Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
Power Automate Desktopの内部言語Robinについて
Search
ASAHI_K2
December 30, 2020
Technology
2
14k
Power Automate Desktopの内部言語Robinについて
Power Automate Desktop勉強会 vol.1で発表した、内部言語Robinについての登壇資料になります。
ASAHI_K2
December 30, 2020
Tweet
Share
More Decks by ASAHI_K2
See All by ASAHI_K2
Power Automate for desktop 誕生からリリース機能までを振り返る-歴史編
asahi_k2
0
1.4k
RPALT_20210825_PowerAutomate_PAD
asahi_k2
0
1.2k
PADjp_val3_PAD_OrganizationalDevelopment
asahi_k2
2
1.1k
Power Automate Desktop のアクションから考える変数の使い方
asahi_k2
0
3.3k
第二回WinAutomation勉強会
asahi_k2
0
180
Other Decks in Technology
See All in Technology
Lexical Analysis
shigashiyama
0
120
Lambdaと地方とコミュニティ
miu_crescent
1
100
軽量DDDはもういらない! スタイルガイド本で OOPの実装パターンを学ぼう
panda_program
29
11k
データ活用促進のためのデータ分析基盤の進化
takumakouno
2
150
マイベストのデータ基盤の現在と未来 / mybest-data-infra-asis-tobe
mybestinc
2
1.9k
製造現場のデジタル化における課題とPLC Data to Cloudによる新しいアプローチ
hamadakoji
0
190
TinyGoを使ったVSCode拡張機能実装
askua
2
200
Postmanの日本市場におけるDevRel (的) 活動 / Postman's DevRelish activities in Japan
yokawasa
1
120
家具家電付アパートの冷蔵庫をIoT化してみた!
scbc1167
0
140
Mini Tokyo 3D × PLATEAU - 公共交通デジタルツインにリアルな風景を
nagix
1
230
プロポーザルのつくり方 〜個人技編〜 / How to come up with proposals
ohbarye
4
300
RAGのためのビジネス文書解析技術
eida
3
640
Featured
See All Featured
Measuring & Analyzing Core Web Vitals
bluesmoon
2
73
Keith and Marios Guide to Fast Websites
keithpitt
409
22k
The Language of Interfaces
destraynor
154
24k
For a Future-Friendly Web
brad_frost
175
9.4k
Why You Should Never Use an ORM
jnunemaker
PRO
54
9k
KATA
mclloyd
29
14k
Speed Design
sergeychernyshev
24
600
Cheating the UX When There Is Nothing More to Optimize - PixelPioneers
stephaniewalter
280
13k
Testing 201, or: Great Expectations
jmmastey
38
7.1k
Responsive Adventures: Dirty Tricks From The Dark Corners of Front-End
smashingmag
250
21k
ピンチをチャンスに:未来をつくるプロダクトロードマップ #pmconf2020
aki_iinuma
109
49k
Making Projects Easy
brettharned
115
5.9k
Transcript
Power Automate Desktopの内部言語 「Robin」について オオヌマ(K2) ASAHI Accounting Robot研究所
目的 • 皆さんに「Robin」という RPA言語があることを知ってもらう
「Robin」って何? • プログラミング言語 • RPAソフトウェアのボット開発ツール • オープンソース • 開発元はWinAutomation開発元のSoftomotive •
参照URL:https://robin-language.org/
なぜ「Robin」なのか? • .NET CLRで実行可能 (共通言語ランタイム) • Robinの既存ライブラリを利用可能 • 独自のモジュールを拡張して構築可能 (自動化の幅が広がる)
実際に「Robin」を使って何ができるのか。 • 独自のアクションを開発して、自動化の幅を広げることが可能
実際に「Robin」を使って何ができるのか。 • 様々なRPAツールの枠を超えた、自動化の共通化 UiPath WinActor WinActor blueprism Automation Anywhere BizRobo!
実際に「Robin」を使って何ができるのか。 • コーディングによる開発
実際に「Robin」を使って何ができるのか。 • 差分チェックなどの資産管理
Power Automate Desktopとの関係は? • セッションタイトルの通り、「Robin」は Power Automate Desktopの内部言語 • 「Program
Files」のPower Automate Desktopフォルダ内にRobinの各モ ジュールがインストールされる • C:¥Program Files (x86)¥Power Automate Desktop 直下
Power Automate Desktopとの関係は? • Power Automate Desktopの機能を拡張できる! • Power Automate
Desktopのフローをメモ帳などにコピペしてみて! PADからメモ帳に Copy and Past メモ帳からPAD にも!
「Robin」の開発方法と実行方法は?
「Robin」の開発方法について①【Robin Editor】 • Robinを開発、テストするために利用するエディタ • Robinの実行や、構文チェックができる • エラーや構文の強調表示、オートコンプリートなどが提供される Excel起動 Excel書込み
「Robin」の開発方法について①【Robin Editor】 • 保存すると拡張子は「.robin」
「Robin」の開発方法について②【Robin UISpy】 • デスクトップアプリケーションのUI要素を取得、編集が可能 • WinAutomationでいうところの「コントロールリポジトリ」 • Power Automate Desktopの「UI要素の追加」
「Robin」の開発方法について②【Robin UISpy】 • 拡張子は「.appmask」
「Robin」の開発方法について③【SDK】 • Robinを拡張するための開発者ツール • 独自のモジュールやアクションを作成可能 • C#での記述(IDEで開発「Visual Studioなど」) • Power
Automate Desktopのアクションを自分で作成できる
「Robin」の開発方法について③【SDK】 • Robinを拡張してオリジナルの処理を実行 ①当月の月末日を取得する カスタムモジュールを作成 ②Robinでカスタムモジュールを 呼び出す ③PADからRobinを呼び出す
「Robin」の開発方法について③【SDK】
「Robin」の開発方法について③【SDK】
「Robin」の開発方法について③【SDK】
「Robin」の開発方法について③【SDK】
「Robin」の開発方法について③【SDK】
「Robin」の実行方法について【Robin CLI】 • コマンドプロンプトから「Robin」を呼び出すこと(実行)が可能
「Robin」の実行方法について【Robin CLI】 • コマンドプロンプトからRobinのスクリプトチェックが可能
「Robin」の実行方法について【Robin CLI】 • Power Automate Desktopからも実行可能 • 「Robin」がインストールされていれば、他のRPAツールなどからも実行可能
「Robin」の機能を見てみる • 標準モジュール
例:Excelのモジュール(起動)
まとめと補足。 • 今回は時間が無かったので次回までの個人的な課題として、独自に 開発したアクションをPower Automate Desktopからスマートに呼び出す 方法を考えたい。 • Robinを知ったうえで、さらにPower Automate
Desktopに興味を持って いただければと思っております。 • 今後もRobinも含め、情報が入り次第発信していきたいと思います。 • Robinの今後は、ロードマップを含め未定 • ※元Softomotiveの Vice President、現Microsoft 社員より