Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
スマホと車を繋ぐSmartDeviceLinkについて
Search
SuzukIoT
February 16, 2021
Programming
0
670
スマホと車を繋ぐSmartDeviceLinkについて
IoTLT vol.72@Youtubeの発表資料
SuzukIoT
February 16, 2021
Tweet
Share
More Decks by SuzukIoT
See All by SuzukIoT
ゆるくはじめたハードウェア製作 その後
suzukiot
0
310
KURUMA IoTLT Vol.4 オープニング
suzukiot
0
340
VREC-DH300D データ解析・続
suzukiot
0
500
ゆるくはじめるハードウェア製作
suzukiot
0
500
KURUMA IoTLT
suzukiot
0
250
ドラレコのデータを解析してみた
suzukiot
0
380
The Things NetworkのLoRa WANゲートウェイを設置しました その2
suzukiot
0
330
The Things Network の LoRa WAN ゲートウェイを設置しました
suzukiot
0
420
Other Decks in Programming
See All in Programming
Stackless и stackful? Корутины и асинхронность в Go
lamodatech
0
620
Fibonacci Function Gallery - Part 1
philipschwarz
PRO
0
200
Symfony Mapper Component
soyuka
2
730
採用事例の少ないSvelteを選んだ理由と それを正解にするためにやっていること
oekazuma
2
1k
事業成長を爆速で進めてきたプロダクトエンジニアたちの成功談・失敗談
nealle
3
1.4k
rails stats で紐解く ANDPAD のイマを支える技術たち
andpad
1
290
Cloudflare MCP ServerでClaude Desktop からWeb APIを構築
kutakutat
1
530
HTTP compression in PHP and Symfony apps
dunglas
2
1.7k
Jakarta EE meets AI
ivargrimstad
0
230
フロントエンドのディレクトリ構成どうしてる? Feature-Sliced Design 導入体験談
osakatechlab
8
4.1k
Scalaから始めるOpenFeature入門 / Scalaわいわい勉強会 #4
arthur1
1
300
第5回日本眼科AI学会総会_AIコンテスト_3位解法
neilsaw
0
170
Featured
See All Featured
Creating an realtime collaboration tool: Agile Flush - .NET Oxford
marcduiker
26
1.9k
Java REST API Framework Comparison - PWX 2021
mraible
PRO
28
8.3k
Art, The Web, and Tiny UX
lynnandtonic
298
20k
How to Ace a Technical Interview
jacobian
276
23k
Fantastic passwords and where to find them - at NoRuKo
philnash
50
2.9k
Imperfection Machines: The Place of Print at Facebook
scottboms
266
13k
Typedesign – Prime Four
hannesfritz
40
2.4k
Reflections from 52 weeks, 52 projects
jeffersonlam
347
20k
What’s in a name? Adding method to the madness
productmarketing
PRO
22
3.2k
Making the Leap to Tech Lead
cromwellryan
133
9k
A Tale of Four Properties
chriscoyier
157
23k
Optimising Largest Contentful Paint
csswizardry
33
3k
Transcript
スマホと車を繋ぐ SmartDeviceLink について @SuzukIoT
自己紹介 • 鈴木 (SuzukIoT) • 開発スキル • 組込み F/W •
Linux 、 Android アプリ、 Web アプリ開発 • IoT • Raspberry Pi 中心 • Pico は様子見中
SmartDeviceLink(SDL) とは • スマホと車載器 ( ナビ ) を繋ぐ規格 • 車載器の画面からスマホを操作できる
• メッセージを読み上げる。音声操作 • 車のデータを使ったアプリを作れる トヨタモビリティ東京の Web より
SmartDeviceLink(SDL) とは • TOYOTA と Ford が中心となって 2016 年に設立されたコンソーシアム •
色々なメーカーが参画してる • SDL 対応車種も出始めている • オープンな規格 • コアな部分はオープンソース
自動車のデータを取るには • OBD-Ⅱ を使う • メーカー、車種によって上手く取れないケースがある • トラブルが多い • 警告灯が点いてエンジンが止まった
• バッテリーが上がった • ドアが開けられなくなった • 車に謎な物取り付けてる不安もあるかも
データを取った後 • OBD-II でデータ取れた、じゃあそのデータをどうしよ う? • その先の目的が無かった • 作ってみたを自慢しても、リバースエンジニアリン グっぽいので、あまり公にできない
SDL への期待 • スマホの機能を組み合わせることでデータの新しい価値、活用 のアイデアが生まれる • SDL 規格でプラットフォームが統一される • 開発が楽になる
(OBD は色々な独自規格が多い ) • 一律に欲しいデータ取れる • 多くの車両のデータを集められる
SDL アプリコンテストの開催 • 過去 2 回開催、今回で 3 回目 • 応募締め切り
2/21 • 私も応募しました https://sdl-contest.com/
SDL アプリ開発で気になった事 • 自分も応募してみようと 1 月に入ってから着手 • SDK のバージョンが新しくなっているが、ドキュメントや記事が追 いついていない
• 車両データの実データを取る手段がない
実車両のデータ取得手段 SDL BOOT CAMP 車載器の購入 ラズパイとタッチパネルの組 み合わせで動かす SDL 環境 SDK
のバージョンが古いため に、作ったアプリからは繋が らなかった ストアのページがリンク切れ になって入手不可 SDK が古くて最新のアプリで は繋がらない噂 SDL core の独自ビルド 頑張ったけどできなかっ た。 Policy のブロックが外 せない
世の中の SDL の現状 • 対応アプリが少ない • アプリ配信のハードルが高い • SDL へのお布施が必要
( 年間数万ドル~ ) • SDL コンソーシアムの認証が必要 • 結局はメーカーの機嫌次第な印象でオープン性に疑問
先行き不安 • ナビ系アプリの終了が相次ぐ • Yahoo! カーナビ終了予定 (2021 年 5 月
) • LINE カーナビ終了予定 (2021 年 5 月 ) • TC スマホナビ (TOYOTA) 終了予定 (2021 年 3 月 ) • 残るはカーナビタイムだけ
頑張って欲しい SDL • プラットフォームをオープンにする取り組みは楽しみ • 無くなってしまうのは残念なので、続いてほしい • 本物のデータでアプリ開発したい • そうでないと普通のスマホアプリと変わらなくなってしまう
• 会社だと利益ベースでやるやらないが決まる • 個人趣味では面白いからやる • もっと開発者が増えて盛り上がって欲しい • 自動車メーカーはアプリの人と一緒にやれば面白いことできると思うのに
最後に • 車のデータを扱った何かをやってみたい • 仲間を探しています • 次回もコンテストがあれば挑戦してみたい • 実データが取れるようにリベンジしたい