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実例を元に知る!取り組み企業が急増中の「CCoE」と導入のツボとは?(Oracle Cloudウェビナーシリーズ: 2022年4月27日)

実例を元に知る!取り組み企業が急増中の「CCoE」と導入のツボとは?(Oracle Cloudウェビナーシリーズ: 2022年4月27日)

実例を元に知る!取り組み企業が急増中の「CCoE」と導入のツボとは?(Oracle Cloudウェビナーシリーズ)の資料です。2022年4月27日実施内容となります。

DX・デジタルトランスフォーメーションに欠かせない要素として、クラウド環境の活用が一般的になってきました。しかしクラウド活用を全社展開し一層促進するためには、戦略策定から人材育成までを担う専任組織CCoE(Cloud Center of Excellence)の立ち上げと運用が肝要となります。特に昨今では、先行して導入済みの企業に続き、多くの企業がCCoEの導入を加速化させています。

本セッションでは、日本オラクルのミッション・クリティカルなシステムのクラウド導入および移行の豊富な経験と知見に基づき、アセスメント、ポリシー策定からナレッジ、人材育成まで組織的な対応を包括的に支援する「Cloud Center of Excellenceサービス」について、実例を交えながらご紹介します。

Oracle Cloud ウェビナーシリーズ情報: https://oracle.com/goto/ocws-jp
セッション動画: https://oracle.com/goto/ocws-jp-ondemand

oracle4engineer

May 11, 2022
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Transcript

  1. 3 Copyright © 2022, Oracle and/or its affiliates CCoEメニュー概要 

    Cloud Center of Excellence は、6つのカテゴリの施策を統合的に実施するための組織です。 <スピード・アジリティの実現> <最新技術の適用と人材育成> • クラウド化に向けたIT資産の棚卸 • ロードマップの策定支援 • クラウド導入ポリシーの策定 • CCoEの立ち上げ支援 • 企画段階からサポート • 設計・開発時の技術支援 • クラウド標準化/ガイドライン策定 • アジャイル開発手法の導入 • アーキテクチャの改善支援 • クラウドコスト管理の最適化 • クラウド人材の育成 • 最新のクラウド技術習得支援 Cloud Center of Excellence 1. アセスメント&ロードマップ 2. ポリシー策定&CCoE立上げ 3. ガバナンス&ガイドライン 5. ITの最適化 6. ナレッジ&人材育成 4. プロジェクトサポート <戦略的なITコスト削減> 昨年のメニュー
  2. CCoEの話に入る前に、そもそもCoEとは Copyright © 2022, Oracle and/or its affiliates 4 Center

    of Excellence 組織を横断する取り組みを継続的に行う際に 中核となる部署や研究拠点のこと ⇒会社全体にスピーディに何かを広めたいときに、 活躍するのがCOE
  3. コンセプトその一 《 CCoEを広い意味で捉える 》 Copyright © 2022, Oracle and/or its

    affiliates 5 クラウド (IaaS/PaaS/SaaS)の活用の中心となる部署 アーキテクチャ BA/DA/AA/TA 活用方法 Data/Agile/Devops.. オンプレミス AP/MW/DB/NW/HW クラウド IaaS/PaaS/SaaS 戦略・企画 業務改革・新ビジネス創出 狭義のCCoE 広義のCCoE クラウドのテクノロジーに限定されない、クラウドの活用方法や全社のアーキテクチャ、 戦略・企画までも範囲として、企業に価値をもたらすために中心となる部署
  4. コンセプトその二 《 CCoEの企画書を作成できるようになる 》 Copyright © 2022, Oracle and/or its

    affiliates 6 • 背景(Why) • 検討の背景 • 自社の課題 • コンセプト(How) • コンセプト • 役割と体制 • 導入ステップ • 施策(What) • 施策1:XXX • 施策2:XXX • 施策3:XXX • 課題と対処案 前半戦 後半戦 《対談形式》 実例をもとに コンサルタントが語る
  5. 背景の考察 Copyright © 2022, Oracle and/or its affiliates 7 •

