Upgrade to Pro — share decks privately, control downloads, hide ads and more …

10年モノのAndroidアプリのコード品質を改善していく、3つの取り組み

okuzawats
November 20, 2023

 10年モノのAndroidアプリのコード品質を改善していく、3つの取り組み

コード品質向上のいろは - 先達に学ぶ実践例 Lunch LT https://findy.connpass.com/event/300912/ での発表資料です。

okuzawats

November 20, 2023
Tweet

More Decks by okuzawats

Other Decks in Programming

Transcript

  1. 自己紹介 • 奥澤 俊樹(@okuzawats) • Chatwork株式会社 ◦ 2022/09〜 • Androidアプリエンジニア

    ◦ モバイルアプリケーションアーキテクト ◦ Chatwork Android版アプリのアーキテクチャの改善と 技術負債解消に取り組んでいます。
  2. SonarCloudとは? - コード品質について自動レビューを行い、継続的インスペクションを実現するため のプラットフォーム。 - SonarSource社の製品。 - SonarLint™: IDE integrated

    - SonarQube™: self managed - SonarCloud™: as a service - publicリポジトリでは無料で使える。privateリポジトリではコード規模に応じて支払いが必要。 - 支払いの問題が済めば、有効化は簡単。
  3. コード品質向上の取り組み 1. コードレビュー 2. 自動レビュー 3. 勉強会の開催 a. 石川宗寿, (2022),

    “読みやすいコードのガイドライン 持続的なソフトウェア開発のために”, 技術評論社
  4. コード品質向上の取り組み 1. コードレビュー 2. 自動レビュー 3. 勉強会の開催 4. コーディングガイドラインの作成 a.

    コーディングガイドラインが存在せず、既存コードのスタイルも統一されていないため、作成に着手
  5. スタイルガイドの例 Kotlinは fun a(): Int = 42 のように、関数本体を直接返すことができる。Kotlin Coding conventionsでも、関数が単一式から構成される場合は関数ブロック

    {} を省略する書き方がGoodであるとしている。自分もこの書き方がスッキリしていて好み。だけど、 fun a(): Int { return 42 } というように関数ブロックを省略しない書き方に統一した方が、ストリームアラインド チームの学習コストが少なく済むのではないか?という仮説。
  6. 参考文献 - SonarCloud, https://www.sonarsource.com/products/sonarcloud/ (最終アクセス日:2023/11/07) - 「読みやすいコードのガイドライン」の著者・石川宗寿さんをお招きして、コードの読みやすさについての勉強会を開催しました - Chatwork Creator's

    Note, https://creators-note.chatwork.com/entry/code-readability (最終アクセス日:2023/11/07) - 石川宗寿, (2022), “読みやすいコードのガイドライン 持続的なソフトウェア開発のために”, 技術評論社 - Kotlin Coding conventions, https://kotlinlang.org/docs/coding-conventions.html (最終アクセス日:2023/11/07) - Kotlin スタイルガイド, https://developer.android.com/kotlin/style-guide?hl=ja (最終アクセス日:2023/11/07)