Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
QAとDevで作る自動化テスト
Search
Toshinari
November 08, 2022
Technology
0
370
QAとDevで作る自動化テスト
Toshinari
November 08, 2022
Tweet
Share
More Decks by Toshinari
See All by Toshinari
俯瞰と個別の⼆つの視点で紡ぐ スクラムマスターの成⻑と協働 / Dual Views Weaving Scrum Master Growth
toshinari
0
53
大規模スクラムにおける、チーム全体を支援するスクラムマスターの取り組み事例 2選
toshinari
0
440
スクラムフェス仙台 2023 サイボウズ スポンサーセッション
toshinari
0
320
Other Decks in Technology
See All in Technology
大規模サーバーレスプロジェクトのリアルな零れ話
maimyyym
3
230
木を見て森も見る-モジュールが織りなすプロダクトの森
kworkdev
PRO
0
220
計測による継続的なCI/CDの改善
sansantech
PRO
7
1.4k
Sleep-time Compute: LLM推論コスト削減のための事前推論
sergicalsix
1
140
VitePress & MCPでアプリ仕様のオープン化に挑戦する
hal_spidernight
0
120
20 Years of Domain-Driven Design: What I’ve Learned About DDD
ewolff
1
370
Coding Agentに値札を付けろ
watany
3
540
MagicPod MCPサーバー開発の裏側とAIエージェント活用の展望
magicpod
0
240
LLM アプリケーションのためのクラウドセキュリティ - CSPM の実装ポイント-
osakatechlab
0
430
雑に疎通確認だけしたい...せや!CloudShell使ったろ!
alchemy1115
0
230
問 1:以下のコンパイラを証明せよ(予告編) #kernelvm / Kernel VM Study Kansai 11th
ytaka23
3
570
とあるEdTechベンチャーのシステム構成こだわりN選 / edtech-system
gotok365
5
350
Featured
See All Featured
The Invisible Side of Design
smashingmag
299
50k
The Myth of the Modular Monolith - Day 2 Keynote - Rails World 2024
eileencodes
24
2.7k
I Don’t Have Time: Getting Over the Fear to Launch Your Podcast
jcasabona
32
2.3k
Site-Speed That Sticks
csswizardry
6
540
The Web Performance Landscape in 2024 [PerfNow 2024]
tammyeverts
5
570
Practical Orchestrator
shlominoach
187
11k
Git: the NoSQL Database
bkeepers
PRO
430
65k
Adopting Sorbet at Scale
ufuk
76
9.4k
The World Runs on Bad Software
bkeepers
PRO
68
11k
Art, The Web, and Tiny UX
lynnandtonic
298
20k
XXLCSS - How to scale CSS and keep your sanity
sugarenia
248
1.3M
Writing Fast Ruby
sferik
628
61k
Transcript
QAとDevで作る自動化テスト Toshinari⚡ (@10shinari) 1
自己紹介 2 • Toshinari(@10shinari) • サイボウズ株式会社 開発本部 kintoneチーム • QAエンジニア/スクラムマスター
チーム紹介 3 • kintoneのフロントエンドを Closure ToolsからReactへ 技術刷新するチーム(通称:フロリア) • 『フロリア Cybozu』で検索すると、
エンジニアブログにヒットします! • 4つの小さなチームに分かれて活動 • 1チームあたり6~7名 PO Dev SM QA Dev Dev
本日ご紹介する取り組み 4 QAのテスト仕様書をもとに、 Devがテストを実装 テスト仕様書とは 機能試験(要件や外部仕様をシステムが満たしている ことを確認する試験)のテスト仕様書のことを指す。 手動での操作を前提とした手順で構成されている。
QAとDevのコミュニケーション 5 Devにテスト仕様書を渡して終わりではなく、 QAとDevでコミュニケーションをとりつつ進める • テスト目的のすり合わせ • QA内で暗黙的に実施している手順があると、DevとQAでテスト目的の認識にズレが生じる可能性があるため • テストのレイヤー決め(E2E/Integration/VRT)
• 適切なレイヤーでテストを実装するため ※ Unitテストに関しては内部実装の把握が必要なためDevの観点でテストを実装 • 自動化するかどうかの判断 • 実装のコストが高い、テストが安定しない、自動化しても意味がない項目等は自動化しない
メリット 6 • QAのテストのノウハウをテストコードとして品質に組み込め る • Devのテストスキルに依存せずに一定の品質を担保できる • Devからの実装視点のフィードバックにより、テスト仕様書 がブラッシュアップされる
デメリット 7 • Devがテスト仕様書を解読するのに苦労する • DevとQAでテスト目的の認識にズレが生じるとQAの意図した テストでなくなる可能性がある • テスト仕様書の全ての項目を自動化できるわけではないので、 自動化するかどうかを判定する議論が必要
チーム内の声 8 テスト仕様書をみることでQAのテストのノウハウを感じられた。 テスト仕様書をベースにしてテスト自動化してみて、率直にどんな感 想を持ちましたか? 安心してリファクタリングができる。 Dev Dev QA 私
Devにテスト観点を説明することで、暗黙的に実施していたテスト観 点を再考するきっかけになった。
9 クロスファンク ショナル 完全分業ではなく、 QAとDevがお互いの領域 に踏み込んでいくことで、 チームにとって最適なフ ローを作り上げる。
クロスファンクショナルな事例① 10 • Dev⇔QAのコミュニケーションコストを下げたい。 • Devの負担を減らしたい。 QAがソースコードにテストファイルを作成し、 予めテストファイルにテストの目的や自動化に寄り添ったテスト 手順をコメントアウトで記載する。
クロスファンクショナルな事例② 11 • QAによるテスト設計の待ちをなくしたい QAはDevにテストのノウハウを伝授。Devがテスト設計⇒実装し、 QAがレビューをする体制をとる。
最後に 12 • 各チームの詳細な取り組みは、ブログや社外発表の場でアウト プットしていきますので、是非「フロリア」をチェックしてみ てください! • 質問や相談、雑談希望の方はお気軽にTwitterでDMをくださ い!(@10shinari) •
サイボウズでは一緒に働いてくれるメンバーを募集しています。 ご応募お待ちしております!