    背景(Why) • 検討の背景 • 自社の課題 • コンセプト(How) • コンセプト • 役割と体制 • 導入ステップ • 施策(What) • 施策1:XXX • 施策2:XXX • 施策3:XXX 1.社会の変化 2.DXの影響 3.IT部門のジレンマ 前半戦
  6. 社会の変化 > スピード Copyright © 2022, Oracle and/or its affiliates

    8 普及スピード:ユーザー数5000万に達するまでの期間 テレビ 13年 インターネット 3年 Twitter 9ヶ月 XXX XX日? 出典:社会経済報告
  7. 社会の変化 > コミュニケーション Copyright © 2022, Oracle and/or its affiliates

    9  社会変化のスピードは、組織のコミュニケーションにも影響 階層が深いと 階層が浅いと ・階層が深い、コミュニケーションに時間がかかる ・階層が単純、コミュニケーションがスピーディ
  8. 社会の変化 > サイロ化 Copyright © 2022, Oracle and/or its affiliates

    10  サイロ化(組織化、専門化)  良い点:組織化することで専門化が進み、組織的な能力の向上、人材の専門性、ナレッジの蓄積が進む  悪い点:サイロ化が進み、外との情報共有やコミュニケーションが滞りがち、部分最適になりがち。  なぜこうなるか?  コンウェイの法則:システムを設計する組織は、その構造をそっくりまねた構造の設計を生み出してしまう。 組織 システム サイロ化 脱サイロ 部門A 部門B システムA システムB 部門C システムC 業務 or 部門 X システム X 部門A 部門B システムA システムB 部門C システムC
  9. 社会の変化まとめ Copyright © 2022, Oracle and/or its affiliates 11 対応が求められるのは

    スピード コミュニケーション サイロ化 統合後 親会社 都度、調整 子会社 統合前 【コミュニケーションが単純】 【コミュニケーションが複雑】 <社会変化への対応の一例> IT子会社の吸収の流れ
  10. 背景の考察 Copyright © 2022, Oracle and/or its affiliates 12 1.社会の変化

    2.DXの影響 3.IT部門のジレンマ 前半戦 • 背景(Why) • 検討の背景 • 自社の課題 • コンセプト(How) • コンセプト • 役割と体制 • 導入ステップ • 施策(What) • 施策1:XXX • 施策2:XXX • 施策3:XXX
  11. DXの影響 Copyright © 2022, Oracle and/or its affiliates 13 DX市場の売上は

    2030年まで、平均23.5%で成長 2030年には、 217.35兆円 出典:産経新聞
  12. DXには何があるか? Copyright © 2022, Oracle and/or its affiliates 14 

    攻めのDXは、既存の延長では対処が難しい。ナレッジをためて、組織全体に働きかける役割が求められる。  守りのDXは、サイロ内での効率化ではなく、組織横断での取組みなど、集約・共通化が大きい効果を生む。 B. 業務プロセスの高度化 C. 既存業務の効率化 D. ITの最適化・アジリティ向上 A. 新規ビジネス・サービス キーワード ・EC、ネットショップ ・顧客向けアプリ,AI,IoT ・API化/O2O/OMO ・オープンイノベーション ・リーンスタートアップ ・アジャイル開発 ビジネス施策 ・BPR、SaaS ・RPA ・経営ダッシュボード ・データ統合基盤 ・仮想化プライベート基盤 ・エンタープライズクラウド 事業部門 事業部門 事業部門 IT部門 主体部門 攻めのDX 顧客に今までにない新たな価 値を届け、収益拡大につなげ ること 守りのDX 従来ビジネスの効率化や省力 化により、コストを削減すること 領域
  13.  DXで重要なのは、どのようなマインドで進めていくか。  DXを進める上で、社内に新しいマインドを広げていくことが成功の鍵。 DXを進める上で重要なことは? Copyright © 2022, Oracle and/or

