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【shownet.conf_】ShowNet x 宇宙ネットワーク

ShowNet
September 30, 2024

【shownet.conf_】ShowNet x 宇宙ネットワーク

ShowNet NOCチームメンバー
廣瀬 真人 (スカパーJSAT)

ShowNet

September 30, 2024
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Transcript

  1. 高度・軌道による分類 衛星の種類 4 LEO (Low Earth Orbit) MEO (Medium Earth

    Orbit) GEO (Geostationary Earth Orbit) 約36000km GEO(静⽌軌道) MEO(中軌道) LEO(低軌道) ⾼度 約36000km 2000km ~ 30000km 160 ~ 2000 km 軌道周期 24時間 (地球の⾃転と同期) 6 ~ 12時間 90 ~ 120分 カバーエリア 地球の表⾯の約1/3 をカバー LEOより広いエリア をカバー (※) ⼩さな地域をカバー (※) 遅延(RTT) 約500ms 約120 ~ 150ms 約20 ~ 40ms (※)コンステレーションにより広いエリアをカバー可能
  2. 衛星通信の基本構成 5 ユーザ端末・ VSAT(Very Small Aperture Terminal) 地上局・ HUBシステム 外部NW

    インターネット モバイル基地局 フィーダリンク サービスリンク アップリンク ダ ウ ン リ ン ク ア ッ プ リ ン ク ダ ウ ン リ ン ク 衛星
  3. 9 Compressed SIDを⽤いた SRv6のさらなる活⽤ = SRv6 uSID バックボーン キャンパス・ アクセスネットワークにおける

    Ethernet VPNの活⽤ = EVPN Type 5 による L3VPN SRv6による地上ネットワークと衛星回線の シームレスな統合に向けた取り組み = 地上・衛星 2系統での SRv6-VPN
  4. SRv6 Layer-3 VPN over 衛星回線 • 僻地を想定し、普段は地上のバックボーン回線を利⽤ • バックボーン障害時には衛星リンクを利⽤ •

    ヘテロジニアスな回線をSRv6で統合して利⽤する試み • 回線種別に応じたTraffic Engineeringも可能 10
  5. • SRv6 SIDの使い分けにより 経由する回線を制御 • Cisco Accedian Skylight 「SFP型ハードウェアセンサー モジュール」をバックボーン

    ルータに導⼊し遅延を計測 SRv6 Layer-3 VPN over 衛星回線実験 地上局 Internet x Space Summit FX2 地上経由 衛星経由 SID A uSID ⾞載アンテナ 静⽌衛星 11 衛星経由でも1分間のジッタの平均は 3ms以下、最⼤でもほぼ10ms以下
  6. Delay Torerant Network (DTN)デモ 14 • 惑星間ネットワークを模擬(遅延のエミュレーション) • Bundle Protocolを⽤いた、中継ノードでStore

    & Forward • 繋がるまでStoreし、送れるようになればForward • Contact Graphをアニメーション描画
  7. Ø衛星通信 ü例: 3GPP: NTN(Non-Terrestrial Network) • 衛星通信をモバイル通信に統合することが ⽬的 • 現在、Rel-19でNTN

    NR拡張 やRegenerative payload(Non Transparent)の標準化が進行中 Ø惑星間ネットワーク ü例: IETF: Delay/Disruption Torerant Netwroking (DTN) WG • RFC5050: Bundle Protocol Specification • RFC9171: Bundle Protocol Version7 • TCP/IPネットワークとの相互接続、セキュリ ティ等の検討が進行中 標準化動向 16 TS 38.311 RFC9171