Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
QuestProで遊ぼう!~カラーパススルー & アイトラッキング~
Search
41 h0 -シホ- (41h0)
July 28, 2023
Programming
0
960
QuestProで遊ぼう!~カラーパススルー & アイトラッキング~
41 h0 -シホ- (41h0)
July 28, 2023
Tweet
Share
More Decks by 41 h0 -シホ- (41h0)
See All by 41 h0 -シホ- (41h0)
MetaQuest3と MetaXRAll-in-One SDKで MRアプリを作ってみた
41h0_shiho
0
560
RYUNOS解説
41h0_shiho
0
1k
はじめてのちゃっとじーぴーてぃーげーむせいさく
41h0_shiho
0
1.2k
UEでPLATEAU触ってみた
41h0_shiho
1
1.1k
都市ARの作り方 PLATEAU ✖︎ Geospatial API
41h0_shiho
2
2.6k
Other Decks in Programming
See All in Programming
Method Swizzlingを行うライブラリにおけるマルチモジュール設計
yoshikma
0
110
【TID2024】模擬講義:プログラマと一緒にゲームをデザインしてみよう!
akatsukigames_tech
0
570
エンジニア1年目で複雑なコードの改善に取り組んだ話
mtnmr
3
1.9k
Scala アプリケーションのビルドを改善してデプロイ時間を 1/4 にした話 | How I improved the build of my Scala application and reduced deployment time by 4x
nomadblacky
1
160
デザインシステムとコンポーネント指向によるフロントエンド開発プロセスの革新 / Innovation in Frontend Development Processes through Design Systems and Component-Oriented Architecture
nrslib
8
5.3k
Amazon Neptuneで始める初めてのグラフDB ー グラフDBを使う意味を考える ー
satoshi256kbyte
2
250
僕が思い描くTypeScriptの未来を勝手に先取りする
yukukotani
9
2.3k
サーバーレスで負荷試験!Step Functions + Lambdaを使ったk6の分散実行
shuntakahashi
6
1.5k
What is Parser
yui_knk
9
4.1k
Desafios e Lições Aprendidas na Migração de Monólitos para Microsserviços em Java
jessilyneh
2
140
ドメイン駆動設計を実践するために必要なもの
bikisuke
3
330
Kotlin 2.0が与えるAndroid開発の進化
masayukisuda
1
280
Featured
See All Featured
Why You Should Never Use an ORM
jnunemaker
PRO
53
8.9k
Large-scale JavaScript Application Architecture
addyosmani
508
110k
Agile that works and the tools we love
rasmusluckow
327
20k
Code Reviewing Like a Champion
maltzj
518
39k
Designing for Performance
lara
604
68k
The Mythical Team-Month
searls
218
43k
Bash Introduction
62gerente
608
210k
How GitHub Uses GitHub to Build GitHub
holman
472
290k
Visualizing Your Data: Incorporating Mongo into Loggly Infrastructure
mongodb
38
9.2k
Making the Leap to Tech Lead
cromwellryan
128
8.8k
Refactoring Trust on Your Teams (GOTO; Chicago 2020)
rmw
29
2.6k
GraphQLとの向き合い方2022年版
quramy
43
13k
Transcript
QuestProで遊ぼう! ~カラーパススルー & アイトラッキング~
自己紹介 41h0(シホ) VtuberとXRとゲームとお酒を愛する XRエンジニア UnityやUnrealEngineを使って VR/ARアプリ開発、ゲーム開発、 VRSNSワールド制作などをしています
前回のぷちコンでhakuさんと一緒に VRロッククライミングゲーム → 「RYUNOS」を作りました
目次 1. Meta Quest Proについて 2. UE5によるMetaQuestProをつかったカラーパススルー実装方法 3.
UE5によるMetaQuestProをつかったアイトラッキング実装方法 4. ちょっとした宣伝
Meta Quest Proについて(1/2) Meta社が開発したハイエンドなオールインワンMR/VRヘッドセット パンケーキレンズを活用した薄型フォーム、 MR用の高解像度カメラ、フェイストラッキングとアイトラッキングの機能が実装され、モー ショントラッキングを内蔵した新型コントローラーが付属している。 価格
226,800円 → 159,500円
Meta Quest Proについて(2/2) パススルー アイ トラッキング フェイス トラッキング Quest
Pro 〇 〇 〇 Quest 2 △※2 × × Quest 3※1 〇 × × ※1 発売前のMeta Quest 3については現状公表されている情報を参考 ※2 Meta Quest2は白黒パススルーは可能だがカラーパススルーは不可
UnrealEngine5と QuestProを使って パススルーを実装してみよう! 大きく機能改修がなければQuest3でも同じ方法でいけ るはず...
パススルー実装(1/10) Oculus GitHubリポジトリ からエンジンソースをダウンロードし、 UE5.slnをVisualStudioで開いてビルドする
詳細はこちら https://developer.oculus.com/docu mentation/unreal/unreal-building-u e4-from-source/?locale=ja_JP 2023/7/23時点 最新は5.1ver
パススルー実装(2/10) ビルドしたUEでVRTemplateプロジェクトを新規作成
パススルー実装(3/10) 最初から有効になっているはずだが念のためMeta XR Pluginが有効になっていることを確認
パススルー実装(4/10) プロジェクト設定>レンダリングの設定を変更 ポストプロセスでのアルファチャン ネルのサポートを有効化します(実 験的機能)。 → Allow Through tonemapper
パススルー実装(5/10) プロジェクト設定>プラグイン>MetaXRの設定を変更 Color Space → Quest1 Passthrough Enabled
→ True Support Experimental Features → True
パススルー実装(6/10) VRPawnにOculusXRPassthroughLayerを追加する
パススルー実装(7/10) OculusXRPassthroughLayerComponentの設定を変更 Stereo Layer Shape → Reconstructed Passthrouch Layer
Layer Placement → Underlay Enable Color Map → True ※Color Map TypeはNoneのままでよい
パススルー実装(8/10) マップからパススルー確認に邪魔なアクタを削除 (Skysphereや壁や天井になっているCubeなど)
パススルー実装(9/10) Oculus Linkで動作確認 する場合はOculus Link経由でのパススルーを有効にしておく
パススルー実装(10/10) 実際に 動作させると こんな感じ
UnrealEngine5と QuestProを使って アイトラッキングを実装してみよう!
アイトラッキング実装(1/7) エンジンビルド~VRTemplateプロジェクト作成~プラグイン確認までは一緒 パススルー実装で作ったプロジェクトをそのまま作ってもよい
アイトラッキング実装(2/7) プロジェクト設定>プラグイン>MetaXRの設定を変更 Eye Tracking Enabled → True
アイトラッキング実装(3/7) VRPawnにOculusXREyeTrackingを追加する
アイトラッキング実装(4/7) BPでアイトラッキング権限確認、権限付与を行う EYE TRACKER
アイトラッキング実装(5/7) BPで視線情報取得し、GazeOrizinとGazeDirectionを元にLine Traceを行い衝突判定をする
アイトラッキング実装(6/7) Oculus Linkで動作確認 する場合はOculus Link経由での アイトラッキングを有効にしておく
アイトラッキング実装(7/7) 実際に 動作させると こんな感じ
まとめ QuestProを使うと現実空間で目からビームが撃 てるゲームが作れそう
宣伝 明日ベルサール秋葉原で開催されるバーチャルマーケット2023リアルinアキバに Gorilla Gridのメンバーとして参加します! パラリアルクリエイター エリアA8にいます