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模擬人工衛星DangoSatプロジェクト

Tarosa
January 20, 2021

 模擬人工衛星DangoSatプロジェクト

第13回フクオカRuby大賞(2021)の本審査のプレゼン資料です。
優秀賞をいただきました。
動画へのリンクです。
https://www.youtube.com/watch?v=DODjBZRmWOo

Tarosa

January 20, 2021
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Transcript

  1. 特徴: DangoSat • グライダーパラシュートによる目的地への滑空可能 • LoRa通信機能によるマルチホップ通信可能 • 遠隔操作によるRubyプログラムの書き換え可能 • 各種センサを搭載可能

    • モデルロケットも含めて低コストで簡単に製作可能 ・前方から風を受けるとパラシュートがグライダー型に 膨らむ。 ・重りの左右移動により旋回。 ・Φ68mm×200mmのサイズに折りた ためる。 ・空中でグライダー型に展開する。 ・LoRa無線機を搭載し、ホップ 通信、TTN-GW送信は確認済。 (ホップによるkmオーダー通信 は実現できていない)
  2. 何故Rubyなのか Rubyボード GR-CITRUS (Wakayama.rb メンバー開発) GPS受信 モジュール GR-CITRUS用 モータ制御基板 Sambokan

    (Wakayama.rb メンバー開発) mrubyはプログラムを簡単に入れ替える ことができる。 遠隔からのプログラム書き換え機能の追加 •GR-CITRUSのファームウェア GR-CITRUSはSDカード内のmrbファイル を自由に切り替え実行が可能 更に、
  3. プログラム書き換えの仕組み 40バイト程度ずつプログラムを 送信する LoRaのホップ通信は、50バイト以下のペイロードしか扱えません。 通信PC DangoSat-1 DangoSat-2 DangoSat-3 基本的にはブロードキャスト送信を行う ・DangoSat-3に

    プログラムを送信したい どこかを経由して DangoSat-3にたどり着く 中継に徹している 中継に徹している プログラムが書き 換わったら、その 旨を返信する 1.書き換えたいプログラムとDangoDat識別番号を付け て、ペイロードサイズ40バイト程度のプログラムを順 次送り出す。 2.書き換わったという返信が取得できるまで、プログラ ムを送信し続ける。
  4. 現状と課題 まだまだ未完成です。 活動はWakayama.rb内などで続けていきたいと思います。 現状 • LoRa通信機能によるマルチホップ通信の確認 • 複数プログラムの切り替え実行の確認 • 遠隔操作によるRubyプログラムの書き換え確認

    • GPS受信をしながら方向陀の自動操作の確認 課題 • グライダーパラシュートの大型化→方向制御を上手く行う • モデルロケットの大型化→DangoSatを大きく設計できる • 電源の高出力化→システムを安定させる • LoRaアンテナの大型化→通信距離を延ばす • センサの搭載→温湿度などの環境測定を行う • プログラム書き換えプロトコルの改良→書き換えフィードバックを行う