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20181218_今さら聞けないブロックチェーン_BeyondPoC

Hiroyuki Maruno
December 18, 2018

 20181218_今さら聞けないブロックチェーン_BeyondPoC

ブロックチェーン全般の基礎知識・活用ポイント等をビジネスサイドの方向けにお話しました。ご質問・マサカリは@peroyuki_までどうぞ!

Hiroyuki Maruno

December 18, 2018
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  1. CONFIDENTIAL : copyright © by 2018 LayerX Inc. all rights

    reserved. 1 株式会社LayerX 丸野宏之
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    reserved. 2 登壇者紹介 今日は主に非エンジニアの方向けに ブロックチェーンのお話をします! (厳密な正確性より分かりやすさを重視) 丸野 宏之(まるの ひろゆき) • LayerX Inc. • ブロックチェーンPJのBizDevマン • 良いマイニング地を求めて世界各国を奔走 • 略歴 ◦ 東京大学工学部卒(~2011) ◦ 総合商社(2011~2012) ◦ ゲーム系スタートアップ(2012〜2016) ◦ フリーランス(2016〜) ◦ LayerX(2018〜) Twitter:@peroyuki_
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    reserved. 3 LayerXについて LayerX Inc. • 2018年8月創業 • GunosyとAnyPayの合弁会社 • Gunosy新規事業開発室Blockchainチームが母体 • ブロックチェーン技術の専門企業 パートナー企業様 ※ Smart Contract Security Allianceに加盟
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    reserved. 4 LayerXの注力領域 ブロックチェーン事業支援 スマートコントラクト監査 設計ミスやバグが入り込んで しまうと容易に修正できない スマートコントラクトのコードを事 前にチェック。 R&D ゼロ知識証明、形式的検証等の ブロックチェーンの課題を解決す る分野でR&Dを実施。 内容の多くはscrapboxで公開。 ブロックチェーン活用を考えている企 業様に、ビジネス・テクノロジー両面 のご支援をしています。コンサルティ ングから開発まで。  ※画像素材は zoom blogより引用 ブロックチェーン技術の社会実装と その技術の発展にコミットしている会社です。
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    reserved. 5 事例:Cryptorealty • 不動産領域の資金調達課題の解決を目指すプロジェクト 【課題】 ◦ 不動産ディベロッパー REITでは非常に大規模なプロジェクトしかリスティングされず、 中小規模のデベロッパーにとってはファンディングの機会は限られている ◦ 投資家 日本のJREITだと国内の投資家など限られた人しか買えない • LayerXはパートナーとして、ブロックチェーン技術活用時の設計・開発を中心に 事業立上支援を行っています
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    reserved. 6 事例:Scrapbox 社内での調査・研究成果をおしみなく公開しています!
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    reserved. 7 本日のターゲットの方 ※参考:俺株
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    reserved. 8 本日のお話 1:ブロックチェーンとは?概要とその仕組 2:ブロックチェーン関連の課題と解決策の提案 3:ブロックチェーンの適応領域とその事例(ここがメイン!)
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    reserved. 9 ブロックチェーン、あるある勘違い ※ついでにとんちんかんより引用 「ブロックチェーンってビットコインでしょ?」 「ブロックチェーン使えばセキュリティは盤石!」 「ブロックチェーンは電気代かかりまくってけしからん!」 「ブロックチェーンでシステムコストが安くなる」 「ブロックチェーンはあらゆる取引に使える!」 「既存システムより沢山のサーバーを使うので、計算量も保持データ量もすごい」
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    reserved. 10 ブロックチェーン、あるある勘違い ※ついでにとんちんかんより引用 「ブロックチェーンってビットコインでしょ?」 「ブロックチェーン使えばセキュリティは盤石!」 「ブロックチェーンは電気代かかりまくってけしからん!」 「ブロックチェーンでシステムコストが安くなる」 「ブロックチェーンはあらゆる取引に使える!」 「既存システムより沢山のサーバーを使うので、計算量も保持データ量もすごい」
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    reserved. 11 1:ブロックチェーンとは?概要とその仕組
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    reserved. 12 以下の特徴を持つ「データベース」と理解するのが早い。 • デジタルデータを記録(Not紙) • 権限を持った人がデータを読み書き(権限管理ができ) • 複数のコンピュータに(ほぼ)同じデータを保持(単一障害点がなく) • 参加者に検証されるプロセスがあり(改竄や悪意ある書き込みが難しく) • 複数の参加者で運用できる(非中央集権構造にできる) ブロックチェーンとは? 参加している コンピュータを ノードと言います
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    reserved. 13 Transaction From : 14c5f88a To  : bb75a980 Value : 10 Sig : 30452fdedb3d f7959f2ceb8a1 ブロックチェーンのデータ構造 Transaction Transaction Transaction • トランザクション  = 取引記録 • ブロック      = トランザクションの集まり • ブロックチェーン  = ブロックが繋がったもの アリス ボブ 10 BTC Transaction トランザクション(Tx) ブロック ブロックチェーン アリスの 電子署名つき
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    reserved. 14 トランザクションの伝播のイメージ @amachinoさんの資料より引用
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    reserved. 26 トランザクションの伝播のイメージ @amachinoさんの資料より引用
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    reserved. 27 トランザクションの伝播のイメージ @amachinoさんの資料より引用
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    reserved. 28 トランザクションの伝播のイメージ ※ピア≒ノードと理解して問題ないです @amachinoさんの資料より引用
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    reserved. 29 トランザクションの伝播のイメージ @amachinoさんの資料より引用
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    reserved. 30 トランザクションの伝播のイメージ @amachinoさんの資料より引用
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    reserved. 31 トランザクションの伝播のイメージ @amachinoさんの資料より引用
  32. CONFIDENTIAL : copyright © by 2018 LayerX Inc. all rights

