Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
年間約80回、15分間のチームLTを通して得た学びと改善
Search
tanio
May 09, 2025
Business
0
24
年間約80回、15分間のチームLTを通して得た学びと改善
2025/05/10 Scrum Fest Niigata 2025 ダイキン工業株式会社 谷尾虎之介
tanio
May 09, 2025
Tweet
Share
More Decks by tanio
See All by tanio
スクラムはチームだけでは完結しない!営業と共に歩むアジャイルジャーニー
tanio
0
9.4k
プロダクトの価値は始まりにすぎない!事業から組織へ拡がるダイキンのアジャイル化
tanio
0
260
Other Decks in Business
See All in Business
その"インサイト"、本当に意味ありますか? 〜Think N1な深いインサイトの見つけ方〜
inagakikay
1
960
Claude Coworkで 非エンジニアも業務効率化しよう
suzakiyoshito
0
1.3k
knewit Company Deck
knewit_deck
0
220
株式会社ネオキャリア_採用ピッチ資料_20260128
neo_recruit
0
3.6k
株式会社カウシェ Company Deck
kauche
2
210k
2026.2_中途採用資料.pdf
superstudio
PRO
3
99k
事業を伸ばすKeyDriverを突き止めてコミットする
parayama0625
0
140
株式会社SunAsterisk-CompanyDeck(採用向け/会社紹介資料)
sunasterisk
PRO
0
100
イークラウド会社紹介
ecrowdinc
0
150
Mercari-Fact-book_en
mercari_inc
2
33k
会社説明資料|幸信電気株式会社
260122
0
1.4k
セーフィー株式会社(Safie Inc.) 会社紹介資料
safie_recruit
7
420k
Featured
See All Featured
I Don’t Have Time: Getting Over the Fear to Launch Your Podcast
jcasabona
34
2.6k
Avoiding the “Bad Training, Faster” Trap in the Age of AI
tmiket
0
95
GraphQLとの向き合い方2022年版
quramy
50
14k
The Language of Interfaces
destraynor
162
26k
Evolution of real-time – Irina Nazarova, EuRuKo, 2024
irinanazarova
9
1.2k
10 Git Anti Patterns You Should be Aware of
lemiorhan
PRO
659
61k
From π to Pie charts
rasagy
0
140
Measuring & Analyzing Core Web Vitals
bluesmoon
9
770
Navigating Weather and Climate Data
rabernat
0
130
Max Prin - Stacking Signals: How International SEO Comes Together (And Falls Apart)
techseoconnect
PRO
0
110
What’s in a name? Adding method to the madness
productmarketing
PRO
24
4k
StorybookのUI Testing Handbookを読んだ
zakiyama
31
6.6k
Transcript
年間約80回 15分間のチームLTを通して得た学びと改善 スクラムフェス新潟 2025 アジャイル内製化チーム 谷尾虎之介 ダイキン工業株式会社 1/41
▍話すこと コンスタントに継続している社内LTの1つの事例 実際にやってみて成功した/失敗したLTやOST ▍話さないこと 社内でLTやOSTを導入するための運営活動 LTやOSTに人を集めるためのノウハウ 本セッションの流れ ダイキン工業株式会社 2/41
▍谷尾 虎之介 新卒5年目 ScrumMaster アジャイル内製化T チームでLTやりません?って提案した人 過去のイベント登壇 JaSST'24 Tokyo Scrum
Fest Okinawa 2024 内製開発Summit 2024 etc. ▍ダイキン工業株式会社 創業 101 年目 コア事業 エアコン 海外売上比率 83% アジャイル内製化Tの主戦場 ソリューション事業のコアドメイン 空調データを活用した省エネサービス ピーク電力の抑制 空調機の負荷に応じた温度制御 自己紹介 ダイキン工業株式会社 3/41
▍エンタープライズ内製組織コミュニティ(仮)を企画中! 大企業の中で内製化を試行錯誤しながら進めている 仲間たちともっと繋がりたい!! 東京ガス様、他数社でコミュニティの立ち上げ準備中! (そろそろ始動できる、かも・・・) 現在、コア運営メンバーや参加希望者を募集中 興味ある方は是非アンケートにご回答ください! ちょっとだけ宣伝 ダイキン工業株式会社 4/41
LTやOSTの経験はありますか? ダイキン工業株式会社 5/41
▍LT(LightningTalk)とは? 短い時間で行われる発信型ワークショップ 発表者が準備をしてプレゼンテーションを行う ▍OST(OpenSpaceTechnology)とは? 参加者が主体となって進行する自由形式の対話型ワークショップ 話し合いたいテーマを出し合って任意のテーマに参加する 参加者の自己組織化によって構築される LTとOSTの違い ダイキン工業株式会社 6/41
LTやOSTを 社内で実施したことはありますか? ダイキン工業株式会社 7/41
LTやOSTを 社内で継続的に 継続的に実施していますか? ダイキン工業株式会社 8/41
