Digital_Service_Innovation_updata

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December 19, 2019

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2019/12/19デジタルサービスイノベーションUPDATA!(https://d-empowerment.connpass.com/event/153449/)の資料です

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masashiokawa

December 19, 2019
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  1. デジタルサービスイノベーションUPDATA! 2019/12/19 ウイングアーク1st株式会社 データエンパワーメント調査室 室長 大川真史(Masashi Okawa)

  2. Copyright © 2019 WingArc1st Inc. All Rights Reserved. 1 自己紹介:大川真史(おおかわまさし)

    @masashiokawa masashi.okawa1 ウイングアーク1st株式会社 データエンパワーメント調査室 室長 【社外活動/役職】 ⚫日本商工会議所 中小企業活力増強のITサービス・レシピ 監修 ⚫東京商工会議所 スマートものづくり推進事業専門家WG 座長 ⚫栃木県 IoT等専門家派遣事業 専門家 ⚫明治大学 サービス創新研究所 客員研究員 ⚫デジタルハリウッド大学大学院 デジタルヘルスラボ 客員講師 ⚫ロボット革命イニシアチブ協議会(RRI) スマートものづくり応援ツール審査員 ⚫コミュニティ:エンタープライズIoTLT/ヘルスケアIoTLT/鋳造IoTLT、M5Stack-UG、 同人ハードウェアミートアップ 【講演】経済産業省、日本経団連、経済同友会、日本商工会議所、学会、自治体 【執筆】IoTまるわかり、ビジュアル解説IoT入門(三菱総合研究所編、日経新聞出版社) AI・IoT・データ活用総覧2019-2020(日経BP) 【寄稿】読売新聞、日経新聞、朝日新聞、日刊工業新聞、プレジデント(特集監修)、日 経ビッグデータ(連載)、読売オンライン(大学入試問題)、学会誌等 【専門】デジタル化による社会・産業・企業構造転換に関する研究・情報発信
  3. Copyright © 2019 WingArc1st Inc. All Rights Reserved. 2 ポスト工業化社会(デジタルサービス化社会)への転換

    • 現在は、第4次産業革命と呼ばれる100年に1度の動力源の革命に留まらず、18世紀から続 く工業化社会からポスト工業化社会(デジタルサービス化社会)への転換期でもある。 21世紀 19世紀 20世紀 第1次産業革命 • 蒸気機関(軽工業) 第2次産業革命 • 石油・電力(重工業) 第3次産業革命 • コンピュータ、IT 第4次産業革命 • AI、IoTなど 工業化社会 の特徴 ⚫ 生産構造の変化:分業の進展、生産性向上に伴う大量生産・大量消費 ⚫ 都市化:都市での労働力需要増→農村から都市への大規模な人口移動 ⚫ 家族構成員数の低下:共同単位での経済的生産機能の低下 ⚫ 大衆社会の形成 工業化社会 農耕社会 デジタルサービス 化社会
  4. Copyright © 2019 WingArc1st Inc. All Rights Reserved. 3 工業化社会とデジタルサービス社会の違い

    工業化社会 有形固定資産など経営リソースを集積 水平分業での作業標準化、管理効率化 QCD(品質・コスト・スピード)の競争 均質的・標準的な製品・サービスを提供 組織に従事し、組織内の役割を果たす デジタルサービス社会 特定のモノ・サービス開発でリソースを集約 一人や少人数チームで開発から提供まで行う 筋の良いAgile(試行錯誤)と一次データ獲得 サービスを通じユーザーに最適な体験を提供 個人の初期衝動を起点にユーザーと直接繋がる 競争優位の 源泉 ユーザーインサイト → UX 要素技術 → 機能・製造 リソース獲得 競争優位 形成の手段 役割分担 競争ポイント 提供価値 組織体制 UX=User eXperience(ユーザー経験)
  5. Copyright © 2019 WingArc1st Inc. All Rights Reserved. 4 UX+データ=競争優位の源泉(最近10年の変化)

    Uber Airbnb Facebook Alibaba 出所:各社Webサイトより講演者作成
  6. Copyright © 2019 WingArc1st Inc. All Rights Reserved. 5 ICT機器産業:電子立国から輸入国へ

    出所:総務省「令和元年 情報通信白書」より講演者作成 1985年の通信自由化以降、ICT関 連機器の生産額・輸出額は増加を 続け「電子立国」と称されるまで になった。しかし2000年代からは 生産・輸出共に減少傾向に転じ、 2013年に輸出額と輸入額が逆転。 2000年代後半からはスマートフォ ンの普及に伴い輸入が急増。 我が国では米国のデジタル・プ ラットフォーマーのようにグロー バルな存在感を持つICT企業も出 てきていない。
  7. Copyright © 2019 WingArc1st Inc. All Rights Reserved. 6 ICT業界構造:受託開発中心で投資効果が低い

