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OCI 仮想テスト・アクセス・ポイント(VTAP)概要

OCI 仮想テスト・アクセス・ポイント(VTAP)概要

VCNの仮想テスト・アクセス・ポイント(VTAP)の概要資料です。

2022/7/20: 初版アップロード

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  1. OCI VCN 仮想テスト・アクセス・ポイント Virtual Test Access Point (VTAP) 概要 Oracle

    Cloud Infrastructure 技術資料 2022年7月
  2. Safe harbor statement 以下の事項は、弊社の一般的な製品の方向性に関する概要を説明するものです。また、 情報提供を唯一の目的とするものであり、いかなる契約にも組み込むことはできません。以 下の事項は、マテリアルやコード、機能を提供することを確約するものではないため、購買 決定を行う際の判断材料になさらないで下さい。 オラクル製品に関して記載されている機能の開発、リリース、時期及び価格については、弊 社の裁量により決定され、変更される可能性があります。 Copyright

    © 2022, Oracle and/or its affiliates 2
  3. ネットワークのトラブルシューティングやセキュリティ監視などに活用できるパケット・キャプチャ機能 • VTAPはトラフィック・ミラーリング、フル・パケット・キャプチャとも呼ばれる機能。VCNの中のコンポーネント。 • 指定されたソースを流れるトラフィックの中身をミラーして選択したターゲットに送信 • 取得フィルタのルールをつけることも可能 • ネットワークのトラブルシューティングやテスト、セキュリティ監視や分析などに活用可能 VTAP

    (Virtual Test Access Point、仮想テスト・アクセス・ポイント) Copyright © 2022, Oracle and/or its affiliates 3 • ソース • コンピュート・インスタンスのVNIC、ロードバランサ、DBシステム、 Exadata VMクラスタ、ADBのプライベート・エンドポイント • ターゲット • ネットワーク・ロード・バランサ(NLB) • VTAPはあくまでキャプチャしたトラフィックをミラーして送信する機能なので、送信 されたログの蓄積や分析、監査、レポートを行うためには、ターゲットのNLBの バックエンドにインスタンスを配置し、必要なソフトウェアを構成して実施する必 要がある。 • 検証済のマーケットプレイス・ソリューション • Palo Alto Networks • Accedian
  4. Copyright © 2022, Oracle and/or its affiliates 4 ソース •

    VTAPがモニターするリソース。このリソースのトラフィックがミラー化され、指定され たターゲットに送信される。 • 以下のソースを指定可能 • サブネット内の単一のコンピュート・インスタンスVNIC • Load Balancer • データベース・システム • Exadata VMクラスタ • プライベート・エンドポイントを使用するAutonomous Data Warehouseインスタンス • コンピュート・インスタンスの場合はアタッチされたVNICを指定。その他のソース・ タイプはサービス・リソースを指定 ターゲット • ミラー化されたトラフィックを受信するリソース • ネットワーク・ロード・バランサのみを指定可能 VTAPのソースとターゲットの指定 • VTAPソースとターゲットは同じVCN内に存在する必要がある • 1つのVNICを複数のVTAPのソースにすることはできない
  5. Copyright © 2022, Oracle and/or its affiliates 5 取得フィルタ・ルールによってミラー化するトラフィックに含まれるもの を選択することが可能

    • 複数のVTAPに同じ取得フィルタを適用することも可能 • 1つのフィルタに少なくとも1つ~最大10個のルールを作成 • 定義した順序に従って判定され、一致るルールが見つかるとそのルー ルが適用される • 取得フィルタのタイプ • イングレスまたはエグレス・トラフィック • ソースまたは宛先のIPv4 CIDRブロックまたはIPv6プリフィクス • IPプロトコルパラメータ(TCPまたはUDPポート範囲、ICMP、ICMPv6)、プ ロトコル(デフォルトはAll) 取得フィルタ・ルール
  6. Copyright © 2022, Oracle and/or its affiliates 6 • VXLANネットワーク識別子(VNI)

    • VXLANカプセル化トンネルを一意に識別するVNIを指定。指定しない場合、VNIが自動的に生成される。 • 最大パケット・サイズ • デフォルトのパケット・サイズは9000バイト。ターゲットでのパフォーマンスの向上または効率的な取込みのために、ミラー化されたパケットを短い長さ に切り捨てることができる。 • VTAPは、9000バイトのデフォルトのMTUで動作する。VTAPカプセル化(VxLAN)のオーバーヘッドのため、VTAPソースであるインスタンスVNIC のMTUはターゲットMTUからVTAPカプセル化オーバーヘッドを引いたものを考慮する必要がある。パケットの切捨てを回避するには、ソース・イン スタンス・インタフェースのMTUをIPv4の場合は8950以下、IPv6の場合は8930以下に設定する。すべてのターゲット・インスタンスには、9000バ イトMTUを使用するようにNICを設定する。 高度なVTAPオプション • 優先度モード • デフォルトでは、本番トラフィックはVTAPミラー化トラフィックより優先され る。優先度モードを有効にすると、モニター対象のトラフィックとVTAPミ ラー化トラフィックに同じ優先順位が与えられる。 • このオプションを選択すると、ミラー化されたトラフィックによって、ソースが輻 輳したときにモニターされるトラフィックの一部が破棄されることがありえるの で、パケット損失が見つかった場合は、優先度モードを無効にするか、 ソース・シェイプをアップグレードして帯域幅を増やすこと。
  7. Copyright © 2022, Oracle and/or its affiliates 7 • VXLANはイーサネットフレームをUDPでカプセル化するため、パケットにカプセル化のオーバーヘッドが

