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意外とあった SQL Server 関連アップデート + Database Savings P...

意外とあった SQL Server 関連アップデート + Database Savings Plans

2025年12月8日に行われたクラスメソッド re:Growth 2025 札幌で発表した内容です。

https://classmethod.connpass.com/event/371835/

Werner Vogels 最後のキーノートはこちらからご覧いただけます。

https://youtu.be/3Y1G9najGiI

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Takuya Shibata PRO

December 08, 2025
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Transcript

  1. 自己紹介 Takuya Shibata ✓ クラウド事業本部 コンサルティング部 ✓ ソリューションアーキテクト ✓ Japan

    All AWS Certifications Engineer (2025) ✓ Japan AWS All Certifications Engineer (2023, 2024) ✓ ex-APN AWS Top Engineer (2020, 2021) ✓ ex-Microsoft MVP (2016 – 2022) 今回現地には行っておりません。日本勢です。
  2. re:Invent 前の更新を軽くご紹介 1. 2025/11/22 : RDS for SQL Server がResource

    Governorをサポート 2. 2025/11/21 : EC2向けSQL Server 2025 AMIの提供開始 3. 2025/11/21 : RDS for SQL Server Web EditionがMulti-AZ構成をサポート 4. 2025/11/17 : EC2でライセンスコスト減のSQL Server HAクラスターを構築 可能に 5. 2025/11/05 : AWS Launch WizardからSQL Server Developer Edition入り EC2インスタンスの作成が可能に
  3. RDS for SQL Server で最大256TiBまでディスク追加が可能に • 初期ストレージ (最大64TiB) のほかに追加のストレージ (最大64TiB)

    を3本まで利用可能に ✓ 初期ストレージと合わせて 最大256TiB まで利用可能 ✓ ストレージタイプは gp3 (最大16TiB) と io2 (最大64TiB) のみ選択可 • Standard Edition と Enterprise Edition で利用可能 種別 ボリューム (ドライブ名) ストレージタイプ 初期ストレージ - (D:) gp2, gp3, io1 (20GiB~16TiB), io2 (20GiB~64TiB) magnetic (20GiB~1TiB, 非推奨) 追加ストレージ1 rdsdbdata2 (H:) gp3 (20GiB~16TiB), io2 (20GiB~64TiB) 追加ストレージ2 rdsdbdata3 (I:) gp3 (20GiB~16TiB), io2 (20GiB~64TiB) 追加ストレージ3 rdsdbdata4 (J:) gp3 (20GiB~16TiB), io2 (20GiB~64TiB) + RDS for Oracleも対象
  4. RDS for SQL Server が Developer Edition をサポート • SQL

    Serverメディアからカスタムエンジンバージョンを作成する ことでDeveloper Edition (Enterprise Developer)の利用が可能に ✓ 現時点で SQL Server 2022 CU 21 (16.00.4215.2) のみ対象 ✓ カスタムエンジンバージョンの作成には次のファイルが必要 1. 英語版インストールメディアのISO : SQLServer2022-x64-ENU-Dev.iso 2. 累積アップデート(CU 21)インストーラー : KB5065865 のパッケージファイル (.exe) • バージニア北部、オレゴン、東京リージョンでのみ利用可能 (と、ドキュメントにあるのですが他リージョンでも使えそうな雰囲気が…) • 当然だが開発目的での使用のみ可能 ✓ https://learn.microsoft.com/ja-jp/sql/sql-server/editions-and-components-of-sql-server-2022 Enterprise SQL Server Developer エディションを使用すると、開発者は SQL Server 上に 任意の種類のアプリケーションをビルドできます。 Enterprise Edition のすべての機能が含まれていますが、運用サーバーとしてではなく、 開発およびテスト システムとして使用するライセンスが付与されています。
  5. RDS for SQL Server が Developer Edition をサポート • その他

    RDS for SQL Server Developer Edition の制限 ✓ Multi-AZ構成不可、リードレプリカの作成も不可 ✓ 現時点で利用可能なインスタンスタイプは M6i と R6i 系のみ ✓ オプショングループ指定不可
  6. • RDS for SQL Serverで第7世代のインスタンスタイプをサポート開始 • この世代 (M7i, R7i) では

