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Mackerelのプロダクト開発 - エンジニア中心の開発プロセスで大切にしていること

tatsuru
February 17, 2022

Mackerelのプロダクト開発 - エンジニア中心の開発プロセスで大切にしていること

tatsuru

February 17, 2022
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  1. 自己紹介 • 渡辺 起 ◦ id:wtatsuru @tatsuru ◦ 株式会社はてな •

    略歴 ◦ 2011年 インフラエンジニアとして入社 ◦ インフラ基盤チーム責任者を経て ◦ Mackerel プロダクトマネージャー ▪ 兼 チーフエンジニア 2
  2. 5

  3. 2014年頃の時代背景 • AWSの本格普及期 • DockerとImmutable Infrastracture ◦ サーバーを使い捨てる ◦ 様々なツールの登場

    ▪ Serf, Docker, Kubernetes, ... ◦ 開発・運用プロセスも変革期 13 2014年のウェブシステムアーキテクチャ
  4. ドッグフーディングからのフィードバックの一例 • Infrastracture as Code したい ◦ → Mackerel も

    Terraform 管理したい! ◦ 独自に作られていたモジュールを移管いただき公式サポート • Mackerel SRE が開発も主導 19
  5. 企画アンチパターンも...... • 失敗例 ◦ 「これが欲しい」一言だけの GitHub Issue ▪ 盛り上がりが反映されているが... ◦

    How に縛られてしまう ▪ Why 7割、How 3割の issue • 完了条件がない ▪ エンジニア出身PdMとしての失敗 • なぜ?何が必要? 21 Why How Definition of Done
  6. ドッグフーディングの限界 • 社内環境 << ユーザー環境 • 必要とされる技術を見極めるには別の理解が必要 ◦ Ansible/Chef, Terraform/Cloudformation,

    Kubernetes/ECS, etc. • 幅広い環境をサポートすることになる ◦ OSS製品、パッケージに同梱するプラグイン ◦ エンジニアには幅広くキャッチアップすることになる 25
  7. 最近の取り組み事例:SLI/SLO • SRE (Site Reliability Engineering) の取り組み ◦ SLO (Service

    Level Objective) の運用 ◦ 計測だけでなく組織での運用まで必要になる 32 Developers Summit 2021 Summer での発表 ダッシュボードサンプル(数字は仮のもの)