Upgrade to Pro — share decks privately, control downloads, hide ads and more …

NFT Non-Fungible Token 入門資料

KAYATO
October 31, 2022

NFT Non-Fungible Token 入門資料

【ブロックチェーン基礎~NFT運用実務課題まで】
・ブロックチェーンとは
・Non-Fungible Tokenとは
・NFT MARKET PLACE とは
・ブロックチェーンの分断とは
・NFTのロイヤリティとは
・ビジネス展開における課題とは
・その他

KAYATO

October 31, 2022
Tweet

More Decks by KAYATO

Other Decks in Technology

Transcript

  1. NFT
    入門勉強会 資料
    NON-FUNGIBLE
    TOKEN
    ブロックチェーン基礎~運用実務課題まで

    View Slide

  2. ブロックチェーンとは
    Non-Fungible Token
    とは
    NFT MARKET PLACE
    とは
    ブロックチェーンの分断とは
    NFT
    のロイヤリティとは
    ビジネス展開における課題とは
    マーケットデータ
    その他
    AGENDA

    View Slide

  3. BLOCKCHAIN
    分散型台帳とは何か?

    View Slide

  4. BLOCKCHAIN
    デジタル資産(データ)の所有権を
    特定の国家や企業等の組織に依存せずに
    管理することができるデータベース



    データベース ≒ データの取引履歴 ≒ 取引台帳

    View Slide

  5. デジタル資産(データ)の所有権を管理するデータベースとは
    「所有」= 誰が何を持っているか
    データベース:誰が誰にいつ何を譲渡したのかの履歴

    View Slide

  6. ブロックチェーン登場前の中央集権的なデータベース管理
    国家や銀行、取引所など何かしらの中央集権的な組織・団体が、
    第三者として取引の成立を保証し、データーベースを管理していた

    View Slide

  7. 改ざん耐性
    中央管理 ≒ 中央を乗っ取りすることで改ざ
    んできてしまう
    (中央集権管理による単一障害点の発生)
    安定性
    中央管理でシステム異常が発生した場合、取
    引全体が停止してしまう(銀行のATM
    停止の
    例)
    管理・取引コスト
    中央集権管理を行うためにセキュリティや取
    引監視など管理コストが高く、
    結果として取引手数料が高くなってしまう

    また国際送金の場合は複数の中央集権管理
    の取引所を経由するためコストが高い
    発展性
    それぞれ中央集権管理しているシステムに互
    換性が低いため、
    相互運用を行うための開発が難しく発展性に
    乏しい
    中央集権的なデータベース管理における課題
    トレーサビリティ
    中央集権管理によってデータベースの内容は
    非開示になっており、
    その国家 /
    企業などの組織外部の人は内容を
    確認・検証することができない

    View Slide

  8. ブロックチェーンのデータベースアプローチ
    中央集権的な一つのデータベースを管理ではなく、
    全く同じ内容のデータベースを全世界のコンピューターで分散所有することで
    改ざん / 安定 / コスト / 発展性 / トレーサビリティを解消した

    View Slide

  9. どれぐらい分散されて管理されているのか?
    ビットコインの場合:15,000台のノードで運用されている

    View Slide

  10. どれぐらい分散されて管理されているのか?
    イーサリウムの場合、7,600台程度で運用中

    View Slide

  11. パブリックブロックチェーンにおいては誰でもノードが作れる
    市販のマイニングマシンを購入しなくてもスペックが足りていれば自作可能
    (ビットコインはラズベリーパイでノード作れます)
    https://maonline.jp/articles/gmo20180628 https://www.coindesk.com/tech/2020/12/15/becoming-self-sovereign-how-to-set-up-a-bitcoin-node-with-lightning/

    View Slide

  12. ビットコインでもデータベース容量は500GB以下
    取引履歴は文字列データになっているので過去全ての取引履歴を集めたとしても、
    手のひらのHDに収まる範囲の容量になっている

    View Slide

  13. なぜみんなコンピューターリソースを提供しているのか?
    コンピューターリソースを提供する代わりにそのブロックチェーンのトークン(例BTC)が貰
    える仕組み(≒マイニング)があるのでこぞって参加している

    View Slide

  14. 無限にインフレする仕組みでは…?
    供給量を徐々に減らしていく仕組みをとっており最終的には2100万枚で止まる
    (新規発行は無くなるがマイニング報酬として送金手数料が分配される)

    View Slide

  15. INNOVATION
    OF
    BLOCKCHAIN
    ブロックチェーンの存在により、
    単一国家や企業など中央集権的な管理を必要せずに、
    デジタル資産(データ)の所有権の証明が行えるよう
    になった

