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mablの導入と開発・QA間の協力体制

yuki-shiromoto
December 11, 2021

 mablの導入と開発・QA間の協力体制

STAC2021で発表した「mablの導入と開発・QA間の協力体制」です。
ローコードE2Eテスト自動化サービスのmablを導入した経緯や、テスト自動化を進めていく上での開発チームとQAチームの協力体制について説明しています。特にテスト自動化でテストケース作成がうまく進まなかったときの開発チームからのサポートについて触れました。

yuki-shiromoto

December 11, 2021
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Transcript

  1. 今日話すこと、メインターゲット 3 <話すこと> 1. mablとは何か 2. なぜmablを導入したのか a. 導入前の状況 3.

    導入してどうだったか a. スムーズに行った点 b. ちょっと工夫が必要だった点 c. チームから得られたサポート 4. 今後の取り組み 5. まとめ <メインターゲット> • ローコード自動化サービスが 気になっている人 • ローコード自動化サービスの 導入を始めたばかりの人
  2. エムスリーのQAチームの立ち位置 5 エムスリー 経営会議 マネジメントチーム VPoE CTO GL 採用TL エンジニア人事担当

    事業チーム (8) 横断チーム (8) Unit1 MR君 Unit3 新領域 Unit4 サイトプロモ Unit5 コンシューマ Unit6 キャリア Unit7 BIR Unit9 治験 電カル SRE 基盤 マルデバ AI機械学習 セキュリティ QA 2021-4-1時点:97名 採用チーム グループ会社 支援 プロダクト 支援 5 開発 エンジニア QA エンジニア 自分 組織横断のQAチームに所 属し、担当サービスが BIR
  3. なぜmablを導入したのか <mablを選んだ理由> • 課題の解消 ◦ ローコードツールのため、QAチームのメンバー全員が扱える ▪ Webブラウザの操作のレコードでテストケース作成が可能 (一部JavaScriptで記述する必要あり) ◦

    自前で実行用の環境を準備する必要がない • mablの標準機能でカバーできる範囲が広がる ◦ 簡単なスモークテストやVRTを実施する機能がついており、リンク切れなどの検知は自動で 行える まずはBIRでmablを導入してみよう! 9
  4. チームから得られたサポート ふりかえり <結果的に事前にやっておいてよかったこと> • 解決したい課題のチームでの共有・合意 (これが解決するとチームとしても嬉しいことがある) ◦ テスト実施、リグレッションに時間がかかっている ◦ 自動テストの作成、メンテナンスが一部の知識のあるメンバーに集中してしまうため全体展

    開が進みづらい <これからローコード自動化サービスを使おうと思ってる方へ> • mablはすごく便利、だけどmablだけではどうにもならないこともある 開発エンジニアとの協力体制が取れて、テスト対象システムもテストしやすく する対応が並行で取れるとスピーディに自動化が進む 16
  5. 現状、所感 <現状> • 既存の主要システムのリグレッションテストの自動化は完了 ◦ ライブラリのバージョンアップなど全体的なリグレッションテストが必要な対応では特に効果 を発揮 • 新規アプリ作成の際は、最初からmablでテストケースを作成する ◦

    事前にmablでテストケース作成が可能か検討 ▪ ユースケースに自動化できない部分が含まれてないか ▪ 自動化できる場合はmablと相性の悪いところはないかmockレビューの際に確認 ◦ テストケースの細かい仕様はmablのステップやassertionとして記述する <所感> • リグレッションを気軽にできる安心感は大きい • テストケースのメンテナンスも楽にできている 17
  6. 今後の取り組み <BIR> • 新規アプリ作成の際は、最初からmablでテストケースを作成する ◦ 記録したテストケースにどのくらい手をかける必要があるか計測中 ▪ どの程度が記録したまま動かせるのか ▪ どの程度開発エンジニアにサポートして貰う必要があるのか

    ▪ テスト対象システム側の変更にオートヒーリングがどの程度まで追随してくれるのか <QAチーム> • BIRで試してみた成果を他の事業チームでも広めていく ◦ まずはmablとテスト対象システムの相性確認から実施中 18