Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
プロダクトマネージャーカンファレンス2019「ソフトウェア・ファーストで医療業界を変える」 /...
Search
yama@muteki
November 12, 2019
Technology
10
16k
プロダクトマネージャーカンファレンス2019「ソフトウェア・ファーストで医療業界を変える」 / Change the medicine by Software First at pmconf 2019
yama@muteki
November 12, 2019
Tweet
Share
More Decks by yama@muteki
See All by yama@muteki
pmconf 2023 プロダクトと事業を無限にスケールするための最強のロードマップの作り方 / The Greatest Roadmap for Unlimited Scaling your Business and Products
yamamuteki
22
20k
pmconf 2022 拡販フェーズを生き残るチームに必要な2つの理論:八百屋理論とF1理論 / Two Theories for Product Team to Survive Growth Phase: Yaoya and F1 Theory
yamamuteki
3
27k
pmconf 2021 非連続な環境、変化、プロダクトに対応していくためにプロダクトマネージャーが習得するべき「7つのシコウ」 / "7 Shikou" for Product Management in Discontinuous Environments, Changes and Products
yamamuteki
9
9.6k
プロダクトマネージャー育成へのチャレンジ:チームの中心に据えるべきもの / Development of Product Managers: The Essentials of Your Product Team’s Success
yamamuteki
6
1.7k
2000年創業エムスリーが挑む大規模クラウド移行の背景 #2 / Background of Large-scale Cloud Migration Challenges by M3 founded in 2000 #2
yamamuteki
0
210
2000年創業エムスリーが挑む大規模クラウド移行の背景 / Background of Large-scale Cloud Migration Challenges by M3 founded in 2000
yamamuteki
0
210
コロナ禍で成長し続けるエムスリーのエンジニア組織 / Introduction to M3 Engineering Group with in Growing in Corona Era
yamamuteki
0
21k
経営視点から見たPdM、PjMの重要性 / Importance of PdM and PjM in Business Management
yamamuteki
7
6.7k
コロナ時代の医療業界を支援するエムスリーのプロダクト開発の舞台裏(オープニングトーク) / Opening Talk for Backstage of M3's Product Development in Medical Industry with COVID-19 era
yamamuteki
0
820
Other Decks in Technology
See All in Technology
OCI Security サービス 概要
oracle4engineer
PRO
0
6.5k
Why does continuous profiling matter to developers? #appdevelopercon
salaboy
0
180
個人でもIAM Identity Centerを使おう!(アクセス管理編)
ryder472
3
200
ExaDB-D dbaascli で出来ること
oracle4engineer
PRO
0
3.8k
ドメイン名の終活について - JPAAWG 7th -
mikit
33
20k
AWS Media Services 最新サービスアップデート 2024
eijikominami
0
200
誰も全体を知らない ~ ロールの垣根を超えて引き上げる開発生産性 / Boosting Development Productivity Across Roles
kakehashi
1
220
Incident Response Practices: Waroom's Features and Future Challenges
rrreeeyyy
0
160
これまでの計測・開発・デプロイ方法全部見せます! / Findy ISUCON 2024-11-14
tohutohu
3
370
リンクアンドモチベーション ソフトウェアエンジニア向け紹介資料 / Introduction to Link and Motivation for Software Engineers
lmi
4
300k
Lambda10周年!Lambdaは何をもたらしたか
smt7174
2
110
[CV勉強会@関東 ECCV2024 読み会] オンラインマッピング x トラッキング MapTracker: Tracking with Strided Memory Fusion for Consistent Vector HD Mapping (Chen+, ECCV24)
abemii
0
220
Featured
See All Featured
Music & Morning Musume
bryan
46
6.2k
Put a Button on it: Removing Barriers to Going Fast.
