Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
初心者でもKubernetesを体験しよう
Search
Yosuke Enomoto
April 26, 2019
Business
0
590
初心者でもKubernetesを体験しよう
IBM Cloud Community Summit 発表資料
Yosuke Enomoto
April 26, 2019
Tweet
Share
More Decks by Yosuke Enomoto
See All by Yosuke Enomoto
ドクターメイトエンジニアカルチャーブック
motuo1201
0
14
もう話すことに困らない! カジュアル面談の “型” 全部見せ
motuo1201
0
200
CROSS Party online 2022 ~自重トレ~
motuo1201
0
340
IoT LT Vol7 LT
motuo1201
0
210
IBM Cloud Fest Online 2020
motuo1201
0
740
IBM Championが考えるアプリケーション基盤の勘所
motuo1201
0
200
社内定例LT1回目の資料
motuo1201
0
86
codewindで実現!簡単コンテナ開発
motuo1201
0
510
Watson Assistant×Slack Botがリモートで働く社員を繋ぐ
motuo1201
0
460
Other Decks in Business
See All in Business
多職種で実施したふりかえりで基本的なことに気付かされた/Basic key learnings from the pretests conducted in multiple professions
k_takashiro
2
250
東大放射線科2025年度入局者向け資料
utrad
0
450
もやもやを開きあうふり返りによって組織に生まれる変化とは/ふりかえりカンファレンス2024
chiemitaki
0
680
トーキトーク - 登記密着ヒューマンドラマ
takuro_nakajima
PRO
1
1.4k
会社説明について~株式会社リハス~
re9010matsubara
0
130
アッテル会社紹介資料/culture deck
attelu
10
10k
会社紹介資料_株式会社ペイルド
paild
PRO
0
8.5k
三井物産のデジタル証券〜浅草・まちなか旅館〜徹底解説セミナースライド(20240408)
c0rp_mdm
0
1.8k
【キャリア採用】BuySell Technologies会社説明資料
buyselltechnologies
2
60k
生成AIに個人情報/秘密情報を入力する際の法的論点20240318
kenjisugiura
1
190
【採用サイト公開用】ファーマイノベーション事業部_紹介資料
ubie
0
290
株式会社CINC 会社案内/Company introduction
cinchr
5
33k
Featured
See All Featured
What the flash - Photography Introduction
edds
64
11k
Thoughts on Productivity
jonyablonski
58
3.8k
Code Reviewing Like a Champion
maltzj
514
39k
Art, The Web, and Tiny UX
lynnandtonic
289
19k
Designing with Data
zakiwarfel
96
4.8k
Atom: Resistance is Futile
akmur
259
25k
Intergalactic Javascript Robots from Outer Space
tanoku
266
26k
Producing Creativity
orderedlist
PRO
337
39k
Music & Morning Musume
bryan
41
5.6k
Easily Structure & Communicate Ideas using Wireframe
afnizarnur
187
16k
The Language of Interfaces
destraynor
151
23k
Designing the Hi-DPI Web
ddemaree
276
33k
Transcript
bmxug.tokyo 初心者でも体験できる! kubernetes on IBM Cloud bmxug.tokyo @Yousuke Enomoto
bmxug.tokyo Speaker Motuo 普段は千葉県某所の物流系企業で社内SEしています。 汎用機開発・PHP果ては社内PCのキッティングまでも全部やる雑食系。得意 分野はPHP(Laravel)を使ってのWeb開発。 IBM Cloudとの出会いは、Laravelをデプロイする先として選んだPaaS。クレ ジットカード情報不要の、ライトアカウントが作れることと、簡単にCI/CDまでの 環境構築ができることに感動して、IBM
Cloudに触れるようになりました。 2019年IBM Champion(Cloud)を頂きました!
bmxug.tokyo bmxug.tokyo - IBM Cloud PaaSをもっと使いこなしたい、分からないことを解決したいという目 的で始まったコミュニティ。(月1で勉強会を開催) - 勉強会のテーマに縛りはありません。 -
Laravelの話題も大歓迎。 (最近の活動実績) - 10/3 開発相談会#4 : IBM CloudFunction/Laravel - 11/7 開発相談会#5 : DevOps(CI/CD,Test) - 1/16 Docker/Kubernetes - 2/6 Code Patterns - 3/6 Code Patterns(その2)
bmxug.tokyo ここからが本題
bmxug.tokyo まずはKubernetes(K8s)をザックリ理解しよう 【出典】 https://kubernetes.io/docs/concepts/overview/what-is-kubernetes/#what-does-kubernetes-mean-k8s - Googleが中心となって開発したコンテナを統合 して管理するツール - 複数のホストを跨いだ構成も、上手く制御でき る。
- オートスケールやコンテナの自動回復にも対応 している。 - 様々な部品を独立したコンテナで構築できるの で、マイクロサービスに適している。
bmxug.tokyo メリット(一部)を並べてみる • コンテナが何かの原因で落ちても、自動的回復してくれる • 必要な機能にリソースを集中させやすい 例:Webサーバは小さく、バッチ処理のリソースは大きく • ローリングアップデート機能で、機能のアップデートを 不停止で実現
• 容易にシステムをスケーリング可能!
