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20150708 文献紹介

Yuta
July 08, 2015

20150708 文献紹介

Yuta

July 08, 2015
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  1. 文献紹介 大規模日本語文法の開発 野呂 智哉, 橋本 泰一, 徳永 健伸, 田中 穂積

    自然言語処理 Vol.12 (2005) No.1 P3-32 自然言語処理研究室 B4 須戸悠太 1
  2. 曖昧性増大の要因 1. ラベル付けの誤り 2. 構文構造の不一致 3. 構文情報の欠落 4. 意味情報の必要性 –

    1, 2はコーパスの誤りであり、要訂正 – 3は必要な構文情報を考察し、非終端記号に追加する。 – 4は曖昧性を包含した単一の構文構造を付与し、文法を 再抽出する。 8
  3. • 使用したコーパスの不備・欠点 1. 用言の活用系に関する情報の欠落 2. 複合名詞内の構造の曖昧性 3. 連用/連体 修飾句の係り先の曖昧性 4.

    並列構造の曖昧性 • これらを解消するように方針を定める – ラベルの追加 – 構造の一定化 など 10
  4. 文法・コーパスの構文構造の変更 • 以下の2点について評価を行った。 1. 構文解析結果の曖昧性がどの程度抑えられているか 2. どの程度の構文解析結果が得られるか • 8911文に対し、以下の手順で構文構造を変更 1.

    変更方針に従って文法を人手で変更 2. MSLRパーザでコーパス中の文を構文解析し、解析結果 の集合を獲得 3. コーパス作成支援ツールで、集合を絞込み、最終的に 一つの正しい構文構成を選択 11