Upgrade to Pro — share decks privately, control downloads, hide ads and more …

ICH E8 臨床研究における一般的事象 1

C9a9be84015afdc313a066362e109167?s=47 xjorv
PRO
January 05, 2021

ICH E8 臨床研究における一般的事象 1

ICH E8は臨床研究における一般的事項に関するガイドラインです。1では開発における方法論のうち、第1相の臨床試験までの内容をまとめています。

C9a9be84015afdc313a066362e109167?s=128

xjorv
PRO

January 05, 2021
Tweet

Transcript

  1. ICH E8 臨床研究における一般的事象 1 2021/1/3 Ver. 1.0

  2. ガイドラインの概要 以下の一般的事象についてのガイドライン • 個々の臨床研究と開発全体の実施の方法における基礎 • 海外臨床データの受け入れ時の評価の推進 • ICHの臨床安全性・効能関連文書の概要 • 臨床研究で用いられる用語のリスト

  3. 一般的原則 被験者の保護について • GCP、ヘルシンキ宣言に従う • 治験実施に必要な事前の非臨床、臨床研究結果を示す • 非臨床・臨床による結果を評価し、安全性を検証する • 治験責任医師とスポンサーに被験者保護の責任がある

  4. 一般的原則 治験デザインと分析の科学的アプローチについて • 主要評価項目は事前にはっきりした形で示しておく • 事前の研究結果を事後の研究計画に反映する

  5. 目的に応じた研究のタイプ 研究のタイプ 研究の目的 研究の例 ヒトでの薬理学 耐性を評価する PKとPDを示す 薬物代謝と相互作用を調べる 活性を調べる 用量耐性研究

    単回/多回投与PK・PD研究 薬物相互作用研究 治療探索的研究 対象となる症例での使用方法の探索 以降の研究のための投与法決定 研究デザイン、エンドポイント等の決定 少被験者群での薬理エンドポイント研究 少被験者群での臨床測定 用量応答性探索研究 治療確証的研究 効能の確認 安全性プロファイルの確立 リスク-便益評価 用量応答性の確認 コントロールされた効能研究 ランダム化並行用量応答性研究 臨床安全性研究 死亡・罹患率検証研究 大規模でシンプルな臨床研究 比較研究 治療目的の使用 特定患者群/環境でのリスク-便益評価 まれなAEの特定 投与法推奨事項の改善 比較効能研究 死亡・罹患率検証研究 追加エンドポイントでの臨床研究 大規模でシンプルな臨床研究 Pharmacoeconomic研究
  6. 開発における方法論 非臨床研究の以下の事象について • 個々の被験者における暴露量と暴露期間 • 薬物の性質(半減期の長さ、生物学的製剤など) • 治療の対象となる病状や症状 • 特定の集団に対する適用(妊娠可能性のある女性など)

    • 投与経路 臨床研究前の非臨床での検証事項について
  7. 開発における方法論 非臨床研究で実施すべき項目 • 安全性研究 M3に従い薬理・動態・毒性研究を実施する • 薬理学・薬物動態学研究 薬理活性の機構、用量・投与期間への応答性、投与経路、器 官への影響と生理応答、吸収・分布・代謝・排出研究

  8. 開発における方法論 治験薬の品質 • バイオアベイラビリティ(BA)を含めた性質を特定しておく • 処方は開発段階に見合ったものであること • 処方とBAの関係などを検証しておく

  9. 開発における方法論 臨床開発の相(Phase) • 第1相から第4相まであるとされている • 異なる相において同様の研究を行うこともある • 相を表記すべきではあるが、規制要求ではない

  10. 開発における方法論 臨床開発の相(Phase)

  11. 開発における方法論 第1相(Phase I) • ヒトでの初期投与研究に当たる • ヒトでの薬理学的研究を行うのが一般的 • 健康成人、または比較的病状が穏やかな患者を対象とする •

    毒性が強い医薬品では患者を対象に行う • オープンの研究でもよいが、盲検・ランダム化を推奨
  12. 開発における方法論 第1相(Phase I)の内容 • 安全性・耐性(忍容性)の初期検証 • 薬物動態学的研究 • 薬力学の検証 •

    薬理活性の初期評価