Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
十歩先のQAのあり方を実現するマネジメントの勘所 / 20251024 Suguru Ishii
Search
SHIFT EVOLVE
PRO
October 24, 2025
Technology
1
41
十歩先のQAのあり方を実現するマネジメントの勘所 / 20251024 Suguru Ishii
2025/10/24 JaSST’25 Kyusyu
https://jasst.jp/kyushu/25-about/
株式会社SHIFT
CATエヴァンジェリスト
石井 優
SHIFT EVOLVE
PRO
October 24, 2025
Tweet
Share
More Decks by SHIFT EVOLVE
See All by SHIFT EVOLVE
仕様は“書く”より“語る” - 分断を超えたチーム開発の実践 / 20251115 Naoki Takahashi
shift_evolve
PRO
0
8
巨匠たちのすれ違いから学ぶ、AI時代のアジャイルで重要なこと / 20251113 Hiromitsu Akiba
shift_evolve
PRO
0
40
Amazon S3から考えるアーキテクチャ設計の勘所 / 20251113 Masaki Okuda
shift_evolve
PRO
0
48
部署横断チームとしてのCCoE活動のむずかしさ / 20251107 Hironobu Otaki
shift_evolve
PRO
2
55
React未経験の元プログラマーがKiroでWebアプリケーション開発で戦ってみた / 20251102 Mitsutoshi Matsuo
shift_evolve
PRO
1
92
AI時代の発信活動 ~技術者として認知してもらうための発信法~ / 20251028 Masaki Okuda
shift_evolve
PRO
1
150
現場から始めるアジャイルの文化醸成 〜製造部門での挑戦〜 ~静かな職場にアジャイルの芽を育てた3つのアクション~ / 20251023 Yuma Murase
shift_evolve
PRO
1
34
組織改革から開発効率向上まで! - 成功事例から見えたAI活用のポイント - / 20251016 Tetsuharu Kokaki
shift_evolve
PRO
2
300
ガバメントクラウド(AWS)へのデータ移行戦略の立て方【虎の巻】 / 20251011 Mitsutosi Matsuo
shift_evolve
PRO
2
310
Other Decks in Technology
See All in Technology
お試しで oxlint を導入してみる #vuefes_aftertalk
bengo4com
2
1.4k
データ組織ゼロから投資を得るまでの軌跡と未来図 〜AIの前にやるべきこと〜 / Building a Data Organization from Scratch: The Journey to Securing Investment and a Vision for the Future
kaonavi
0
110
日々のSlackアラート確認運用をCustom Chat Modesで楽にした話 / 日々のSlackアラート確認運用をCustom Chat Modesで楽にした話
imamotohikaru
0
320
こんな時代だからこそ! 想定しておきたいアクセスキー漏洩後のムーブ
takuyay0ne
4
510
ソフトウェア開発現代史: 55%が変化に備えていない現実 ─ AI支援型開発時代のReboot Japan #agilejapan
takabow
1
590
なぜThrottleではなくDebounceだったのか? 700並列リクエストと戦うサーバーサイド実装のすべて
yoshiori
4
1.2k
LLM APIを2年間本番運用して苦労した話
ivry_presentationmaterials
16
11k
激動の2025年、Modern Data Stackの最新技術動向
sagara
0
1.2k
マイクロリブート ~ACEマインドセットで実現するアジャイル~
sony
0
190
ユーザーストーリー x AI / User Stories x AI
oomatomo
0
160
エンジニアにとってコードと並んで重要な「データ」のお話 - データが動くとコードが見える:関数型=データフロー入門
ismk
0
440
Pythonで構築する全国市町村ナレッジグラフ: GraphRAGを用いた意味的地域検索への応用
negi111111
8
3.3k
Featured
See All Featured
How Fast Is Fast Enough? [PerfNow 2025]
tammyeverts
3
310
Building Applications with DynamoDB
mza
96
6.7k
Documentation Writing (for coders)
carmenintech
76
5.1k
CSS Pre-Processors: Stylus, Less & Sass
bermonpainter
359
30k
Practical Orchestrator
shlominoach
190
11k
Designing Dashboards & Data Visualisations in Web Apps
destraynor
231
54k
Cheating the UX When There Is Nothing More to Optimize - PixelPioneers
stephaniewalter
285
14k
Performance Is Good for Brains [We Love Speed 2024]
tammyeverts
12
1.3k
Rebuilding a faster, lazier Slack
samanthasiow
84
9.3k
Making Projects Easy
brettharned
120
6.4k
Exploring the Power of Turbo Streams & Action Cable | RailsConf2023
kevinliebholz
36
6.1k
Faster Mobile Websites
deanohume
310
31k
Transcript
Copyright SHIFT Inc, All Rights Reserved. 2025 / Copyright SHIFT
Inc, All Rights Reserved. 1 JaSST’25 Kyushu 24 10 十歩先のQAのあり方を実現する マネジメントの勘所 石井 優 株式会社SHIFT CATエヴァンジェリスト Suguru Ishii
2 Copyright SHIFT Inc, All Rights Reserved. 登壇者紹介 経歴 2009/4
– 2014/11倉庫系システム部門 2014/12 – 2015/7東中野のPCサポート屋さん・石井屋 2015/8 - SHIFTにおいて、CATサポート、プリセールス、エヴェン ジェリスト 石井 優(Suguru Ishii) ソリューション本部 デリバリ改革統括部 デリバリ改革部 サービスプラットフォームグループ CATエヴァンジェリスト CATほど 面白いプロダクトは なかなかない! 大規模テストの進捗・品質を可視化 テスト管理ツール 「CAT」 約820社 約18,000ライセンス (※) ※2025年3月時点 「テスト管理 CAT CM」で検索! CAT CM も よろしくね!