    出所:総務省「令和元年 情報通信白書」より講演者作成 昭和時代には世界最先端であっ たが、平成時代は世界でも稀な ICT投資減少国となった。 情報システム構築は非コア業務 として外部委託が進み、SIerと いうICT企業による受託開発中心 の情報システム構築という独特 の構造が形成された。 SIerによる受託開発により、特 に非製造業において業務改革等 がないため、ICT導入効果を発揮 せず、業務を変えず投資を控え 生産性向上がなされなかった。
  8. Copyright © 2019 WingArc1st Inc. All Rights Reserved. 7 ICT/AI/IoTツール開発・導入・活用の基本:UX重視&試行錯誤

    • ICT/AI/IoTツール開発・導入・活用の基本は現場起点のUX重視と試行錯誤である。 何を作るか • ユーザーが 使い続ける のが「良い サービス」 誰が決めるか • 良いサービ スはユー ザーしか決 められない どう作るか • ユーザー試 行し失敗と 修正が多い ほど良く育 つ どう進めるか • 1日でも早く 1回でも多く 「ダメ」と 言われる
  9. Copyright © 2019 WingArc1st Inc. All Rights Reserved. 8 ICT/AI/IoTツール導入の検討ポイント

    • ICT/AI/IoTツール導入の検討ポイントは多くあり最適解はひとつではない。 • データ活用した判断結果から、フィードバック(見直し・改善)が発生する。 データを作る・上げる • データの種類 • データ取得頻度 • データの質 • データの信頼性 データをつなげる • データ送信先 • 送信方法・頻度 • データマージ基準 データを分析する • 大量データの操作 • 欠損データの扱い • 解析アルゴリズム データを見る・知らせる • UI(操作性) • リアルタイム必要性 • 同時表示データ種類 フィードバック フィードバック フィードバック 判断する 制御する/ アクション
  10. Copyright © 2019 WingArc1st Inc. All Rights Reserved. 9 この10年間で起きた具体的な変化

    10年前 現在とこれから 自分でサーバーを立ててシステム構築 クラウドサービスを使う 主目的は作業支援(自動化・省力化) 主目的は判断支援(可視化・自律化) ベンダー独自の開発環境 開発環境はオープンな開発環境 エンジニアや専門家だけが作る 多くの人が(ユーザーでも)作れる 企業内に閉じたナレッジ オープンナレッジ 高額な製造装置、工作機械 個人向けCNC旋盤機、レーザー加工機 金融機関による間接金融 クラウドファンディング、個人間送金 B2B、B2C C2C(コミュニティ) モノで価値を生み出す 経験やコトが価値になる
  11. Copyright © 2019 WingArc1st Inc. All Rights Reserved. 10 イノベーションパスとスコープ

    • 0→1のフェーズと1→10、10→100のフェーズではやる事が大きく異なる。 • まずは何も考えずに0→1に全身全霊をかけるべき。 分散した情報 創出 実現 拡大 0 アイデア 1 市場投入 10 100 普及 ⚫ 一番重要 ⚫ プロトタイプ ⚫ まずここだけに集中 ⚫ Agileのスピード ⚫ 0→1が上手くいってから考える ⚫ 上手くいったら有象無象が集まる ⚫ 抜けて新たに0→1をはじめる人も ⚫ 自力で出来る事が少なく退屈かも 出所:横田幸信「INNOVATION PATH イノベーションパス」(日経BP)を参考に講演者作成
  12. Copyright © 2019 WingArc1st Inc. All Rights Reserved. 11 ものづくり(プロトタイピング)の祭典

  13. Copyright © 2019 WingArc1st Inc. All Rights Reserved. 12 体制:ユーザー+3つの役割

    UX Designer Extreme User Digital Engineer Director 関係者との調整、ノイズキャンセリング 幅広い情報収集と評価・目利き ユーザーインサイト獲得 本質的な「使い易さ」を探索
  14. Copyright © 2019 WingArc1st Inc. All Rights Reserved. 13 進め方:ダブル(OODA&Agile)ループ

    • ICT/AI/IoTツール導入による効果は、試行錯誤を通じて少しずつ学習を重ねながら目標に近 づく。様々な検討を重ね綿密な計画を作り、仕様や設計通り進めるものではない。 • ビジネス上の効果は「OODA」で、ツール開発・導入は「Agile」で進める。 現状観察 ユーザー 検証 意思決定 実行 プロト 作成 プロト 修正 プロト 評価 状況判断 /検証 OODA ループ Agile ループ
  15. Copyright © 2019 WingArc1st Inc. All Rights Reserved. 14 現場起点の素早い意思決定:OODAループ

