Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
ヌーラボでのリモートワーク 四年(と半年)間の軌跡とこれから
Search
株式会社ヌーラボ
PRO
December 06, 2014
Technology
0
1k
ヌーラボでのリモートワーク 四年(と半年)間の軌跡とこれから
Presentations slides at DevLOVE Koshien 2014
http://devlove.doorkeeper.jp/events/16200
株式会社ヌーラボ
PRO
December 06, 2014
Tweet
Share
More Decks by 株式会社ヌーラボ
See All by 株式会社ヌーラボ
人間の尊厳、幸福、アクセシビリティ / 第116回「WEB TOUCH MEETING」アクセシビリティSP
nulabinc
PRO
2
190
Backlog Mobile Apps Migration To Declarative UI
nulabinc
PRO
0
10
スクラムマスター不在でスクラムをやるのは(とても辛いので)やめておけ! #scrumfukuoka
nulabinc
PRO
4
1.2k
コミュニティの中に チームを作るツール活用術
nulabinc
PRO
0
74
あんしん!Backlog導入支援プログラムの提案資料
nulabinc
PRO
0
150
【Backlog】移行フロー操作説明会Q&A集
nulabinc
PRO
0
110
ヌーラボが社内で実施しているD&I研修 ショート版
nulabinc
PRO
0
200
ヌーラボのa11yの取り組み
nulabinc
PRO
0
130
ガントチャート機能開発をRe:Boot!そのために行ったこと
nulabinc
PRO
0
480
Other Decks in Technology
See All in Technology
LangSmith入門―トレース/評価/プロンプト管理などを担うLLMアプリ開発プラットフォーム
os1ma
3
360
検証を通して見えてきたTiDBの性能特性
lycorptech_jp
PRO
6
3.8k
一生覚えておきたい「システム開発=コミュニケーション」〜初めての実務案件振り返りLT〜
maimyyym
1
170
よく聞くけど使ったことないソフトウェアNo.1 KafkaとSnowflake
foursue
4
360
【NW X Security JAWS#3】L3-4:AWS環境のIPv6移行に向けて知っておきたいこと
shotashiratori
0
380
アクセシビリティを考慮したUI/CSSフレームワーク・ライブラリ選定
yajihum
2
1k
Postman v10リリース後を振り返る / Looking back at Postman v10 after release
yokawasa
1
160
反実仮想機械学習とは何か
usaito
PRO
11
4.7k
ServiceNow Knowledge Learning Rise up
manarobot
0
210
Compose Compiler Metricsを使った実践的なコードレビュー
tomorrowkey
1
220
Cloud Native Java with Spring Boot (CNCF Aarhus, April 2024)
thomasvitale
1
180
VSCodeの拡張機能を作っている話
ebarakazuhiro
1
580
Featured
See All Featured
The Cost Of JavaScript in 2023
addyosmani
16
3.9k
Cheating the UX When There Is Nothing More to Optimize - PixelPioneers
stephaniewalter
274
13k
No one is an island. Learnings from fostering a developers community.
thoeni
16
2.1k
[Rails World 2023 - Day 1 Closing Keynote] - The Magic of Rails
eileencodes
2
1.3k
Learning to Love Humans: Emotional Interface Design
aarron
267
39k
Put a Button on it: Removing Barriers to Going Fast.
kastner
58
3.1k
Docker and Python
trallard
34
2.7k
How To Stay Up To Date on Web Technology
chriscoyier
782
250k
The Brand Is Dead. Long Live the Brand.
mthomps
49
29k
Unsuck your backbone
ammeep
663
57k
The Success of Rails: Ensuring Growth for the Next 100 Years
eileencodes
30
6k
WebSockets: Embracing the real-time Web
robhawkes
59
7k
Transcript
DevLOVE現場甲⼦子園2014 ⽇日本シリーズ編 〜~東⻄西開発現場の集結〜~ 2014/12/06(⼟土) @株式会社サイバーエージェント ヌーラボでのリモートワーク 四年年間の軌跡とこれから と半年年
リモートワークに悩んだら TOKIO の姿に学べ @tksmd
染⽥田 貴志 SOMEDA Takashi @tksmd 株式会社ヌーラボ テック・エバンジェリスト
私と DevLOVE 関⻄西 http://tatsu-‐‑‒zine.com/books/genba10things
