Upgrade to Pro — share decks privately, control downloads, hide ads and more …

20220524_連携3社における共同研究プロジェクト

 20220524_連携3社における共同研究プロジェクト

昨年度、研究協力協定を締結した黒部市社協とjinjer㈱に、今年4月、広域的な活動と調査研究機能の強化と独立を図るため、黒部市社会福祉協議会から派生した一般社団法人SMARTふくしラボが加わり、4月より黒部市社協で始まった導入実験の効果や変化における中間報告、進捗具合並びに現時点でどの程度の効果が出ているか等を報告いたします。また、記者会見後に共同研究チームで、黒部市内の福祉事業所を訪問。現場を視察するとともに、福祉現場の業務効率に向けた課題解決策の検討等も行います。

SMARTふくしラボ

March 28, 2023
Tweet

More Decks by SMARTふくしラボ

Other Decks in Research

Transcript

  1. (福)黒部市社会福祉協議会と(株)jinjer並びに(一社)SMARTふくしラボによる
    「福祉分野におけるICTを活用した業務効率改善
    『ふくしDX』の共同研究プロジェクト」

    View Slide

  2. 社会福祉法人
    黒部市社会福祉協議会
    「誰もが安心して暮らせるやさしい福祉のまちづくり」の推進
    2

    View Slide

  3. 黒部市 社会 福祉 協議会
    黒部市全体の「しあわせ」について
    話し合い、考え続ける場づくりが仕事
    3

    View Slide

  4. 自分たちのまちは、
    自分たちで良くしていく
    Nothing About Us Without Us!
    4

    View Slide

  5. 5
    ICTや新しい技術革新を活かした地域福祉の推進へ shakyo3.0
    スマート社協3.0構想
    【ビジネスチャット】
    コミュニケーションツールで働く人がより働きやすくする。
    【地域福祉分野におけるICT利活用実証実験】
    支援する人が支援しやすい環境づくり
    ICTリテラシーが低い、後期高齢者を支える
    官民協働のプラットフォーム
    ※国立研究開発法人情報通信研究機構、株式会
    社日新システムズ、黒部市社協の三者協定
    【LINE botによる相談窓口】
    相談のハードルを下げ、早くからの
    リーチをつなげるしくみ将来的な
    情報発信のキーとなるしくみ
    【ふくしDX】
    業務効率改善を行い福祉
    現場での人材不足を解消。
    民間企業との共同研究PJ
    【5goals for 黒部】
    市民に分かりやすく伝え、みんな
    の目指すべきgoalを示す。
    【個人活動の可視化】
    社会にどう貢献したか、自分自身の活動
    ログが見えるようにする。
    【ふくしDXの推進基盤】
    社団法人を立ち上げふくし全体のデジタ
    ル化、DX推進を図る組織の立ち上げ。
    【SW-MaaSの開発】
    トヨタモビリティ基金と福祉版移動シェア
    サービスの研究開発
    一般社団法人
    SMARTふくしラボの設立
    福祉版移動シェアサービス
    SW-MaaS
    Social welfare Mobility as a service

    View Slide

  6. 6
    俯瞰して見て、考える。
    今の重点テーマ
    支援者が支援しやすい環境づくり

    View Slide

  7. コロナ禍で世の中の働き方が変わり、バックオフィス全体のDXが加速しました。
    人事部門のDXを支援させて頂くなかで、オンラインでの雇用契約に加え、契約書
    や請求書などの電子契約サービス、WEB会議などのコミュニケーションサービス
    など、バックオフィス全般としてのご要望を企業様より多数頂きました。
    「人事」領域に限らず複数プロダクトを同一のプラットフォームで提供することが、
    企業が抱えている労働力不足や、デジタル技術の活用などの本質的な課題解決に
    つながることだと感じ、jinjerは「バックオフィス向けクラウドサービス」へと進化致しました。
    「バックオフィスクラウドサービス」

    View Slide

  8. jinjerとは
    『人事・総務など管理に関わる仕事をひとつのプラットフォーム』
    業務の統合管理が可能

    View Slide

  9. jinjerとは
    “バックオフィス“に関わるすべてのデータを一元的に集約出来る
    国内で唯一のクラウド(SaaS型)サービス
    ※SaaSベンダーで人事・勤怠・給与・経費の
    完全連動のデータベースを保有しているのはjinjerだけ
    (2021年10月時点)

    View Slide

  10. 導入企業

    View Slide

  11. jinjerの特徴
    業界唯一無二の完全統合型データベースのため、
    社員の皆様の情報が点在せず、
    部署毎にマスタメンテナンス不要
    人事 勤怠
    労務
    給与
    経費
    コンディショ

    ワークフロー
    雇用契約書
    紙・他社システムを導入の場合
    ①従業員A ②従業員A
    手動連携
    ③従業員A
    手動連携
    jinjerのデータの流れ