    • 現場起点の素早い意思決定と行動はOODAループ(Observe/Orient/Decide/Act)と呼ばれ、 事業環境変化が激しい現在では主流になりつつある。 • これまでのPDCAでは、計画時から評価までに状況が変わる事が多く有効でないとされる。 OODA PDCA 現状観察 (Observe) 状況判断 (Orient) 意思決定 (Decide) 実行 (Act) 計画 (Plan) 実行 (Do) 評価 (Chack) 改善 (Action)
  16. Copyright © 2019 WingArc1st Inc. All Rights Reserved. 15 ICT/AI/IoTツールの開発・導入:Agile(アジャイル)

    • アジャイル(試行錯誤型)=アイデアを早く具体化/具現化し、ユーザーに使ってもらって、 すぐ修正して再度ユーザー検証を行う。 • 従来型ウォーターフォールでは、最適なユーザー体験を作る事は出来ない。 Agile(アジャイル=試行錯誤型) ウォーターフォール(計画遂行型) 要件定義 利用開始 概要設計・詳細設計 開発・単体テスト 全体テスト プロトタイプ 作成 プロトタイプ 修正 プロトタイプ 評価 検証
  17. Copyright © 2019 WingArc1st Inc. All Rights Reserved. 16 ICT/AI/IoTツール運用・改善:Dev/Ops(デブオプス)

    • 開発 (Development) と運用 (Operations) を組み合わせた開発手法の用語 • プロトタイプを中心としたAgile開発を進めて、本番運用に近づくとDev/Opsに移る。 • 実際には、AgileとDev/Opsは同じ意味で使われる事が多い。 • さらに、類似の開発手法としてScram(プロジェクト管理フレームワーク)もよく知られて いる。
  18. Copyright © 2019 WingArc1st Inc. All Rights Reserved. 17 うまくいくのはセンミツ

    • 殆どのサービス開発は拡大せずに終わる。いわゆるセンミツ(3/1000) 時間 ⚫ 1000回挑戦してうまくいくのは3回 ⚫ ±3σ=99.7% → 成功は異常値 ⚫ 大手製造業の新製品は“3割打者“が目安
  19. Copyright © 2019 WingArc1st Inc. All Rights Reserved. 出所:東京商工会議所「ものづくり企業の現状・課題に関する調査」(http://www.tokyo-cci.or.jp/page.jsp?id=115010)より講演者作成 18

    想定外の効果「やってみないとわからない」 • ツール導入前の期待効果と導入後の効果は異なる。 • ツール導入→データ化→可視化共有→社内外コミュニケーション活性化→生産性向上 • 想定外の効果を認識する能力が必要である。
  20. Copyright © 2019 WingArc1st Inc. All Rights Reserved. 19 ICT/AI/IoTツールの利活用を進める上での課題

    出所:総務省「平成30年 情報通信白書」3章2節 図表3-2-2-4より講演者作成 0% 20% 40% 60% 80% 100% 日本 米国 英国 ドイツ 通信回線の品質や速度 端末やセンサーの品質や価格 外部との接続性 レガシーシステムとの調整や移行 データ流通に係る制度環境やルールの 整備 政策や制度的な対応・支援 資金調達環境 人材育成 自社のニーズに対応したソリューションや 製品・サービス ビジネスモデルの構築 組織としてのビジョンや戦略の立案 組織風土 システム・ インフラ 事業環境・ 支援体制 自社組織・ 自社風土
  21. Copyright © 2019 WingArc1st Inc. All Rights Reserved. 20 ICT/AI/IoTツールを活用出来ない組織風土例

    • AI・IoT等デジタル ツールを導入する事 が目的になっている。 • 事業上の成果の目論 見がなく始める。 目的が不明 確 • 確実に成功しそうな 事だけを実施する。 • 実績のない新技術・ 新サービスを避ける。 • 挑戦がないため、導 入効果が殆ど無い。 出来る事か ら考える • 「試しにやってみ る」が出来ない。 • 経営者・責任者が許 容しない。 • 従業員も本気でやら ない。やらされ感。 失敗を許さ ない 出所:pwc「日本企業におけるAI活用の可能性 –成功のカギはどこにあるのか?」に講演者加筆
  22. Copyright © 2019 WingArc1st Inc. All Rights Reserved. 21 学ぶ:オンライン学習

    【初心者向けオンライン学習】 Progate https://prog-8.com/
  23. Copyright © 2019 WingArc1st Inc. All Rights Reserved. 22 知る:技術ブログ、プログラム共有サービス