    its affiliates 15 B. 業務プロセスの高度化 C. 既存業務の効率化 D. ITの最適化・アジリティ向上 A. 新規ビジネス・サービス キーワード ・EC、ネットショップ ・顧客向けアプリ ・API化/O2O/OMO ・オープンイノベーション ・リーンスタートアップ ・アジャイル開発 ビジネス施策 ・BPR、SaaS ・RPA ・経営ダッシュボード ・データ統合基盤 ・仮想化プライベート基盤 ・エンタープライズクラウド 事業部門 事業部門 事業部門 IT部門 主体部門 攻めのDX 顧客に今までにない新たな価 値を届け、収益拡大につなげ ること 守りのDX 従来ビジネスの効率化や省力 化により、コストを削減すること 領域 攻めのDXには 仮説検証していく、新しいマインドが必要 守りのDXには 部門横断で、効果を出していくマインドが必要
  14. 背景の考察 Copyright © 2022, Oracle and/or its affiliates 16 1.社会の変化

    2.DXの影響 3.IT部門のジレンマ 前半戦 • 背景(Why) • 検討の背景 • 自社の課題 • コンセプト(How) • コンセプト • 役割と体制 • 導入ステップ • 施策(What) • 施策1:XXX • 施策2:XXX • 施策3:XXX
  15. IT部門のジレンマは、イノベーションのジレンマ Copyright © 2022, Oracle and/or its affiliates 17 イノベーションのジレンマ

    1997年にクレイトン・クリステンセンが提唱した企業経営の理論の 一つである。既存顧客のニーズを満たすために自社の製品やサービ スの進歩に注力した結果、顧客が抱く別の需要に気付けず、異質の 技術革新によって登場した新興企業に敗北する現象を指す。
  16. IT部門のジレンマ Copyright © 2022, Oracle and/or its affiliates 18 時間

    対 応 力 参考:イノベーションのジレンマ 既存のニーズ 新しいニーズ 現在
  17. IT部門の両利きの経営とは Copyright © 2022, Oracle and/or its affiliates 20 これまで

    グループIT戦略 業務改革・ビジネス開発 DX・データ活用 IT企画・開発 レガシー保守・運用 これからは、探索を増やす 新しいニーズ ⇒強化 既存のニーズ ⇒効率化 レガシー保守・運用
  18. 背景の考察 Copyright © 2022, Oracle and/or its affiliates 21 前半戦

    1.社会の変化 ⇒ スピード、コミュニケーション、脱サイロ 2.DXの影響 ⇒ 仮説検証マインド、部門横断マインド 3.IT部門のジレンマ ⇒ 既存のニーズ、新しいニーズ • 背景(Why) • 検討の背景 • 自社の課題 • コンセプト(How) • コンセプト • 役割と体制 • 導入ステップ • 施策(What) • 施策1:XXX • 施策2:XXX • 施策3:XXX
  19. コンセプト 22 Copyright © 2022, Oracle and/or its affiliates 背景(現在)

    10年後の未来 前半戦 • 背景(Why) • 検討の背景 • 自社の課題 • コンセプト(How) • コンセプト • 役割と体制 • 導入ステップ • 施策(What) • 施策1:XXX • 施策2:XXX • 施策3:XXX
  20. 10年後の未来を想像する Copyright © 2022, Oracle and/or its affiliates 23 

    毎年、新規事業のアイデアが出され、有望なビジネスが 育ってきている ⁃ 既存ビジネスの売上は10%に下がり、新規ビジネス が急速に成長して売上高の30%以上を占めるように ⁃ クイックに仮説検証する文化が醸成されている 新ビジネス創出 データ活用  データ活用チームが、社内のデータ活用人材を育成 ⁃ 社内には、データ活用事例が多数共有されて、誰で もすぐに業務課題にデータ活用できる状態に ⁃ サイエンティストの育成も進み、エキスパートと呼ばれ る人が、各事業部に数名育ってきた  グループでの共通化・標準化が進展 ⁃ グループ企業、グローバルで共通化が進み、グループ 全体でITコストを最適化 ⁃ SaaS、クラウドの共通利用も進み、グループ再編や、 買収後のIT活用もスムーズに進む 共通化、標準化 アーキテクチャ  アーキテクチャを中心に、個別最適から脱却 ⁃ 自社のビジネスモデルとデータモデルを可視化 ⁃ KPIは、共通的に定義されトラッキング可能に ⁃ システム間連携は、API・データHubで標準化
  21. コンセプト Copyright © 2022, Oracle and/or its affiliates 24 アーキテクチャ

