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2023復興デザイン会議_八幡浜高校 ハザードマップ班
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防災地理部
December 20, 2023
Education
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2023復興デザイン会議_八幡浜高校 ハザードマップ班
2023年12月10日に行われた第5回復興デザイン会議全国大会での八幡浜高校 ハザードマップ班の発表です。
防災地理部
December 20, 2023
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Transcript
南海トラフから⾝を守れ! ⼋⾼⽣が作る新ハザードマップ 愛媛県立八幡浜高等学校 集う防災
なぜ、新ハザードマップが必要なのか ・災害発生時に必要な情報が書かれている ・広範囲のことがわかる どのような経路で一時避難場所に 向かうべきかわかりにくい 避難経路を考慮できる地図の 作成ができないか その一方で、 従来のハザードマップ 現在、八幡浜市が公開している津波ハザードマップ
狭い道
避難地図① ・避難時に通る道の安全性の考察 緑の線・・・安全に通行できると考えられる道 紫の線・・・通行を控えたほうが良いと考えられる道 ・避難場所の表示 黄色い丸・・・津波一時避難場所 水色の丸・・・津波避難ビル
⾞での避難により 渋滞する • ⾞で避難しない よう、呼びかけ をする 夜の避難が難しい • 懐中電灯などを あらかじめ準備
しておく 坂道を上るのが ⼤変 • 近くの津波避難 ビルに避難する 電柱などの倒壊の 危険 • あらかじめ危険 な場所を把握し ておく 避難時に発生しうる問題点
八幡浜市役所への訪問ー報告 ・作成した避難地図①についての話し合い ・様々な質問 ・市の対策の内容 ・商店街のアーケードの改善 ・道幅の拡張 ・指定避難ビルの指定数を増やす ハザードマップ改善の アドバイスをいただいた
八幡浜市役所への訪問ー考察 • 一時避難場所として指定されている場所は狭いところも多くある 浸水想定の時間が遅く、浸水する高さが 低い場所に住んでいる人もいる →浸水が0.10mに満たない人が避難場所へ 急いで向かわなければならないのか • 何を基準として危険としているのか不明瞭 津波一時避難場所(愛宕中学校)へ
避難する際に使用されると考えられる狭い道 発生しうる被害、標高と基準水位、 道幅などを総合的に考慮しなくてはならない
避難地図の改善点 • 避難経路における安全性の評価基準の明確化 • 調査内容・方法の改善(家の状態・道幅) • 範囲の縮小(対象の絞りこみ) • 災害の状況に応じた避難経路の完全な決定をしない →発災時の避難行動に影響を及ぼす可能性
わかりやすいハザードマップを!
避難地図②の危険判断基準 道路の状態 家の状態 ・階数-基準水位から考えられる 避難する必要性 ・新しさ-古い建物では 倒壊の危険性 ・建築様式-和風建築では瓦の 落下の危険性 ・道幅-建物倒壊時に
道がふさがれる可能性 避難者による混雑が 発生する可能性 ・道幅ー
< 測定内容をまとめた地図 調査範囲 松蔭・江戸岡地区 対象 288世帯・534人(令和5年7月)
赤色:古い洋風建築 黄色:古い木造建築 青色:新しい洋風建築 緑色:新しい木造建築 調査範囲 松蔭・江戸岡地区 対象 288世帯・534人(令和5年7月) 200m 200m
赤色:古い建築物 青色:新しい建築物 斜線:木造建築 200m 200m
緑:安全だと考えられる道 黄色:比較的安全だと考えられる道 紫:避難時の通行は控えたほうが良い道 200m 200m 高齢者の避難 に若者の力が 必要!
課題 若者の避難訓練への参加が必要! →避難訓練の参加率の上昇を促す ・避難訓練への参加により、若者と高齢者や 身体に障害を持つ人との面識を深められるメリットもある ・震災の際、高校生などの若者が 高齢者や身体に障害を持つ人を サポートする必要がある(自分の命最優先で)
所属を超えた避難訓練 学校での 避難訓練 ⼋幡浜市 各地区の 避難訓練 小学生 中学生 高校生 住民
行政 企業 集う
今後の展望 • 調査範囲の拡大 • 中学生や高校生を対象とした 出張授業の実施 一人でも多くの方に 身の安全を確保してもらいたい みんなで 地域の人
を守る ⼋幡浜⾼校 ⼋幡浜⼯業 川之⽯⾼校
参考文献・資料 • https://www.city.yawatah ama.ehime.jp/doc/20200 72800016/ • 地理院地図 / GSI Maps
|国⼟地理院 ご清聴ありがとうございました!