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パフォーマンス向上とリソース管理のためのアプローチ / RAKUSTechCon2024_RLC

パフォーマンス向上とリソース管理のためのアプローチ / RAKUSTechCon2024_RLC

◆イベント名
RAKUS Tech Conference 2024
https://techcon.rakus.co.jp/2024/

◆発表タイトル
パフォーマンス向上とリソース管理のためのアプローチ

◆登壇者
株式会社ラクスライトクラウド 企画課 牧野寛知
株式会社ラクスライトクラウド BMバックエンド開発課 上原崇

Rakus_Dev

August 14, 2024
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Transcript

  1. 登壇者紹介 ラクスライトクラウド企画課 牧野寛知 2022年ラクス入社。 青山学院大学国際政治経済学部卒業後、株式会社ジーニー に入社。アドテク、 SaaS領域で事業開発を担当した後、株式会 社ラクス/株式会社ラクスライトクラウドのブラストエンジンチー ムにプロダクト・マーケティング・マネージャーとして参画し、 メール市場における自社の製品戦略の策定などに従事。

    ラクスライトクラウド開発部 上原崇 2006年ラクス入社。 未経験から人材派遣事業(※現・株式会社ラクスパートナー ズ)の研修を経て顧客案件の開発保守を経験後、 2008年から 自社サービス開発に異動。レンタルサーバ事業の開発保守 や、楽楽明細の開発立ち上げを経験し、 2018年からブラスト メールと2021年に新たに立ち上げたブラストエンジンのリード エンジニアを務める。 2

  2. 9
 ・メール送信に使う IP、ドメイン単位でレピュテー ション(評判)という概念がある。 ・受け手側のサーバーが非公開の基準で個別に 持っており、レピュテーションが低いとスパム扱い されてメールが届かなくなる。 ・宛先が存在しない、スパム判定された、受け先の エラーなど結構エラーが出る。 ・メールの世界には統一されたエラー規格がない

    ので、GmailとAppleで同じ要因でも違うエラー文 言が出るし、日々新しい種類のエラーが定義され 続ける。 ・スパムメールの送信者と疑われる IPやドメインを 一覧化したブラックリストを提供する団体が無数に あり、Gmailなどでもスパム判定の基準に使われ ている。 ・機械的な基準で掲載されるため、スパムを送って いなくても、一時的に掲載されメールが届かなくこ とがある。 ラクスでエンジニア向けプロダクトを作っている理由 エラーハンドリング レピュテーション管理 ブラックリスト対応 メールサーバーの3大運用負荷
  3. ラクスでエンジニア向けプロダクトを作っている理由 10
 エラーハンドリング ・メール送信に使う IP、ドメイン単位でレピュテー ション(評判)という概念がある。 ・受け手側のサーバーが非公開の基準で個別に 持っており、レピュテーションが低いとスパム扱い されてメールが届かなくなる。 レピュテーション管理

    ・宛先が存在しない、スパム判定された、受け先の エラーなど結構エラーが出る。 ・メールの世界には統一されたエラー規格がない ので、GmailとAppleで同じ要因でも違うエラー文 言が出るし、日々新しい種類のエラーが定義され 続ける。 ブラックリスト対応 ・スパムメールの送信者と疑われる IPやドメインを 一覧化したブラックリストを提供する団体が無数に あり、Gmailなどでもスパム判定の基準に使われ ている。 ・機械的な基準で掲載されるため、スパムを送って いなくても、一時的に掲載されメールが届かなくこ とがある。 メールサーバーの3大運用負荷 メール技術なんて詳しくないし、正直こんな運用やってられない という企業が多かった。