    50 バイト が追加される。 【補足】パケットサイズの調節について 9000 byte 50 byte 9000 byte VTAP パケットサイズ 9000 9000 byte以上となるため 切り捨てが発生 ソースインスタンス MTU 9000 ターゲットインスタンス MTU 9000 8950 byte 50 byte 8950 byte もとのパケットを8950 byteまでにしておけば、 オーバーヘッド分が追加されても9000 byte 以内におさまるので切り捨てられることはない ソースインスタンス MTU 8950 ターゲットインスタンス MTU 9000 50 byte 8950 byte 50 byte 8950 byte VXLANによるカプセル化 ヘッダー(50byte) 元々のイーサネットフレーム 元のパケットが 9000 byteだった場合 ソースのMTUを 8950にした場合 VTAP パケットサイズ 9000 イーサネットフレーム
  8. シナリオ:コンピュート・インスタンスのVNIC宛てのトラフィックを別のインスタンスでtcpdumpで取得 1. パケットをキャプチャするソースのインスタンス、およびリクエストを投げるクライア ント用インスタンスを作成 2. パケットを受信するターゲット・インスタンスを作成 • VNICの「ソース/宛先チェックのスキップ」にチェックを入れる 3. VTAPのターゲットとなるネットワーク・ロード・バランサ(NLB)を作成

    • リスナーのプロトコル「UDP」(もしくはUDPを含むように選択) • ロード・バランサの「ソースIPの保持」有効化 • セキュリティ・リストまたはNSGのセキュリティ・ルールでUDP ポート4789を許可 VTAPの使用例 Copyright © 2022, Oracle and/or its affiliates 8 OCI Tokyo Region VCN Private Subnet 10.0.10.0/24 クライアント 10.0.10.95 サーバ 10.0.10.83 バックエンド インスタンス 10.0.10.174 ターゲットNLB 10.0.10.58 VNIC Ping (ICMP) VTAP
  9. シナリオ:コンピュート・インスタンスのVNIC宛てのトラフィックを別のインスタンスでtcpdumpで取得 4. メニュー「ネットワーキング・コマンド・センター」→「VTAP」 でVTAPを作成して起動 5. バックエンドのインスタンスでtcpdumpを起動しパケットを取得する準備をする 6. クライアントからサーバに対してping発行 VTAPの使用例 Copyright

    © 2022, Oracle and/or its affiliates 9 ping -10.0.10.83 sudo tcpdump host 10.0.10.83 -vv
  10. 実行結果 VTAPの使用例 Copyright © 2022, Oracle and/or its affiliates 10

    クライアント:ping発行 バックエンドのインスタンス:tcpdumpで取得 9000 byte以内 オーバーヘッド含め9000 byteを超える
  11. 日本語マニュアル – 仮想テスト・アクセス・ポイント • https://docs.oracle.com/ja-jp/iaas/Content/Network/Tasks/vtap.htm VTAP 関連の技術情報 Copyright © 2022,

    Oracle and/or its affiliates 11
  12. Oracle Cloud Infrastructure マニュアル (日本語 / 英語) • https://docs.cloud.oracle.com/iaas/api/ -

    APIリファレンス • https://docs.cloud.oracle.com/ja-jp/iaas/Content/General/Reference/aqswhitepapers.htm - テクニカ ル・ホワイト・ペーパー • https://docs.cloud.oracle.com/iaas/releasenotes/ - リリースノート • https://docs.cloud.oracle.com/ja-jp/iaas/Content/knownissues.htm - 既知の問題(Known Issues) • https://docs.cloud.oracle.com/ja-jp/iaas/Content/General/Reference/graphicsfordiagrams.htm - OCIアイコン・ダイアグラム集(PPT、SVG、Visio用) ※ 日本語版は翻訳のタイムラグのため情報が古い場合があります。最新情報は英語版をご確認ください Oracle Cloud Infrastructure マニュアル・ドキュメント Copyright © 2022, Oracle and/or its affiliates 12
  13. Oracle Cloud Infrastructure 活用資料集 • https://oracle-japan.github.io/ocidocs/ チュートリアル - Oracle Cloud

    Infrastructureを使ってみよう • https://oracle-japan.github.io/ocitutorials/ Oracle Cloud ウェビナーシリーズ • https://www.oracle.com/goto/ocws-jp Oracle 主催 セミナー、ハンズオン・ワークショップ • https://www.oracle.com/search/events/_/N-2bu/ Oracle Cloud Infrastructure – General Forum (英語) • https://cloudcustomerconnect.oracle.com/resources/9c8fa8f96f/summary Oracle Cloud Infrastructure トレーニング・技術フォーラム Copyright © 2022, Oracle and/or its affiliates 13
  14. Thank you 14 Copyright © 2022, Oracle and/or its affiliates

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