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スタートアップ支援施設でのオープンデータ活用とコロナ対応

 スタートアップ支援施設でのオープンデータ活用とコロナ対応

本資料は、JUS(日本UNIXユーザ会)主催のコロナテックカンファレンス(2023年7月29日(土)開催)での発表資料です。

さくらインターネット研究所では従前よりFIWAREを用いたデータ取得・公開・活用の取り組みを推進しており、その一環として、2018年より福岡のスタートアップ支援施設Fukuoka Growth Next (= FGN)と共同して環境データ取得・活用の活動を進めてきました。そこに発生したコロナ禍。取得していたデータを利用してどのようなコロナ対応を実施したか、またその効果とその後の状況(現状)についてご紹介します。

KIKUCHI Shunsuke

July 28, 2023
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Transcript

  1. © SAKURA internet Inc. • データ流通:データ⾃⾝を価値あるものとして、データを提供・利 ⽤し、課題解決、また新たな価値を⽣成 • データ流通実証実験:データ流通基盤(FIWAREプラットフォーム) を提供し、

    使っていただくことを通じて、知⾒を得る • NECと共同で実施 データ流通実証実験(2018〜2022) 2 データ流通基盤 データ さくら・NECにより整備 データ提供者 データ利⽤者 データ 分析結果・知⾒ 利便 エンドユーザ データ流通の期待される形
  2. © SAKURA internet Inc. FGN内での運営事業者による各種の取り組みの⼀環として、IoTセ ンサープロジェクトを実施。 IoTでセンサーデータを取得し、その利活⽤⽅法を模索。 FGN 先端事業 IoTセンサープロジェクト(2020〜)

    4 IoTセンサー プロジェクト 先端事業 FGN 各種事業 … さくらインターネット(研究所) データ流通 実証実験 プラットフォーム提供、技術協⼒ 経験・知⾒提供 DTA, 他 …
  3. © SAKURA internet Inc. • データ流通、IoTセンサープロジェクトとしては、 • ⼈流制御(空いているところに誘導) • 地域(店舗や施設)とのデータを介した連携(イベント紹介など)

    • ハッカソンなどを開催してデータの活⽤事例を開発しよう などをやっていく想定だった。 この時点(2018, 2019)では... 10
  4. © SAKURA internet Inc. • イベント実施形態の変更 • ⼈の収容密度を下げる • 各種消毒等の実施

    • 定期的な換気等の実施 コロナ下でFGNで対策実施したこと(抜粋) 12 … …
  5. © SAKURA internet Inc. Slackへの通知 • CO2がしきい値を超えたら、 運営⽤のSlackチャネルに通知 • スタッフが当該の部屋に換気に

    ⾏く • 当初はただしきい値を超えたら 通知するだけの素朴な作り • 通知が続くと注⽬しなくなる • しきい値を超えたら⼀度だけ通 知し、その後下限しきい値を下 回ったら状態をリセットする新 バージョンを作成 IoTセンサープロジェクトでの対応 2 15 対応直後のバージョン 改善したバージョン
  6. © SAKURA internet Inc. ⾳声通知機能 • CO2がしきい値を超えたら、 ⾳声で通知する仕組みを開発 • 画⾯を⾒る、という動作なしに

    状況を把握可能 IoTセンサープロジェクトでの対応 3 16 M5Stackでデータを 可視化、⾳声合成 Google Homeで ⾳声出⼒
  7. © SAKURA internet Inc. いずれもオープンデータを利⽤するアプリとして開発(FIWARE/NGSI活⽤) IoTセンサープロジェクトでの対応(まとめ) 17 データ判定サーバ (AWS Lambda上)

    Slack Slackへの通知 データ可視化 兼 ⾳声合成ノード (M5Stack) Google Home Google⾳声合成 バックエンド Slack通知システム ⾳声通知機能 ⾳声 出⼒ 集約表⽰
  8. © SAKURA internet Inc. • FGN内でのクラスター感染の発⽣なし • 「常にCO2を計測している」ということで(⼊居者・来場者に) 安⼼感を与えられる •

    (間接的に) • センサ技術、データ取得技術の獲得、向上 • 「オープンデータの活⽤事例」としての、露出拡⼤、認知拡⼤ 対策による効果 18
  9. © SAKURA internet Inc. • データ活⽤の取り組み、として2018年に取り組み開始 • FIWARE/NGSIによるデータ流通の利⽤拡⼤・知⾒獲得を⽬指して • 環境データ計測として、温湿度などと共にCO2値を取得していた

    • コロナ下(2020〜)でデータの意味が⼀変 • CO2値データを組織運営に活かすためのアプリを開発 • CO2集約表⽰、Slack通知、⾳声通知 • 運営組織の⾏動変容につながった • 成果もあった(クラスター感染なし、等) スタートアップ⽀援施設での オープンデータ活⽤とコロナ対応 まとめ 20