bmxug.tokyo 話題だし、便利なら使ってみたいですよね?
bmxug.tokyo でも…構築するには壁も高い。 - チュートリアル難しい! - サーバ用意するの大変! - どうやって環境作るの?? 何から手を付ければ…
bmxug.tokyo IBM Cloud ユーザーなら 簡単にKubernetesの構築を体験できます!
bmxug.tokyo IBM CloudにはCode Patternsがあるんです Code Patterns ⇒ 具体的な要件を定義し、IBM Cloud上での開発手順と共に公 開しているステキなサイトです。
bmxug.tokyo 一例をご紹介! Watson + Node RED ブロック チェーン IoT Platform
bmxug.tokyo ここにKubernetesを体験するヒントが!! https://developer.ibm.com/jp/patterns/run-drupal-website-on-kubernetes/
bmxug.tokyo ちなみにdrupalとは - オープンソースのCMS - PHPで構築されている - 汎用性が高く、複雑なシステムでも構築できる
bmxug.tokyo ここからは・・・ このサンプルを元に、 特に初心者がつまずきがちなポイントを 押さえながら、どうやってIBM Cloudで Kubernetesを構築するかを紹介します。
bmxug.tokyo まずは、システム全体の構成図 【出典】 https://developer.ibm.com/jp/patterns/run-drupal-website-on-kubernetes/
bmxug.tokyo 実際にKubernetesを構築してみよう! 1. まずはgithubからソースをローカルに Cloneします。 git clone https://github.com/IBM/drupal-on-kubernetes-sample 2. IBM
CloudでKubernetesクラスタを作成します。 ポイント! • ライトプランでは利用不可! • 無料タイプなら課金0(※制限あり) • クラスタ作成には15分くらいかかる (気長に待つこと!)
bmxug.tokyo 自分のローカル環境に開発ツールを導入 3. ローカルからIBM Cloudを操作するためのCommand Line Interfaceを導入しておく。 ※Kubernetesクラスタ⇒アクセスに書いてありますが、 意外とハマりポイント ※
ローカルのOSがWindowsの場合の表示です。
bmxug.tokyo Kubernetesにローカルからアクセス 4. IBM CloudのKubernetesクラスタ⇒アクセスに書かれている手順に沿って、 Kubernetesと のやり取りを出来るようにしておく。 (ここも初心者は忘れがち! ) ちなみに、config取得時に下記のメッセージが出たらクラスタ作成中。
しばらく待つと下記のエラーは解消されます。 The cluster is not fully deployed yet. Wait a few minutes, then try again.
bmxug.tokyo Kubernetesにコンテナを置こう! 5. 最後にローカルにCloneしたyaml(=Kubernetesに乗せるコンテナの設定情報 )を、自分のクラ スタに作成する3つのコマンドを実行する。
bmxug.tokyo おしまい 手順的にはこれだけのステップで、 Kubernetesを使ったDrupalのサイトが構築できます!
bmxug.tokyo 最後に稼働を確認してみよう! パブリックIP:30080ポートで、Drupalにアクセス出来る!
bmxug.tokyo 稼働状況等もIBM Cloudから見れます IBM CloudからKubernetesのダッシュボードを見る事もできる!
bmxug.tokyo 構築した後は・・・ 自分自身が作成した環境を確認して、理解を深めていきましょう。 Code Patternsには「実際の構築の仕方」はありますが、「なぜ、動くのか」は書いてありません。 • cloneしたリポジトリに書かれているyamlを 見て分析してみる。(/kubernetes配下にあります。) • 作成したクラスタのダッシュボードを触って、機能を確認
する。 • 更にシステムを自分で改造してみる。
bmxug.tokyo 改造のヒントとして・・・ TryIBMDevがあります。 IBM Developer Advocate や IBM Champion が
Code Patterns を元に開発したアプリをソースコード付きで 紹介してくれています。 Code Patternsを元に作られているので次のステップに最適な内容です。
bmxug.tokyo 他のKubernetesのサンプルもたくさん ← Container Orchestrationという分類をクリック! (Kubernetesという名前ではない点に注意! )
bmxug.tokyo それでも、つまずいてしまったときは 共有してみんなで解決しましょう!! その為にユーザーコミュニティがあると思います。 是非、bmxug.tokyoにも遊びに来てください