    reserved. 32 トランザクションの伝播のイメージ 各ノードは、自分のブロックチェーンにブロックをつなげる (複数のノードが同じ検証をし、同じデータを持つ) @amachinoさんの資料より引用
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    reserved. 33 プロトコル • プロトコル ◦ どんなトランザクション・ブロックを「正当」とするのか、ノード間でど うやり取りするのかなどの「取り決め」 ▪ ブロック生成時間、ブロックサイズetc... ◦ 特に重要なプロトコルは「コンセンサスアルゴリズム」 • コンセンサスアルゴリズム ◦ 次に繋げるブロックを決めるルール 【例】 ▪ シンプルに投票! ▪ Proof of work:計算リソース勝負! ▪ Proof of stake:お金勝負!
  34. CONFIDENTIAL : copyright © by 2018 LayerX Inc. all rights

    reserved. 34 プロトコルの代表格 • ビットコイン(Bitcoin) ◦ 分散型の暗号資産 ◦ PoW ▪ ネットワークを支えるために計算リソースを提供 ▪ その報酬としてBitcoinがもらえる→マイニング ◦ 発行量制限がある(2140年頃に到達) ◦ 考案者不明(Satoshi Nakamoto) • イーサリアム(Ethereum) ◦ 分散型アプリ構築のプラットフォーム ▪ Ethereum上にアプリケーションを構築できる ◦ PoW→PoS ◦ 発行量制限なし ◦ 考案者はVitalik Buterin(天才) ◦ スマートコントラクト使える ◦ 動かすためにgas代(ETH)がかかる • どちらもブロックチェーンが要素技術に組み込まれている
  35. CONFIDENTIAL : copyright © by 2018 LayerX Inc. all rights

    reserved. 35 参考:ビットコインのマイニング • どんなマシンを使うのか ◦ ASIC(特定用途向け集積回路) ▪ 特定アルゴリズムの計算に特化 ◦ Bitmain等の中国メーカーが中心に製造 • どこでマイニングするのか ◦ 電気代が安い(最重要)→国内はほぼ赤字 ◦ できれば涼しい気候 →0〜40℃に保つ • どうやってマイニングするのか ◦ ネットと電気引いて、マイニングプールの設定するだけ ◦ たまに壊れるので修理する ◦ 中級者以上は設定をいじる(AsicBoost、OverClock等) ◦ 大規模でやる場合は、マイニングファームの設計を頑張る • ぶっちゃけ儲かるのか ◦ オペレーションコストが世界基準なら利益出る (諸経費含めて< 6 cent/kwh) // 他マイナーが撤退し、採掘難易度が下がり、採掘量増える ※全てBTCの前提です
  36. CONFIDENTIAL : copyright © by 2018 LayerX Inc. all rights

