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20230921 JBUG東京#21 ウェブライフ 塩谷

塩谷俊介
September 21, 2023

20230921 JBUG東京#21 ウェブライフ 塩谷

JBUG東京#21 プロジェクトマネジメントをアンラーン【オフライン開催】
https://jbug.connpass.com/event/294249/
「40歳を超えて転職した先で気がついたアンラーンの大切さ」

塩谷俊介

September 21, 2023
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Transcript

  1. 40歳を越えて転職した先で気がついた
    アンラーンの大切さ
    ㈱ウェブライフ CTO室 マネージャー
    塩谷 俊介

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  2. もくじ
    1. 自己紹介
    2. アンラーンとは何か
    3. アンラーンの重要性
    4. アンラーンの実践方法
    5. 転職とアンラーン
    6. 事例紹介
    1. スクラムをアンラーン
    2. Backlogをアンラーン
    7. まとめ

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  3. 1.自己紹介
    名前:塩谷 俊介(しおや しゅんすけ)
    年齢:43歳(来年2月に第5子が生まれる予定)
    職業:株式会社ウェブライフ CTO室マネージャー
    資格:Gallup認定ストレングスコーチ
    ECが好きで役割や会社は変わりつつも約9年程ECプラットフォームの開発・運用
    に従事。2023年1月から現職、主にEC部門の開発チームを担当。
    また、Gallup認定ストレングスコーチとして、個人や組織が強みを理解し活用す
    るための支援を行う

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  4. 2.アンラーンとは何か?

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  5. 2.アンラーンとは何か?
    「un」+「learn」= 学びをなくす?学ばない?
    アンラーンとは
    ● 既に持っている知識や価値観などを破棄し、思考をリセットさせ
    ることで、新しい考え方を受け入れるプロセス・学習方法
    ● 新しい価値観や視点を身につけ、より柔軟に変化に対応できるよ
    うにするための手法
    ● 学びによる知識や経験をよりよく活かすには「思考のクセ」を捨
    てることが必要
    学びほぐし

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  6. 3.アンラーンの重要性

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  7. 3.アンラーンの重要性
    変化の激しい時代に適応するためのアプローチ
    ● 変化に対応する必要があるため
    ● 自己成長につながるため
    ● 柔軟な思考を身につけるため

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  8. 4.アンラーンの実践方法

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  9. 4.アンラーンの実践方法
    認識 ➡ 脱学習 ➡ 再学習 ➡ 行動 ➡ 認識
    アンラーンサイクル
    1. 認識 「固定化した思考」を発見し認識する
    2. 脱学習 固定化した知識やスキル、価値観から脱却する
    3. 再学習 新たに知識やスキルを学ぶ
    4. 行動 新たなスキルや知識を実際に使い定着させる

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  10. 4.アンラーンの実践方法

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  11. 5.転職とアンラーン

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  12. 5.転職とアンラーン
    A.これまでの経験やスキルを基に、新しい環境でそれ
    を発揮し成果を上げること
    Q.転職先に求められることは何か?
    Q.これまでの経験・スキルって新しい環境でも適用可
    能なの?
    A.様々な条件が異なるので、そのまま適用しようとし
    てもうまく行かない

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  13. 5.転職とアンラーン
    ● アンラーンは変化に適応するために必要
    ● 転職は強制的に周りの環境を変化させる
    ● アンラーンは転職時には必須のアプローチ!
    ちょっとした変化に目を向ければ、周りは変化
    し続けていること気がつく
    アンラーンによって自らをアップデートするチ
    ャンス!!

