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OCI技術資料 : データ移行(データ転送サービスとストレージ・ゲートウェイ)

OCI技術資料 : データ移行(データ転送サービスとストレージ・ゲートウェイ)

Oracle Cloud Infrastructure (OCI) の技術説明資料、 データ移行(データ転送サービスとストレージ・ゲートウェイ)(Level 100) です。

オンプレミスからのデータ移行等で利用可能な、データ転送サービス、ストレージ・ゲートウェイなどについて解説しています。

2020/10 初版
2021/02 v2.0 フォーマット変更、構成図など修正、最新情報を反映

Transcript

  1. データ移行 データ転送サービスとストレージ・ゲートウェイ Data Migration Data Transfer Service and Storage Gateway

    Level 100 Oracle Cloud Infrastructure 技術資料 日本オラクル株式会社 2021年2月
  2. このレッスンを終了すると、以下のことが可能になります。 • OCIへのデータ移行計画 • オンライン転送とオフライン転送の違い • データ転送サービスの概要と流れ • ストレージ・ゲートウェイの概要とユースケース このレッスンの目標

    Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates 2
  3. どのようにデータ移行を行うかを検討する上では、データの詳細の把握と、 以下のようなオンプレミス上のIT資産のアセスメントを行う必要があります。 • アプリケーション:全てのソフトウェアアプリケーション、それらのバージョンや依存関係の把握 • データベース:全てのデータベースバージョンの把握と、どのような種類のデータが格納されているか • コンプライアンス準拠:HIPAAやFedRAMPのようなコンプライアンス準拠が必要か • ストレージ:オンプレミスで複数の種類のストレージが存在する場合、それらのタイプとデータ量の把握

    • ネットワーク:ソース環境のネットワークアーキテクチャーの詳細アセスメントにより、ターゲットのOCIのネットワークアーキ テクチャーをプラン OCIへのデータ移行 Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates 3
  4. アセスメントを行ったら、データ移行計画のフェーズを作成します。 この際、各フェーズで関連するリソースのサブセットごとに移行を行うようにします。 一般的には、以下のようなクライテリアでフェーズを分けて移行を実施するケースが多いです。 • ビジネス重要度:クリティカルではないデータを先に移行し、その後によりクリティカルなデータを移行する • デプロイ環境の種類:たとえば、低リスクな開発、テスト環境を先に移行し、ユーザーのトレーニングやインテグレーショ ンなどを実施し、最後にリスクの高い商用環境を移行する • 災害対策:はじめにDR環境をOCIに作成するのもリスクを低減することが可能。

    OCIへのデータ移行 Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates 4
  5. WAN Object Storage ストレージ・ゲート ウェイ Data Transfer Service App Server

    App Server App Server ローカルNAS 広帯域ネットワー ク 低帯域もしくはネット ワーク接続なし お客様データセンター Data migration オフライン移行とオンライン移行 Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates 5
  6. オフライン転送 データ転送アプライアンス / データ転送ディスク Data Transfer Appliance / Data Transfer

    Disk Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates 6
  7. データ転送サービス - Data Transfer Service 大容量のデータを高速かつセキュアに Oracle Cloud へ転送 お客様購入ディスクにデータをロードし、データ転送サイト

    に送付 • 対応デバイス:USB 2.0/3 .0ハード・ディスク・ドライブ 転送前にデータ暗号化(AES-256) バケットにアップロードされたデータは削除されてから (NIST 800-88)お客様に返送 サービス費用無償 • 別途デバイス費用と往復輸送費、移行先オブジェクト・ストレージ費 用が必要 オラクルから貸し出すデータ転送アプライアンスにデータを ロードし、データ転送サイトに送付 • 最大150TB (※東京/大阪リージョンについては 90TB) 転送前にデータ暗号化(AES-256) バケットにアップロードされたデータは削除される(NIST 800-88) サービス費用無償 • 移行先オブジェクト・ストレージ費用が必要 トライアルやPAYGでは利用不可 データ転送ディスク データ転送アプライアンス Object Storage Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates 7
  8. データ転送アプライアンス ストレージ容量 150 TiB (※東京/大阪リージョンについては 90TiB) インターフェース NFS v3.0, v4.0,

