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Rasberry Pi が吹っ飛んだのでTime MachineサーバをSambaで作り直してみた
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kenkino
January 20, 2025
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Rasberry Pi が吹っ飛んだのでTime MachineサーバをSambaで作り直してみた
kenkino
January 20, 2025
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Transcript
Raspberry pi が吹っ飛んだので Time Machineサーバを Sambaで作り直してみた
このスライド Raspberry piのTime Machineバックアップサーバ が吹っ飛んで入れ直そうとしたらnetatalkがオワ コンとなってしまっていたたため、Sambaで作り 直した話。
自己紹介 • 名前:木下兼一 • 職業:去年10月からとあるところでインフラの色々やってます • 趣味:家のネットワークいじり FreeBSD、Linux、Raspberry Piいじり サイクリング、キャンプ、
ドローン(屋外で飛ばせるのが欲しい&資格取らんと) 小田原で有害鳥獣駆除のお手伝い 最近はLinux Foundationのお手伝いも
年明けに • 以前プレゼンしたRaspberry pi Time Machine – OSをbookwormにアップデート – アップデートに盛大に失敗orz
• SDカードにOSを入れ直してセットアップ – netatalkがオワコンになっていた • じゃあSambaに入れ替えて作り直してみますか
使ったもの • Raspberry Pi 4 • USB接続HDD : 自分が使っているMacのスト レージの2倍の容量のモノを用意
下準備 • Raspberry pi OS : 以前は初回起動時に – SSH –
ホスト名 – piユーザー以外のユーザー設定 を行う必要が合ったが、最近はイメージャーでmicroSDに書き込む時に あらかた設定できる様になっていた。 • USB接続HDD : – 以前からの使い回しだったので今回は特に設定は無し – 一応旧バックアップは削除
Raspberry pi イメージャー設定 • こんな感じで設定可能
必要なパッケージを インストール • 下記のパッケージをインストールすればOK – $ apt install hfsprogs hfsplus
samba ※自分の場合、HDDを使いまわしていたのでhfs 関連パッケージを入れていたが、真っさらから 構築する場合はSambaだけでいいかと
USB HDD設定 • USB HDDマウント用ディレクトリを作成 • USB HDDを接続 • 下記コマンドでUSB
HDDのIDを確認 – $ blkid • /etc/fstabに記述 – UUID=USB HDDのID マウントするディレクトリ hfsplus force,rw,user,auto,nofail 0 0 • マウント
Samba設定 • samba用のユーザーを作成 – $ smbpasswd -a ユーザー名 パスワードを設定 •
sambaの設定ファイルを修正する – /etc/samba/smb.conf
smb.confに追加した内容 [TimeMachine] comment = NAS for Apple Time Machine path
= マウントしたUSB HDDのパス create mask = 077 directory mask = 0777 guest ok = no read only = no browsable = Yes vfs objects = catia fruit streams_xattr fruit:metadata = netatalk fruit:encording = native fruit:time machine = Yes fruit:time machine max size = 1T
Sambaの再起動 • 変更した設定を反映 – $ systemctl daemon-reload • 再起動 –
$ systemctl restart smbd
Macの設定 • Macの「システム設定」→「一般」→「Time Machine」でバックアップの設定を開く • +をクリックしてRaspberry Piにマウントした ディスクが出てくるのでバックアップ用に設定
作り直してみて • 色々と面倒だった – Raspberry pi ユーザー – SSH –
ネットワーク Imagerで設定できる様になり楽になった ※Raspberry piを使ったサーバ構築が、かなり楽になるかと • netatalkからSambaになったのでちょっとサポート的に 安心できるようになった
ということで ご静聴ありがとうございました!!