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unnameカルチャーブック 2023.12 Update

unname,inc
December 22, 2023

unnameカルチャーブック 2023.12 Update

【カルチャーブックの役割】

壮大な夢を語るためのメディアではなく、知恵を書き残す伝記のようなもの。

メンバーが日常業務から学んだもので、生感があり、今のunnameに実装可能な考え方や価値観を書き記し、新しい世代の仕事に役立てるもの。

そしてこの伝記の筆者は一人ではなく、unnameの社員全員である。

企業活動における“伝言ゲーム”を制するための、耕すべき言葉や概念が記された伝記である。

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December 22, 2023
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Transcript

  1. カルチャーとは耕すもの ~ カルチャーは、英語「culture」からの外来語… ~ 「culture」は「耕す」を意味するラテン語「colere」に由来し、初めは土地を耕す意味で用いられていた… ~ 英語に入って「心を耕すこと」の意味で用いられるようになり、そこから「教養」「文化」も意味するように なった… ~ 会社運営においてのカルチャーという言葉は、社内の文化(雰囲気・価値観)という取り扱われ方をするのが

    一般的だと思うが、unnameでは「耕し甲斐があり、耕すべきもの」と捉えている… ~ それは、行動指針かもしれないし、事業のポリシーかもしれないし、社員に求める価値観かもしれない… ~ 会社の存在意義を持ち続けたり、ミッションを遂行する上で、潤滑油となるような、耕すべきもの。 unnameカルチャーブックとは © 2023 unname,inc.
  2. カルチャーブックの使い方 ▪ 運用方針 基本的に半期に一回アップデート(耕し)そのフェーズに重要な言葉を採用し、掲げる。 あくまでも企業活動の伝言ゲームを円滑にするための手段。 ▪ 見返すタイミング ① 入社するタイミング、更新されたタイミング  ⇒大事にしている価値観や行動の判断基準を知ることができる

     ⇒オンボーディングが早くなる ②人を採用するとき、カジュアル面談のときに活用  ⇒社外の人にunnameの特徴を伝えたい時、マッチしている人か判断したいとき ③振り返りのタイミング  ⇒月次の振り返りの時に、カルチャーにそってどれくらい行動できたかを確認する unnameカルチャーブックとは © 2023 unname,inc.
  3. 企業理念 g unnameの企業理念は「基本方針、事業コンセプ ト、行動指針」など、会社にとって重要な方針や 価値観について言語化したもの全般を指す• g 企業理念には、変わらないものと、時代やフェー ズに合わせて変えていくものが混在する• g MVVなどの形にこだわらず、今のunnameに必要

    な概念や価値観にフォーカス。できるだけ英語に よる表現はさけ、細かいニュアンスが伝わる形を 目指している。 基本方針 (創業理念・使命・存在意義) カルチャー (耕すもの) 事業コンセプト 行動指針 支援ポリシー 実行 企業理念 unnameの企業理念 © 2023 unname,inc.
  4. 行動指針 (2023年度第2版) 01 言葉に対する美意識を持て 言葉は思考の源泉であり、言葉に美意識を持てない人は 成長できない。言語化力は語彙と美意識の掛け算である。 02 常に主体 オーナーシップを勝ち取れ。タスクをタスクと思うな。 常に主体性を持って仕事に臨め。

    03 101%の負荷をかける 憂鬱じゃなければ、仕事じゃない。コンフォートゾーン に居座るな、101%を超えた負荷をかけろ。 04 そのゲームのルールを理解する 物事をシンプルに捉え、勝てるイメージを持つ。 理解とは、人に説明できることを指す。 05 +1 その業務に+1(プラスイチ)はできているか。 06 3歩先で考え、1手先で動く 常に3歩先を考え、1手先の行動をすることで、 周囲を引っ張れ。 07 爪痕は残す チャレンジや交渉ごとはうまくいかないことが多い。 常に最低限の成果を想定し、なんとか成果を残す。 08 決断即実行 やらない理由は無限に生まれる。 決めたからには必ず実行しよう。 09 納期コミット やるべきことは日々生まれる、だがあえて言おう。納期 は正義である。コミットできないなら潔く捨てよう。 10 気合いではなく、解像度を高める 頑張ります、承知しました、やり切ります。イメージが湧いてないときに浮かぶ言葉たち。 解像度を高め、次の一歩を明確にしよう。 unnameの企業理念 © 2023 unname,inc.
  5. unnameの支援ポリシー 01 事業成長が支援のゴール unnameはデジタルマーケティングの会社ではありません、マーケティングの側面から、企業の事業成長を支援します。 02 提案と支援はセット お客様の期待に応えるべく、提案と支援担当は同じコンサルタントで行います。 03 課題と弱点は分けて捉える 弱みと強みは表裏一体。改善すべき課題と、強みとなりうる弱みは分けて対処します。

    04 理想と現実の落とし所を探る 決して理想を押し付けません。限られた条件下の中で最大限の成果を上げることにコミットします。 05 戦略なき実行を避けるが、実行を重視する ただ施策をやっている状態を撤廃します。戦略のある実行を推奨しますが、実行する中で見えてくるものもあると信じています。 unnameの企業理念 © 2023 unname,inc.
  6. 共通言語3:権限移譲を”する側”と”される側”の心得② 権限は「組織レベル」のものと「業務レベル」のものの2種類が存在している š 組織レベルの権限には必ず担当がいるが、プロ ジェクトやタスクは都度決める必要があります。 (不在・曖昧は避ける’ š 業務レベルのタスクやプロジェクトは責任者が決 まっていないので、担当の組織レベルの責任者に 任命してもらいます€

    š 権限とはその配下の業務の意思決定権をもつが、 二段階飛び越えて指示を出してはいけません。 (お伺いを立ててはならない’ š 組織図や責任者を頭に入れた上で、各々がコミュ ニケーションラインに注意して業務を遂行してい きます。 業務レベル 組織レベル 経営 事業部 プロジェクト タスク 任命 二段階飛び越えて指示を出してはいけない © 2023 unname,inc. unnameの共通言語
  7. 共通言語3:権限移譲を”する側”と”される側”の心得③ 権限移譲の三方よしを意識する l 権限移譲は、①移譲する人 / ②移譲される人 / ③権限を持たない人の 三者で成り立ちますi l

    権限を移譲する人も、移譲される人も、権限について敏感になるため 取り扱いが上手いことが多いですi l 一番気をつけなければいけないのが、権限を持たない人であり、
 権限を持たない人が一番タスクの遂行が多いポジションになりますi l 三者が上記の「権限移譲における三方よし」を理解し、 ことが重要です。 越権せずに仕 事していく 権限移譲 する人 権限移譲 される人 権限を 持たない人 仕様と要求を 明確にして依頼 決めない 権限と 責任 相談と 報告 判断を 煽らない 依頼に応じる 判断を仰ぐ © 2023 unname,inc. unnameの共通言語