    v4.1 重量 17.24kg(38 lbs) (輸送ケース込みの場合 : 29.03kg (64 lbs) ) サイズ 2Uの機器。スタンドアロンで利用、もしくは標準ラックに搭載可能 データのセキュリティ AES 256 暗号化 アプライアンスのセキュリティ ✓ 物理およびデジタル制御での 耐タンパー性、Tamper Evidentなエンクロー ジャー ✓ ネットワーク電源とシリアルポートのみ ✓ 利用ごとにセキュアに消去 ネットワーク接続 10 GbE RJ45 10 GbE SFP+ 電力 554W 配送ケースの寸法 約 28 x 63.5 x 71 cm (11 x 25 x 28 inches) Data Transfer Disk Data Transfer Appliance Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates 8
  9. • 各プロセスにおいてデータは全て暗号化(AES 256) • AES 256暗号化 • オブジェクトストレージのバケット格納時に暗号化 • ネットワーク通信はTransit

    Layer Security (TLS)で暗号化 • データをディスク/アプライアンスにコピーした際に生成されるマニフェスト内には、データ整合性ハッシュとともにコピーされ たすべてのファイルのインデックスを格納 • 改ざん耐性があり、改ざんが明白 • アプライアンスは、改ざん防止用のセキュリティ・タイ付き輸送ケースを使用してOracleからユーザーに出荷 • アプライアンスが輸送中に改ざんされた場合、この改ざん防止用セキュリティ・タイによりそれを検知 • 転送プロセスを通して保護管理が行われる データのセキュリティ確保 Data Transfer Disk Data Transfer Appliance Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates 9
  10. • データ転送サービスのためにディスクを用意し、オラクルに送付する準備を行うツール • ディスクベースのデータ転送サービスに利用可能 • データコピー用HDDを接続するホストにインストールするソフトウェア • OCI(Data Transfer Service

    Console)と連動し、同サービスの設定、ステータスの管理を行う • HDDの暗号化、ファイルシステム(ext)の作成、HDD識別IDの付与、OSへのマウント • データのコピー処理自体は本ツールでは実施しない • マシン要件 • Oracle Linux 6 以降, Ubuntu 14.04 以降, または SUSE 11 以降 • Java 1.8 または Java 1.11 • hdparm 9.0 以降 • Cryptsetup 1.2.0 以降 • ファイアウォールアクセス要件 • 下記IPレンジをファイアウォールで許可: 140.91.0.0/16. • オブジェクトストレージへアクセスするため下記IPレンジを許可: 134.70.0.0/17 データ転送ユーティリティ Data Transfer Disk Data Transfer Appliance Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates 10
  11. • アプライアンスベースのデータ転送には、Oracle Cloud Infrastructure コマンドライン・インターフェース(CLI)を用い て転送ジョブの構成・実行などを行う • 特定のタスクはコンソールに相当するものが無い為、CLI を使用してタスクを完了する必要がある •

    必要な CLI の最小バージョンは 2.12.1 • インストール要件は CLI のインストール要件の通り • Pythonバージョン 2.7 以降 および 3.5 から 3.8 をサポート • Oracle Linux 6.10、Oracle Linux 7.7および7.8、およびOracle Linux 8.0 • Oracle Autonomous Linux 7.8 • CentOS 6.9、CentOS 6.10、CentOS 7.0 およびCentOS 7.0 • Ubuntu 16.04、Ubuntu 18.04、およびUbuntu 20.04 アプライアンス転送用のコマンドライン・ユーティリティ Data Transfer Disk Data Transfer Appliance Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates 11
  12. データ転送ディスクの場合 データ転送サービスの流れ – 準備 – ローカル環境 Data Transfer Disk データ・ホスト

