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[Red Hat Forum 2019] 5年後のクラウドへキャッチアップするには/ The Future of “Cloud” ~インフラ基盤の運用自動化を事例として~

[Red Hat Forum 2019] 5年後のクラウドへキャッチアップするには/ The Future of “Cloud” ~インフラ基盤の運用自動化を事例として~

Red Hat Forum2019での講演資料
https://reg.redhat-forum.jp/modal.php?id=60

浜中 慶/ HAMANAKA, Kei

November 15, 2019
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Transcript

  1. Copyright 2019 FUJITSU CLOUD TECHNOLOGIES LIMITED 富士通クラウドテクノロジーズ株式会社 浜中 慶 クラウドインフラ本部

    副本部長 5年後のクラウドへキャッチアップするには The Future of “Cloud” FUJITSU CLOUD TECHNOLOGIES LIMITED
  2. Copyright 2019 FUJITSU CLOUD TECHNOLOGIES LIMITED 自己紹介 浜中 慶 @kei_hamanaka

    富士通クラウドテクノロジーズ (株) クラウドインフラ本部 副本部長 自己紹介: ・国産クラウドサービス「ニフクラ」の企画/運用を担当 ・サービス拡大に伴い運用課題に直面したことで12年頃から本格的に運用自動化を推進 ・現在ではインフラ運用に課題を抱える企業様(製造、金融業、流通業様など)向けに 講演を多数実施 2
  3. Copyright 2019 FUJITSU CLOUD TECHNOLOGIES LIMITED ⚫ VMwareベースのインフラ基盤をクラウドで提供 ⚫ サービス提供から2019年で10年目

    ⚫ ニフクラ利用は国産クラウド最大級 7,000 件を突破 3 ニフクラとは Point1 柔軟性 Point2 高性能 Point3 高信頼 ⚫ リードタイムはわずか5分 ⚫ 初期費用無料・従量課金(1時間4円から)で利用可能 ⚫ 基本性能の高さが特長。高いパフォーマンスを実現 (計算性能・ディスク性能・ネットワーク性能) ⚫ サーバー1台から月間99.99%の稼動率を保証(SLA) ⚫ 自動フェイルオーバー(HA)機能を標準実装 ⚫ システム構成に単一ポイントなし、原則無停止メンテナンス
  4. Copyright 2019 FUJITSU CLOUD TECHNOLOGIES LIMITED Internal Use Only |

    4 5年後のクラウドへキャッチアップするには The Future of “Cloud” ~インフラ基盤の運用自動化を事例として~
  5. Copyright 2019 FUJITSU CLOUD TECHNOLOGIES LIMITED インフラ運用自動化への取り組み理由 ◼2012年当時のビジネス状況 • サービス立ち上げから2年経過

    • クラウド普及の波の到来に伴いビジネス・サービス規模が急拡大 • 上記伴いメンバーも大量増加 ◼インフラ組織の状況、雰囲気 • 新規のサービス開発がリリース時よりも停滞するようになりメンバーのフラストレーション が高まっていた • 「リリース時より仕事がし辛くなっている」、「仕事が楽しくないんです」 5
  6. Copyright 2019 FUJITSU CLOUD TECHNOLOGIES LIMITED インフラ運用自動化への取り組み理由 ◼課題分析 • リリース後2年経ち、運用作業が増加の一途

    • オペミスによる再発防止策、ダブルチェック、特殊運用…組織全体の疲弊感を高めていた 6 運用増加 手動運用 運用ミス お詫び対応 資料増加 特殊運用 「手動運用」を 負のサイクルの起点と仮定 「運用」を起点に改善を行う 運用が変わればサービスも良くなる
  7. Copyright 2019 FUJITSU CLOUD TECHNOLOGIES LIMITED ノウハウのコード化 w/ Ansible コーディング

    コードレビュー Jenkins 登録 利用開始 エンハンス コード共有会 (毎月1回) Gitlab コミット インフラ運用にWeb開発フローを導入 運用ノウハウのコード化と共有・再利用 7
  8. Copyright 2019 FUJITSU CLOUD TECHNOLOGIES LIMITED ‘19年現在のインフラ基盤の自動化状況 8 ▪構築系 -

    ESXi への一括設定 - ESXi の一括テスト ▪運用系 - 高負荷 VM の特定 - Cluster 別負荷状況 ▪障害対応系 - HA 成功判定 - VM 自動抜き出し - vSphere各種ログの抽出 100以上の運用作業を コード化(自動化) ▪構築系 - vCenter インストール - ESXi インストール ▪運用系 - 物理ホスト本番投入 ▪障害対応系 - イレギュラー障害 - VMware 未知のバグ対応 運用の 80%を 自動化済み
  9. Copyright 2019 FUJITSU CLOUD TECHNOLOGIES LIMITED 運用自動化が何をもたらすのか 運用増加 規模に依存 しない運用

    価値創造のための 作業に注力可能 運用自動化 新価値創出 (新サービス開発など) 9
  10. Copyright 2019 FUJITSU CLOUD TECHNOLOGIES LIMITED 5年後の未来 ◼未来創造のために重要なこと • クラウドの登場によりインフラ環境の標準化は進んでいる

    • 標準化された環境をどれだけ活用できるかが企業価値向上のポイント • 定形作業をどこまで自動化できるか、エンジニアの時間をどれだけ新価値 創出の作業に当てることができるかが、企業の5年後の未来を決める Internal Use Only | 10
  11. Copyright 2019 FUJITSU CLOUD TECHNOLOGIES LIMITED 11 [PR] プライベートリージョン お客様指定データセンターへ

    ニフクラ(IaaS/PaaS)を設置 プライベートリージョン Basicモデル(300VM~) 自社データセンター内でクラウドのAPIを利用 した運用自動化を実現しよう
  12. Copyright 2019 FUJITSU CLOUD TECHNOLOGIES LIMITED セッション後にお声掛けください ◼ ニフクラ プライベートリージョンについて知りたい

    ◼ 会社の上層部向けに運用自動化の話をしてほしい ◼ 一緒に国産クラウドサービスを作りたい(絶賛採用中です) 12 浜中 慶 <[email protected]> @kei_hamanaka