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  14. 6.事例紹介

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  15. 6.1.スクラムをアンラーン

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  16. 6.1.スクラムをアンラーン
    当時の開発チーム状況
    ● スクラムに取り組んでみたという段階
    ● スクラム経験者は不在
    ● 正しくできているか不安、でもどこをどう改善すればよ
    いか分からない
    私の経験
    ● 前職でスクラム開発を経験(POとして関わる)
    ● スクラムが定着し改善のサイクルを回していた
    ● 経験豊富なアジャイルコーチを招聘していたため、私自
    身もスクラムへの理解を深めていけた

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  17. 6.1.スクラムをアンラーン
    ● メンバーも環境も、スクラムへの習熟度も違う中、
    どこから着手するのが良いか?
    ● 自分の経験は果たして正しかったのか?
    ● 自分の経験はいったん置いておいて、基礎から一緒
    に学び直そう!
    ● いきなり大きく変えてもメンバーは付いてこれない
    のでは?

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  18. 6.1.スクラムをアンラーン
    やったこと
    1. アジャイルマニュフェストを読み込む
    a. IPAが出している「アジャイルソフトウェア開発宣言の読
    み解き方」を使って勉強会
    b. なぜ我々はアジャイル開発に取り組むのかをチームで考え

    2. スクラムガイドを読み込む
    a. スクラムガイド(2020年版)を使って勉強会
    b. 現状に照らし合わせて、できていること、できていないこ
    とを確認
    c. チームで改善の為のアクションを検討・実施

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  19. 6.1.スクラムをアンラーン
    良かったこと
    ● 現状の理解が進んだ
    ● 学び、改善するステップをチームと経験できた
    ● 基礎部分を改めて確認することで、自分の経験でど
    の部分が基礎にあたり、どの部分がカスタマイズさ
    れた要素なのか認識できた
    私も含めたチームとして次のアンラーンのステップへ

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  20. 6.2.Backlogをアンラーン

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  21. 6.2.Backlogをアンラーン
    Backlogの利用状況
    ● 使ってはいるが、使いこなせていない・・・
    ○ 期限切れチケットの山、経緯の分からないコメント、共通アカウントで運用されてて誰が対応
    してるかわからない、通知を見ない人たち、議題が変わりながらひたすらコメントが続くやり
    取り、間違ったマイルストーンの使い方、浸透していない運用ルール、まっさらなwiki、大量
    の幽霊アカウントたち、課題の進捗状況を確認するためだけの会議・・・
    私の経験
    ● Backlog経験は10年以上
    ● Backlog活用方法を開発チーム以外に広げるための社内勉強会
    を開催、開発ツールから全社ツールへ
    ● JBUGには2019年頃から参加、Backlog World 2021でLT

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  22. 6.2.Backlogをアンラーン
    ● メンバーも環境も、プロジェクトの成り立ちも違う
    中、どこから着手するのが良いか?
    ● 自分の経験は果たして正しかったのか?
    ● 自分の経験はいったん置いておいて、基礎から一緒
    に学び直そう!
    ● いきなり大きく変えてもメンバーは付いてこれない
    のでは?運用回らなくなるのでは?

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  23. 6.2.Backlogをアンラーン
    ● Backlogの基礎ってどこにあるの?

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  24. 6.2.Backlogをアンラーン
    やったこと これからやりたいこと
    1. 基礎を学ぶ
    a. 「使い方ガイド」を読む(読んでもらう)
    b. 「活用ガイド」を読む(読んでもらう)
    2. 現状の運用に照らし合わせて改善点を洗い出す
    a. Backlogを使っているチーム(担当者)が認識し、
    改善の為のアクションを考えられるように
    b. 自分の経験もプラスする
    3. 優先度を決めて実行

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  25. 7.まとめ

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  26. 7.まとめ
    ● アンラーンは変化に適応するためにとても重要な考え
    方・スキル
    ● 転職のような大きな変化でなくても、小さな変化に適
    応していくところからアンラーンは始められる
    ● 物事の基本・基礎的なところに目を向けると、アンラ
    ーンの対象に気づきやすい
    ● アンラーンは1度やったら終わりではなく、サイクル
    を作ることで継続的に繰り返しアップデートを行える
    アンラーンにより我々の未来は明るい!!

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  27. ちょっとだけ宣伝

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  28. Thank You For Listening♥

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