    デジタル資産(データ)が関わる領域は、
    ブロックチェーンのイノベーションが起こる


    View Slide

  16. 貨幣
    仮想通貨 /
    暗号資産
    ビットコイン /
    ステーブルコイン ・・・
    金融商品
    株式 /
    社債 /
    不動産
    DeFi
    (Decentralized Finance
    ) / DEX
    (Decentralized Exchange
    ) …
    デジタルファイル
    デジタルデータの所有権の証明
    NFT
    (Non-Fungible Token

    身分証明証
    ワクチン接種証明 /
    チケット
    Decentralized Identity
    ブロックチェーンが影響を及ぼす所有権の具体事例
    意思決定の権利
    投票 /
    投票権の移譲
    DAO
    (Decentralized Autonomous
    Organization

    View Slide

  17. よりブロックチェーン / WEB3を知りたい方向けの資料
    https://speakerdeck.com/kayato/dao-dot-dot-dot

    View Slide

  18. NON-FUNGIBLE TOKEN
    非代替性トークンとは何か

    View Slide

  19. NON-FUNGIBLE
    TOKEN
    非代替性トークンとは、
    ブロックチェーンのデータベースに刻まれた
    デジタルコンテンツの所有権利のこと


    NFT ≠
    デジタルコンテンツ
    NFT =
    デジタルコンテンツの所有権利情報

    View Slide

  20. NFT(NON-FUNGIBLE TOKEN)とは
    デジタルコンテンツのファイルそのものに所有権利を付与するのではなく
    所有権利をみんなで管理しているデータベースに書き込んだものがNFT
    ブロックチェーンによる分散型データベース (特定の国や企業に依存しない開かれたデータベース)
    デジタルコンテンツの持ち主のアドレス
    デジタルコンテンツのID
    デジタルコンテンツの保存先(ファイルの保存先)
    デジタルコンテンツの作者のアドレス(ロイヤリティの付与先)…
    ■ ブロックチェーンのデータベースに書き込まれるNFTの内容

    View Slide

  21. ローカルファイルへの所有権の書き込みは改ざんできる
    エンドユーザーのPCやスマホにあるファイルに所有権を記載しても、
    ファイル自体は改ざんできてしまう。またそれらを複製しても本物が不明(本物の概念がない)

    View Slide

  22. NFTであってもデジタルコンテンツは複製できる
    NFTが指し占めす先のデジタルコンテンツはこれまで同様にローカルダウンロードできれば、
    複製することもできる。重要なのは所有者情報がブロックチェーンに書き込まれること。

    View Slide

  23. NFTの応用
    NFTはデジタルアセットに関わる全てに紐付けられるため、
    これからも多様なユースケースでの利用が想定される

    View Slide

  24. デジタルアセットを所有する概念から「資産性」が生まれた
    発行主体の企業や組織に依存せずに自由に所有/売買できることにより
    デジタルアセットに価格がつくようになった

    View Slide

  25. データの所有の概念により二次流通のマーケットが出現
    デジタルアセットに所有権の概念が生まれたことで二次流通市場が生まれた
    また二次流通の販売ロイヤリティが作者に還元されるようになった
    アーティスト 購入者Aさん
    ① 一次販売
    売上
    NFT譲渡
    ① 二次販売
    売上
    NFT譲渡
    購入者Bさん
    二次流通のロイヤリティ

    View Slide

  26. FTとNFTの違い
    NFTはデジタルデータの所有権を示す技術で、そのデータの所有権が唯一無二のものであることを示す。
    例え、参照先のデータを複製したとしても、ブロックチェーン上に刻まれた取引履歴にはオリジナルの所有
    者データが残り続ける。
    (日本の法律ではデジタルデータは無形資産の扱いのため、法的な所有権は存在しない)


    ETHEREUMのERC-721というNFTの規格が登場したことにより
    全てのデジタルアセットに所有権を示すことができるようになった


    View Slide

  27. NFT
    の発行方法の種類
    ① マーケットプレイス
    OpenSea
    等のマーケットプ
    レイスを使ってUI
    操作でNFT
    を発行する方法。
    開発不要で簡単に発行できる
    が、マーケットプレイスが用
    意したスマートコントラクト
    を利用するため、カスタマイ
    ズ性が乏しい。
    ② 独自コントラクト
    ERC721
    やERC1155
    の規格を
    利用して独自コントラクトを
    自前で開発する方法。
    開発やコントラクトのデプロ
    イにガス代がかかるものの、
    高いカスタマイズ性がある。
    セキュリティは要注意。
    ③ コントラクトフォーマ
    ット
    Bunzz
    等のスマートコントラ
    クトをフォーマット化して提
    供しているサービスを活用し
    てMint
    する方法。
    ある程度のカスタマイズ幅を
    持ちながらUI
    操作でMint
    する
    ことが可能

