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ICH E17 多地域での臨床開発 2
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xjorv
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February 24, 2021
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ICH E17 多地域での臨床開発 2
ICH E17は多地域での臨床開発についてのガイドラインです。2では差異の事前検討、被験者・用量の選択、エンドポイント設定についてまとめています。
xjorv
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February 24, 2021
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Transcript
ICH E17 多地域での臨床開発 2 2021/1/29 Ver. 1.0
地域間の差異についての事前検討 規制・群などの内性・外性の差異を明らかにし、検討する • 最も最近の、信頼性の高いデータに基づき検討する • 検討はMRCTsの計画段階で実施する • MRCTs実施中においてもデータ収集・検討を続ける *Multi-Regional Clinical
Trials、MRCTs
地域間の差異についての事前検討 事前検討時には、以下について考慮する • 病状・診断方法等の地域間の差異 • 治療方法の差異 • 食事・環境・社会経済学的な差異 • 地域間での集団の遺伝的な差異
• 差異を緩和するデザインを取るが、一般性は下がる • 緩和しても差異は残るため、地域で層別化するのが普通
被験者の選択 差異を緩和し、治療への理解を深めるため慎重に設定する • 採用・除外条件を適切に設定し、被験者を選択する • 病状やリスクファクターを考慮する • 地域間での採用・除外条件の差がないようにする • 画像解析・バイオマーカーなどを使用してもよい
用量の選択 用量決定のために初期のPK/PD研究を行う必要がある • 民族間のPK/PDの差異を多地域/1地域の多民族で検証 • 検証結果に応じて追加のPD・用量応答性研究を検討する • 遺伝的特性とPK/PDの関連性を調べておくことが望ましい • モデルを用いた推測も有用
用量の選択 用量決定のために初期のPK/PD研究を行う必要がある • 用量選択の戦略を規制当局と議論しておく • 確証的MRCTsでは基本的に用法を同一として実施する • 安全性の懸念があれば、地域/民族により用法を変える
エンドポイントの選択: 主要エンドポイント すべての地域において同等の信頼性を持つ必要がある • 信頼性が高く、治療法が許容可能であるものであること • 十分に治療効果を検出可能であるものであること • エンドポイントに従い研究全体の被験者数を決定する •
合意をとれない地域があれば、統一したものを採用できない
エンドポイントの選択: 主要エンドポイント すべての地域において同等の信頼性を持つ必要がある • 自明なエンドポイント*以外では定義が必要となる • すべての地域で実施可能なエンドポイントを選択する • エンドポイント検証の時期・方法は規制当局と合意しておく *死亡など、定義が必要ないエンドポイントを指す
エンドポイントの選択: 副次エンドポイント すべての地域で合意しておくことが望ましい • 特定の地域のみに適用する場合でも、計画書には記載する • 副次エンドポイントについてもできるだけ正確に定める
エンドポイントの選択: その他考慮すべきこと 地域によりエンドポイントの重要性が異なりうる • 地域による差異を最小とするアプローチを準備する • 地域固有のエンドポイントは副次研究での検証を検討する • 副次研究とするか、独立研究とするかよく考慮して決める