Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
書籍『Kotlin サーバーサイドプログラミング実践開発』のこだわりとおすすめポイント
Search
Takehata Naoto
May 19, 2021
Programming
0
530
書籍『Kotlin サーバーサイドプログラミング実践開発』のこだわりとおすすめポイント
2021年5月19日(水) 「集まれKotlin好き!Kotlin愛好会 vol.29 @オンライン」の談義資料です。
Takehata Naoto
May 19, 2021
Tweet
Share
More Decks by Takehata Naoto
See All by Takehata Naoto
組織貢献をするフリーランスエンジニアという生き方
n_takehata
2
1.4k
「2024年版 Kotlin サーバーサイドプログラミング実践開発」の補講 〜O/Rマッパー編〜
n_takehata
2
590
2024年版 Kotlin サーバーサイドプログラミング実践開発
n_takehata
7
5k
Server-Side目線で見る、Kotlin Festの楽しみ方
n_takehata
0
400
KotlinとCloud Vision APIで領収書の電子帳簿保存法対応をする
n_takehata
1
890
KotlinConf 2023 現地参加レポート
n_takehata
1
320
サーバーサイドKotlinクイズ
n_takehata
0
190
サーバーサイドでのKotlin Coroutines
n_takehata
0
1.2k
KotlessとDynamoDBで自分のツイートを収集するサーバーレスアプリケーションを作る
n_takehata
0
400
Other Decks in Programming
See All in Programming
Conform を推す - Advocating for Conform
mizoguchicoji
3
700
Introduction to kotlinx.rpc
arawn
0
720
Multi Step Form, Decentralized Autonomous Organization
pumpkiinbell
1
770
ペアーズでの、Langfuseを中心とした評価ドリブンなリリースサイクルのご紹介
fukubaka0825
2
330
GAEログのコスト削減
mot_techtalk
0
120
Djangoにおける複数ユーザー種別認証の設計アプローチ@DjangoCongress JP 2025
delhi09
PRO
4
290
新宿駅構内を三人称視点で探索してみる
satoshi7190
2
100
1年目の私に伝えたい!テストコードを怖がらなくなるためのヒント/Tips for not being afraid of test code
push_gawa
1
280
Writing documentation can be fun with plugin system
okuramasafumi
0
120
Visual StudioのGitHub Copilotでいろいろやってみる
tomokusaba
1
120
社内フレームワークとその依存性解決 / in-house framework and its dependency management
vvakame
1
570
昭和の職場からアジャイルの世界へ
kumagoro95
1
390
Featured
See All Featured
What's in a price? How to price your products and services
michaelherold
244
12k
No one is an island. Learnings from fostering a developers community.
thoeni
21
3.1k
Fashionably flexible responsive web design (full day workshop)
malarkey
406
66k
KATA
mclloyd
29
14k
Code Review Best Practice
trishagee
67
18k
Designing for humans not robots
tammielis
250
25k
The Power of CSS Pseudo Elements
geoffreycrofte
75
5.5k
GitHub's CSS Performance
jonrohan
1030
460k
Designing Dashboards & Data Visualisations in Web Apps
destraynor
231
53k
Automating Front-end Workflow
addyosmani
1368
200k
Improving Core Web Vitals using Speculation Rules API
sergeychernyshev
9
460
Measuring & Analyzing Core Web Vitals
bluesmoon
6
240
Transcript
書籍『Kotlin サーバーサイドプログラミング実践開発』の こだわりとおすすめポイント 2021 年5 月19 日 竹端 尚人
自己紹介
概要 竹端 尚人 フリーランスエンジニア Twitter: @n_takehata 職種: バックエンドエンジニア 好きな言語:Kotlin Server-Side
Kotlin 、Java 、etc… ( 少し前まで) スマートフォンゲーム開発 昨年12 月からフリーランスに
登壇、執筆など CEDEC2018 、2019 登壇 Software Design 2019 年2 〜4 月号で短期連
載 Swift/Kotlin 愛好会で技術書典執筆 https://booth.pm/ja/items/1315478 書籍「 Kotlin サーバーサイドプログラミング 実践開発」を2021 年4 月に発売 https://gihyo.jp/book/2021/978-4-297- 11859-4
この書籍で書いたこだわりとおすすめポイントを紹介します
ブログでも紹介しています 書籍『Kotlin サーバーサイドプログラミング実践開発』のこだわりとオススメポイント https://blog.takehata-engineer.com/entry/kotlin-server-side-programming-practical-development- commitment-and-recommendations
Gihyo Digital Publishing で月間販売数 4 位!!