3 Copyright SHIFT Inc, All Rights Reserved. TD/CAT QAチームにおけるマネジメントの勘所を届けたい TD/CAT開発チームのQAリーダーに聞いた
背景 私が見たTD/CAT QAチームのイメージ • デプロイ作業や不具合修正の仕様策定、 開発依頼なども実施し作業領域が広い • 成果の見せ方がうまい • プロダクトに対するキャッチアップが非常に早い TD/CAT QAチーム SHIFTがつくる自社プロダクトのQAチームが どのように成果を出しているのか紹介します。
4 Copyright SHIFT Inc, All Rights Reserved. TD/CATとは・・・? マニュアルテストの設計・実行・管理を支援するSaaSツール テストケース・結果・エビデンス
進捗・品質情報 重大な障害は発生 していないか? ケース消化の停滞は 発生していないか? テストケース設計支援 パターンの整理で 網羅性を正確に把握 テスト観点の マスター化・流用で 設計を高速化 設計の品質を 可視化 設計時の生産性 60%UP 大規模・ミッション クリティカルもサポート
5 Copyright SHIFT Inc, All Rights Reserved. TD/CAT開発チームのQAリーダーに聞いた 今回インタビューしたメンバー 田山
的確な把握力と 頼れる マネジメント能力 SHIFTに入社し3年 テスト周りの技術は過去の案件(SESでPM)にて習得。 過去はWF 12年・独立系SIer 生保系のシステム保守・COBOL アジャイルは現チームから、WF→アジャイルのギャップはあまりない 日々、開発メンバーにシステムや運用について翻訳してもらいキャッチ アップを実施
6 Copyright SHIFT Inc, All Rights Reserved. リリーステストだけでなくマルチなタスクをこなすQAチーム 開発体制 今回はこのQAチームの
話をします! 4ヶ月前 に組成!
7 Copyright SHIFT Inc, All Rights Reserved. 普段何を考え、実践しているのか根掘り葉掘り 今回インタビューした内容 田山
1.スケジュールは?上流工程での参画は? 2.チームの知見やUIの技術をどのように育てている? 3.リリース作業においての学びやFBはあるか? 4.開発チームや実装チームとのコミュニケーションの取り方は? 5.QAチームのスコープは?今後の展望は?