    View Slide

  28. 独自コントラクト
    発行のメリット
    1⃣
    正式な発行者になれる
    2⃣
    カスタマイズ性が高い
    3⃣
    独自のMINT
    体験
    を提供できる

    View Slide

  29. 独コンの利点①:正式な発行者になることができる
    マーケットプレイスで発行したNFTの
    コントラクト発行者はマーケットプレイスになってしまう
    独コンの場合は発行者がコントラクト発行者になれる

    View Slide

  30. 独コンの利点②:カスタマイズ性が高い
    開発費はかかるが独コンで実装することによって、
    マーケットプレイス発行ではできないユーティリティの付与が可能
    https://twitter.com/Pronoia10/status/1571865083537399809/photo/1

    View Slide

  31. 独コンの利点③:独自のMINT体験を提供できる
    独コンで実装することでマーケットプレイス外でNFTのMintが可能になり、
    独自のMint体験を実装することができる
    https://www.mt-chicken.xyz/home

    View Slide

  32. NFTの参照先のファイルが消える可能性
    NFT自体に永続性があっても、デジタルコンテンツには永続性を持たせるのは難しい。
    クラウドサーバー型
    NFT
    に紐づくデジタルコンテ
    ンツを企業が保有しているク
    ラウドサーバーに保存してい
    た場合、企業がクラウドサー
    バーの契約を切るなどした場
    合はファイルが消えてしま
    う。
    マーケットプレイス型
    マーケットプレイスでNFT

    発行した場合、マーケットプ
    レイスによって仕様は異なる
    がマーケットプレイスのサー
    バーにデジタルコンテンツが
    紐づく場合がある。
    この場合も消失リスクがあ
    る。
    分散型ストレージ型
    IPFS
    やArweave
    、Filecoin

    ど分散型のストレージに保存
    するケース。
    サーバーコストの支払いが滞
    ったりPIN
    が外れてしまうと
    消失する。

    View Slide

  33. OpenSeaのサムネイルは残るが…
    OpenSea側で保存されているサムネイルが残っていても
    参照先のファイルが消えている事例もある

    View Slide

  34. 分散型ストレージは復旧方法や支払い体系でカバーする方法あり
    中央集権的なサーバーに比べて永続性は高く設計されている
    https://blog.utyuu.space/2021/10/24/ipfs_replace/
    https://gaiax-blockchain.com/arweave

    View Slide

  35. SVGなどによるフルオンチェーンNFTの登場
    NFTのデジタルコンテンツ自体をブロックチェーンに刻むことで
    ファイルの永続性を持たせる手法(ガス代が高いのがネック)

    View Slide

  36. デジタルコンテンツ自体の価値
    デジタルコンテンツとされるアートや作品そ
    のもの価値として価格がつくケース
    コミュニティへの参加権利
    BAYC
    などセレブ特化したコミュニティや特
    定の活動をしている仲間入りをするために
    NFT
    が必要となり価値がつくケース
    ユーティリティ性による価値
    持っていることでゲームのアイテムになった
    り、リアル世界のチケットになっているなど
    具体的な便益が存在することで価格がつくケ
    ース
    ロードマップによる拡張性
    NFT
    そのものではなく、プロジェクトの未来
    のロードマップやビジョンの共感によって価
    値がつくケース。クラウドファンディングに
    よる調達に近い。
    NFTの価値のもたせ方

    View Slide

  37. デジタルコンテンツ自体の価値
    BeepleのNFTアートは、
    クリスティーズのオンラインセールにて約6935万ドル(約75億円)で落札
    Beeple Everydays - The First 5000 Days

    View Slide

  38. コミュニティへの参加権利
    NFTを持っていることによってその特定のコミュニティに所属できることを
    価値に落とし込んでいるケース
    https://www.cryptotimes.io/15-celebrities-who-own-bored-ape-yacht-club-nfts/
    https://www.city.nagaoka.niigata.jp/shisei/cate08/file/inobetiku-06.pdf

    View Slide

  39. ユーティリティ性による価値
    NOT A HOTELの事例では約一時間で3億円分が完売
    https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000004.000080389.html

    View Slide

  40. ロードマップによる拡張性
    プロジェクトの未来のロードマップやビジョンの共感によって価値がつくケース。
    クラウドファンディングによる調達に近い。
    https://www.azuki.com/mindmap

