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エンジニア入門「ふりかえり編」

 エンジニア入門「ふりかえり編」

2020/05/14にnoteにアップされた記事『リモートで行う「ふりかえり」研修』(https://note.com/navitime_tech/n/n6e3551e039e)で使用した資料です

NAVITIME JAPAN

May 14, 2020
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Transcript

  1. エンジニア入門
    ふりかえり編
    NTJ Trainers 小田中育生 著
    NAVITIME JAPAN

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  2. 自己紹介
    小田中 育生(おだなか いくお)
    2009年中途入社
    プローブ交通情報システムの研究開発
    経路探索エンジンのリプレイス
    いつもの道優先の研究開発
    エンジンサーバのリプレイス
    現在はACTSルートグループ責任者

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  3. 書籍紹介
    いちばんやさしいアジャイル
    開発の教本
    短いサイクルで開発とリリースを繰り返す
    「アジャイル開発」の入門書。
    今日はその中にもある「ふりかえり」
    のエッセンスについて講義を行います。
    https://www.amazon.co.jp/dp/4295008834

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  4. アイスブレイク(10 min.)
    ● 4-5人のチームで雑談
    ○ 基本的に何話してもいいです
    ○ ポジティブな内容を話してください
    ○ GW何やった?
    ○ 研修どう?

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  5. ふりかえりのキホン

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  6. ふりかえりとは何か
    日々の業務の中で現れる「課題」「気づき」から学び、
    プロセスをよりよいものにしてゆく活動

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  7. 課題
    タスクの優先順位
    がつけられず
    大事なタスクが遅
    れる
    施策
    OJTトレーナーと
    朝会で優先順位を
    決める

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  8. なぜふりかえりを行うのか
    ● よい点を自覚し継続するため
    ● 気づき・課題を共有するため
    ● 課題を解決する方法を考え、行動するため
    ● 気づきを学びに転換させるため

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  9. みなさん、研修は順調ですか?

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  10. こんなことないですか?
    思ったように課題が進まない

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  11. こんなふうに考えてませんか?
    自分の能力が足りないせいだ
    思ったように課題が進まない

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  12. これだと、辛いわりに
    課題の解決にはつながりません。

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  13. 課題と原因の解像度を上げる問い
    自分の能力が足りないせいだ
    何がどのように
    うまくいっていない?
    (期待とギャップがある?)
    どんな能力が足りていない?
    能力だけが原因?
    外部要因は?
    思ったように課題が進まない

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  14. こんなことないですか?
    思ったより課題がすすむ

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  15. こんなふうに考えてませんか?
    思ったより課題がすすむ 自分が天才すぎるせいだ

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  16. 天才かもしれませんが、
    その成功を再現性あるものにしましょう

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  17. 成果と勝因の解像度を上げる問い
    思ったより課題がすすむ 自分が天才すぎるせいだ
    質的によくなっている?
    量的に多くこなせている?
    どんな能力が高い?
    よかった行動は?
    周囲から支援はあったか?

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  18. 経験を学びに(コルブの経験学習モデル)
    「いちばんやさしいアジャイル開発の教本」市谷聡啓、新井剛、小田中育生著(インプレス)を参考に改変

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  19. うまくいっていることも
    そうじゃないことも
    立ち止まってふりかえり、
    成長につなげていきましょう

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  20. どうふりかえるか
    ● 理想と現実のギャップを明らかにする
    ○ 目指していた地点
    ○ 実際にたどり着いた地点
    ● ギャップの要因を探る
    ○ 理想に向けてプラスとなった要因は何か
    ○ 理想に向けてマイナスとなった要因は何か
    ● より理想に近づくためのアクションを考える
    ○ プラスを継続する/伸ばすには
    ○ マイナスをへらすには
    ● 実行する

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  21. ふりかえりをやってみよう!(10 min.)
    ● 昨日やったこと
    ● うまくいったこと
    ● うまくいかなかったこと
    ● 今日やること

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  22. 4-5人で共有しよう!(30 min.)

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  23. 各グループから、
    ふりかえりの気付きについて
    全体に共有してください

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  24. チームでふりかえる

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  25. ふりかえりの手順
    場の
    設定
    データ
    の収集
    アイデア
    出し
    アクション
    決定
    ふりかえり
    終了

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  26. 場の
    設定
    データ
    の収集
    アイデア
    出し
    アクション
    決定
    ふりかえり
    終了
    ● ふりかえりの目的(Why)を明確にする
    ● どう進めるか、どんな雰囲気で実施するか(How)を
    話し合う
    例)
    ● 研修での学びを最大化する(Why)
    ● 課題を洗い出し、対策を検討する(How)
    ● お菓子食べながらワイワイやりたい(How)

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  27. たとえばこんなルール
    https://sites.google.com/a/scrumplop.org/published-patterns/product-organization-pattern-language/development-team/oyatsu-jinja
    おやつ神社
    チームの近くに「おやつ神社」を置く、
    という方法。
    よりよい開発を行うためのパターンとして
    世界でも認知されている

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  28. 心理的安全性の担保
    心理的安全性(Psychological Safety)
    他者からの反応に怯えたり、
    羞恥心を感じたりすることなく
    自然体の自分をさらけ出せる環境

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  29. なぜ心理的安全性がふりかえりにおいて重要か
    認識
    している
    課題
    こんなこといったら
    「そんなことも知らないのか」
    と思われそう
    課題の一部しか発信できない
    怒られるかも…

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  30. 心理的安全性≠馴れ合い
    ● 「不安にならないよう厳しい指摘をしない」ではない
    ● 厳しい指摘であっても受け止めあえるような関係、場を
    つくりあげることが大事
    ● そういう意味では、日頃の業務から「場づくり」は始ま
    っている

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  31. 場の
    設定
    データ
    の収集
    アイデア
    出し
    アクション
    決定
    ふりかえり
    終了
    ● ふりかえりをする対象の期間に何があったのか情報
    を集める

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  32. タイムライン
    過去 現在
    Good
    Bad
    対象期間に「起こったこと」を時系列で並べる

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  33. タイムラインをやってみよう!(10 min.)

