Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
200826 怨霊と化したロボ達 廣瀬さん
Search
RPACommunity
August 26, 2020
Technology
0
370
200826 怨霊と化したロボ達 廣瀬さん
RPACommunity
August 26, 2020
Tweet
Share
More Decks by RPACommunity
See All by RPACommunity
201023 Automation Anywhere「A2019」を触ってみた Ayy
rpabank
0
960
201023 DX Suiteを触ってみた Ayy
rpabank
0
950
201023 RPA超初心者がWinActorにチャレンジしてみた ユーコさん
rpabank
0
570
201023 PowerPlatform はじめの一歩 みさみささん
rpabank
0
550
201023 アシロボで実際に沼ってみた たまいさん
rpabank
0
620
201018 RPAの本質とトレンド Mitz
rpabank
0
470
201006 僕がいまRPAで伝えたいことのすべて いろはまるさん
rpabank
0
420
201006 UiPath MVP 2019-2020 はなっち!さん
rpabank
0
410
201006 今からでも間に合う!UiPathトーク一気に振り返り たまいさん
rpabank
0
380
Other Decks in Technology
See All in Technology
ドメインの本質を掴む / Get the essence of the domain
sinsoku
2
160
Lambda10周年!Lambdaは何をもたらしたか
smt7174
2
110
Flutterによる 効率的なAndroid・iOS・Webアプリケーション開発の事例
recruitengineers
PRO
0
120
Introduction to Works of ML Engineer in LY Corporation
lycorp_recruit_jp
0
140
複雑なState管理からの脱却
sansantech
PRO
1
150
The Rise of LLMOps
asei
7
1.7k
ISUCONに強くなるかもしれない日々の過ごしかた/Findy ISUCON 2024-11-14
fujiwara3
8
870
Can We Measure Developer Productivity?
ewolff
1
150
BLADE: An Attempt to Automate Penetration Testing Using Autonomous AI Agents
bbrbbq
0
320
エンジニア人生の拡張性を高める 「探索型キャリア設計」の提案
tenshoku_draft
1
130
組織成長を加速させるオンボーディングの取り組み
sudoakiy
2
210
リンクアンドモチベーション ソフトウェアエンジニア向け紹介資料 / Introduction to Link and Motivation for Software Engineers
lmi
4
300k
Featured
See All Featured
Building a Scalable Design System with Sketch
lauravandoore
459
33k
GraphQLの誤解/rethinking-graphql
sonatard
67
10k
Teambox: Starting and Learning
jrom
133
8.8k
Large-scale JavaScript Application Architecture
addyosmani
510
110k
I Don’t Have Time: Getting Over the Fear to Launch Your Podcast
jcasabona
28
2k
Statistics for Hackers
jakevdp
796
220k
Embracing the Ebb and Flow
colly
84
4.5k
Intergalactic Javascript Robots from Outer Space
tanoku
269
27k
Fashionably flexible responsive web design (full day workshop)
malarkey
405
65k
Designing for Performance
lara
604
68k
[RailsConf 2023 Opening Keynote] The Magic of Rails
eileencodes
28
9.1k
Designing the Hi-DPI Web
ddemaree
280
34k
Transcript
RPALT 怨霊と化したロボ達 2020.8.26 廣瀬智史
• はじめに • 自己紹介 • 怨霊と化したロボ① • 怨霊と化したロボ② • まとめ
• おまけ Agenda
◼ このLTの目的 ✓ RPA開発だけでなく、様々なシステム開発に失敗はつきもの ✓ 開発において、失敗した、またはうまくいかなかったロボ達を供養してもらうため ◼ 資料の扱いについて ✓ この資料は発表後にPDF形式でアップする予定なので、そちらをご参照ください
(後でConnpassから資料格納完了のメールが飛びます) ✓ ご自由にお使いください(ネタ資料なので、使えないと思いますが....) はじめに
◼ 経歴 ✓ 新卒TIS入社、保険関連のシステム保守開発に従事(VB.net/C/JAVA, Oracle) ✓ bizroboに触って、RPAをやりたくなり、現職へ転職 ✓ 地獄のSAP導入でアメリカに行って5kg痩せた後、Uipathでのロボ開発プロジェクトへ参画 ◼
RPA経験 ✓ 某大手メーカーの経理部、SCM部、人事部に対して構想策定~開発(Uipath)、導入を経験 ✓ 某大手保険会社に対して、要件定義~開発(BizRobo)、導入を経験 (メンバーが足りていないこともあり、がっつり開発・導入までやっています) ◼ 怖かった体験談 ✓ 新人の後輩が、エラー時に慌ててしまいサーバのコンセントを引っこ抜き、ループ接続をしたこと 自己紹介
怨霊と化したロボ①
◼ 怨霊化原因 ✓ ある後輩が要件定義~開発を担当したが、要件定義で聞くべきことが足りていなかったため、開発に失敗 ✓ 受け入れ確認時に大きく修正したが、期待値コントロールに失敗しているので、クライアント側と大揉め ✓ なんとか修正し納品したが、バグやインプットファイル準備などにより以前よりも工数が増えて怨霊化してしまった ◼ 怨霊化の弊害
✓ 以前よりも工数が増えたことで、クライアントの残業が爆増 ✓ このロボをベースに、別のロボ群をクライアント自身で開発したことで、この部門では怨霊ロボだらけになってしまった ✓ おまけにそれ以降、ベンダーへのロボ開発の発注を止めてしまったことで、手出しできない幽霊屋敷と化した 怨霊ロボ①
怨霊と化したロボ②
◼ 怨霊化原因 ✓ あるお客様に対して、複数のシステム案件が同時に走っており、その中で私はRPA開発を担当していた ✓ しかし受け入れ時になって、海外赴任で既にいない担当上司が、お客様とRPA(だけではないが、、)について 契約を結んでいないことが発覚 ✓ かなり揉めた末に、対象業務がERPのアドオンで既に効率化されていたことが判明し、開発したロボは使用され ることはなく、私自身がその上司とロボに呪いをかけ、ロボは永遠の眠りについた
◼ 怨霊化の弊害 ✓ お客様がロボに対して後ろ向きになってしまったこと ✓ その結果、ERPのアドオンがさらに増加してしまったこと ✓ 現在ERPを新しいものに刷新中だが、アドオンが多すぎて対応に困っていること 怨霊ロボ②
◼ 要件定義で失敗すると、怨霊システムが出来上がる可能性が高くなります ◼ 契約はきちんと結びましょう(当たり前ですが、、、) ◼ 皆さんのすぐ近くにも、怨霊はいるかもしれません……… まとめ
◼ 日本教育に疑問を持ったので今後はエンジニアを育てる側も立ちたいと思い、以下のプログラミングス クール運営のお手伝いをしています。主催者の方はふつうのおっちゃんに見えて中々やり手です ◼ 問題解決の手段としてプログラミングを教えているスクールは他にあまり無いので、興味のある方は見て みてください。PythonやIT業界の基本といった、小・中学生には普通教えないようなコンテンツもあり、 中々魅力的ですし、今後も充実させていきます。 【プログラミング教室のテクノロ】 https://programming-school-technolo.com/ おまけ(宣伝)