8 Copyright SHIFT Inc, All Rights Reserved. 設計段階でリリーステストの設計も開始 スケジュールは?上流工程での参画は? どのようなスケジュールで動いていますか?
開発の設計段階での動きはどうしていますか? 1リリースあたり3スプリント。 開発メンバーが設計している段階で、 リリーステストの設計を開始しています。 スプリント1 1~2週 スプリント2 2~4週 スプリント3 5~6週 開発 QA 設計 実装・受け入れテスト DL版リリース 不具合分析 前スプリントの残作業 リリーステスト① 設計 リリーステスト① 実施 リリーステスト② 設計 リリーステスト② 実施 リリース準備・ 作業 問合せの調査 新OS検証 臨時タスク 次スプリントのスコープ作成 1リリースあたりのイメージ マニュアル作成 リリースノート 作成 オフショアへの修正依頼
9 Copyright SHIFT Inc, All Rights Reserved. 小さなことでもフラットに共有する空気づくりが重要 チームの知見やUIの技術をどのように育てている? UIの指摘なども積極的にしている。
どのように知見を育てていますか? 毎日QAメンバーで朝会を実施、使いづらい点などを共有。 「直感的に変と感じる部分は重要だと思っているから 遠慮なく言ってほしい」と伝えています。 フラットにコミュニケーションを 取れるチームは強いですね。 個人的には日頃ゲームを操作するときに 「ボスを素早く倒すためにはこの操作だと非効率だな」 といった点などに着目してます。
10 Copyright SHIFT Inc, All Rights Reserved. QAチームが担当する業務 各種検証作業(リリーステスト・不具 合の再現確認・検証など)
実装チーム(SHIFT ASIA)への 不具合修正依頼 脆弱性診断 デプロイ マニュアル・リリースノート作成 テストだけでなく幅広い業務を担当 リリース準備・ビルド管理 オンプレ版のビルド・リリース 品質分析 QAチームが担当する主な業務 テスト系の業務 テスト以外の業務
11 Copyright SHIFT Inc, All Rights Reserved. リリース作業などからテストの幅を広げることができた リリース作業においての学びやFBはあるか? リリース作業などに作業範囲を広げることで
よかったことってありますか? バッチ処理の実行サイクルなど、 テストだけではキャッチアップしづらい点までを習得。 普段のテスト範囲が広がりました。 またリリースを起因としたトラブルなども テスト活動に反映できます。 毎時0分に起動 バッチ処理の挙動 主に進捗の確定集理を実施 リリースに際したトラブル セッションの引き継ぎミス 要件適合性のテストだけでなく、 インフラの検証などに踏み出せるきっかけに。 開発チームの協力(コマンドレベルの手順整理な ど)をしたうえで、QAチームに作業移譲・作業 領域を広げることはポジティブな効果あり。 リリース作業を通して触れた知識の例
12 Copyright SHIFT Inc, All Rights Reserved. 開発・オフショアのサポートも受けつつ積極的に会話 開発チームや実装チームとのコミュニケーションの取り方は? オフショアチーム(仕様伝達など)に
機能修正依頼などをしてますね、 やり取りはどのようにやっていますか? ブリッジメンバー(日本語・ベトナム語)の存在が大きい。 チケットの中身なども把握しスケジュールやリソース管理 などもサポートいただけています。 開発の運用フローや技術面のキャッチアップって どうしてますか? 開発メンバーに「ちょっと教えて」をよくやっています。 悩んでも答えが出ないときはすぐ聞くことを 心がけてます。参画当初は質問攻めでした。
13 Copyright SHIFT Inc, All Rights Reserved. 保守フェーズを中心にサポート領域を広げたい QAチームのスコープは?今後の展望は? QAチームの担当作業のスコープの広げ方について
どう考えていますか? 保守フェーズ全般の作業や品質管理を スコープと考えています。 例えば本番環境での不具合発生時。 原因分析をしてプロセスの問題点まで指摘・改善するところまで 踏み込みたいと考えています。 不具合を本番流出させない ための最後の砦 システムの不具合を見つける 現状 問題分析して開発プロセス等の 仕組みの改善 プロセスをかえる提案をする 理想 性能テストやユーザービリティ テストなどにも拡大
14 Copyright SHIFT Inc, All Rights Reserved. QAチームの作業領域拡大は開発全体の成果にメリットあり まとめ QAチームの作業領域を広げることはQA活動自体にもメリットあり
作業領域の拡大には開発チームのサポートや こまめなコミュニケーションも不可欠 うまい分担は開発全体の生産性と品質向上に効果あり
16 Copyright SHIFT Inc, All Rights Reserved. アンケートにご協力お願いします。 本セッションの感想をお聞かせください。
17 Copyright SHIFT INC, All Rights Reserved. SHIFT・製品紹介
18 Copyright SHIFT Inc, All Rights Reserved. CAT・TD フリープラン リリース!
小規模なチーム向けに永続的に無償でご利用いただけるプランをご用意しました! 「テスト管理 CAT」で検索して今すぐ利用開始! フリープランの特徴 主要機能は 制限無し テスト管理、課題管 理、進捗管理、分析 最大ユーザー数 10 ユーザー 利用開始まで 約3分 カードの登録も不要! サポートも利用化 (ベストエフォート) サンプルデータも 利用可! こんなお客様へおすすめ • 小規模なチームでテスト管理・課題管理を利用したい • ノーマルプランの利用検討のために長期で利用したい • CATに興味があるのでとりあえず触ってみたい とことん使い倒す技 • 1組織内でもメールアドレスが異なる場合は複数の環境も構築可能 • 課題管理のカスタマイズも無制限 カスタムフィールドやフローで課題管理・分析基盤を構築 • テスト仕様書や課題の登録は無制限 • 高度な進捗管理、分析機能でプロジェクトを見える化 制限事項(ノーマルプランとの差異) • 同時プロジェクト管理数:5個 • 最大ユーザー数:10ユーザー • 90日利用利用しない場合自動クローズ • 連携機能などの制限あり (外部BTS連携、ガントチャートなど) 詳細は価格ページをご確認ください サンプルデータを触って各種機能をお試しいただけます 製品HPイメージ
Copyright SHIFT Inc, All Rights Reserved. ご清聴ありがとうございました