Japan Business Federation (Keidanren) “Japan’s initiatives — Society 5.0”; Y. Harayama, “Society 5.0: Aiming for a New Humancentered Society”, Hitachi Review, vol. 66, no. 6, 2017, pp. 556–557 Society1.0 Society2.0 Society3.0 Society4.0
介⼊2. 特定の弱者の情報に加えて、統計的情 報を加える 介⼊3. 最初に計算問題を解かせる 仮説 ・寄付は同情によって増幅されるので、直観による意思決定思考(システム1)が⽀配的である ・特定の弱者は同情・寄付を集めやすい ・統計的弱者(アフリカには100万⼈の恵まれない⼦供がいる等)には同情・寄付が集まりにくい ・論理的な意思決定思考(システム2)を刺激することで特定の弱者への同情が減り、寄付⾦額も減 るのではないか︖ 結果 いずれの介⼊も • 特定被害者への寄付を減らす効果はあった • 全体の寄附⾦額を上昇させる効果はなかった。 特定のところに寄付⾦が集中しすぎて、本当に援助が必要な⼈々のところ に⼗分な寄付がいってないのではないか︖(バイアス) 例)1987年にジェシカちゃんという18ヵ⽉の幼児が幅20cm、地下7mの井⼾ に落ちて2⽇後に救助され、このとき70万ドル以上の寄付が集まった Small et al. (2007) Sympathy and callousness: The impact of deliberative thought on donations to identifiable and statistical victims Organizational Behavior and Human Decision Processes, 102, 143-153