Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
200330 RPA徒然草 あやしうこそものぐるほしけれ 品川さん
Search
RPACommunity
March 30, 2020
Technology
0
370
200330 RPA徒然草 あやしうこそものぐるほしけれ 品川さん
RPACommunity
March 30, 2020
Tweet
Share
More Decks by RPACommunity
See All by RPACommunity
201023 Automation Anywhere「A2019」を触ってみた Ayy
rpabank
0
1k
201023 DX Suiteを触ってみた Ayy
rpabank
0
1k
201023 RPA超初心者がWinActorにチャレンジしてみた ユーコさん
rpabank
0
610
201023 PowerPlatform はじめの一歩 みさみささん
rpabank
0
610
201023 アシロボで実際に沼ってみた たまいさん
rpabank
0
660
201018 RPAの本質とトレンド Mitz
rpabank
0
510
201006 僕がいまRPAで伝えたいことのすべて いろはまるさん
rpabank
0
460
201006 UiPath MVP 2019-2020 はなっち!さん
rpabank
0
440
201006 今からでも間に合う!UiPathトーク一気に振り返り たまいさん
rpabank
0
400
Other Decks in Technology
See All in Technology
COVESA VSSによる車両データモデルの標準化とAWS IoT FleetWiseの活用
osawa
1
270
ガチな登山用デバイスからこんにちは
halka
1
240
Django's GeneratedField by example - DjangoCon US 2025
pauloxnet
0
140
BPaaSにおける人と協働する前提のAIエージェント-AWS登壇資料
kentarofujii
0
130
スマートファクトリーの第一歩 〜AWSマネージドサービスで 実現する予知保全と生成AI活用まで
ganota
2
210
「何となくテストする」を卒業するためにプロダクトが動く仕組みを理解しよう
kawabeaver
0
390
Rustから学ぶ 非同期処理の仕組み
skanehira
1
130
react-callを使ってダイヤログをいろんなとこで再利用しよう!
shinaps
1
230
Evolución del razonamiento matemático de GPT-4.1 a GPT-5 - Data Aventura Summit 2025 & VSCode DevDays
lauchacarro
0
170
AIのグローバルトレンド2025 #scrummikawa / global ai trend
kyonmm
PRO
1
270
これでもう迷わない!Jetpack Composeの書き方実践ガイド
zozotech
PRO
0
340
バッチ処理で悩むバックエンドエンジニアに捧げるAWS Glue入門
diggymo
3
200
Featured
See All Featured
Docker and Python
trallard
45
3.6k
Chrome DevTools: State of the Union 2024 - Debugging React & Beyond
addyosmani
7
840
Bash Introduction
62gerente
615
210k
Large-scale JavaScript Application Architecture
addyosmani
512
110k
ピンチをチャンスに:未来をつくるプロダクトロードマップ #pmconf2020
aki_iinuma
126
53k
Let's Do A Bunch of Simple Stuff to Make Websites Faster
chriscoyier
507
140k
Stop Working from a Prison Cell
hatefulcrawdad
271
21k
Mobile First: as difficult as doing things right
swwweet
224
9.9k
GitHub's CSS Performance
jonrohan
1032
460k
Building Applications with DynamoDB
mza
96
6.6k
Visualizing Your Data: Incorporating Mongo into Loggly Infrastructure