    【Qiita(キータ)】https://qiita.com 【GitHub(ギットハブ)】https://github.com 技術ブログ「Qiita」でキーワード検索 →気になるブログ記事を読んで、やる気が出る か、実際に出来そうか検討する プログラム共有サービス「GitHub」で技術 キーワードを検索 →実際のやり方を確認して、試してみる
  24. Copyright © 2019 WingArc1st Inc. All Rights Reserved. 23 知る:リアルイベントへの参加

    【connpass(コンパス)】 https://connpass.com/ 【Peatix(ピーティックス)】 https://peatix.com/ 実際(オフライン)に開催される勉強会イベントを検索する 無料や低額のイベントが大半で、初めましての方や初心者歓迎
  25. Copyright © 2019 WingArc1st Inc. All Rights Reserved. 24 作る:プロトタイプ開発に特化

    出所:ProtoOut Studio(https://protoout.studio/)より講演者作成
  26. Copyright © 2019 WingArc1st Inc. All Rights Reserved. 25 まとめ

    デジタル化は全ての産業を根本的に変革させる 第一歩として現場の課題解決を考えてみる 手を動かして解決に向けて「何か」を小さく始める 小さく始めて「成果の萌芽」で組織風土を変える 課題解決への糸口が見えたら本格的に取り組む 全社に定着したら同じ痛みの会社に販売する
  27. Copyright © 2019 WingArc1st Inc. All Rights Reserved. 26 ラスト→ご清聴ありがとうございました!

    出所:Youtube(https://www.youtube.com/watch?v=IZmYn4ObRJc)より講演者作成
  28. None
  29. Copyright © 2019 WingArc1st Inc. All Rights Reserved. 出所:世界銀行「Health Nutrition

    and Population Statistics」 http://www.worldbank.org/ 28 (参考)人口ピラミッド U-30 29% U-30 26% U-30 51% U-30 47% U-30 41% U-30 39% U-30 40% U-30 37% U-30 41% U-30 39% U-30 57% U-30 55% 28
  30. Copyright © 2019 WingArc1st Inc. All Rights Reserved. 29 最適な価値提供のためのサービス基盤

    • ユーザーにとって最適なユーザージャーニー(体験環境)を提供する競争である。 • ユーザーが求める価値の創出にどこまで直接的に関われるかが問われている。 ユーザー自身で価値をつくる 最適なユーザージャーニーの提供 提供者 モノ 情報 ヒト ユーザー 自分で価値をつくる 場面 場面 場面 提供者 モノ 情報 ヒト 最適な ユーザー ジャーニー サービス基盤 ユーザー 価値を受け取る ユーザーに最適な 価値をつくる =
  31. Copyright © 2019 WingArc1st Inc. All Rights Reserved. 30 BtoBサービスとIoT等デジタル化

    価値提供 の手段 デジタル アナログ モノ (製品・商品) サービス (役務など=モノ以外) 価値創造(競争優位)の源泉 これまでの事業領域 (製造業の) サービス事業 スマートプロダクト (利用状況可視化、 自社従業員用途) デジタル・ イノベーション 製造業の サービス化 製品の スマート化 デジタル サービス化
  32. Copyright © 2019 WingArc1st Inc. All Rights Reserved. 31 ポイント①ユーザーの生涯利用価値の最大化

    • IoTサービスで目指すものは、顧客が受け取る価値の最大化。 • 顧客が受け取る価値の分け前をシェアしてもらう事が売上となる。 出所:三菱総合研究所「企業内スタートアップ成功のポイント」(https://www.mri.co.jp/news/seminar/ippan/021758.html)より講演者作成
  33. Copyright © 2019 WingArc1st Inc. All Rights Reserved. 32 ポイント②原価と売価の分離

    • デジタルサービスの価格や契約は、顧客が受け取る価値の分け前をシェアしてもらう形式 • サービス原価が見えないようにする必要がある サービ ス前 コスト サービ ス後 コスト ユーザーの期間損益 (コストダウンの例) ユーザー の利得 サービスの売価と内訳 サービス 導入費用 初期保守 機器 オンサイト 支援 ライセンス 遠隔監視 リモート 支援 長期保証 サービス原価 製品原価 役務提供費 ソフト開発費 利益 間接費
  34. Copyright © 2019 WingArc1st Inc. All Rights Reserved. 33 ポイント③本当に「ユーザーを知る」を目指す

    • 企業(提供者)目線から離れ、ユーザーが関わるすべてを知る必要がある。 • IoTの普及は、競合他社も含めだれでもユーザーを知ることが出来る事を意味する 出所:三菱総合研究所「企業内スタートアップ成功のポイント」(https://www.mri.co.jp/news/seminar/ippan/021758.html)より講演者作成