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JAWS SONIC 2026のStorage-JAWSセッション 転生したらストレージ屋さん...

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JAWS SONIC 2026のStorage-JAWSセッション 転生したらストレージ屋さん!? — クラウド時代に知っておきたい「データの置き場所」の話

クラウドの世界に飛び込んだはずなのに、気がつけばストレージ屋さんになっていた——!?
AWSには、オブジェクト、ブロック、ファイルをはじめ、さまざまなデータの置き場所があります。選択肢が豊富だからこそ、「どのサービスが一番よいのか」ではなく、「そのデータをどう使い、どう守り、どう運びたいのか」を考えることが大切です。
本セッションでは、個別サービスの機能比較ではなく、クラウド時代にも変わらないストレージの基本と、AWSでデータの置き場所を選ぶ際の視点を、ストレージ初心者にも分かりやすく15分で紹介します。
なぜか特定のファイルストレージには少しだけ詳しい案内人と一緒に、普段は意識されにくい「データの置き場所」の世界をのぞいてみませんか?

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Yoshiki Fujiwara

September 05, 2026

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Transcript

  1. Storage-JAWS とは? 運営目的 • AWS上で「ストレージ」を活用するための議論や情報発信をしていく場を 作る • サービスやビジネスを加速するための活用方法も 参加対象者 •

    AWSストレージに興味がある方なら誰でもOK! • 初心者から上級者までWelcome!! • JAWS-UG Slack "#storage-jaws"で情報発信中! • 他の専門支部、地域支部とのコラボを推進中!
  2. 自己紹介 藤原 善基(ふじわら よしき) ネットアップ合同会社 • AWS SE Support /

    Sr. Cloud Solutions Architect – AWS • AWS Ambassador • 2024-2026 Japan AWS Top Engineers(Software) • AWS Community Builder 2023(Storage)、 2024-2026(Cloud Operations) 経歴 • 山口県で誕生→生後10ヶ月から7才までギリシャのアテネ(1986 - 1992) →日本帰国 → 各地(横浜市→前橋市→新潟市)を転々 → 大学から東京 • 物流業の営業 → コールセンターのオペレーター → SIer ヘルプデスク →SIer インフラエンジニア → ネットアップ合同会社 ← 今ココ 趣味 • 技術イベントへの参加・旅行・外食・ロックフェスティバルに行くなど 好きなAWSのサービス • Amazon Elastic Container Service • Amazon FSx for NetApp ONTAP • AWSサポート • Amazon S3 Access points Amazon FSx for NetApp ONTAP Amazon S3 Amazon Elastic Container Service
  3. 転生前:私は「コンテナ」を手配していました。 IT 業界に入る前の仕事 • 航空便は速いが高い/船便は安いが遅い • 倉庫の「場所」で保管費も変わる • 倉庫によって出来る作業や スピードやコストや稼働時間などが違う

    気づき 「どこに置き、どう運ぶか」 「その次にどんな作業をするか」で、 コストもスピードも決まる →これ、IT業界のストレージと同じで は? 物理コンテナを運ぶ仕事 → データの「置き場所」「作業場」を考える仕事へ = これがほんとの転生!?
  4. 転生前:JAWS-UGをメインに参加する前のコミュニティー活動 • コンテナ、最新技術が好きなので、Cloud Native な活動を中心に活動に参加 • • テックカンファレンス/イベントの運営/登壇 • •

    • 参加者としてオフラインのイベントに参加: 2018Cloud Native Days Spring 2021 ONLINE →実行委員:海外/Promotion担当 July Tech Festa 2021winter →プログラム委員:スピーカー担当 テックブログを毎週執筆していたり… • テーマはKubernetes/SRE/DevOpsブログのまとめ • 日本語:はてなブログ • 英語:Medium CloudNative Days Tokyo 2020 Recap: https://www.youtube.com/watch?v=82YSLKO30hA
  5. 転生後: 転生前の「コンテナ」の知見を活かせる場が! • 2024/11/02(土) JAWS-UG金沢支部×コンテナ支部合同企画 物理コンテナ見な がらコンテナ勉強会! で登壇 • 「物理コンテナを見ながら」、物理コンテナと論理コンテナの話を両方しました!