    View Slide

  41. NFT MARKET PLACE
    実際にMARKET PLACE
    でNFT
    を買い売りしてみる

    View Slide

  42. NFTマーケットプレイスとは
    マーケットプレイスがNFTを管理している訳ではなく、
    イーサリアム等のブロックチェーンのDBに売買取引など命令を出すための
    インターフェース部分を担っている
    ブロックチェーンネットワーク(分散型DB):NFTの所有記録
    NFT マーケットプレイス:NFT売買をするインターフェースを提供するアプリ
    スマートコントラクトによる所有移転 / 売買
    マケプレを使わずに
    所有権の移転を行うこともできる

    View Slide

  43. NFT MARKET PLACEのビジネスモデル
    マーケットプレイスを通じたNFTの売買に手数料を設定することで収益を得ている
    https://visionaryart.io/nft/marketplace-comparison/

    View Slide

  44. NFT MARKET PLACEの競合優位性
    パブリックブロックチェーンを用いている以上、コンテンツの独占は難しいため、
    手数料の低さやUI/UX、特定セグメントへの集客力などで競争優位性を出す

    View Slide

  45. NFTの買い方
    https://speakerdeck.com/kayato/an-hao-zi-chan-uoretutoru-men-metamaskfalseru-
    men-nftfalsegou-ru-zha-qi-falsezhu-yi-shi-xiang-nado

    View Slide

  46. BLOCKCHAIN TYPES
    ブロックチェーンの分断について

    View Slide

  47. 従来のデジタルコンテンツとNFTマーケットプレイスの違い
    Amazon管理のサーバー 楽天管理のサーバー
    Ethereum等のパブリックブロックチェーンの分散台帳
    従来のデジタルコンテンツは事業者によってDBが分断されていたが、
    パブリックブロックチェーンにおいては全事業者で共通のDBを使っている
    (このためサービスを超えたデジタルコンテンツの所有権の譲渡が可能になる)

    View Slide

  48. サービスA
    パブリックチェーンとプライベートチェーン
    NFTやデジタルアセットの所有権の譲渡ができる範囲は、
    どのブロックチェーンを活用しているかによって異なる
    プライベートチェーンでのNFT運用は従来のWEB2.0サービスのデジタルコンテンツ販売に近い
    ■ パブリックブロックチェーンの運用
    Ethereum等の共用型ブロックチェーン
    ■ プライベートチェーンの運用
    楽天が管理運営を行う
    プライベートチェーン LINEが管理を行う
    プライベートチェーン
    サービスB
    特定の複数組織で管理運営される
    コンソーシアムチェーン(Hyperledger等)
    ■ コンソーシアムチェーンの運用

    View Slide

  49. パブリックブロックチェーンにおいても分断は存在する
    パブリックブロックチェーン自体も種類が生まれており、チェーン別にDBは分断している
    NFTを販売するときは販売先のターゲットに応じてブロックチチェーン選定を行うことが大事
    マーケットプレイスは複数チェーンに対応しているケースが増えているがDB自体は別なので注意
    ■ Ethereumチェーンの運用
    EthereumのブロックチェーンDB
    ■ Solanaチェーンの運用
    SolanaのブロックチェーンDB
    ■ Flowチェーンの運用
    FlowのブロックチェーンDB
    ※完全なパブリック化は今後

    View Slide

  50. なぜブロックチェーンが分断するのか
    取引量の拡大&ユースケースの多様化に伴いETHEREUMでカバーしきれない需要が生まれた
    ハイスペックチェーン間の競争 / 役割特化したチェーン同士での共創時代へ突入

    View Slide

  51. とはいえNFTにおいてはイーサリウムが依然として強い
    特に高価格帯のNFTについてはブロックチェーンの永続性などの観点から
    よりイーサリウムが選ばれる傾向が強い
    https://twitter.com/MessariCrypto/status/1519390995951099906/photo/1

    View Slide

  52. ブロックチェーン同士をつなぐブリッジの存在
    分断されたブロックチェーンを相互運用させていくために、
    ブロックチェーン同士をつなぐブリッジを担うプレイヤーも出てきている
    https://medium.com/1kxnetwork/blockchain-bridges-5db6afac44f8

    View Slide

  53. ブリッジはセキュリティリスクが高くハッキング被害も膨大
    POLYNETWORK
    660億円
    AXIE INFINITY
    RONINブリッジ
    750億円
    WORMHOLE
    340億円
    HARMONY HORIZON
    BRIDGE
    135億円

