IoTLT vol.72@Youtubeの発表資料
スマホと車を繋ぐ SmartDeviceLinkについて@SuzukIoT
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自己紹介● 鈴木 (SuzukIoT)● 開発スキル● 組込み F/W● Linux 、 Android アプリ、 Web アプリ開発● IoT● Raspberry Pi 中心● Pico は様子見中
SmartDeviceLink(SDL) とは● スマホと車載器 ( ナビ ) を繋ぐ規格● 車載器の画面からスマホを操作できる● メッセージを読み上げる。音声操作● 車のデータを使ったアプリを作れるトヨタモビリティ東京の Web より
SmartDeviceLink(SDL) とは● TOYOTA と Ford が中心となって 2016 年に設立されたコンソーシアム● 色々なメーカーが参画してる● SDL 対応車種も出始めている● オープンな規格● コアな部分はオープンソース
自動車のデータを取るには● OBD-Ⅱ を使う● メーカー、車種によって上手く取れないケースがある● トラブルが多い● 警告灯が点いてエンジンが止まった● バッテリーが上がった● ドアが開けられなくなった● 車に謎な物取り付けてる不安もあるかも
データを取った後● OBD-II でデータ取れた、じゃあそのデータをどうしよう?● その先の目的が無かった● 作ってみたを自慢しても、リバースエンジニアリングっぽいので、あまり公にできない
SDL への期待● スマホの機能を組み合わせることでデータの新しい価値、活用のアイデアが生まれる● SDL 規格でプラットフォームが統一される● 開発が楽になる (OBD は色々な独自規格が多い )● 一律に欲しいデータ取れる● 多くの車両のデータを集められる
SDL アプリコンテストの開催● 過去 2 回開催、今回で 3 回目● 応募締め切り 2/21● 私も応募しましたhttps://sdl-contest.com/
SDL アプリ開発で気になった事● 自分も応募してみようと 1 月に入ってから着手● SDK のバージョンが新しくなっているが、ドキュメントや記事が追いついていない● 車両データの実データを取る手段がない
実車両のデータ取得手段SDL BOOT CAMP 車載器の購入ラズパイとタッチパネルの組み合わせで動かす SDL 環境SDK のバージョンが古いために、作ったアプリからは繋がらなかったストアのページがリンク切れになって入手不可SDK が古くて最新のアプリでは繋がらない噂SDL core の独自ビルド頑張ったけどできなかった。 Policy のブロックが外せない
世の中の SDL の現状● 対応アプリが少ない● アプリ配信のハードルが高い● SDL へのお布施が必要 ( 年間数万ドル~ )● SDL コンソーシアムの認証が必要● 結局はメーカーの機嫌次第な印象でオープン性に疑問
先行き不安● ナビ系アプリの終了が相次ぐ● Yahoo! カーナビ終了予定 (2021 年 5 月 )● LINE カーナビ終了予定 (2021 年 5 月 )● TC スマホナビ (TOYOTA) 終了予定 (2021 年 3 月 )● 残るはカーナビタイムだけ
頑張って欲しい SDL● プラットフォームをオープンにする取り組みは楽しみ● 無くなってしまうのは残念なので、続いてほしい● 本物のデータでアプリ開発したい● そうでないと普通のスマホアプリと変わらなくなってしまう● 会社だと利益ベースでやるやらないが決まる● 個人趣味では面白いからやる● もっと開発者が増えて盛り上がって欲しい● 自動車メーカーはアプリの人と一緒にやれば面白いことできると思うのに
最後に● 車のデータを扱った何かをやってみたい● 仲間を探しています● 次回もコンテストがあれば挑戦してみたい● 実データが取れるようにリベンジしたい