    BA/DA/AA/TA 活用方法 Data/Agile/Devops.. オンプレミス AP/MW/DB/NW/HW クラウド IaaS/PaaS/SaaS 戦略・企画 業務改革・新ビジネス創出 狭義のCCoE 広義のCCoE 背景(現在) 10年後の未来
  22.  広義のCCoEに取り組むには、従来のIT部門で求められる人材像に加えて、新たな人材像の定義が必要となる。 CCoEに求められる人材像 Copyright © 2022, Oracle and/or its affiliates

    25 ストラテジスト (全体最適の推進) ビジネストランスレータ (ビジネスとITの橋渡し) ITアーキテクト (IT技術の最適化推進) データサイエンティスト (データ分析・活用の推進) クラウドエバンジェリスト /クラウドエンジニア (クラウドの浸透・導入) ・攻めと守りのバランスがとれたIT戦略の策定 ・グループ全体でのIT投資、共通化の計画実行 ・ITガバナンスの仕組み作りと推進 ・新規ビジネス開発でのソリューション立案・構築 ・業務改革・改善に向けたデータ活用推進 ・新規ビジネス・業務改革の効果測定と改善計画 ・データアーキテクチャ、アプリケーションアーキテクチャの方針・整備 ・グループ全体のインフラ最適化 ・最新技術の収集と自社適用の検討 ・業務プロセスへのデータ分析・活用の組み込み ・統計、AIの専門知識を適用して、社内の課題に対処 ・全社でのデータ活用スキル向上施策の実施 ・全社へのクラウド活用の意義浸透と活用促進 ・クラウド導入・活用のリード ・最新技術の検証
  23.  CCoEを組織化する上で、どのように組織を配置するかは、状況により3パターンが考えられる。 CCoEの組織配置 Copyright © 2022, Oracle and/or its affiliates

    26 ビジネス部門 IT部門 A部 B部 C部 経営層 DX部門 CCoE CCoE CCoE 横断部門主導型 全社横断でクラウド活用を推進 ビジネス部門主導型 ビジネス部門主導でクラウド活用を推進 IT部門主導型 IT部門主導で基幹システムのクラウド化を推進
  24.  CCoEを組成するタイミングは、今後のクラウド活用の広がり、ナレッジ蓄積状況等より3パターンが考えられる。 CCoEを組成するタイミング Copyright © 2022, Oracle and/or its affiliates

    27 CCoE 組成 ク ラ ウ ド 利 用 数 パターン3 1stプロジェクト ナレッジ蓄積・ ルール調整 ルール 策定 時間 時間 ク ラ ウ ド 利 用 数 ルール調整・策定 パターン2 CCoE 組成 ・・・ 時間 ク ラ ウ ド 利 用 数 戦略・企画の検討、 業務改革・新ビジネス創出 パターン1 CCoE 組成
  25.  グループ企業も含めたITの最適化に取り組むイメージで導入ステップを整理。  グループ企業ごとに個別最適化されている領域にメスを入れる事で、大きな効果が期待できる。 導入ステップ例 Copyright © 2022, Oracle and/or

    its affiliates 28 ・ITガバナンスモデルの検討 ・自社モデルとのGAP ・集約、分散のレベル ・グループIT戦略の策定 ・IT機能ごとの役割分担 ・共通サービス、差別化領域の検討 ・ITガバナンスの策定 ・アセスメント&ロードマップ ・IT資産の棚卸 ・基幹クラウド化のロードマップ ・CCoEの立上げ ・クラウド導入ポリシー策定 ・ガイドラインの整備 ・1st Project 計画&実施 ・グループIT部門の統合 ・グループ企業のインフラ統合の検討 ・グループIT組織の統合の計画 ・サービス・業務の共通化 ・ITインフラのグループ統合 ・SaaSによるグループITの統合 グループIT戦略の策定 基幹のクラウド化 ・グループIT統合効果の可視化 ・ビジネス上の競争優位の明確化 ・HW/SW維持費用の削減 ・クラウド活用意識の向上 ・グループ全体のITコストの削減 ・業務の共通化によるデータ活用の促進 タスク 効果
  26. 施策のイメージ Copyright © 2022, Oracle and/or its affiliates 29 前半戦