    イベントURL: https://jawsugkanazawa.connpass.com/event/325803/ スライドURL: https://speakerdeck.com/yoshiki0705/lu-hai-kong-nowu-likontenadan-dang-noyun-biwu-sankara-awskuraudodan-dangnosutoreziwu-sanninatutahua
  6. 前回のあらすじ: JAWS DAYS で、ここまで話しました • 「ストレージには3つのかたちがある」:オブジェクト / ブロック / ファイル

    • 「Amazon FSx は越境する」:S3 Access Points によりファイルストレージも、S3 API の利 用が可能でオブジェクト化 → Amazon S3 Files も出てきて、より多くの選択肢が… • 「Amazon S3 は、実はたくさんのサービスの集合体」:8 つの Storage Class + S3 on Outposts、S3 Tables / Vectors … → Amazon S3 Files も出てきて、以下省略… • ここまでが「入門」。今日は、その 続き の話をします。が、その前に先日のスライドを使って振り返り ます。
  7. 楽しく学ぼう!ストレージ 入門 #jawsug #jawsdays2026 #jawsdays2026_c AWS のストレージサービスの分類:ストレージの種類 ファイルストレージ ブロックストレージ 主にSCSI(あるいは類する

    主にNFS/SMB(あるいは類する プロトコル)で、 プロトコル)で、ブロックの 集合体をデバイスとしてOS ファイルシステム上のファイル を格納するデータの倉庫 に提供するデータの倉庫 SMB/NFS 等 オペレーティング File システム(OS) File Block番号 Block番号 File オブジェクトストレージ オブジェクト、それに付随する メタデータ、そのオブジェクト にアクセスするためのユニーク なIDで構成されるデータの倉庫 (Key Value Store) HTTP key key … key File File ファイルシステム オブジェクト オブジェクト オブジェクト
  8. 楽しく学ぼう!ストレージ 入門 #jawsug #jawsdays2026 #jawsdays2026_c ファイルストレージ • 格納するデータをファイルとフォルダで整理するストレージ。ここでは 特に NFS(Network

    File System) や SMB(Server Message Block) などでアクセスするもの 補足: NFSとは:TCP/IPネットワークを通じて、離れたコンピュータ間(主にLinux/UNIX系)でフ ォルダやファイルを共有・利用できる分散ファイルシステム規格です。サーバー側で管理され たストレージを、クライアント側はローカルにあるかのようにマウントして利用できるため、 仮想基盤やNASの共有などで標準的に使われます。ファイルロックはクライアント処理が中心 で、複数のサーバーから安全に高速アクセスする環境に向きます。 SMBとは:Windowsネットワーク上でファイルやプリンターの共有を行うための標準的な通信 プロトコル(通信規約)です。主に社内ネットワーク(LAN)において、PCからファイルサー バーやNAS(Network-Attached Storage )へのデータアクセスに利用され、Windows 95以降、 標準的に採用されています。ファイルロック機能が強く、共有ファイルを同時に編集する環境 に向きます。
  9. 楽しく学ぼう!ストレージ 入門 #jawsug #jawsdays2026 #jawsdays2026_c ファイルストレージ:「ファイルサーバ」と呼ばれる ストレージ利用形態とユースケース整理 SMB 「ファイルサーバ」というと この利用モデルを指すことが多い

    NFS / Lustre HPC / 数値計算 / 機械学習など の高度な並列計算を行う 元データや結果データを複数 マシンで同時にマウントして利 用する共有ファイルシステム NFS / Object / CDN B2C系のWebサービスにて画 像などの静的コンテンツをイ ンターネットに向けて配信す るための格納領域(写真な ど)
  10. 楽しく学ぼう!ストレージ 入門 #jawsug #jawsdays2026 #jawsdays2026_c オブジェクトストレージ • 格納するデータをファイルとメタデータをまとめたオブジェクトという単位で管 理するストレージ •

    各オブジェクトは、バケットやコンテナという空間に管理・格納され、URIが付 与される。アクセスにはRESTfulを用いる。 Bucket: report-store KEY: /report.txt File + Metadata report-store.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/report.txt
  11. 楽しく学ぼう!ストレージ 入門 #jawsug #jawsdays2026 #jawsdays2026_c AWS のストレージサービスの分類:AWSサービスとのマッピング ブロックストレージ Amazon EC2

    Amazon EBS ファイルストレージ オブジェクトストレージ Amazon S3 Amazon EFS Amazon FSx SMB/NFS 等 オペレーティング システム(OS) Block番号 Block番号 File File File HTTP key key … key File File ファイルシステム オブジェクト オブジェクト オブジェクト
  12. 楽しく学ぼう!ストレージ 入門 #jawsug #jawsdays2026 #jawsdays2026_c AWS のストレージサービスの分類:Amazon FSxが実は… ブロックストレージ Amazon

    EC2 Amazon EBS ファイルストレージ オブジェクトストレージ Amazon Simple Storage Service Amazon EFS Amazon FSx SMB/NFS 等 オペレーティング システム(OS) Block番号 Block番号 File File File HTTP key key … key File File ファイルシステム オブジェクト オブジェクト オブジェクト
  13. 楽しく学ぼう!ストレージ 入門 #jawsug #jawsdays2026 #jawsdays2026_c AWS のストレージサービスの分類:Amazon FSxは越境する ブロックストレージ Amazon