私と DevLOVE 関⻄西 • DevLOVE 関⻄西 Decision • 「開発現場に伝えたい10のこと」それぞれの後⽇日談 •
TrelloやBacklogを活⽤用して仕事に追われないようにす る⽅方法 • 継続的デリバリーのお話を聞いてみよう • DevLOVE 甲⼦子園 2014 ⻄西⽇日本⼤大会 • それぞれのリモートワークの軌跡とこれから
スタッフ28⼈人 オフィス5つ 5カ国9都市
JAWS Days 2013 国内を中⼼心に 約3000クライアント が利利⽤用するプロジェクト管理理ツール タスク管理理機能に加え、 • WebDAVによるファイル共有 •
GitやSubversionのリポジトリホスティング などを提供。 http://www.backlog.jp
全世界 約150万ユーザ が利利⽤用するオンラインのドローツール 基本的なドローツールの機能に加え • 複数のユーザで同時に編集出来るリアルタイムコラボレーション • Google+ Hangouts と連携して、ビデオチャットとあわせて利利⽤用可能
といった、コラボレーション機能が充実。 http://cacoo.com/
今年年正式版をリリースしたばかりの新しいチャットサービス • ヌーラボの各サービスとの連携 • 豊富で使いやすい API の提供 http://typetalk.in/
• 2014年年12⽉月16⽇日(⽕火) @スマートニュース • Typetalk をハックするハッカソン
本⽇日のお話 1. 四年年間のリモートワークの軌跡 2. リモート特有の課題と取り組み 3. リモートからローカルへの回帰 4. まとめ
http://www.flickr.com/photos/yellowcloud/4525329362/ http://www.flickr.com/photos/brostad/2762412153/ 1. 四年年間のリモートワークの軌跡
四年年前の状況 • コワーキングスペースもまだなかった
2010年年7⽉月 ⼀一⼈人⽀支店開設
2012年年4⽉月 三拠点で開発に
2012年年6⽉月 待望の⼆二⼈人⽬目
2013年年1⽉月 アジア4カ国へ
2014年年8⽉月 ベトナムにスタッフ
2014年年11⽉月 ヌーヨーク拠点 • 南⽶米、ヨーロッパ圏も視野に⼊入れて • タイムゾーンが⼤大幅に超える地域での挑戦
http://www.flickr.com/photos/nicmcphee/2558167768/ 2. リモート特有の課題と取り組み
リモート問題あるある 何やってるか わからん 寂しい 思ってるほど パラダイス(笑) じゃない 勤怠悪い疑惑 コミュニケーショ ン⼿手法が乱⽴立立
⽣生活リズム 崩れる セキュリティ
多くは コミュニケーション に起因する # 個⼈人の資質の問題もあるけれど
チームの構造に起因する問題 • コミュニケーションに主従関係が⽣生まれる • 暗黙的なコンテキストが「従」側には伝わらない • 積み重なると「取り残されている」疎外感 本社 リモート リモート
リモート
問題に「気付きにくい」構造 • 「主」側の⼈人間はそもそも気付きにくい • 「従」側も何がストレスかを⾔言語化しにくい
リモート解決策あるある • 適切切なツールの選択と運⽤用ルールの構築 • 信頼感の醸成 • 運⽤用の定期的な⾒見見直し
組織におけるインプリの仕⽅方は 組織によって異異なるべき
インプリに影響を与える要因 • ビジネスモデル • 組織⾵風⼟土 • リモートワークする⼈人の職務内容
情報の共有・透明性の担保 • ⼀一⽇日⼀一回、⼀一対⼀一の密なコミュニケーション • Backlog に情報を集約しオープンに共有 • オンラインビデオツールの導⼊入
リアルに “会う” • 年年に⼀一回、全社員での総会、役員⾯面談 • 不不定期なイベント (開発合宿など)
在宅宅勤務の実験 • 2ヶ⽉月間、週1回⽔水曜⽇日に実施 • 本社、⽀支社関わらず全員を対象 • 9 割型好意的な反応 (特に海外スタッフ)
https://www.flickr.com/photos/joi/1289431666/ 3. リモートからローカルへの回帰
リモート”拠点”へと成⻑⾧長 • 少しずつ⼈人数も増え、現在は三⼈人に • 拠点としての存在感
⾃自分たちらしく働く場所 • 京都移住計画とのコラボレーション • 地域の⼈人と⼀一緒に、⾃自分たちらしく働く場所を作る
巻き込み型オフィス改修 • FB イベントで募集 • IT 以外の⽅方々も沢⼭山参加
その結果
#IT業界のTOKIO !!!
結果 ローカルならではの ブランディング につながった
http://www.flickr.com/photos/munaz/2498380666/ 4. まとめ
リモートワークのこれから • 分散チームを構築する • ローカルでのブランディング • 多様性を楽しむ⽂文化をつくる
分散チームを構築する • 福岡、東京以外はサービスの展開にあわ せて、拠点や⼈人員を配置してきた • 役割や戦略略によって、拠点であったり在 宅宅勤務であったり • リモートワーク=在宅宅勤務だけではない
ローカルでのブランディング • ⽬目にはみえない、みえにくい • 開発拠点であっても⾃自然と⽣生まれる • リモートワーク当事者がその認識識を持つ ことは重要
多様性を楽しむ⽂文化をつくる • 効率率率だけを追求するとやっぱり⼀一箇所に 集まってるほうが効率率率的 • ⼈人(組織)による向き不不向きは確実にある • 全くちがうバックグラウンドの⼈人がいる ことをそもそも楽める事が⼤大事
個⼈人の嗜好だけでなく 組織へのプラスアルファ を考える
リモートではたらき ローカルにねざす
ヌーラボは #IT業界のTOKIO @tksmd
ご清聴ありがとうございました https://nulab-‐‑‒inc.com/ja/career/ 京都でも募集中!