mongodb
48
9.7k
Faster Mobile Websites
deanohume
309
31k
Transcript
RPA徒然草 あやしうこそものぐるほしけれ 株式会社マイティネット 品川 直子 FB ⇒ Naoko Shinagawa twitter
⇒ rasu666
自 己 紹 介 仕 事 : システムエンジニア 現在の担当: BI(Dr.Sum/MotionBoard)
RPA 興味ある事: データ活用、グラレコ、 MSのPowerXXX(BI, Apps等) トピックス :5年ぶりの聖飢魔Ⅱに向け気合十分
•昨年秋、WinActorからBizRoboに乗り換え •BizRoboで数体ロボ作成、来年度から本格化 わたくしの仕事のRPA状況
•RPA開発メンバは複数いるが、全員が他業務と兼務 •RPA開発時間を取れない⇒進捗・スキル上がらず •今後、怒濤のRPA現場展開へ・・・ 目下、最大の悩み
では、 誰かの役に立つことを祈りつつ 開発エピソードを簡単に振り返ります
第一章 RPAの夜明けじゃけぇ! ~ WinActorと共に ~
面倒な仕様の オンパレード WinActor、最初に作ったロボ
面 倒 仕 様 面 倒 な 理 由 何が起きたか
① vmware内のブラウザを扱う 全体的に画像判定 不安定この上なし ② 入力データはWeb本番環境から ダウンロード、DL後は消える 気をつけても事故は起きる にんげんだもの 現場への謝罪連発 ③ 基幹系システムへの登録有り すべての入力エラーへの 対応が必要 実装もテストも大変 ④ Notesメール受信、添付処理 メーラーとして令和に存在 していいか要議論レベル 私のイライラ絶頂 ロボット一体目としてはまあまあ酷な面倒仕様
「vmware内のブラウザを扱う」という狂気 ブラウザのボタンとして認識できない 画像として認識させるしかない 将来、Webデザイン側で何か 少しでも変わったらロボット止まる たまに認識できない現象起きる 毎日毎日ずーーっと不安感じる
「vmware内のブラウザを扱う」という狂気 仮想環境, リモートデスクトップが 絡む業務のロボット化は要注意!
第二章 ツール乗り換えるけぇ! ~ そしてBizRoboへ ~
次作業予告 さぁ~て、BizRoboで、 最初に作ったロボットは?
面倒なあいつの移植① 面倒なあいつの移植② 面倒なあいつの移植③
面 倒 仕 様 面 倒 な 理 由 何が起きたか
① vmware内のブラウザを扱う 全体的に画像判定 不安定この上なし ② 入力データはWeb本番環境から ダウンロード、DL後は消える 気をつけても事故は起きる にんげんだもの 現場への謝罪連発 ③ 基幹系システムへの登録有り すべての入力エラーへの 対応が必要 実装もテストも大変 ④ Notesメール受信、添付処理 メーラーとして令和に存在 していいか要議論レベル 私のイライラ絶頂 ロボット一体目としてはまあまあ酷な面倒仕様アゲイン
面倒ロボットのおかげで 最低限のスキルが短時間で身についた (この時期、RPA以外の作業をしなかった) 集中して作業できる時間、超大事
RPA開発の中で 学んだ・感じたこと まとめの章
RPA開発の中で学んだ・感じたこと •「RPAはお手軽」イメージの落とし穴 • 最低限のプログラミング思考が必要 • 最低限の開発規約(ルール)が必要 • 業務レベルのロボット作成は決してお手軽ではない
RPA開発の中で学んだ・感じたこと •エラー処理に気をつけろ • キリがない! 底なし沼! エラー処理100%にするにはめちゃくちゃ工数必要 • エラー後は人が後続処理する等、割り切りが必要 • エラー発生時リカバリ不能な作業⇒ロボット化やめとこ
RPA開発の中で学んだ・感じたこと •ロボット作成、着手は業務整理のあとで • 「現業務そのままで」は絶対ではない 結果が正しければ手順変わってもOKの場合もある • 処理順は良いか、ムダな処理ないか、別の方法ないか? 思い込みを捨てよう
RPA開発の中で学んだ・感じたこと •RPAの社内浸透は簡単には成し遂げられない • 全社・組織あげての取組みが必須 • RPAが広がらない理由 ①ルールがガチガチ過ぎる ②作成必要ドキュメント多い、申請手順が複雑 でも監査には要対応(書類、エビデンス)の苦しみ •
ちょうど良いルールを見いだすまで試行錯誤が続く • Never give up.
最後に •人を動かすのは、熱意を持って頑張る人の姿 • 大きな熱意を持って、現場と共に進める • 現場の仕事を軽んじず、真摯に、誠実に対応する
ありがとうございました 大変な状況ですけど皆で乗り越えましょう イラスト素材:ぴよたそ https://hiyokoyarou.com/ 表紙ロゴ:たにぐちまき