    3.ファイアウォール設定 ・データ転送サービス:140.91.0.0/16 ・オブジェクト・ストレージ:134.70.0.0/17 2.オブジェクト・ストレージ・ バケットの作成 1.IAMの設定 ・データ転送アップロード・ユーザー情報(Oracle使用ユー ザー)の作成など 5.構成ファイル作成 ・CLIを使用して構成ファイルを作成 ・configファイル:データ転送管理者情報 ・config_upload_userファイル:データ転送アップロード・ユー ザー情報(Oracle使用ユーザー) ・オブジェクトストレージエンドポイントの追加 4.転送ジョブの作成 ・コンソールまたはデータ転送ユーティリティより実行 ・ディスクの指定 ・対象のオブジェクト・ストレージの指定 ・作成した転送ジョブより、転送ジョブIDを取得 6.転送パッケージの作成 ・データ転送ユーティリティorコンソールから実行(ディスクの出 荷先住所、出荷ベンダー、出荷ステータスなどを取得) 7.送付ラベルの作成 ・データ転送ユーティリティorコンソールから実行し、転送パッ ケージの送付先住所を取得 ・送付先住所の情報を元に送付状を作成 Data Transfer Appliance Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates 12 VCN OCIリージョン データ転送 サービス オブジェクトス トレージ Firewall 送付ラベル 転送パッケージ 転送ジョブ データ転送 ユーティリティ 実行 140.91.0.0/16 134.70.0.0/17 を許可
  13. データ転送ディスクの場合 データ転送サービスの流れ – 構成・コピー・出荷・モニタリング – Data Transfer Disk Data Transfer

    Appliance ローカル環境 データ・ホスト 8.ディスクのアタッチ ・データ・ホストにディスクを接続し、ブロック・デバイス・パスを 取得する ※すべてのパーティションおよび任意のファイル・システムは削 除する ディスク 9.データのコピー ・データ転送ユーティリティを使用し、以下を実行 ・転送ディスクを作成(暗号キーを取得する) ・転送ディスクによって作成されたマウントポイ ントにファイルをコピー ・マニフェストファイルを生成 (config_upload_user構成ファイルおよび参照 されているIAM資格証明が、暗号化された転送 ディスクにコピー) 10.転送ディスクのロック ・データ転送ユーティリティを使用して転送ディスクをロック 11.転送パッケージへのアタッチ ・データ転送ユーティリティorコンソールから実行 ・転送ディスクを転送パッケージにアタッチする 12.転送パッケージの出荷 ・転送パッケージを出荷ベンダーに配送 13.転送状況の確認 ・コンソールまたはデータ転送ユーティリティを通じて転送パッ ケージのステータスを確認 14.転送ジョブの終了 ・コンソールまたはデータ転送ユーティリティを通じて転送ジョブ を終了する Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates 13 OCIリージョン データ転送 サービス オブジェクトス トレージ 送付ラベル 転送パッケージ 転送ジョブ Firewall VCN データ転送 ユーティリティ 実行 140.91.0.0/16 134.70.0.0/17 を許可
  14. データ転送アプライアンスの場合 データ転送サービスの流れ – 準備 – VCN OCIリージョン お客様データセンター データ転送 サービス