    reserved. 36 アーキテクチャによる分類 Permissionless Permissioned Public Private データインフラの 所有権 参加者に許されるデータの読み/書き/コミット権限 • 誰でも参加、読み、書き、コミット できる • 誰でもノード運営者になれる • スケーラビリティ低 • bitcoin, ethereum等 • 特定の人のみ参加、読み、書きで きる • プライベートなノード管理 • スケーラビリティ高 • 誰でも参加、読みはできる • 特定の人が書き込み、コミットでき る • スケーラビリティ中 • EOS等 • 認証された人のみ参加、読み、書 きできる • ネットワーク運営者のみ書き、コ ミットできる • スケーラビリティ激高 • Hyperledger系、Ethereum PoA 等 情報の秘匿性、スケーラビリティ等を考慮して 設計を決める必要があります 参考:mckinsey
  37. CONFIDENTIAL : copyright © by 2018 LayerX Inc. all rights

    reserved. 37 アーキテクチャによる分類(もっと一般的なもの) ※引用:Fujitsu
  38. CONFIDENTIAL : copyright © by 2018 LayerX Inc. all rights

    reserved. 38 スマートコントラクトとは?(狭義) ブロックチェーン上で動作する自動執行プログラムで、 以下の特徴を持つ。 • 参加者にオープンで検証可能 • 勝手に改竄できない • 第三者の介入が不要 もう少し具体的に見てましょう
  39. CONFIDENTIAL : copyright © by 2018 LayerX Inc. all rights

    reserved. 39 スマートコントラクトとは?(既存システムとの比較) 自動執行 第三者なし 検証可能 自動販売機 改竄耐性 一般的なECサイト Smart Contract ◯ ◯ ◯ × × ◯ ◯ × × ? × ◯ 「検証可能」で「勝手に改竄できない」ルールを 「自動執行」できるのがポイント 出品者の詐欺リスク等 自動販売機への細工 分解して検証できない 基本的にプログラムは非公開 運営サイドは改竄可能 1度デプロイすると勝手に変更不可 実行プログラムを検証可能 エコシステム全体のコスト低へ
  40. CONFIDENTIAL : copyright © by 2018 LayerX Inc. all rights

    reserved. 40 2:ブロックチェーンの課題と解決策
  41. CONFIDENTIAL : copyright © by 2018 LayerX Inc. all rights

    reserved. 41 ブロックチェーン・スマートコントラクトの直近の課題 • Usability:使いやすさ ◦ 秘密鍵管理ムズすぎ、Walletって何それ? • Scalability:処理能力 ◦ 1秒間にさばけるTx少なすぎ • Oracle:現実世界の情報入力(ブロックチェーンに限らずですが) ◦ ブロックチェーンに書き込む情報自体の信頼性? • Security:脆弱性(主にSmart Contract) ◦ バグあったら修正難しい問題 • Privacy:情報の秘匿性 ◦ パブリックチェーンだと全部情報公開されちゃう問題 • Volatility:(仮想通貨の)価格変動性 ◦ 価格変動しすぎて日常使いはできない
  42. CONFIDENTIAL : copyright © by 2018 LayerX Inc. all rights

    reserved. 42 課題と解決案:Usability(使いやすさ) 課題 • Blockchainを活用したサービスでは、ユーザーが慣れない秘密鍵管理をしたり、仮想 通貨を管理するWalletが必須があることが多い • Ethereum上にApplicationを構築する場合、ユーザー側がgas feeを負担したり、処理 完了まで長い時間がかかってしまう場合がある 解決案 • 秘密鍵・Wallet問題 ◦ 入り口はWallet不要なDApp(フリーミアム型のアナロジー) ◦ 秘密鍵・Walletの安全&高利便性のソリューションはまだ実現していない • gas fee問題 ◦ gas feeの負担を別の人へ ▪ u-port(データ利用側が負担) ▪ EOS(DApp開発側が負担) • 処理速度向上は次ページで説明 「メタトランザクション」といいます
  43. CONFIDENTIAL : copyright © by 2018 LayerX Inc. all rights

    reserved. 43 課題と解決案:Scalability(処理能力) 課題 • Bitcoinでは 数 tx/s、Ethereumでは数十 tx/sで、既存の決済手段と比べると処理が遅 い(VISAの場合2000 tx/s程度) 解決案 • サイドチェーンの活用 ◦ 例:Plasma(Ethereum) • オフチェーンでの解決 ◦ 例:Lightning Network(Bitcoin)、State Channel(Ethereum) • 処理能力の高い新しいプロトコル ◦ EOS:DPoS(間接民主主義のような仕組で検証ノードを限定) ◦ Zilliqa:sharding + PBFT型のPoS ◦ Ontology:VBFT型のPoS 【注】パーミッション型のブロックチェーンでは一般的に処理能力は高い
  44. CONFIDENTIAL : copyright © by 2018 LayerX Inc. all rights

