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PiKVMを構築してみた

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 PiKVMを構築してみた

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kenkino

May 10, 2026

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Transcript

  1. 自己紹介 • 氏名:木下 兼一 • 現在:お仕事募集中 • 趣味: – 家のインフラいじり –

    FreeBSD、Linux、Raspberry Pi いじり – サイクリング – キャンプ – ドローン(野外で飛ばせるのが欲しい&資格取らんと) – 小田原で有害鳥獣駆除のお手伝い – 猟銃所持(安全な取り扱い練習中) ※技術相談、執筆依頼等お伺いいたします。
  2. PiKVMとは 4 • Raspberry PIで使用可能なKVM over IP OS (Arch Linux

    ベース) • 公式サイト: https://pikvm.org • ブラウザ経由で「画⾯出⼒の確認」「キーボード・マウ ス操作」が可能 • OSのみでなくハードウェア製品もあり • バリエーション • V1 / V2: DIY⽤ (Raspberry Pi 3/4) ← 今回はV2を採⽤ • V3 / V4: 専⽤HATや製品版向け
  3. 用意したハードウェア 1. Raspberry Pi 4 (2GBモデル) 公式ドキュメントは2GB以上をつかってもリソースの無駄なので、2GBまでの Raspberry Pi4を推奨 2.

    HDMI USB ドングル 推奨はCSIブリッジ(https://www.amazon.co.jp/dp/B0FH4W1CMP)だが、今回 は⼿軽なUSBドングル(https://www.amazon.co.jp/dp/B08L3F2818)を使⽤ 3. USB分岐ケーブル (OTG電源分離) RPiをキーボード・マウスとして認識させつつ、電源供給を行うために必須 4. PC切替器 (KVMスイッチ) 複数台のマシンを管理するために⽤意 (https://www.amazon.co.jp/dp/B0FQBR4R2F) 5
  4. 1.ダウンロード ─files.pikvm.org よりHDMI USBドングル版である v2- hdmiusb-rpi4 の最新イメージを⼊⼿ 2.書き込み ─Raspberry Pi

    Imagerを使⽤ ─カスタムイメージとしてUSBメモリに書き込み イメージの準備・書き込み 6
  5. インストール後の初期設定 (1/2) PiKVMのファイルシステムは基本 リードオンリー(ro) なので、設定時は rw コマンドが必要 # 書き込み可能モードへ rw

    # 各種パスワード変更 passwd root kvmd-htpasswd set admin # ホスト名・タイムゾーン設定 hostnamectl set-hostname PiKVM timedatectl set-timezone Asia/Tokyo 7
  6. インストール後の初期設定 (2/2) # パッケージ更新 pacman -Syu # PiKVM自体のアップデート pikvm-update #

    Zabbix Agent 2 の導入 pacman -S zabbix-agent2 # Zabbix Agentを設定( Zabbix サーバの設定、Raspberry Piの CPU 温度の送信設定を追加) vi /etc/zabbix/zabbix_agent2.conf # Zabbix Agent を起動 systemctl enable --now zabbix- agent2 # 設定完了後にリードオンリーへ戻す ro 8
  7. 画面表示トラブル対応 症状: デバイスは認識されているが、映像がバイパスされていない 確認: ls /dev/*video* でデバイスパスを確認 PiKVMの設定を確認 kvmd -m

    ビデオ出⼒の設定 --device=/dev/kvmd-video →⾃分の環境には /dev/kvmd-video は無し 解決策: https://tech.buty4649.net/entry/2024/03/24/122419 の内容を元に /etc/kvmd/override.d/kvmd.yaml を作成 ビデオデバイスを /dev/video0 等へ明⽰的に指定 結果: デーモン再起動 (systemctl restart kvmd ) で表⽰に成功 10
  8. ⼆要素認証(2FA)の追加 rw # NTPを設定 pacman -S ntp timedatectl set-ntp true

    # 二要素認証 kvmd-totp init # 表示されたQR コードを認証アプリでスキャン ro 11
  9. • DIYで最も高性能な環境でも、現在もお手頃価格なRPi 4 2GBで 十分(最新価格と在庫はあっきぃ氏のラズピッピ在庫監視(日本) を参照:https://shrimp.marokun.net/rpilocator_ja/  ※RPi 4 1GBなら更にお安い)なので、あまり予算をかけずにKVM環境 が構築可能

    • ディスプレイの抜き差しから解放されるメリットは⾮常に⼤きい • PCの切り替えがホットキーで行える切替器を繋いでおけば外出 先で自宅環境にアクセスして複数のマシンの管理ができるので更 に便利だがホットキー対応のPC切替器がいいお値段するので予 算が付けられれば・・・ まとめ 12