    オブジェクトス トレージ 制御 ホスト (Linux) データ ホスト (Linux) CLI実行 firewall 140.91.0.0/16 134.70.0.0/17 を許可 Proxy 4.ファイアウォール設定 ・データ転送サービス:140.91.0.0/16 ・オブジェクト・ストレージ:134.70.0.0/17 6.転送ジョブ通知の設定 ・CLIを使用して実施 ・新規または既存のアプライアンスベースの転送ジョブへの変 更に関するメッセージを送信する通知を生成 8.インポートアプライアンスのリクエ スト ・コンソールまたはCLIから実行 ・Oracleが割り当てたアプライアンスラベルを取得 9.インポートアプライアンス要求通知の設定 ・CLIを使用して実施 ・アプライアンスのインポート要求への変更に関するメッセージを送信する通知を生成 7.構成ファイル作成 ・CLIを使用して構成ファイルを作成 ・configファイル:データ転送管理者情報 ・config_upload_userファイル:データ転送アップロード・ ユーザー情報(Oracle使用ユーザー) ・オブジェクトストレージエンドポイントの追加 3.オブジェクト・ストレージ・バケッ トの作成 2.IAMの設定 ・データ転送アップロード・ユーザー情報(Oracle使用 ユーザー)の作成など 5.転送ジョブの作成 ・コンソールまたはCLIより実行 ・アプライアンスの指定 ・対象のオブジェクト・ストレージの指定 ・作成した転送ジョブより、転送ジョブIDを取得 1.資格のリクエスト ※資格の承認には時間を要する場合がある ・コンソールまたはCLIより、アプライアンスを利用するた めのリクエストをOracle へ申請 ・Oracle はリクエスト受信後、契約条件など、規約ド キュメントをアカウント所有者に送信 ・署名が受信されると、資格要求が承認される 転送アプライアンス 転送ジョブ Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates 14 Data Transfer Disk Data Transfer Appliance
  15. データ転送アプライアンスの場合 データ転送サービスの流れ – 構成・コピー・出荷・モニタリング – VCN OCIリージョン お客様データセンター データ転送 サービス

    オブジェクトス トレージ 制御 ホスト (Linux) データ転送 アプライアンス NFS マウント データ ホスト (Linux) CLI実行 firewall 140.91.0.0/16 134.70.0.0/17 を許可 Proxy 転送アプライアンス 転送ジョブ Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates 15 Data Transfer Disk Data Transfer Appliance 10.アプライアンスの接続 ・トランジットケースの不正開封防止セキュリティタイ/同梱内 容の確認(破損時などはSR) ・10GBase-T または SFP +を使用してアプライアンスをローカ ルネットワークに接続 ・付属のUSB-DB-9シリアルケーブルを使用して、インポート アプライアンスにターミナル接続 ・インポートアプライアンスネットワークを構成し、アプライアンス のIPアドレス/アクセストークン/SSL証明書のフィンガープリン トを取得 14.出荷 ・インポートアプライアンスをシャットダウンし、梱包した上でOracleへ出荷 16.転送ジョブの終了 ・コンソールまたはCLIを通じて転送ジョブを終了する 11.セキュリティ設定 ・HTTPプロキシ環境/ファイアウォールの設定 ・CLI を使用したインポートアプライアンスへの認証の初期化/イ ンポートアプライアンス暗号化の構成 12.データコピー ・インポートアプライアンスのロック解除 ・CLI を通して、NFSデータセットを作成 ( NFSバージョン3、4、 および4.1 )し、各種設定の上、データホストをNFSクライアントと して NFS共有し、ファイルをコピー 13.データセットのシーリング ・データセットをシーリングし、すべての書込みを停止 ・シーリング完了後、マニフェストファイルをダウンロード 15.転送状況の確認 ・コンソールまたはCLI を通じて転送アプライアンスのス テータスを確認
  16. • 次の表は、データセットをオンラインとオフラインで移行するのにかかる時間に関する情報を示しています。 この表は、 データセットのサイズと使用可能な帯域幅を示しています。 • ここではデータの送付およびアップロードにかかる時間のみを示しています。データ転送サービスを利用する場合は、これ 以外に事前準備作業やデータのコピー作業日数が必要です。 データ転送サービスの利用が推奨されるケース おおよそのデータアップロード時間 データセットの

    サイズ 10 Mbps 100 Mbps 1 Gbps (FastConnect) 10 Gbps (FastConnect) データ転送ディスクを利 用した場合 10 TB 92 日 9 日 22 時間 2 時間 1 週間 100 TB 1,018 日 101 日 10 日 24 時間 1 週間 500 TB 5,092 日 509 日 50 日 5 日 1 週間 1 PB 10,185 日 1,018 日 101 日 10 日 2 週間 オフライン転送に向いているケース(データ転送ディスク) Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates 16 データ転送アプライアンスの場合は、機器貸し出しの数量等も影響しますので、利用前にOracle担当者にご相談ください。
  17. オンライン転送 ストレージ・ゲートウェイ Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates 17