    広義のCCoEが生み出す 価値 • 背景 • 検討の背景 • 自社の課題 • コンセプト • コンセプト • 役割と体制 • 導入ステップ • 施策(What) • 施策1:XXX • 施策2:XXX • 施策3:XXX
  27. 施策イメージ (導入された未来の形、価値) Copyright © 2022, Oracle and/or its affiliates 30

    A レガシーからの脱却 B ビジネス変革とITアーキテクチャ C スピーディなビジネス開発 D グループ全体で最適化 アーキテクチャ BA/DA/AA/TA 活用方法 Data/Agile/Devops.. オンプレミス AP/MW/DB/NW/HW クラウド IaaS/PaaS/SaaS 戦略・企画 業務改革・新ビジネス創出
  28. Copyright © 2022, Oracle and/or its affiliates 31 【これまでのトレンド】 ⁃

    ライトな領域(SoE/SoI )が大半 ⁃ ミッションクリティカルなシステムを載せられるクラ ウドは存在しなかった A.レガシーからの脱却 トレンド SoE & SoI SoR これまでのクラウド化は、氷山の一角 ミッションクリティカル データ分析 インターフェース 顧客体験 安定した運用 高可用性 セキュリティ 基幹系のクラウド化が加速する 【これからのトレンド】 ⁃ 基幹のクラウド化が本格化、効果大 ⁃ SaaSの適用範囲も拡大
  29. Copyright © 2022, Oracle and/or its affiliates 32 1. 現在

    オンプレミスの 基幹システムに多数の課題 ・大きな運用コスト ・ブラックボックス化 ・バラバラなアーキテクチャ ・バラバラな管理 コスト 【オンプレミス】 運用コスト 2. Move 運用コストの効率化 &プラットフォームの柔軟性向上 ・集約、効率化 ・プラットフォームの柔軟性向上 ・攻めのDX予算を確保 【クラウド化】 DX投資へ 運用コスト 3. Improve 更なるコスト効率化による、 攻めのDXへの投資拡大 ・リアーキテクチャ ・クラウド移行を加速 ・攻めのDX投資比率を向上 【クラウド上で最適化】 DX投資へ 運用コスト CCoE 安全・確実な移行 クラウド上で最適化 CCoE A.レガシーからの脱却
  30. Copyright © 2022, Oracle and/or its affiliates 33 大規模基幹システムをOCIに全面移行 東京・大阪の2拠点で合計200以上のコンピュート・インスタ

    ンス、Oracle Exadata Cloud Serviceを活用した基 幹システムが稼働 24時間365日稼働する、店舗、本部、在庫、物流業務な どの12の大規模基幹システムをオンプレミスからクラウドへ移行 東京・大阪リージョンの2拠点で合計200以上のコンピュート・ インスタンス、2つの「Oracle Exadata Cloud Service」を 利用し、「Oracle Cloud Maximum Availability Architecture(MAA)」で推奨される高可用性構成を実装 することで、基幹システムに不可欠な高いレベルの可用性と データ保護を実現し、事業継続性を強化 移行に際しては、「Oracle Real Application Testing」、 「Oracle GoldenGate」、「Oracle GoldenGate Veridata」を活用し、3時間以内での確実な移行に成功 自社主導で「OCI」への移行およびDR環境構築を行った結 果、システムの開発・運用の内製化を加速 A.レガシーからの脱却 事例:エディオン 様
  31. Copyright © 2022, Oracle and/or its affiliates 34 • 部門内の業務に最適化