▍3つのスクラムチーム合同での実施 発表者を毎週2人ローテーションで選出 トーク内容は技術的な内容からプライベートまで自由 発表者だけでなく各LTごとにファシリテーターを任命 全体の進行やタイムキープ、参加者からの質疑を拾う ダイキンにおける社内LTの取り組み ダイキン工業株式会社 9/41
Q. LTやOSTを開催する目的は何ですか? ダイキン工業株式会社 10/41
A. コミュニケーションの向上? A. 知識や技術の共有? A. アウトプット文化の醸成? ChatGPTより ダイキン工業株式会社 11/41
ダイキンが社内にLTを導入した経緯 ダイキン工業株式会社 12/41
当時の自分たちを取り巻く環境 ダイキン工業株式会社 13/41
▍カイゼンの対象をチーム内からチーム外へ ステークホルダーと協働での価値の探求 スクラムの価値基準を相互理解した上でのゴール設定 イベントストーミングの実践 ▍週に1度 半日間のLearning Day導入 スクラムチームの垣根を超えた研鑽活動 各スクラムチームで得られた技術な知見の共有 新しい技術ツールの導入検証や組織的な負債の調査
アジャイル内製化チームの取り組み ダイキン工業株式会社 14/41
▍社内外の先進的な取り組みや事例の水平展開 Learning Dayを通して得られた知見の共有 輪読会・勉強会・ワークショップの開催 個別テーマに対する相談や質問 外部イベントでの登壇再演や社外事例の共有 200人規模の社内技術コミュニティを設立・運営 ダイキン工業株式会社 15/41
▍スクラムチームにおいて 業務の中でステークホルダーと対話する機会が急増 特にこれまでのPO主体からDevを含む開発チーム全員にシフト ▍コミュニティ活動において 社外イベントで登壇経験のないメンバーにも発表機会が多発 コミュニティを盛り上げるため「質問しやすい」雰囲気作り 登壇者だけでなく参加者としての貢献方法の模索 当時、抱えていた課題 ダイキン工業株式会社 16/41
コミュニケーション能力を、 イベントにおける発表者&参加者の質を、 高める活動にLTやOSTが有効では・・・? ダイキン工業株式会社 17/41
Q. LTやOSTを開催する目的は何ですか? ダイキン工業株式会社 18/41
A. 上手く自分の考えや意見を伝えたい! A. 周りの人が話しやすい空気を作りたい! A. イベントを円滑にコントロールしたい! ダイキン工業株式会社 19/41
▍振り返りを重視したLTの実施 1. 発表者(ローテーション制)がトークテーマを用意する 2. 前回までの振り返り内容を確認する(2min) 3. LTを実施する(5min) 参加者がチャットするための環境を用意 4. ファシリテーターが主体となり質疑を行う(3min)
5. 振り返り(5min) 発表者、ファシリテーター、参加者ごとに「継続したい」 「伸びシロ」要素の洗い出し Learning Dayに社内LTを導入 ダイキン工業株式会社 20/41
結果はどうだったのか? ダイキン工業株式会社 21/41
▍1人7回以上のLTとファシリテーションを経験 1年以上にわたって継続的に実施 ダイキン工業株式会社 22/41
▍Before スプリントレビューで話す人が固定化 「だって人前で話すときに緊張するし・・・」 「でも考えていることを整理して言葉に出すのが苦手だし・・・」 ▍After ステークホルダーの考えを読み解きながら会議自体を制御 「つまり、XXXという目的を達成したいってことですか?」 「この話題は今回の主題とはズレてそうだし1回置いときますか!」 LTを通して得られたチーム全体の変化 ダイキン工業株式会社
23/41
チーム全体が見違えるように変わった! ダイキン工業株式会社 24/41
順風満帆と思いきや・・・ ダイキン工業株式会社 25/41
▍表面的な課題の解決 ファシリテーターとしての能力を求められる機会が少ない 社内LTで議論が発散することがない ▍回を追うごとに挙がらなくなる振り返り 当初の目的が達成されつつあった 押し寄せるマンネリ化の波 ダイキン工業株式会社 26/41
状況を打開するために LTからOSTへ移行することに ダイキン工業株式会社 27/41
しかし・・・ ダイキン工業株式会社 28/41
OSTの議題が挙がらない!!!! ダイキン工業株式会社 29/41
解決策を見出すために・・・ ダイキン工業株式会社 30/41
▍目的の不明確さ 自己組織的に場を作る必要性を感じない LTには「能力向上」という明確な目的があった ▍現状の課題に対する認識の齟齬 LTによって副次的に得られたコミュニケーションを大切にしたい でも組織のビジョンや未来についても、もっと話し合いたい 「OSTの議題が挙がらない」というOSTの実施 ダイキン工業株式会社 31/41
組織に寄り添ったLTの在り方を探して ダイキン工業株式会社 32/41
▍チームLTの復活 課題:普段の開発業務で議論が発散して収束がつかない 発表者がトークテーマを持参 10分間の中で参加者全員が1つの結論を導き出す ・必要に応じて任意の人がファシリテーションや議論の整理を実施 ▍アジャイル内製化チーム未来会議 課題:組織的なビジョンや旗振りを行うメンバーが固定化されている ローテーションで自分の意見や考えを表明する場を用意 目的意識を改めて明確化 ダイキン工業株式会社
33/41
LTやOSTを通して得られた学び ダイキン工業株式会社 34/41
▍スクラムマスターが直接カイゼンしてはならない 主催者の独りよがりでLTやOSTの方向性を決定しない 参加者の考えや目的意識を引き出し、適切なゴールを設定する ▍ふりかえりはアクションを起こしてふりかえり LTやOSTの効果について参加者みんなで考える 決めたアクションが適切に役割を果たしているか検査する カイゼンサイクルの仕組みは変わらない ダイキン工業株式会社 35/41
LTやOSTを社内に導入する前に・・・ ダイキン工業株式会社 36/41
プロダクトゴールをみんなで決めてみる! ダイキン工業株式会社 37/41
ゴールが達成できたら・・・? ダイキン工業株式会社 38/41
新しいプロダクトゴールを設定してみる! ダイキン工業株式会社 39/41
普段していることを落とし込んでみると 社内でのLTやOSTも上手くいく・・・ かもしれない! ダイキン工業株式会社 40/41
ダイキン工業株式会社 41/41