書店ではAndroid 関連のエリアに置いてあることが( 多分) 多いです
アジェンダ 1. こだわり 2. おすすめポイント 3. まとめ
1. こだわり
サーバーサイドの話に特化したKotlin の書籍 実践で導入する際の参考にできる Java を知らなくても読める
サーバーサイドの話に特化したKotlin の書籍 Android のKotlin の本は多いが、サーバーサイドの本はほとんどない サーバーサイドKotlin に関して、市場の中でもかなりガッツリ書いている Kotlin の本としても最近のバージョンのものとして価値がある
実践で導入する際の参考にできる 実際のプロダクトで導入する際の参考になるように意識 DB の使用、認証・認可、単体テストやロギングなども網羅 実践的なアーキテクチャでのサーバーアプリケーションの開発
Java を知らなくても読める Java との比較などは全くしていない Java との相互互換を解説している箇所(10P 程度) 以外は、一切Java のコードはない Spring
Boot なども「Kotlin で使うフレームワーク」として解説
表紙はやかん(Kotlin の由来にちなんで)
2. おすすめポイント
第1 部 Kotlin 入門
第1 部 Kotlin 入門 第1 章 Kotlin をお勧めする理由 第2 章
様々なKotlin の機能 第3 章 Java とKotlin の相互互換が既存の資産を生かす
プログラミング基礎は薄めに、Kotlin については厚めに
プログラミング基礎は薄めに 変数 制御構文 クラス、インターフェース コレクション ( 対象読者はサーバーサイド開発経験者のため)
Kotlin については厚めに データクラス 拡張関数 スコープ関数 コルーチン etc…
Kotlin の基礎を改めて体系的に学びたい人にもおすすめ
第2 部 Kotlin でのサーバーサイド開発
第2 部 Kotlin でのサーバーサイド開発 第4 章 Web アプリケーション開発の基盤となるSpring Boot を導入する
第5 章 O/R マッパーを使用してデータベースへ接続する 第6 章 Spring Boot とMyBatis で書籍管理システムのWeb アプリケーションを開発する 第7 章 書籍管理システムの機能を拡充する 第8 章 JUnit で単体テストを実装する
サーバーサイド開発を実践 この本の核になる部分
フレームワークの導入から実践開発 Spring Boot を使用してサーバーサイド開発 MyBatis を使用してデータベースアクセス 2 つのフレームワークを使い、実践的なアーキテクチャのアプリケーション開発
実際にサーバーサイドのアプリケーションを開発
アプリケーションをより実践的に
実プロダクトでも必要な機能を実装 Spring Security での認証・認可の実装 Spring AOP でAOP でのロギングの実装 JUnit で各種単体テストの実装
基本機能の実装( マスタデータのCRUD) ↓ 認証・認可とユーザー情報を扱う機能の実装 ↓ ロギングの実装 ↓ 単体テスト
単体テストはDomain Object 、Service 、Controller それぞれのテストや、モック化したテストなど 必要なパターンを網羅
アーキテクチャも実践的に
アプリケーションのアーキテクチャも実プロダクトを想定 オニオンアーキテクチャをベースとしたアーキテクチャ SPA を想定したREST API として開発 フロントエンドのコードもGitHub で提供
アプリケーションのイメージ
アプリケーションのイメージ フロント部分はGitHub で提供
業務で導入する際の一つの例としても使える!
第3 部 Kotlin で色々なフレームワーク を 使ってみる
第3 部 Kotlin で色々なフレームワークを使ってみる 第9 章 高速な通信フレームワーク gRPC 第10 章
Kotlin 製のWeb フレームワーク Ktor 第11 章 Kotlin 製のO/R マッパー Exposed 第12 章 Kotlin 製のテスティングフレームワーク Kotest ,MockK
未来を見据えて新しい技術スタックも紹介
今の時代に必須なgRPC マイクロサービスが一般的に取り入れられる今の時代には必須 gRPC に書いてる書籍も多くないのでその情報も価値アリ 昨年12 月にgrpc-kotlin も1.0.0 になった( 執筆中に正式版になった)
gRPC を使ってマイクロサービスっぽい形で実装
おなじみのJetBrains 製のフレームワーク2 つ
JetBrains 製のKtor とExposed Ktor はサーバーサイドKotlin やる上では絶対に知っておきたい選択肢 Exposed もJetBrains 製ORM としては知っておきたい(
なかなか1.0.0 にならないけど) 知られてはいるけどこれも載ってる書籍は少ない
Ktor はREST API と認証機構の実装まで Exposed ではCRUD を作成して一通りの実装を体験
おすすめのテスティングフレームワークKotest
Kotlin 製のKotest Kotlin でのテスティングフレームワークとして個人的に一番おすすめ MockK も併せてモックを使ったテストケースも解説 Web 上でもまだまだ情報が少ないので、こちらも情報の価値アリ
期待の高い各種Kotlin 製フレームワークを紹介している
3. まとめ
サーバーサイドKotlin に関して市場の中でもトップレベルに充実した内容 実践での導入に使えることを意識して書いている 最近のKotlin 製フレームワークについても書かれている
迷っている方はぜひ手に取ってみてください!!
https://gihyo.jp/book/2021/978-4-297-11859-4