    • 自部門のデータを部門内で設計・管理 • 部門間のデータ連携は複雑、且つタイムラグがある • 複数部門で類似機能が多数存在 現在の業務とIT 業務とシステムが部門でサイロ化 A部 B部 C部 新たなビジネス要求 顧客データの活用、横断的なサービス提供を開始 全体最適なデータ構造、横断的なデータ活用 共通機能を集約 ビジネス部門 ビジネス変化対応 部門横断の 業務連携 部門横断の データ活用 CCoE B.ビジネス変革とITアーキテクチャ サイロ化 タイムラグ データの分断 影響 現状
  32. Copyright © 2022, Oracle and/or its affiliates 35 背景・課題 施策

    効果 • DMBOKをベースにデータガバナンス  データマネジメント方針  セキュリティ管理規約、メタデータ管理規約、 命名規約等の各種規約の整備  実行計画の策定 • プロセス横断でのデータモデリング • データをもとにした議論の活性化に伴う、 データドリブンな文化の醸成 • 全社データモデルの整理により、あるべき データモデルの明確化 • 全社的なデータマネジメントの結果、デー タが活用しやすい状態になり、データ活用 を促進 B.ビジネス変革とITアーキテクチャ 事例:組織横断でのデータマネジメント • 製品のデジタル化により、顧客との直 接的な接点の要件が出てきた。 • 顧客データ活用にはサイロ化を打破し、 横断的な取組みが必要 • 製品の品質向上の点で、プロセス横 断のデータ活用が必要
  33. 従来のビジネス開発 市場評価をもとに事業計画を立案 C.スピーディなビジネス開発 Copyright © 2022, Oracle and/or its affiliates

    36 新しいビジネス開発 ビジネスの仮説検証をスピードアップ ビジネス仮説の検証 プロダクト仮説の検証 仮説 ↓ 検証 仮説 ↓ 検証 仮説 ↓ 検証 仮説 ↓ 検証 早い段階で、ビジネスアイデアの筋の良し悪しを見極め 少人数、短期間で仮説検証、検証段階のコストが低い 内製でのプロト、アジャイル開発でスピーディな仮説検証 CCoE 仮説 ↓ 検証 仮説 ↓ 検証 クイックな軌道修正 検証結果による 裏付け 内製による スピード 市場調査 市場分析 市場評価 事業計画 失敗時の 振り戻しが大きい スパンが長い コストが掛かる
  34. Copyright © 2022, Oracle and/or its affiliates 37 ビジネス仮説の検証 プロダクト仮説の検証

    仮説 ↓ 検証 仮説 ↓ 検証 仮説 ↓ 検証 仮説 ↓ 検証 仮説 ↓ 検証 仮説 ↓ 検証 ビジネス 企画 CCoE DX 推進 コスト・時間をかけずに仮説検証を繰り返す アジャイルで顧客に適合 C.スピーディなビジネス開発 • ファシリテーション / 最新情報の提供 • UI/UX、プロト • クラウドで開発 ナレッジ提供、蓄積、教育・ファシリテ―ション
  35. Copyright © 2022, Oracle and/or its affiliates 38 4 プロダクト

    の検証 3 ソリューション の検証 2 顧客の課題 の検証 1 ビジネス アイデア の検証 C.スピーディなビジネス開発 事例:新規ビジネス開発 背景・課題 外部パートナーと協業するも、うまく事業化につながらない • 事業性評価は、机上シミュレーション • 社員が主体的に考えていない • 若いメンバーは理想に走り、リソースが分散しがち オラクルのアプローチ 仮説検証を行いながら、段階的にアイデアを固める • 顧客の課題を軸にビジネスアイデア出し • 段階的にビジネスアイデアを検証し、事業性を段階的に向上 • 社員の主体性を引き出す お客様のベネフィット  ビジネスモデルの検討状況の可視化  仮説検証を中心にした現実的なビジネス検討 ペルソナ フェーズ フェーズ1 フェーズ2 ・・・ タッチポイントと行動 思考・感情 気づき・課題 課題 ソリューション 独自の価値提案 圧倒的優位性 顧客セグメント 主要指標 チャネル リーンキャンバス カスタマージャーニー 仮説検証フェーズ
  36. Copyright © 2022, Oracle and/or its affiliates 39 現状 IT組織毎に担当範囲の案件単位で最適化