    View Slide

  12. jinjerの特徴
    入社 在職中 退職
    社会保険
    雇用保険
    電子申請
    TODO管理
    ダッシュボード
    定期配信
    通常配信
    アラート
    コンディション管理
    経費申請
    交通費申請
    交際費申請
    仮払申請
    支払い依頼
    勘定科目
    計上部門
    FBデータ
    自動仕訳
    入社処理
    従業員管理
    グループ管理
    組織改編
    レポート
    Data
    base
    性別
    所属
    口座
    休職
    住所
    通勤
    家族
    給与
    社保
    血液型
    労保
    労働契約
    在籍区分
    国籍
    緊急連絡先
    資格
    雇用区分
    生年月日
    職歴
    採用
    入社年月日
    学歴
    各種課税
    マイナンバー
    住所変更 氏名変更
    年調収集
    マイナンバー
    マスタ管理
    データ出力
    カスタマイズ
    打刻
    シフト
    休暇管理
    残業管理
    36協定
    就業規則
    月次集計
    給与連動
    アラート
    予実管理
    月次計算
    賞与計算
    月変算定
    源泉徴収
    給与明細
    賃金台帳
    年調計算
    FBデータ
    入社処理
    異動申請
    退社申請
    代理承認
    カスタマイズ
    労働条件通知書
    契約締結
    タイムスタンプ
    書類作成
    人事連携
    扶養変更 異動
    Life Time
    社員の皆様の【入社】から【退職】まで、すべてjinjer内で完結することが可能

    View Slide

  13. jinjerの特徴
    マイページTOP画面
    勤怠管理 給与明細
    身上変更申請・ワークフロー 年末調整
    マイプロフィール
    マイページ機能により、社員の皆様の窓口が一つで完結するため、
    社員の皆様が混乱せず、とっても使いやすい

    View Slide

  14. 14

    View Slide

  15. 福祉分野のDXを加速させるための組織
    mission
    3年間で福祉分野のデジタル化とDXを急加速させるための
    エンジンになる。
    vision
    福祉の現場でICT利活用やDXが進み、より本来の仕事に注力できるようになり、
    働きやすさと共にやりがいが生まれる。
    15

    View Slide

  16. 【黒部市社会福祉協議会との関係性】
    〇広域的な活動のプラットフォーム
    ・黒部市内に限らず、近隣との連携や全国各地との共同研究など、広域で活動を行うためのプラットフォームになる。
    【2022年度】
    ①国・県のモデル事業「小規模法人ネットワーク化事業」(黒部市、入善町の6法人で構成)の事務局
    ②トヨタモビリティ基金との共同研究事業「福祉版移動シェアサービス SW-MaaS開発」(黒部、豊岡、高崎)
    〇調査研究機能の強化と独立
    ・黒部市社協の経営戦略係で進めていたシンクタンク機能、新規事業開発等の事業の一部を社団法人へ移行。企業との共同研究
    や民間財源を活用し、調査研究機能を強化していく。行政や社協からの助成金は受けず(事業受託はあり)、独立性を担保して活動
    を進めていく。
    〇持続可能な事業推進体制
    ・2022年度は、市社協職員2名を出向(財源はトヨタモビリティ基金の研究事業費)で専従となり、総務課経営戦略係から1名を
    兼務の体制で立ち上げ支援を行う。以降、次年度より自主財源での運営を確立し、持続可能な体制をつくる。
    広域的な活動と調査研究機能の強化と独立
    16

    View Slide

  17. 【福祉分野を「smartふくし」に押し上げるエンジンに】
    3年間で一気に、福祉分野をsmart化する。
    ※smart(スマート):賢い デジタルやDXを理解し、上手く活かすことのできる状態
    福祉団体・組織・法人
    Smartふくし
    【フェーズ①】
    ネットワーク化
    課題の棚卸し、整理と集約
    【フェーズ②】
    デジタル化
    紙からデジタルへの置き換え
    【フェーズ③】
    DX
    (デジタルトランスフォーメーション)
    業務改革
    【フェーズ④】
    全体最適化
    持続可能な地域・体制整備
    Smartふくし
    Engine
    機能強化
    【シンクタンク】
    データ活用
    データの見える化・EBPM
    機能強化
    【シビックテック】
    人材育成・場
    活動の担い手、場づくり
    【市民参加】
    住民主体のまちづくり
    じぶんのまちを自分たちで良くしていく
    17

    View Slide

  18. 【smartふくしラボのポジション】 簡単に言うと、
    福祉団体と民間企業・研究機関の間にはコーディネートがいる
    福祉団体・組織・法人
    SMARTふくしラボ
    民間企業・研究機関
    困りごとの整理
    課題発見
    組織内の合意形成
    業務改善
    DX支援
    福祉ニーズへのマッチング
    商品開発
    実証実験
    販路拡大
    ICT※
    リテラシー推進
    ※福祉寄りに伴走支援していくことが強み
    最終目標:smartにつながる状態
    ※smart(スマート):賢い デジタルやDXを理解し、上手く活かすことのできる状態