    reserved. 44 課題と解決案:Oracle(現実世界の情報入力) 課題 • ブロックチェーン内に記載された情報は改竄困難だが、そもそも記載する情報が間 違っていては困る // Oracle=神託(ブロックチェーンからしたら現実世界からの情報は神の言葉) 解決案 • 専門家が頑張る ◦ 医者の診断、ダイヤモンドの鑑定結果etc... • 群衆の知恵を活用する ◦ Auger:分散型の予測市場。結果を賭けて損得勘定により正しい入力を導く • 大量のデータを使って検証する ◦ Oraclize:外部情報ソースから取得したデータが改竄されてないことを検証 • IoTデバイスの活用 ◦ 温度センサー、スマートメーター等から直接ブロックチェーン上に書き込む (ただしデバイス自体がハッキングされない工夫が必要)
  45. CONFIDENTIAL : copyright © by 2018 LayerX Inc. all rights

    reserved. 45 課題と解決案:Security(脆弱性) 課題 • 取引所のセキュリティに関係なく、スマートコントラクト自体の欠陥によってユーザーの 資産が盗まれてしまうケースがある The DAO (2016年6月) Parity (2017年7月) The DAO事件 ドイツのslock itが始めた『The Dao』とい うサービスの脆弱性をつかれ、50億円以 上ものイーサリアムがハッカーによって盗 まれた事件。Split機能と送金のバグを悪 用されたことで起きており、あくまでサービ スの脆弱性が原因であって、イーサリアム 自体のシステムの脆弱性が原因となった 訳ではない Parityウォレット事件 マルチシグウォレットのスマートコントラク トライブラリ内のバグによって、約340億 円相当のイーサリアムを凍結させる問題 を引き起こした。以前にも34億円相当の イーサリアムが盗まれる事件もあり、この 時も脆弱性が原因だったが、その際に対 応に問題が残っていたと言われている Bancor事件 ウォレットがハッキングされ、BNTトークン のコントラクトを通して約15億円相当の イーサリアムとNPXSが引き出された。 ユーザーのウォレットへの被害はないと 報告されたが、ハッキング増加を受けて 需要が高まっていたDEXが管理者側の 問題でハッキングされた点で課題を残し た Bancor (2018年7月)
  46. CONFIDENTIAL : copyright © by 2018 LayerX Inc. all rights

    reserved. 46 課題と解決案:Security(脆弱性) • 外部にコード監査を依頼 ◦ 事前にリスクを洗い出し、より安全なコードを実現 ◦ 最近は「形式的検証」がホット ◦ コード監査を行っている事業者例 • コード自体をシンプルにして、セキュリティリスクを減らす ◦ Vyper 解決案
  47. CONFIDENTIAL : copyright © by 2018 LayerX Inc. all rights

    reserved. 47 課題と解決案:Privacy(情報の秘匿性) 課題 • 全部パブリックチェーン上に情報を載せてしまうと、他人に見せたくない情報(個人情報 ・秘匿送金etc)も見えてしまうことになる 解決案 • データは見せないが、結果が正しいことを証明する技術 ◦ ゼロ知識証明(特に、zk-SNARKs・zk-STARKs) ◦ 応用例 ▪ 送金者・受取者・送金額という情報を隠蔽しながら、有効性検証が可能 ▪ 実年齢を隠しながら、40歳以下であることを証明 ◦ コストの大きさ、実装の難しさ等が課題
  48. CONFIDENTIAL : copyright © by 2018 LayerX Inc. all rights