kastner
59
3.5k
It's Worth the Effort
3n
183
27k
jQuery: Nuts, Bolts and Bling
dougneiner
61
7.5k
Fantastic passwords and where to find them - at NoRuKo
philnash
50
2.9k
Designing for humans not robots
tammielis
250
25k
Performance Is Good for Brains [We Love Speed 2024]
tammyeverts
6
410
Why Our Code Smells
bkeepers
PRO
334
57k
A Modern Web Designer's Workflow
chriscoyier
693
190k
The Web Performance Landscape in 2024 [PerfNow 2024]
tammyeverts
0
89
CSS Pre-Processors: Stylus, Less & Sass
bermonpainter
356
29k
10 Git Anti Patterns You Should be Aware of
lemiorhan
654
59k
Transcript
Product Manager Conference 2019 ソフトウェア・ファーストで 医療業界を変える 2019-11-12 エムスリー株式会社エンジニアリンググループ VPoE /
プロダクトマネージャー 山崎 聡
2 エムスリー株式会社 エンジニアリンググループ 業務執行役員 Vice President of Engineering 山崎 聡 ソフトウェアエンジニア/PdM/経営者
メビックス 執行役員 CTO シィ・エム・エス 取締役 エムスリーデジカル 共同創業者 日本アルトマーク 取締役 自己紹介
3 及川卓也さんの新刊にエムスリーの取組が掲載 ソフトウェア・ファースト あらゆるビジネスを一変させる最強戦 略 及川 卓也 2019/10/10発売 第2章Column - あらゆるサービスは「課題解決」のためにあ
る〜エムスリー VPoE 山崎聡氏、AI・機械学習チームリー ダー 西場正浩氏に聞く 特に医療業界は、解決策が古い方法論のままで、現場の 方々が何とか頑張って対応しているというケースが多い。こ れをITの力で1000倍、1万倍効率的なものにしていくのが 我々のやるべきことになります。 https://www.amazon.co.jp/dp/4822289915/
エムスリーにおけるプロダクトマネジメントとは 課題ドリブンで出発し、 ソフトウェア・ファーストで解決する (より詳細はソフトウェア・ファースト第二章巻末コラムを参照) 4
今日のアジェンダ 5 エムスリーについて 課題ドリブンで出発する ソフトウェア・ファーストで解決する:事例 まとめ
イベント告知 6 11/27(水) 19:30〜21:40(19:10開場) 恵比寿ガーデンプレイス6F クラウドワークスオフィス
エムスリーについて 7
エムスリーとエンジニアリンググループのミッション 8 “インターネットを活用し、 健康で楽しく長生きする人を一 人でも増やし、 不必要な医療コストを一円でも 減らすこと” テクノロジー導入やプロダクト開 発でこれを支援推進する
参考:日本経済新聞インターネットサイト運営一覧 https://www.nikkei.com/nkd/industry/stocklist/?n_m_code=145 9
10 IT業界の人が医療にチャレンジ 医療業界の人がITにチャレンジ
代表的なサービス抜粋 11 MR君 日本最大級、製薬プロモーションサービス PdM募集中 m3.com 日本最大級、医療ニュース・メルマガ・コミュニティ PdM募集中 M3キャリア 日本最大級、医療従事者転職サービス
PdM募集中 調査事業 日本最大級、医療調査サービス(+データビジネス) PdM募集中 AskDoctors 日本最大級、遠隔医療相談サービス PdM募集中 M3デジカル クラウド電子カルテ販売本数No1、AI搭載電子カルテ PdM募集中
多数の事業、プロダクトを展開 12 20以上の事業 50以上のプロダクトを展開 (しかも毎月のように新規事業、新規プロダクトが提案される)
M3 Tech Blogの紹介 13 弊社エンジニアが日本、世界の 医療と格闘する日々が綴られて います。 https://www.m3tech.blog/