    戦略的な全体最適化 企業の優位性向上のために 全体最適を戦略的にリード グループ経営 全体最適の 推進 攻めのDX 強化 変化対応 スピードの向上 CCoE  ガバナンス  集約・共通化 • グループ、グローバルに統制する組織の設置 • グループ企業のIT機能を統合 • 経営戦略をふまえたコア機能、ノンコア機能の分類 • 散在するノンコア機能の集約 社会変化に対応しつつ、企業価値を継続的に高める グループ会社 本体 海外拠点 個別最適化 調整 個別最適化 個別最適化 D.グループ全体で最適化 影響 • ビジネス部門要求のIT化企画がメイン • 関連部門、IT子会社やベンダーとの多くの調整 • ビジネス価値の理解・全社観点が弱い • 複数のIT組織毎に抱える案件単位での最適化 • 内外の調整先が多く、複雑なコミュニケーションパス • ビジネス貢献でなく、IT化を目的とした案件実行 現状 効率化? データ活用?
  37.  企業ごとにバラバラなツール・ERPを、同じSaaSで統一して、利用することでデータ活用を促進する。  グローバル、リージョン、ローカル等のレベルで業務を標準化・効率化を図り、“探索”に予算を振り向ける。 Copyright © 2022, Oracle and/or its

    affiliates 40 システム領域 日本 海外拠点 本体 国内グループ 基幹システム ローカル バックオフィスシステム リージョン コミュニケーションツール グローバル インフラ・PC リージョン ネットワーク グローバル 統制レベル(尺度) ITレイヤーでの統制(例)  グローバル ⁃ グローバルで共通化が可能な領域  リージョン ⁃ 地域の裁量を認めて統制する領域  ローカル ⁃ 個別事業の差別化となる領域 D.グループ全体で最適化
  38. 前半戦終了⇒これから後半戦に入ります。 Copyright © 2022, Oracle and/or its affiliates 42 •

    背景(Why) • 検討の背景 • 自社の課題 • コンセプト(How) • コンセプト • 役割と体制 • 導入ステップ • 施策(What) • 施策1:XXX • 施策2:XXX • 施策3:XXX • 課題と対処案 前半戦 後半戦 《対談形式》 実例をもとに コンサルタントが語る
  39. コンサルが答えるCCoEのツボ Copyright © 2022, Oracle and/or its affiliates 43 ツボ

    その一 「戦略の重要性」 ツボ その二 「アプローチ」 ツボ その三 「巻き込み」 ツボ その四 「ガバナンス」 ツボ その五 「体制」 ツボ その六 「アーキテクチャ」
  40. まとめ コンセプト その一 《 CCoEを広い意味で捉える 》 Copyright © 2022, Oracle

    and/or its affiliates 44 クラウド (IaaS/PaaS/SaaS)の活用の中心となる部署 アーキテクチャ BA/DA/AA/TA 活用方法 Data/Agile/Devops.. オンプレミス AP/MW/DB/NW/HW クラウド IaaS/PaaS/SaaS 戦略・企画 業務改革・新ビジネス創出 狭義のCCoE 広義のCCoE クラウドのテクノロジーに限定されない、クラウドの活用方法や全社のアーキテクチャ、 戦略・企画までも範囲として、企業に価値をもたらすために中心となる部署
  41. まとめ コンセプト その二 《 CCoEの企画書を作成できるようになる 》 Copyright © 2022, Oracle

    and/or its affiliates 45 • 背景 • 検討の背景 • 自社の課題 • コンセプト • コンセプト • 役割と体制 • 導入ステップ • 施策 • 施策1:XXX • 施策2:XXX • 施策3:XXX 前半戦 後半戦 • 課題と対処案 《対談形式》 実例をもとに コンサルタントが語る