    reserved. 48 課題と解決案:Volatirity(仮想通貨の価格変動) 課題 • 仮想通貨は価格変動が激しくて、日常使いできない 解決案 • ステーブルコイン 市場価格変動を抑える手段 ① 法定通貨と連動 ② 仮想通貨と連動 ③ 発行量を調整 • 法定通貨を担保にする • ある程度発行体への信用必要 • 信託を活用する方法が主流に • 仮想通貨を担保にする • 発行体への信用は不要 • 担保なし • 価格の微細な変動に合わせて 発行量を調整して価格安定化 DAI (Maker DAO) Basis ↓ $133M調達したものの 最近、廃止&返金を発表 Tether TrueUSD Paxos
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    reserved. 49 ブロックチェーン・スマートコントラクトの直近の課題 • Usability:使いやすさ • Scalability:処理能力 • Oracle:現実世界の情報入力 • Security:脆弱性 • Privacy:情報の秘匿性 • Volatility:(仮想通貨の)価格変動性 これらの課題は全て「完全に」解決されてはいません 世界中の天才達が、上記課題解決のために奮闘中
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    reserved. 50 技術的なトピックの理解の仕方? 技術的なトピックは「レイヤー構造」に分けて理解すると◎ Plasma zk-SNARKs Proof of Work Solidity EOS Lightning Network State Channel EVM Oracle DApps 参考:ポプテピピック
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    reserved. 51 レイヤーモデル? スッキリ整理するための「箱」 同じレイヤーのもの同士を比較して理解できる 参考:Linux Academy
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    reserved. 52 ブロックチェーン技術のレイヤーモデル 参考:Ginco Magazine どのレイヤーの話で、何の目的なのかを理解できると◎ ※このモデルは標準化されておらず、色々あるので注意
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    reserved. 53 ブロックチェーン技術のレイヤーモデル(例) 参考:Ginco Magazine <Ethereumの場合>
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    reserved. 54 ブロックチェーン、あるある勘違い ※ついでにとんちんかんより引用 「ブロックチェーンってビットコインでしょ?」 「ブロックチェーン使えばセキュリティは盤石!」 「ブロックチェーンは電気代かかりまくってけしからん!」 「ブロックチェーンでシステムコストが安くなる」 「ブロックチェーンはあらゆる取引に使える!」 「既存システムより沢山のサーバーを使うので、計算量も保持データ量もすごい」
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    reserved. 55 ブロックチェーン、あるある勘違い ※ついでにとんちんかんより引用 「ブロックチェーンってビットコインでしょ?」  →ビットコインはブロックチェーン技術を使った応用例の1つ 「ブロックチェーン使えばセキュリティは盤石!」  →オラクル問題、コントラクトの脆弱性リスクは残っている 「ブロックチェーンは電気代かかりまくってけしからん!」  →PoW以外のコンセンサスアルゴリズムもある(今後はそっちが主流) 「ブロックチェーンでシステムコストが安くなる」  →原理上、システムコストは増える!(その代りに信用コストを下げる) 「ブロックチェーンはあらゆる取引に使える!」  →様々な課題があるので、活用ポイントは絞られる 「既存システムより沢山のサーバーを使うので、計算量も保持データ量もすごい」  →各ノードは同じ計算をし、同じデータを保持。パフォーマンスは高くない。
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    reserved. 56 3:ブロックチェーンの適用領域と事例
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    reserved. 57 ブロックチェーンの得意領域とは? 以下のようなシーンでブロックチェーンが活躍すると考えられます。 • 複数の関係者がいる中で • 特定の誰かを信頼の基点にすることなく • 価値の保存や移転をする ※参考:実践ブロックチェーン・ビジネス
  58. CONFIDENTIAL : copyright © by 2018 LayerX Inc. all rights

    reserved. 58 ブロックチェーンの本質的価値とは? ① ブロックチェーン技術は(コンピューティングコストを犠牲にして) 広義の「信用コスト」を下げるための技術。 <信用コストの例:教育・資格情報> 応募者 採用企業 • 超一流大学の博士号! • TOEIC 〇〇点! • 海外留学経験! • 〇〇な資格持ち! • 〇〇大会で優勝!  (本当かなぁ・・・) 応募 検証 • 各機関への問い合わせ • 各機関内での検証作業 • 能力を自社で再評価 etc... 証明書偽造・嘘をつくリスク ここが信用コスト
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    reserved. 59 ブロックチェーンの本質的価値とは? ② 応募者 採用企業 ①チャレンジ ②結果を書き込み (電子署名付) 認定機関 (大学・資格付与機関等) ③応募 ④情報閲覧 余分なコミュニケーション・確認作業がなくなり 全体で人的コストが下がる(これが信用コスト) 応募者の教育・資格情報を 認定機関の電子署名付きで 確認できるぞ〜
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    reserved. 60 業界毎のブロックチェーン適用可能性 ※引用:McKinsey&Company 金融領域はブロックチェーンが適用しやすく、 鉱業、製造業等のデジタル化しにくい分野は適用難易度が高い
  61. CONFIDENTIAL : copyright © by 2018 LayerX Inc. all rights