    View Slide

  54. NFT ROYALTY
    NFT
    におけるロイヤリティとは

    View Slide

  55. データの所有の概念により二次流通のマーケットが出現(再掲)
    デジタルアセットに所有権の概念が生まれたことで二次流通市場が生まれた
    また二次流通の販売ロイヤリティが作者に還元されるようになった
    アーティスト 購入者Aさん
    ① 一次販売
    売上
    NFT譲渡
    ① 二次販売
    売上
    NFT譲渡
    購入者Bさん
    二次流通のロイヤリティ

    View Slide

  56. 現状のロイヤリティプログラムはアプリケーションレイヤー
    現状のロイヤリティの多くはブロックチェーンに刻まれているものではなく、
    OpenSeaなどマーケットプレイスによって設定されている
    Ethereumの分散台帳

    View Slide

  57. 独自コントラクトで発行してもロイヤリティ受け取りは可能
    独自コントラクトであってもマーケットプレイス側でロイヤリティ設定を行うことで
    二次流通時のロイヤリティの受け取りが可能
    https://mirror.xyz/0x5C40d264716c12755b1C1ea3395518fFe4bc76ed/vKNb4ajbyTswkcVbBkKuRzbX-jdSfe1XZ7QaipD9Kcs

    View Slide

  58. スマートコントラクトレイヤーでのロイヤリティ
    マーケットプレイスを跨いだ取引においてもロイヤリティが振り込まれるよう
    スマートコントラクトベースでのロイヤリティ標準化が求められる
    Ethereumの分散台帳
    マーケットプレイスでロイヤリティを設定するのではなく、
    ERC721やERC1155等のNFTのスマートコントラクト
    に対してロイヤリティを付与させる
    EIP-2981という規格が提案されている

    View Slide

  59. EIP-2981の課題
    EIP-2981もマーケットプレイス側で対応していく必要性があるため普及に時間がかかる
    OpenSeaはNFT NYCで対応していく旨を発表
    https://twitter.com/ryoheikomy/status/1539299879234715650/photo/1

    View Slide

  60. 現状のロイヤリティ周りの課題
    マーケットプレイスにてロイヤリティの設定が必要
    マーケットプレイスのロイヤリティの規格は各サービスでバラバラ
    コントラクトベースのEIP-2981は普及までまだ時間がかかる
    マーケットプレイスを跨いだ取引はロイヤリティを受け取れないケースがある
    マーケットプレイスを経由しないOTC取引はロイヤリティをとることが出来ない
    ブリッジ等で別のチェーンに跨って取引された場合もロイヤリティを受け取ることが
    できない(Wrapped-Tokensなど)

    View Slide

  61. BUSINESS PROBLEM
    NFT
    におけるビジネス上の課題

    View Slide

  62. NFTにおけるインサイダー取引
    ガイドラインや規制が未整備な状況においても一定量のケアが必要
    https://coinpost.jp/?p=400935

    View Slide

  63. NFTにおける有価証券性
    実装方法によってはNFTも有価証券性を帯びる可能性がある
    https://www.neweconomy.jp/posts/198071

    View Slide

  64. ガチャ実装における注意
    賭博法をケアした実装が必要
    https://jba-web.jp/cms/wp-
    content/uploads/2022/10/NFT%E3%81%AE%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%80%E3%83%A0%E5%9E%8B%E8%B2%A9%E5%A3%B2%E3%81%AB%E9%96%A2%E3%81%99%E3%82%8B%E3%82%AC%E3%82%A4%E3%83%89%E3%83%A9%E
    3%82%A4%E3%83%B3.pdf

    View Slide

  65. 暗号資産における税制上の課題
    法人として暗号資産を保有し続けるハードルが高い状況
    https://news.yahoo.co.jp/articles/060c7704fca9e742d9e8a14e5df59e33aa9ae24d

    View Slide

  66. その他 課題
    秘密鍵を紛失 / 流出せずに管理しつづけること及び継続的なコスト負担
    ロイヤリティに対して永続的にオペレーションを回さなければならないリスク
    NFTの参照先となるデジタルコンテンツの永続性の担保
    マスアダプションにおいてエンドユーザーに秘密鍵管理や暗号資産を保有してもらう
    などUX上のハードルの高さ
    ロイヤリティなどステークホルダーに対して適切な説明を行うコミュニケーションコ
    ストの高さ
    ビジネスパートナーにおいて秘密鍵保有が難しい場合のケア

    View Slide

  67. Web3における投資概況
    21年のブロックチェーンセグメントの投資金額は3兆円規模に
    ユーザー規模もWEB1.0における1998年に突入

    View Slide

  68. 参考資料
    https://note.com/_kayato/n/nf93f01d8096a

    View Slide

  69. 参考資料
    https://speakerdeck.com/kayato

    View Slide