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  34. 4-5人で共有しよう!(30 min.)

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  35. 解説:
    「やったこと」から考えることの大切さ

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  36. 日々は忙しい
    ※Googleカレンダーに予定がぎっしりつまっている様子です

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  37. 課題から抽出すると印象的なものしか出てこない
    ここでリスケしたな・・・
    再現しない
    バグが出た

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  38. 結果の背後には多くのちいさなきっかけが潜む
    結果
    やったこと・外部要因

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  39. プロセスに着目することで結果も変化する
    結果
    やったこと・外部要因
    ここに着目し、プロセスを改善する

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  40. 時系列で「事実」を収集する
    ここでリスケしたな・・・
    再現しない
    バグが出た
    バグ直った
    朝会で見直しして
    よかった
    誰もプルリクみてくれない
    相談したいマネージャーが
    忙しそうだった

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  41. 事実から課題が浮かび上がる
    ここでリスケしたな・・・ 再現しないバグが出た
    バグ直った
    朝会で見直ししてよかった
    誰もプルリクみてくれない 相談したいマネージャーが
    忙しそうだった
    続けたほうがよい
    「事実」がわかる
    インパクト大な
    課題の原因が
    見えてくる

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  42. 場の
    設定
    データ
    の収集
    アイデア
    出し
    アクション
    決定
    ふりかえり
    終了
    ● 収集した情報を整理する
    ● 改善するべきポイントを明らかにする
    ● 課題を解決するアイデアを検討する

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  43. 続けることと試すことを決める方法

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  44. KPT
    Keep 続けること
    Problem 問題点
    Try 次に試すこと
    を明らかにする、
    ふりかえりのプラクティス。
    「いちばんやさしいアジャイル開発の教本」市谷聡啓、新井剛、小田中育生著(インプレス)を参考に改変

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  45. そのProblemはKeepかもしれない
    ● Problem: 「テストの実行環境が使いづらい」
    これだけみるとProblemとして正しいが、
    これまで実行環境がなかったとしたら
    「テストの実行環境がある」という変化はKeep。
    そのうえで「もっと使いやすくする」がTryになる。

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  46. 場の
    設定
    データ
    の収集
    アイデア
    出し
    アクション
    決定
    ふりかえり
    終了
    ● (KPTの場合)取り組むTryを決定する
    ● 2-3個に絞り込む
    ● 実際に取り組めるものを選ぶ

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  47. 進め方
    ● Keepを記載
    ● Keepをチームで共有
    ● Problemを記載
    ● Problemをチームで共有
    ● Problemを解決するTryをチームで発案
    ● Tryの中から2-3個に絞り込む

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  48. やってみよう(60 min.)

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  49. Tryを共有してください

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  50. 場の
    設定
    データ
    の収集
    アイデア
    出し
    アクション
    決定
    ふりかえり
    終了
    ● これでふりかえりは終了です、お疲れさまです。
    ● ふりかえりの最後に「気づいたこと」「次にやるこ
    と」を改めて整理しましょう
    ● ふりかえりの「進め方」がどうだったかもふりかえり
    ましょう
    ● 一緒にふりかえりを行ったメンバーなどお世話になっ
    ている人に感謝を伝える「感謝のアクティビティ」に
    トライしてみましょう

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  51. やってみよう(10 min.)
    ● ふりかえりで気づいたこと
    ● 明日以降やってみること
    ● ふりかえりのプロセスはどうだったか
    ● 感謝
    各自の日報に記載してください。

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  52. 本日のまとめ

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  53. なぜふりかえりを行うのか
    ● よい点を自覚し継続するため
    ● 気づき・課題を共有するため
    ● 課題を解決する方法を考え、行動するため
    ● 気づきを学びに転換させるため

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  54. どうふりかえりを行うのか
    場の
    設定
    データ
    の収集
    アイデア
    出し
    アクション
    決定
    ふりかえり
    終了

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  55. ふりかえりを行うとどうなるのか
    ● 経験が学びとなり成長する
    ● プロセスが洗練され物事が前にすすむ

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  56. 研修にふりかえりを取り入れ
    今より深い学びと素早い成長を
    手に入れよう!

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  57. 外部公開に際して、おまけ

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  58. ふりかえりのふりかえり
    ● ふりかえり終了の項目で『ふりかえりの「進め方」
    がどうだったかもふりかえりましょう』と書いた
    ● ふりかえりの講師、ファシリテーターとして関わる
    場合
    ふりかえり参加者からフィードバックが欲しい
    ● そのために使えるのが「Happiness Door」

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  59. Happiness Door
    退出する際に、
    「最高だったか、よかったか、
    まあまあだったか、ダメだったか」
    をカンタンにフィードバックする方法

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  60. この講義のHappiness Doorはこんな感じだった

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