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IoT電流計開発に学ぶ、製品差別化3つの法則【SORACOM Discovery 2025】

IoT電流計開発に学ぶ、製品差別化3つの法則【SORACOM Discovery 2025】

従来、手作業で記録していた電流計市場に革命を起こした「IoT電流計」の開発ストーリーをお届けします。既存製品に"通信"を組み込むことで生まれた新しい価値とは?自社の課題解決のために作ったツールが、なぜ新規事業として成長できたのか?開発者自身が語る舞台裏から、IoT活用と市場での差別化のポイントが学べます。

株式会社エニマス 専務取締役 二関 智司
株式会社ソラコム セールスマネージャー 岡村 知里

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SORACOM PRO

July 31, 2025
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Transcript

  1. 会社概要 商号 設立日 資本金 住所 代表者 売上高 株主 従業員数 事業内容

    株式会社エニマス 2022年8月26日 1,000,000円 東京都町田市原町田4-11-13 小林昌純 8名 7500万円(2024年7月期) コバヤシ精密工業 ポータブル通信電流計エニマスの製造販売 エニマスアプリケーションの開発・サービス 省エネソリューションコンサルティングサービス 脱炭素コンサルティング 省エネ商品開発と販売
  2. IoT電流計誕生の背景 ・地球環境の保護 ・温暖化防止 利益率を圧迫 ・電気料金の高騰 電気使用量の削減 個々の電力を細かく・簡単に測定できないか? 問題 ①社内には分電盤の中に約80ヶ所あるブレーカー ②一つ一つ人が計測して結果を記録するという大きな工数と人員配置が必要

    解決方法 ①自社開発 1回路を計測しながら社内Wi-Fiでデータ集計するシステムを開発、 1回路単位の装置では大きく分電盤の中に入らずすべての回路を計測できない ②改良 測定部8回路に集約 Wi-Fiが使用できない セキュリティーが不安 Wi-Fiから4G通信に変更