Upgrade to Pro — share decks privately, control downloads, hide ads and more …

プレイがつなぐ研究と社会:市⺠‧クリエイター‧SF作家による実践を通じて

Avatar for hayataka hayataka
August 31, 2026

 プレイがつなぐ研究と社会:市⺠‧クリエイター‧SF作家による実践を通じて

日本認知科学会第43回 OS「研究をプレイする:新しい研究のかたちへ」での発表資料です。
https://pub.confit.atlas.jp/ja/event/jcss2026/presentation/OS1-5-01

要旨
「研究をプレイする」をテーマに3つの活動を報告する。①市民と研究者が協働する「心理学研究コミュニティ あいまいと」は、研究プロセスをプレイ化して市民の参画を促している。②「知財図鑑」はクリエイターが知財を起点に妄想・発信という形でプレイし、新たな価値や共創機会を創出するメディアである。③SF作家・玖馬巌氏は科学技術をSFという形でプレイし、サイエンスコミュニケーションを実践している。これらの活動から、コミュニティ・メディア・アートを通じて、研究を多様な人々にひらき、社会とつなぐことを示す。

Avatar for hayataka

hayataka

August 31, 2026

More Decks by hayataka

Other Decks in Science

Transcript

  1. ⽇本認知科学会 第43回⼤会 OS1-5 研究をプレイする:新しい研究のかたち プレイがつなぐ研究と社会 市⺠‧クリエイター‧SF作家による実践を通じて 2026年8⽉31⽇ 林 尚芳1,4, 櫃割

    仁平1,2, 荒井 亮3,4, 玖⾺ 巌5,6 1 3 ⼼理学研究コミュニティ あいまいと, 2 ヘルムートシュミット⼤学, 株式会社コネル, 4 知財ハンター協会, 5 ⽇本SF作家クラブ, 6 Academimic
  2. ポッドキャスト研究事例 (Hitsuwari et al., 2025) 研究未経験の市⺠A ポッドキャストは対話の⽅ が聴きやすいのでは? 分析、考察、論⽂推敲 ⼼理学の研究者‧櫃割

    それこそ⼼理学で研究でき るのでは? 実験設計、考察、論⽂執筆 データ分析に詳しい市⺠B‧林 同⼀内容で、独話と対話を AIで⽣成できるのでは? 実験刺激、分析、考察、論⽂推敲 6
  3. 「知財図鑑‧Konel」による実践まとめ 研究者‧技術者/ビジネスパーソン(オカムラ) • ⾃分の技術が意外なところに応⽤されることへの驚き。 • 他部⾨間でのコミュニケーションの活性化。 • 共創を希望する外部企業の獲得。 クリエイター •

    知財がアイデア発想の刺激になる。 • AIによって全⽅位的に発散させることで、クリエイターの視野を拡張。 クリエイターやビジネスパーソンが、知財を「プレイ」することで、研究 開発当初には想定してなかった応⽤可能性や共創相⼿が発⾒されうる。 11
  4. 「Academimic」による実践まとめ 研究者 • アーティストとの協働は新たなアウトリーチになる。その際、アーティストによ る翻案に共感できるかどうかがポイント。 アーティスト • 学術的正確性、エンターテインメント/芸術性、科学技術の価値中⽴性のバラン ス感覚が重要。 鑑賞者

    • 「ミューオンがこうした⼈間ドラマになることに驚いた」、「宇宙線をレントゲ ンのように使う⼿法を初めて知った」といった声があった。 アーティストと研究者が協働した作品は、論⽂でも学会発表でもない新し い研究のアウトプットになりうる。 16