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コロプラを支える社内システム開発の在り方/ColoplTech-08-01

 コロプラを支える社内システム開発の在り方/ColoplTech-08-01

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COLOPL Inc.

August 15, 2022
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Transcript

  1. コロプラを支える
    社内システム開発の在り方
    2022/08/09

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  2. アジェンダ
    1. インターナルグループとは
    2. インターナルグループの歴史
    3. これまでの取り組みの紹介
    4. まとめ
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  3. 3
    2016年に株式会社コロプラに新卒入社(7年目)
    クライアントエンジニアとしてインゲーム周りの開発に携わる。
    その後、バックエンドエンジニアとしてインターナルグループに配属。
    社内システムの開発・運用を行う。
    Laravel/Vue.jsがメイン。Webに限らず幅広く経験。
    氏名  :
    部署名 :
    たじゅ
    技術基盤本部 第2バックエンドエンジニア部
    インターナルグループ
    自己紹介

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  4. インターナルグループとは
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  5. 社内の課題をエンジニアリングによって解消するチーム
    現在は7人構成(全員エンジニア)
    主な業務
    ● 内製社内システムのスクラッチ開発+運用
    ○ 要件定義〜開発〜テスト〜運用
    ○ UI/デザインの検討
    ○ インフラ構成の提案
    ● 外部システムの拡張
    ○ 外部のAPIの利用したシステム開発
    ○ Chrome拡張開発など
    5
    インターナルグループとは
    システムを作る上での全てに携わる

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  6. 6
    主要技術スタック
    サーバーサイド
    インフラ
    デスクトップ・モバイルアプリ
    その他
    フロントエンド
    Compute
    Engine
    Cloud
    Run
    App
    Engine

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  7. インターナルグループの歴史
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  8. 8
    会社の規模拡大に適応すべく発足された
    在宅業務でのスムーズな情
    報伝達を目的に動画共有
    サービスを作成
    会社の『変化』を支えるシステムを開発してきた
    日報システムや、社内情報
    を整理するポータルサイト
    の作成
    2016
    新卒社員が増加
    誰がどこにいるか把握する目的
    で社内マップ/人事管理システム
    を作成
    2015
    オフィス移転
    デザイン関連の成果物を
    管理するシステムや、デ
    バッグをサポートするシス
    テムの作成
    2016~2020
    業務規模の充実
    社内のお問い合わせを一元
    管理するリクエストセンター
    を作成
    2014
    グループ発足
    2021
    コロナ禍対応
    お問い合わせ増加に合わせ
    てメール応対システム
    を作

    2014
    白猫リリース

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  9. これまでの主な取り組み①
    - お問い合わせメール返信効率化 -
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    お問い合わせメール返信効率化
    メール返信効率化のためにメールシステムを構築
    コロプラ製メールシステムの特徴的な機能
    形態素解析でのメール自動分類 ユーザーデータ参照機能
    ストアレビュー連携
    エスカレーション/承認機能
    表記ゆれ/個人情報・社内情報漏洩
    を防止する機能
    KPI/アンケート
    アクティブユーザーが増えることによりお問い合わせが増加し対応が困難に

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  11. 11
    メール自動分類
    MeCabを用いてメール内容を解析
    メール内の単語を抽出
    教師データとの近似度を求めて分類
    分類を行うコストが15%削減
    メールを分類するコストを抑えたい

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  12. 12
    ユーザーデータ参照機能
    受信時にユーザー情報が紐づく
    ● アカウント作成日
    ● ゲーム内ランク
    ● 秘密の質問
      (パスワード検証目的)
    …などをすぐに確認できる
    ● ユーザー属性の把握
    ● 回答効率の向上
    ユーザー情報の確認にかかる工数を削減したい

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    ストアレビュー連携
    ストアのレビューをより有効的に活用したい
    APIを利用して期間毎の評価を取得
    ● いつのイベントが高評価か
    ● 低評価がついた理由
    ● OSごとの違い
              …などを集計
    ● より分析しやすく
    ● レビューコメントへの返信効率化
    期間毎のグラフが
    表示されます

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  14. 14
    機能実装の背景
    メール総数+
    仕分けコストの増加
    ユーザーのプレイ状況を
    調査したいが工数がかかる
    自動分類/ステータス管理が行
    えるようにしたい
    AIを使った自動分類
    ステータス管理
    各サービスの情報を可視化
    開発チームへの通知
    ゲームサーバにAPIを用意し
    ユーザ連携
    課題
    実際に利用する人のイメージにあった機能を作ることで
    最大限の価値提供に繋げていく
    サポートチームの要望
    お問い合わせやレビューの
    有効活用
    メールの受信画面から
    確認出来ると最も効率がいい
    期間毎の確認
    レビューコメントの把握
    技術的な解決対応

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  15. これまでの主な取り組み②
    - より多くの要望に応えるために -
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    新しい開発フローの導入
    ・Skeleton/Extensionコードの用意
    インフラ関連の裁量を増やす 開発工数を減らす
    ・VM環境
    (都度インフラグループに構築を依頼)
    ・既存システムからコピー
    これまで
    ・GAE / CloudRun を中心とした
    マネージドな環境構成
    ・IaC(Terraform)の導入
    現在 現在
    運用システムが蓄積されていき、新規開発にリソースが割けない状態になった
    これまで
    ・手軽に環境を作ってテストが出来る
    ・ファイルベースの管理で把握しやすい
    ・不要なファイルがノイズにならない
    ・過去に作った関数の再利用
    すばやく新規開発に取り組める仕組みを 2つの観点で検討

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    開発フローの見直しで実現したシステム
    サポート用アンケートシステム
    動画共有システム
    ● 実装期間2週間
    ● アクセス数が不明瞭なためオートスケール
    が効果的なGAEを採用
    ● 既存システムと比較し運用コストも削減
    ● 実装期間3ヶ月
    ● コードを再利用しつつ無駄な実装を削減
    ● 動画エンコードにCloudRunを利用することで運用コストを抑えた
    新しい仕組みやプラットフォームを積極的に導入して工数を削減した

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  18. 18
    今後対応していきたいこと
    ナレッジシステムのリニューアル
    ・検索精度・権限管理・費用面に課題がある
    ・新しいシステムの導入 or 内製化を検討し、より社員が情報を探しやすくする
    マイクロサービス化
    ・それぞれのシステムで認証経路を用意していたり、権限管理が分散していたりする。
    ・役割ごとにサービスを細分化していけば、 より開発しやすくする

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    まとめ
    コロプラが大切にしている考え方を引き継ぎながら、
    ユーザー=社員 に最高の開発体験を提供しようと尽力しています
    社員ファーストで
    利用者に寄り添う開発
    新しい技術の導入を
    率先して行い課題を解決

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