  18. オンラインでデータを転送する場合は、帯域幅とセキュリティを考慮することが重要です。 データは保管時と転送時いずれも、常に暗号化する必要があります。 オンライン転送 • VPN over Internet: 比較的小さなデータセット(最大約2テラバイト(TB))に関しては、問題なく転送可能。 • FastConnect:

    大規模なデータセットを転送する必要がある場合に最適。 • ストレージ・ゲートウェイ: 安全な接続が確立した上で、ストレージ・ゲートウェイを使用することで、オンプレミスファイルのコピーを安全に、アプリ ケーションを変更する必要なく、Oracleオブジェクト・ストレージに配置することが可能。 Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates 18
  19. ストレージ・ゲートウェイ NFSでのオンプレミスからOCIへのデータ移行用ゲートウェイ Storage Storage Gateway ストレージ・ゲートウェイは、オンプレミスのサーバーにインストール可能なLinux Dockerイメージとして提供 アプリケーションはNFS v4を介してOCIのオブジェクト・ストレージもしくはアーカイブ・ストレージのバケットにデータを転送す ることが可能

    ユースケース • データの初期移行や定期的なデータ転送 • ハイブリッドクラウド:オンプレミスのデータのアーカイブやDR目的での保管など OCIリージョン Object Storage FastConnect VPN お客様データセンター ストレージ ゲートウェイ アプリ ケーション NFS v4 アプリ ケーション https Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates 19
  20. ストレージ・ゲートウェイ の HW/SW 要件 • 2つのデュアルコアCPU以上※4コアCPU推奨 • メモリーの最小要件: • 最低16GB

    • ファイル数が5000万個以下の場合:32GB • ファイル数が1億個以下の場合:64GB • 推奨ディスク・サイズ 600GB以上 • Oracle Linux 7およびUEKリリース4以降 • Docker 1.12.6以上 ※ストレージ・ゲートウェイのインストール時に合わせてインス トールされます • NFSv4 ストレージ・ゲートウェイをインストールするには、ホスト・マシンが下記の要件を満たしている 必要があります。 ハードウェア要件 ソフトウェア要件 Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates 20
  21. OCI のコンピュート・インスタンスをホストにして ストレージ・ゲートウェイを構築する場合を例に、ストレージ・ゲートウェイを利 用する流れについて記載します。 1.ホスト・マシンの準備 ハードウェア・ソフトウェア要件を満たすコンピュート・インスタンス(VM.Standard2.4等)を作成し、追加のブロックボリュー ムをアタッチします。必要に応じてインスタンス上にパーティションの作成、フォーマット、LVMを構成し、任意の名称(例: /ocisg)で マウントします。 2.ストレージ・ゲートウェイのインストール

    ストレージ・ゲートウェイのインストールファイルをダウンロードし、インストール先となるホスト・マシンに配置し、ファイルを実行 します。これにより、Dockerイメージなどを含む必要なコンポーネントのインストールが行われます。ファイルシステムのキャッ シュ先などについては、アタッチしたブロックボリュームを指定します。 ストレージ・ゲートウェイ 利用の流れ(1/2) Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates 21
  22. OCI のコンピュート・インスタンスをホストにして ストレージ・ゲートウェイを構築する場合を例に、ストレージ・ゲートウェイを利 用する流れについて記載します。 3.ファイル・システムの作成 ストレージ・ゲートウェイのコンソールにアクセスし、オブジェクト・ストレージを操作するためのOCI ユーザーのAPIキーや、アク セス情報を登録し、ファイル・システムを作成します。 ※ストレージ・ゲートウェイのコンソールへアクセスするためには、必要なポートを解放しておく必要があります。 4.クライアント・サーバーの設定

    クライアントとなるサーバーにディレクトリを作成し、ストレージ・ゲートウェイで作成したファイル・システムをマウントします。 ストレージ・ゲートウェイ 利用の流れ(2/2) Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates 22
  23. 1.オンプレミス・クラウド間のデータ転送 ユースケース Cloud Sync • オンプレミス・ホストなどからOracle Cloud Infrastructureへの初期 または 定期的なデータ転送として利用すること