    EC2 Amazon EBS Amazon FSx for NetApp ONTAP iSCSI/NVMe ove r TCP オペレーティング システム(OS) Block番号 Block番号 オブジェクトストレージ ファイルストレージ Amazon EFS Amazon FSx データの Import/Export Amazon FSx for Lustre Amazon S3 SMB/NFS 等 File File File Amazon FSx for openZFS S3 Acce ss Points Amazon FSx for NetApp ONTAP S3 Acce ss Points HTTP key key … key File File ファイルシステム オブジェクト オブジェクト オブジェクト
  14. この1年で、データの「置き場所」「作業場所」の問いが変わった • これまで:「人が使うデータを、どこに置くか」 →共有ファイル・バックアップ・Web コンテンツ … • 今:「AI エージェントに、何を・どう食わせるか」 →RAG

    の参照データ・分析・学習データ・ハーネス・ … • 置き場所を選ぶ「主語」が「人」から「AI」へ広がり、ストレージは 「AI の入り口」 になった Amazon S3 Access points S3 Tables S3 Vectors Amazon EFS ↑「S3 Files」のアイコンがまだ配布されていない ため、実際にマウントに利用されいるEFSを抜粋 ←は、サービスページの動画のサムネイル https://aws.amazon.com/jp/s3/features/files/
  15. 「越境」のその先:ファイルとオブジェクトの壁を越えられる? • 前回の伏線:ファイルストレージに S3 Access Points が付いた • 同じ実体のデータを、NFS/SMB でも

    S3 API でも触れる • 人はファイルとして更新/作業場としてファイル置き場が必要 → AI・分析は S3 API でそのま ま読む • コピーを増やさず、「同じ保管/作業場所に置いたまま」AI に渡せる ←ココ重要
  16. AI 時代で進化し続ける Amazon S3 エコシステム • データを動かさず、AI から触れる。S3 API/S3 XXXサービスが「AI

    の入り口」に 入口 ファイル 土台 記憶 ENTRANCE FILES FOUNDATION MEMORY Access points Amazon EFS S3 Tables S3 Vectors ファイルデータをそのまま AI に S3 APIで開放 S3 Files: S3 をファイルとして 扱える入り口 分析・クエリの土台 (Apache Iceberg) RAG の「記憶」を 置いておく場所
  17. 転生しても変わらない6つの勘所 ── AI 時代版 • • • • • •

    性能:AI の学習・推論が求めるスループット / レイテンシー → 人の待ち時間、体験と直結 可用性・保護:学習データこそ守る。データの DR・ランサムウェア攻撃対策・SLA/SLO 移行:分散している既存データ資産を、どう「AI の入り口」に載せるか、統制を取るか コスト:保存+API+転送。AI 利用は「読み込み」が多いとコストが増える点に注意 アクセス方法:NFS/SMB と S3 API、双方向でのプロトコルを跨いだ連携も考慮して設計 運用:誰が・どう、データの鮮度と権限を保ち続けるか
  18. 「置き場所」「作業場所」の問いは、進化し続ける • 物流でも AI でも、本質は 「どこに置き、どう運ぶか」「どこで作業するか」 • AI 時代は、そこに 「AI

    にどう食わせるか」 が加わった • でも 6つの勘所(性能・保護・移行・コスト・アクセス・運用)は変わらない • 「入門」も、前職の「コンテナ」の経験も、AI の世界で無駄にならない • 一緒に「今日と明日のベストプラクティス」を作りましょう
  19. 最近 ストレージ + α で個人開発していること • • Kiro IDE や

    Amazon Quick を利用したデータ活用、自身の開発しているコード、プラッ トフォーム、知見を日英のブログや GitHub 上で共有 Amplify Gen2 を利用したファイルポータルの開発なども Amplify と FSx for ONTAP を中心とした構成 ファイルポータルとして、URLでのファイル/フォルダー共有、データ保護、AI活用機能など
  20. 今後の予定 Storage-JAWS • 2026/09/18(金) 19:00-21:00 オフライン開催 「Storage-JAWS #9 Amazon Quick

    ハンズオン!! @AWS麻布台オフィス」 →AWSサポート、AWS Specialist SAを講師に! • • https://storage-jaws.connpass.com/event/400950/ 2026/12月予定 AWS re:Invent 2026 re:Cap Amazon Quick 藤原個人 • 国内外のAWS User Groupへの参加/登壇 • 2026/11/07(土) JAWS FESTA 2026 in AKITA • AWS re:Invent 2026 • And more… Access points Amazon FSx for NetApp ONTAP