エムスリーにおけるプロダクトマネージャーの役割 プロダクトマネージャー 14 企画バックグラウンド エンジニアバックグラウンド ディレクター系組織に所属。ゼロイ チ案件に加えて既存サービスの PDCA施策、A/Bテストの管理など 幅広く対応。 エンジニア組織に所属。エンジニア
バックグラウンドを生かしてゼロイ チ案件やテコ入れを担当。いざと なればMVP実装も。 共通: エムスリーのミッション実現のため に、事業担当者と二人三脚で解決 すべき課題を特定し、そのための 解決策をプロダクトとして提案、検 証、実現する。
会社全体の組織構成(いわゆるマトリックス型組織) 15 Biz Dev 事業組織A エンジニア 企画 (いわゆる) ビジネスサイド 事業組織B
事業組織C 事業組織D... デザイン QA PdM A PdM B PdM C PdM D PdM E
課題ドリブンで出発する 16
つまりプロダクトマネジメントの基本に忠実 17 主にプロダクトマネージャ 主にエンジニア 製品を見つける 製品を正しく作る →
書籍紹介 18
より詳細なプロセス 19 製品を見つける 製品を正しく作る → PdM/企画/エンジニア等が着想 経営陣が業界のギャップから着想 ビジネスサイド/顧客が着想 仮説検証 MVP
PMF 数件/月 1サービス/平均2〜3ヶ月
20
21 医療業界の大きなギャップを見つける 事例1: MR君 医師はインターネットで医薬品情報を 欲しがっている 製薬企業はインターネットでの情報提 供にリソースを割いていない 事例2: 治験
製薬企業は治験や臨床研究をスムー スに立ち上げて一刻も早く医薬品を 上市させたい 治験や臨床研究を受託する会社には インターネットの力を最大利用してい ない 事例3: 電子カルテ 紙カルテより使いにくい上に価格も高 く、クラウド電子カルテに対する要求 に対応していない 使い勝手の良い、安価な、真の意味 でのクラウド電子カルテを提供してい ない
22
ソフトウェア・ファーストで解決する (事例:エムスリーデジカル誕生) 23
24 及川卓也さんの新刊にエムスリーの取組が掲載 ソフトウェア・ファースト あらゆるビジネスを一変させる最強戦 略 及川 卓也 2019/10/10発売 第2章Column - あらゆるサービスは「課題解決」のためにあ
る〜エムスリー VPoE 山崎聡氏、AI・機械学習チームリー ダー 西場正浩氏に聞く 特に医療業界は、解決策が古い方法論のままで、現場の 方々が何とか頑張って対応しているというケースが多い。こ れをITの力で1000倍、1万倍効率的なものにしていくのが 我々のやるべきことになります。 https://www.amazon.co.jp/dp/4822289915/
ITの力を前提として解決すべき課題を絞り込む 25 2013年当時の有力な課題仮説 医師は集客を支援してほしいのでは? 医師は経営を支援してほしいのでは? 医師はカルテの入力を支援してほしいのでは? ※これらの課題仮説をアンケート/ユーザインタビュー/観察等によって絞り込む
もっとも片付けたいジョブ/ギャップはなにか? 26 対象 観察された事象 片付けるべきジョブ 医療従事者 入力が大変過ぎる 忙しい 煩雑な入力作業 電子カルテ業者
納品が大変過ぎる 忙しい 煩雑な納品作業
仮説検証に使ったパワポ実物 27
仮説検証に使ったエクセル実物(HTMLモックのSS) 28
仮説検証:ヒアリングの実施と確信 29 アンケートでヒアリング対象を20名程度募集 電話約20件→さらに対面約10件実施 内、8割以上の医師が購入意向を示した
MVPからPMF 30 開発チームの立上げ (PM1.5名、ENG2名→後4名、QA1.5名、VD1名、SME1名) MVPを構築しながらユーザビリティテストで磨く 約12ヶ月後に実際の医療機関に正式リリース
エムスリーデジカル単年度受注数推移:累積 31
エムスリーにおけるプロダクトマネジメントとは 課題ドリブンで出発し、 ソフトウェア・ファーストで解決する (より詳細はソフトウェア・ファースト第二章巻末コラムを参照) 32
イベント告知 33 11/27(水) 19:30〜21:40(19:10開場) 恵比寿ガーデンプレイス6F クラウドワークスオフィス
34 We are hiring!:カジュアル面談などお気軽に! https://jobs.m3.com
参考資料 35
仮説検証に使ったパワポ実物1 36
仮説検証に使ったパワポ実物2 37
仮説検証に使ったパワポ実物3 38
仮説検証に使ったパワポ実物4 39
40
41
42
43
44
45
46