    が可能 • OCI オブジェクト・ストレージへの非同期データ転送としてだけでなく、ストレージ・ゲートウェイの Cloud Sync機能 を 使用し、ストレージ・ゲートウェイ・ファイル・システムでの変更を、ローカル・ファイル・システムに同期することも可能 • Cloud Sync ジョブは、パラレル処理するプロセス数を指定し実行するだけで パラレル同期が可能 オブジェクト・ ストレージ Files on Local NAS ストレージ・ ゲートウェイ Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates 23
  24. 2.バックアップ・アーカイブ ユースケース • コスト効果の高いバックアップ・ソリューションとして、ストレージ・ゲートウェイを使用することが可能 • 転送されたファイルを、オブジェクト・ストレージだけでなく アーカイブ・ストレージに移動することや、オブジェクト・ストレー ジのその他の機能と組み合わせて 別リージョンへの退避させることなども可能 OCIリージョン

    X Object Storage お客様データセンター ストレージ ゲートウェイ アプリケーション NFS v4 アプリケーション OCIリージョン Y Archive Storage Object Storage Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates 24
  25. 3.クラウド階層化 ユースケース • 大きなキャッシュを持つストレージ・ゲートウェイを構成し、ファイルを自動的にクラウドに移動してオンデマンドのみで取得さ れるようにするワークフローを作成することで、オンプレミス・ストレージを実質無制限にスケーリングさせることが可能 お客様データセンター ストレージ ゲートウェイ アプリケーション NFS

    v4 アプリケーション Object Storage Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates 25
  26. ストレージ・ゲートウェイは、頻繁に取得されるデータをローカルホストにキャッシュし、 Oracle Cloud Infrastructure オブジェクト・ストレージへのREST API呼び出しの数を最小限に抑え、 より高速なデータ取得を可能にします。 ファイルシステムを作成するときに、ファイルシステムのキャッシュを設定できます。 • ファイルデータは、最初にストレージ・ゲートウェイによってアクセスされるローカルストレージに書き込まれます

    • 次に、クラウドバケットに非同期的にアップロードされます(データ階層化) • 頻繁に使用されるデータは、低レイテンシの読み取り操作のためにローカルにとどまり、ファイルは時間とともに古くなる • 既知のホットファイルをローカルストレージに「固定」して、迅速なアクセスを維持する • ファイルは、ローカルストレージに固定されている場合でも、常にクラウドストレージにアップロードされます 利用頻度の高いデータのチューニングとピン留めのオプション Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates 26
  27. ストレージ・ゲートウェイがデータをアップロードできる速度は、接続やストレージ・ホストによって許可される速度に影響を受 けます。FastConnectをストレージ・ゲートウェイとともに使用すると、 リンク速度を最大限に活用できます。 • 持続的なアップロード速度:450〜500 MB /秒 • サイズが10 GBから50

    GBの4〜8個のファイルを10 Gb / s FastConnectで使用 • 持続的なダウンロード速度:700〜750 MB /秒 • サイズが50 GBから200 GBの3つのファイルを使用 ストレージ・ゲートウェイ のパフォーマンス Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates 27
  28. • ストレージ・ゲートウェイあたりのファイルシステムの数が10を超えないようにしてください。 • ストレージ・ゲートウェイファイルシステムに保存されるオブジェクトの数が1億を超えないようにしてください。 • ファイルシステムキャッシュ用に十分なローカルストレージを構成してください。 構成した値が推奨の500 GB未満の場合、 ストレージ・ゲートウェイによって警告が表示されます。 •

