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セコムのDX事例に学ぶ、DXプロジェクトの歩み方とカルチャーの作り方【SORACOM Discovery 2022】

セコムのDX事例に学ぶ、DXプロジェクトの歩み方とカルチャーの作り方【SORACOM Discovery 2022】

2022年7月6日 SORACOM Discovery 2022 ONLINE セッション資料です。

IoTを活用した多くのサービスが生まれている昨今、最新のテクノロジーを活用したDXによる顧客体験の向上はより身近なものとなりました。その一方、DXプロジェクトを推進するためには様々なテクノロジーをいかに活用していくかだけでなく、いかに良質な試行錯誤を繰り返せるかが成功の鍵を握ります。本セッションではセコムの事例を通して実践的なDXプロジェクトの進め方について議論します。本セッションを通してDXプロジェクトの歩み方だけでなく、求められる強いカルチャーの作り方のヒントをお届けします。

セコム株式会社 技術開発本部 開発センター センター開発3グループ
マネージャー 田中 拓朗
株式会社ソラコム シニアソリューションアーキテクト 須田 桂伍
株式会社ソラコム ソリューションアーキテクト 竹中 紳二

SORACOM

July 06, 2022
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Transcript

  1. 自己紹介
 セコム株式会社  技術開発本部
 開発センター
 
 田中 拓朗
 
 経歴
  セコム㈱へ入社後、警備業務を経験したのち、大型物件向けシステムの開発に従事。
  2014年から1年間、グループ会社である韓国エスワンへ出向。


     帰国後は、大規模イベント向けの特注システムの開発、東京2020大会向けシステムの開発を担当。
  現在は、新商品開発におけるパブリッククラウドの活用推進を担当。

  2. 設立年月日
 1962年7月7日
 グループ会社数
 178社
 セコムグループ社員数
 64,421名 
 売上高(連結)
 1兆498億5,900万円
 経常利益(連結)


    1,531億8,600万円
 契約件数
 
 国内セキュリティ契約件数 約258万5,000件   <内訳>  法人(事業所)   約108万8,000件         家庭        約149万7,000件 海外セキュリティ契約件数 約101万9,000件 
 
 グループ総契約件数    約360万4,000件
 
 (2022年3月末現在)
 セコム株式会社
 • 1962年に日本警備保障(現セコム)が日本初の警備会社として創業 (セコム(株)を含む) 1978年に台湾に進出。現在では17の海外進 出先のうち、アジア、ヨーロッパ、オセアニアな どの13の国と地域でセキュリティ事業を展開 

  3. SORACOM 
 IoT SIM 
 SORACOM Funnel セコム みまもりクラウド いつでもみまもりアプ

    リ 温湿度センサー (GPSマルチユニット)               
 利用したSORACOMサービス: SORACOM Air、SORACOM Funnel 利用したデバイス: SORACOM GPSマルチユニットSORACOM Edition 付加価値の提供
 温湿度センサーを追加することで、熱中症の予防に活用
 ソラコム様のサービス×クラウドで柔軟なサービス拡張を可能に

  4. IoTシステムの構築にむけて インターネット クラウド モノ センサー ゲートウェ イ
 デバイス 通信 データ収

    集 可視化
 分析 デバイス
 管理 省
 電力化 セキュリ ティ クラウド
 連携 遠隔
 管理 プロジェク トマネジメ ント
  5. SORACOM Professional Services サービス活用支援 IoTシステム設計開発支援 プロジェクト推進支援 ソラコムサービスの効果的な活用及びシ ステムへの導入をご支援します アーキテクチャ設計やプロトタイピングを通じた システム設計開発をご支援します

    SORACOM Professional Services(以下PS)はソラコムサービス及びパートナーエコシステム を最大限に活用し、エンタープライズでのIoT活用をご支援するサービスです。 技術的な課題やタスクの整理によりお客様のプ ロジェクト推進をバックアップ致します
  6. 課題の理解 自走のための伴走 - スキルマップを考慮した適切な技術選定 - システム要件に合わせた開発技術のインプット - 手を動かし、伴走しつつクイックに動くものを実装する Programmi ng

    (C/C++/Pyt hon/Go/…) VCS (Git/Subver sion/Mercur ial/Perforce /…) RPC (REST/SO AP/gRPC/ GraphQL) Embedded (GPIO/SPI/ I2C/…) IaC (Terraform/ CFn/CDK/ …) Cloud (AWS/Azur e/GCP) Applied math (Optimizati on, Signal processing, …) Coding skill A さん Python/Go Git ◎ ◎ CDK △ AWS Signal Processing × B さん C/C++ × ◎ ◎ Terraform △ Azure Probabilisti c filters ◎
  7. 技術支援を実施した領域 技術領域 抽象度 デバイス アーキテクチャ コーディング ネットワーク クラウド パブリッククラウド プロトコル設計

    IaC パケットフォーマット 再送ロジック設計 デバイス開発パートナー選定 CI / CD 開発フロー 通信の最適化 SORACOM バイナリパーサ実装 ファームウェア開発
  8. PoC システム開発 プロダクション開発に繋げる PoC - ソフトウェアコンポーネント設計とユニットテスト - 開発フロー、CI/CDといったノウハウの提供 - 環境の移行・横展開を容易にするためのインフラのコード化(IaC)

    技術の内製化 - セコム様開発チームとの密な連携による共創 - ハンズオン・PoC システム構築を技術の内製化の足がかりとして使う - 勉強会を通した技術移転
  9. SORACOM の願い クラウド ⇒ 多くの Web サービス SORACOM ⇒ 多くの

    IoT システム 日本から、世界から、たくさんの IoT プレイヤーが生まれますように