    リテラシー:「(何らかのカタチで表現されたものを)適切に
    理解・解釈・分析し、改めて記述・表現する」 18

    View Slide

  19. SMART
    ふくしラボ
    学び合う場
    learning
    実験する場
    experiment
    研究する場
    laboratory
    ビックデータ
    蓄積/利活用
    福祉分野の
    デジタル化・DX
    研究
    民間企業との
    共同研究
    地域での
    実証実験
    フォーラム
    開催
    リテラシー
    向上
    ビジネスモデル
    事業化
    プログラム
    開発
    セミナー
    勉強会
    ローカライズ
    他地域への
    展開
    福祉団体
    支援
    【3つの場づくり】Core competenceからの事業展開
    19

    View Slide

  20. (福)黒部市社会福祉協議会と(株)jinjer並びに(一社)SMARTふくしラボによる
    「福祉分野におけるICTを活用した業務効率改善
    『ふくしDX』の共同研究プロジェクト」

    View Slide

  21. もし、福祉事業を展開するときに、
    もし、総務系の事務を効率よくできたら?
    各法人の総務系事務にかかる負担は大
    雇用契約・勤怠管理・労務管理・人事記録・社会保険等手続き
    さらに法人間が連携をして集約できたら
    総務系事務をアウトソーシングできる可能性もある
    本来事業にもっと力を入れることが出来る
    福祉サービスの質の向上
    2 1

    View Slide

  22. 介護・障害支援業界の概況
    22
    介護分野は全職種と比べて人材不足
    【介護需要の予測】 【有効求人倍率】
    2030年まで需要増が続く
    出典:日本医師会 地域医療情報システムhttp://jmap.jp/ 、厚生労働省
    0
    0.5
    1
    1.5
    2
    2.5
    3
    3.5
    4
    4.5
    17年 18年 19年 20年 21年 22年 23年 24年 25年 26年 27年 28年 29年 30年
    ■全国平均
    ■黒部市
    ■介護分野
    ■全職種
    平成
    2030年予測 2035年予測 2040年予測 2045年予測
    2025年予測
    2020年予測
    2015年国勢調査

    View Slide

  23. vision
    福祉の現場でICT利活用やDXが進み、より本来の仕事に注力できるようになり、
    働きやすさと共にやりがいが生まれる。

    View Slide

  24. 3者連携の共同研究へ
    一般社団法人SMARTふくしラボが
    参画することにより、調査分析を強化する

    View Slide

  25. 共同研究プロジェクト
    福祉分野におけるICTを活用した業務効率改善(ふくしDX)の実現

    View Slide

  26. 共同研究プロジェクト
    jinjer活用による「業務の可視化・改善項目の定点観測」による効率化の実現

    View Slide

  27. 共同研究プロジェクト
    共同研究プロジェクト期間内の活動内容
    2022年4月
    実証実験開始
    職員・入居者向けに
    アンケート調査・データ化
    jinjerを活用した
    業務効率化
    アンケート
    データ可視化
    セミナー
    定期開催
    DXの成功事例を
    福祉へ伝え、事例増やす
    現地への
    視察
    現地確認し、
    現場の業務・課題を知る

    View Slide

  28. 効果検証の数値設定
    3年間での費用対効果と導入経費の捻出を検討する。
    目 標
    総務系の業務を行う人件費約4,000,000円を削減し、
    50%をジンジャーアプリ導入経費、50%を地域福祉事
    業や新規事業へ人と時間を投資していく。

    View Slide

  29. View Slide

  30. View Slide

  31. View Slide

  32. 脱ハンコ⇒PC or スマホ

    View Slide

  33. 脱ハンコ⇒PC or スマホ

    View Slide

  34. 黒部市社会福祉協議会 jinjer導入後の効果

    View Slide

  35. 黒部市社会福祉協議会 jinjer導入後の効果
    【削減時間(見込) 】
    年間削減405時間
    (月間34時間)
    【削減費用 (見込)* 】
    82万円
    *根拠:時給2,000円、就業者:39名

    View Slide

  36. 黒部市社会福祉協議会 jinjer導入後の効果
    初期導入時の負担
    (週1〜2回MTG/1ヶ月)
    担当者/責任者が必要
    業務・作業の変化
    時間(コスト)の削減
    ミスの抑制(自動計算)
    心理的負担の軽減
    デメリット
    メリット

    View Slide

  37. 「ふくしDX」を推進し、
    働きやすさと共にやりがいが生まれる職場へ

    View Slide