    キャッシュ内のファイル数は、指定されたキャッシュサイズ(バイト単位)に関係なく、20,000に制限されています。 • ファイルの取り込み、クラウドのアップロード操作の効率を向上させ、名前空間内のオブジェクトの数を減らすために、小 さなファイルをストレージ・ゲートウェイに書き込む前にbin-packまたはzipします。 ストレージ・ゲートウェイ のリソース制限 Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates 28
  29. 1.ストレージ・ゲートウェイを汎用Network Attached Storageサーバーとして使用できますか。 いいえ、ストレージ・ゲートウェイを汎用Network Attached Storageとして使用することはできません。 ストレージ・ゲートウェイは多くの点で仮想共有ファイル・システムと言えますが、その主要機能はクラウドへのデータの移動です。ストレー ジ・ゲートウェイは、すべての機能を備えた共有ファイル・システムが処理できるようなトランザクション・ワークロードを扱えるようには設計され ていません。 2.ストレージ・ゲートウェイにはどのくらいのコストがかかりますか。

    ストレージ・ゲートウェイは、Oracle Cloud Infrastructureのすべてのお客様向けに無償で提供されるサービスです。 ※オブジェクト・ストレージの使用料は別途必要となります。 3.ストレージ・ゲートウェイを使用するには、オブジェクト・ストレージ REST APIを使用する必要がありますか。 いいえ、ストレージ・ゲートウェイを使用するためにオブジェクト・ストレージ APIを使用する必要はありません。お客様に代わって、ストレー ジ・ゲートウェイがNFSからREST APIへの変換を実行します。 その他のFAQについて:https://www.oracle.com/jp/cloud/storage/storage-gateway-faq.html ストレージ・ゲートウェイ FAQ Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates 29
  30. このレッスンでは、次のことを学習しました。 • データ転送は、100 TBを超える大規模なデータセットに最適なオプションです。 • ワークロード要件に基づいて、オンライン移行とオフライン移行を組み合わせて使用できます。 • データ転送用に独自のキーを使用して暗号化できます。 • ストレージ・ゲートウェイは、NFSv4クライアントをサポートする任意のホストにマウントできるNFSマウントポイントを公開します。

    • ストレージ・ゲートウェイは、HTTPSを使用してOracle Cloud Infrastructureにデータを転送します。HTTPSは、ストレージ・ゲート ウェイとクラウドの間で転送中のデータパケットを暗号化します。 まとめ Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates 30
  31. 日本語マニュアル – データ転送サービス • https://docs.cloud.oracle.com/ja-jp/iaas/Content/DataTransfer/Concepts/overview.htm 日本語マニュアル – ストレージ・ゲートウェイ • https://docs.cloud.oracle.com/ja-jp/iaas/Content/StorageGateway/Concepts/storagegatewayoverview.htm

    データ転送サービス/ストレージ・ゲートウェイ 関連の技術情報 Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates 31
  32. チュートリアル - Oracle Cloud Infrastructureを使ってみよう • https://community.oracle.com/docs/DOC-1019313 Oracle Japan主催 セミナー、ハンズオン・ワークショップ

    • https://www.oracle.com/search/events/_/N-1z13zi1?Nr=111 Oracle Cloud Infrastructure – General Forum (英語) • https://cloudcustomerconnect.oracle.com/resources/9c8fa8f96f/summary Oracle Cloud Infrastructure トレーニング・技術フォーラム Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates 32
  33. Oracle Cloud Infrastructure マニュアル • https://docs.oracle.com/ja-jp/iaas/Content/home.htm - マニュアル(日本語) • https://docs.cloud.oracle.com/iaas/api/

    - APIリファレンス • https://docs.oracle.com/cd/E97706_01/Content/General/Reference/aqswhitepapers.htm - テクニカ ル・ホワイト・ペーパー • https://docs.cloud.oracle.com/iaas/releasenotes/ - リリースノート • https://docs.oracle.com/ja-jp/iaas/Content/knownissues.htm - 既知の問題(Known Issues) • https://docs.oracle.com/ja-jp/iaas/Content/General/Reference/graphicsfordiagrams.htm- OCIアイコ ン・ダイアグラム集(PPT、SVG、Visio用) Oracle Cloud Infrastructure マニュアル・ドキュメント Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates 33
  34. Thank you Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates 34

  35. None
  36. Our mission is to help people see data in new

    ways, discover insights, unlock endless possibilities.