Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
学びの文化を育む社内読書会のススメ
Search
Atsushi Takayama
July 19, 2019
Business
0
230
学びの文化を育む社内読書会のススメ
「ドリコム総選挙」にて発表した内容です。
Atsushi Takayama
July 19, 2019
Tweet
Share
More Decks by Atsushi Takayama
See All by Atsushi Takayama
最高の開発者体験の追求が開発生産性を改善し続ける文化を生み出した話
edvakf
3
1.1k
NeurIPS 2021 論文読み会: How Modular should Neural Module Networks Be for Systematic Generalization?
edvakf
0
130
8年物のJavaのシステムをKotlinに変えていく選択に至るまで
edvakf
2
1k
ピクシブ社内のImageFlux利用事例紹介
edvakf
1
2.7k
フルCDNアーキテクチャでサービス設計した話
edvakf
5
3.8k
Goでバイナリを読む+α
edvakf
1
900
お前はこれまでに作ったAPIの数を覚えているのか?
edvakf
0
2.5k
「ふつうのRailsアプリケーション」についての考え方
edvakf
2
770
ggplot.galleryというお遊びウェブアプリケーションを作った話
edvakf
0
370
Other Decks in Business
See All in Business
Bocek Company Deck
unagiinu98
0
210
株式会社ispec 会社紹介資料
emikamihara
0
6k
システム思考ゲーム「ビールゲーム」
chibanba1982
PRO
0
470
コンセンサスゲーム「砂漠からの脱出 カード版」
chibanba1982
PRO
0
1.3k
フォロワーシップ、ビジョン共有の重要性を学べる「部課長ゲーム」
chibanba1982
PRO
0
1.2k
면접으로 직행하는 데이터 분석 포트폴리오 | 2025년 1월 세미나
datarian
0
1k
DNX Ventures Japan|Introduction Deck
natsumidnx
0
950
企業向けオンライン謎解きゲーム「謎解き会社経営オンライン」
chibanba1982
PRO
0
510
ロジカルシンキング研修用スライド
chibanba1982
PRO
0
470
経営シミュレーションゲーム「ペーパータワーforビジネス」
chibanba1982
PRO
0
800
死の疑似体験ワーク 対面版
chibanba1982
PRO
0
390
ネオス株式会社 会社紹介
neos
0
100
Featured
See All Featured
Embracing the Ebb and Flow
colly
84
4.5k
The World Runs on Bad Software
bkeepers
PRO
66
11k
GraphQLの誤解/rethinking-graphql
sonatard
68
10k
Adopting Sorbet at Scale
ufuk
74
9.2k
Writing Fast Ruby
sferik
628
61k
ReactJS: Keep Simple. Everything can be a component!
pedronauck
666
120k
Docker and Python
trallard
43
3.2k
Rebuilding a faster, lazier Slack
samanthasiow
79
8.8k
Fantastic passwords and where to find them - at NoRuKo
philnash
50
2.9k
For a Future-Friendly Web
brad_frost
176
9.5k
Rails Girls Zürich Keynote
gr2m
94
13k
Improving Core Web Vitals using Speculation Rules API
sergeychernyshev
3
180
Transcript
学びの文化を育む 社内読書会のススメ ドリコム総選挙 pixiv Inc. Atsushi Takayama 2019.7.19
2 自己紹介 • 高山温 / @edvakf • ピクシブ株式会社 ◦ 2012年入社
◦ 主にサーバーサイドエンジニア ◦ 2016年からCTO https://devpixiv.hatenablog.com/entry/2015/05/25/103250
ソフトウェア エンジニア お仕事:ソフトウェアというシステムを 作って課題を解決する 言語:プログラミング言語 扱うハードウェア:コンピュータ 3 CTO お仕事:開発組織というシステムを作っ て経営課題が自動的に解決される状
態を作る 言語:自然言語(日本語など) 扱うハードウェア:脳
4
「エンジニアは四六時中 学び続けるべきか否か」 という話は一旦置いといて 5
「学びの文化」は良いもの 6
7 学びの文化 • 「今より良いやり方」を模索する ◦ 今までと違うやり方を頭ごなしに否定しない • 学ぶ環境が良い ◦ 詳しい人がいる
& 詳しい人に聞いても嫌な顔されない ◦ 同じことを学びたい人が周りにいる
8
9
「学びの文化」 促進のためにいくつかの 取り組みを行ってきました 10
11
12
13
14
今日は特に 読書会について話します 15
16 読書と読書会は似て非なる行為 • 読書と一概に言っても様々 ◦ 流し読み ←→ メモを取ったり背景調査までしながら読む ◦ 読後の脳の状態は全然違う(参考:『エンジニアの知的生産術』)
• 読書会の効果 ◦ 参加者の共通理解ができる ◦ 本にまつわる雑談を通じてチームメンバーを知れる
17 私の好きな読書会のスタイル • 章の担当者が事前に章を要約→読書会で要約を読んでディスカッション • 好きなところ ◦ かなりハイペースで完走する(2ヶ月程度で1冊終わる) ◦ ディスカッションがメイン
◦ 資料が非参加者にとっても嬉しいものになる
18
19
気がつけば読書会が 社内のいたるところで 開催されていた 20
21
22
23 読書会は「学びの文化」を育むか? • 読書会だけではダメなんだろうなと思っている ◦ 様々な取り組みと合わせて効果を発揮するはず ◦ チャレンジを称える土壌や、大胆な抜擢など • 会社が存続していくためには未知を切り拓いていくしかない
• 読書会はチームに自信を与えてくれる良いツール