    2xlarge 以上のインスタンスタイプにおいて 同時マルチスレッティング(SMT)を自動的に無効にすることで ライセンスコストが削減されている ✓ ただし、タイプごとのvCPU数が前世代に対して半分になっているので要注意 一例 (M7iの場合) を出すと下表の通り • SQL Serverのライセンス費用は半分になったvCPU数で計算される RDS for SQL Server でCPU最適化オプションをサポート インスタンスタイプ メモリ 他エンジン vCPU数 SQL Server vCPU数 CPU最適化 db.m7i.large 8 GiB 2 (1コア 2スレ) 2 (1コア 2スレ)- db.m7i.xlarge 16 GiB 4 (2コア 2スレ) 4 (2コア 2スレ)- db.m7i.2xlarge 32 GiB 8 (4コア 2スレ) 4 (4コア 1スレ)SMT無効 db.m7i.4xlarge 64 GiB 16 (8コア 2スレ) 8 (8コア 1スレ)SMT無効 db.m7i.8xlarge 128 GiB 32 (16コア 2スレ) 16 (16コア 1スレ)SMT無効 db.m7i.12xlarge 192 GiB 64 (32コア 2スレ) 32 (32コア 1スレ)SMT無効 db.m7i.16xlarge 256 GiB 128 (64コア 2スレ) 64 (64コア 1スレ)SMT無効
  7. RDS for SQL Server でCPU最適化オプションをサポート • さらにスペック最適化のために利用CPU数を調整可能になった ✓ 『メモリが大量に欲しいがCPUコア数はそこまで不要』な場合などに使う ✓

    4vCPU未満には調整不可 (SQL Serverコアライセンスで最低限要求される数が4であるため) • 第7世代 (M7i, R7i) インスタンスタイプでのみ調整可能
  8. Database Savings Plans の特徴 • Compute Savings Plans同様にDBエンジンやリージョン等の縛り無し ※ただし、全く縛りが無いわけではない •

    RDSやAurora以外のデータベースも対象 より正確には RDS, Aurora, DSQL, DynamoDB, ElastiCache, DocumentDB, Neptune, Keyspaces, Timestream, DMS が対象 • 割引率は『最大35%』 全体としては 12% ~ 35% の割引率 (ざっくり表現すると Aurora Serverless 35%, 他Serverless 30%, RDSベース 20%, DynamoDBベース 18%) • 期間は『1年間』のみ • 支払い方法は『前払いなし』のみ
  9. • Aurora (MySQL, PostgreSQL) ✓ 割引率 20% ✓ 第7世代以降のみ対象 •

    Aurora Serverless (MySQL, PostgreSQL) ✓ 割引率 35% ✓ V2のみ対象 • Aurora DSQL ✓ 割引率 18% • RDS (Db2, MariaDB, MySQL, Oracle, PostgreSQL, SQL Server) ✓ 割引率 20% ✓ 第7世代以降のみ対象 ※RDS for OracleはBYOLのみ第7世代利用可 ✓ SQL Server Express Editionは対象外 ※第7世代非サポートのため • DynamoDB ✓ 割引率 18% (Provisioned Throughputの場合は 12% ) Database Savings Plans 対象データベース ※ 本ページの内容は2025年12月8日時点において発表者が調査した限りのものであり、記述の正確さを保証しません。 正確な内容に関しては公式ページ https://aws.amazon.com/savingsplans/database-pricing/ を参照してください。
  10. • ElastiCache (Valkey) ✓ 割引率 20% ✓ ElastiCache for Valkeyのみ対象

    ✓ 第7世代以降のみ対象 • ElastiCache Serverless (Valkey) ✓ 割引率 30% ✓ ElastiCache for Valkeyのみ対象 • DocumentDB Instance ✓ 割引率 20% ✓ 第8世代のみ対象 ✓ I/O-Optimized構成に対する割引率の記述無し • DocumentDB Instance (Serverless) ✓ 割引率 30% Database Savings Plans 対象データベース ※ 本ページの内容は2025年12月8日時点において発表者が調査した限りのものであり、記述の正確さを保証しません。 正確な内容に関しては公式ページ https://aws.amazon.com/savingsplans/database-pricing/ を参照してください。
  11. • Neptune Instance ✓ 割引率 20% ✓ 第7世代以降のみ対象 ✓ I/O-Optimized構成に対する割引率の記述無し

    • Neptune Instance (Serverless) ✓ 割引率 30% • Keyspaces ✓ 割引率 18% (Provisioned Throughputの場合は 12% ) • Timestream (InfluxDB) ✓ 割引率 20% ✓ Timestream for InfluxDBのみ対象 ※LiveAnalyticsはすでに新規受付停止 Database Savings Plans 対象データベース ※ 本ページの内容は2025年12月8日時点において発表者が調査した限りのものであり、記述の正確さを保証しません。 正確な内容に関しては公式ページ https://aws.amazon.com/savingsplans/database-pricing/ を参照してください。
  12. • DMS Instance ✓ 割引率 20% ✓ 第7世代のみ対象 ※本日時点でDMSは第8世代非対応 •

    DMS Serverless ✓ 割引率 20% ※DMSはServerlessでも20% Database Savings Plans 対象データベース ※ 本ページの内容は2025年12月8日時点において発表者が調査した限りのものであり、記述の正確さを保証しません。 正確な内容に関しては公式ページ https://aws.amazon.com/savingsplans/database-pricing/ を参照してください。
  13. 割引率を一発で確認したい人向け (セッション動画より) AWS re:Invent 2025 - [NEW LAUNCH] Deep dive

    into AWS Database Savings Plans (DAT326) より引用 https://youtu.be/5tT38P-gWA0