2023年4月4日(火)に開催された「【第二回】ChatGPT選手権!エンジニアリングに組み込んでみましたLT大会」での登壇資料です。 https://findy.connpass.com/event/278392/
ChatGPT API公開当日に開発完了翌日にリリースした話株式会社Helpfeel CTO秋山博紀@akiroom
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2自己紹介Company Profile● 秋山博紀● @akiroom● 大学ではHCI専攻● 株式会社Helpfeel○ 2016年〜 VP of Engineering○ 2022年〜 CTO● https://akiyama.akiroom.com/メディアキャプチャ Wiki・知識共有 FAQ検索エンジン
3● 対談 ChatGPTは「人間」と「テクノロジー」をどう変えるのか? AIの進化と顧客サポートへの活用 | 株式会社Helpfeel● Podcast YAPC::Kyoto 2023 公開収録スペシャル: daiiz, teramotodaiki,akiroomでLLMsやChat GPTの活用について語りました● Helpfeel Tech Hour vol.2 「GPT-3→GPT-4編」トーク① 「ChatGPTの衝撃とプロダクト開発への影響」+「パネルディスカッション」● 【連載】それもまたUIだね。インタフェース散歩! | TECH+(テックプラス)次回ChatGPT記事を掲載予定最近のChatGPTに関する活動Company Profile
42023年3月2日の朝すっかり世界は変わってしまいましたね
52023年3月2日の朝ChatGPT API 公開
6当日の私の気持ちChatGPTの衝撃衝撃的…
7なにが衝撃だったのか?
8ChatGPT API公開の衝撃ポイントChatGPTの衝撃超簡単に使える 圧倒的に安い$0.002 per 1,000 tokens↓ざっくり日本語で言うと750文字処理するのに0.25円一般的なWeb APIWeb開発・アプリ開発と相性が良い利用のハードルが低い誰でも使える(招待制ではない)今すぐ使える(セットアップ不要)
9乗るしかない このビッグウェーブに
10👂 11時の会議で聞いた🛫 12時から開発開始🛬 21時には開発完了 21時にCEO決裁🚀 翌日に社内展開& プレスリリース🚢 申込受付後に提供即プロダクトリリース
11Helpfeel Generative Writer● カスタマーサポートが持っている質問・回答メールをもとにFAQの本文の原稿案を作成する● FAQの立ち上げ期〜運用期まで業務負荷を軽減する● 2023年4月1日現在、エンタープライズ企業を含む27社が利用中作ってみた
12● 最速で完成することを重視● B2B SaaSとして最低限の認証を追加(最小限かつ十分にセキュアを目指す)● Auth0以外はあまり使った事なかったけどどれも使いやすいのでありがたかった技術スタック作ってみたNext.jsVercelTailwind CSSAuth0OpenAIChat completions
13ChatGPT API 利用の課題作ってみたHallucination (幻覚)堂々と自覚なくウソをつく利用者が見極めないといけない言語化は難しい完璧な質問をするのは難しい聞く人の知識に依存する
14ChatGPT API 活用にあたって考えたこと作ってみたHallucination (幻覚)堂々と自覚なくウソをつく利用者が見極めないといけない言語化は難しい完璧な質問をするのは難しい聞く人の知識に依存するユースケースを選ぶ幻覚が起きても問題ない orヒューマンインザループ設計言語レス言語化能力や知識に依存しない事業者がプロンプト設計するVerticalな課題解決「ChatGPTで良い」にしない領域課題解決を考える
15ChatGPTをプロダクトに組み込む際のUIパターン作ってみた対話型インタフェースチャットボットやチャットUI会話入力を主とする機能GUI型外観はGUI部品と同様内部でChatGPTを活用コマンドランチャー型外観はGUI部品と同様内部でChatGPTを活用Generative Writerで採用
16まとめ● ChatGPT API公開された当日にAPI活用したHelpfeel Generative Writerを開発しました● ChatGPT(あるいはLLMs)に対してどう対峙するか課題解決のアイデア・UI設計こそが重要● 超簡単に使えるのでまずは触る!作る!リリースする!まとめ余談:このスライドの写真は私の顔写真以外すべてBing Image CreatorでAIによって作成されたものですGoogle画像検索を使って完全一致する画像がないことを確認しています
ありがとうございました