判断力 表現力 知識 技能 創造 協働 自立 技術分野 情報に関する技術 プログラミング教育 基本的な操作 情報モラル 情報化と社会・産業 2021- 2022- 2020- 情報Ⅰ(必修) 情報Ⅱ AI・Data Science教育
  32. ©2016- Naoki Kato, IML at TGU おわりに 系統的に 創造的プログラミング ア

    ン プ ラ グ ド 情報化社会に関する 探究的課題の中での プログラミング プログラミング 導入 操作練習 教科の学びに 絡めた プログラミング 総合 教科 課程外 多角形を描く 電気の利用