    reserved. 61 業界事例:グローバルな資金調達(カーシェア会社) 課題 <事業者サイド> • 某国でカーシェアリングPFを展開するA社は、逼迫するレンタル需要に対応するためレ ンタル用の自社車両を増やすことを検討 • しかし、銀行側は担保価値で融資額の判断を行うため、思うように資金調達が進まな い <投資家サイド> • 国外にいる投資家は、同社の事業の魅力を理解しているが、未上場の同社に簡単に 投資することはできない Invester PF Ownerとして車を買いたいけど 銀行から思うように 資金調達できない! 海外の魅力的な事業・会社に 投資できない!
  62. CONFIDENTIAL : copyright © by 2018 LayerX Inc. all rights

    reserved. 62 投資家 車両メーカー 投資(ETH) トークン 運用益(ETH) 運用 売上 配備 運用 車両購入 車両納品 解決案 • トークンによる資金調達を実施 • 累計十数億円を調達し、同国の5大都市に計3,000台以上の車両を配備 • 投資家への期待リターンは3年でIRR30%超えの高収益を実現中 • 2回目以降の同モデルでの資金調達では、始動〜調達完了まで1ヶ月以内 ※同モデルの法的妥当性は、当時の規制基準によるものであり、現在も同じモデルが適用できるかは要確認 A社のPJ用法人 A社 業界事例:グローバルな資金調達(カーシェア会社)
  63. CONFIDENTIAL : copyright © by 2018 LayerX Inc. all rights

    reserved. 63 業界事例:ゲームアセットの売買(CryptoKitties) 課題 • オンライン型ゲームでは、ユーザーのゲームアセットは運営側が所持しており、運営側 の都合で自由な売買は難しく、ゲーム終了時にアセット価値は失われる 解決案 • ネコを育てて繁殖させて売るゲーム(取引総額は数十億円以上) • 各ネコはERC721というNonFungibleToken(代替不可能なトークン)で表現 • リリース時はEthereum Mainnetを詰まらせる程話題に ✓ 複数の関係者がいる ✓ 特定の誰かを信頼の基点にしない ✓ 価値(アセット価値)の保存、移転 ※類似事例:MyCryptoHeroes • 国内発のBlockchainGame • DAU、取引量、取引額で世界三冠 ゲームアセットをRMTできる基盤
  64. CONFIDENTIAL : copyright © by 2018 LayerX Inc. all rights

    reserved. 64 業界事例:ゲームアセットの売買(CryptoKitties) ブロックチェーンゲームの何がすごいのか? ① ゲームアセットを売買 ② ゲーム間での共有 ③ 高い透明性 • ゲームアイテム等のアセットの 売買は原則できない • ゲーム外でのアセットの活用は 原則できない • 該当ゲームがクローズしてし まったらアセットも消える • 本当に確率通りにアセットが抽 選されているのかユーザーは確 認できない 他ゲームとのアセット 連携のハードルが低下 スマートコントラクト部分は検 証可能 仮想通貨でP2P売買可能 こ れ ま で B C 化 ユーザーが ゲームを遊んで 稼ぐ社会 ゲームアセットを 様々な場所で 使える世界 • 運営側は、新しいビジネスモデル(手数料型)を確立することができる(未来) • 課題は、プレイヤー人口の少なさ等が挙げられる(Wallet持ってない問題) 透明性の高い ゲームの実現
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    reserved. 65 業界事例:土地登記情報(ジョージア政府×Bitfury) 課題 • 不動産土地登記が一部の人の手によって勝手に改竄されてしまう • 土地売買の際の登記変更コストを下げたい 解決案 • ほぼ全ての土地登記が完了(新規分を除く) • 売買コストは$50〜200→$0.05〜$0.1(報道ベース) ✓ 複数の関係者がいる ✓ 特定の誰かを信頼の基点にしない ✓ 価値(登記情報)の保存、移転 参加者が信頼できるshared DB • 登記情報をブロックチェーン上に記載 • ノードを分散化(詳細は非公開) ※類似事例 • 土地登記のブロックチェーン化は、スウェーデン等でも進行中 • ウクライナでは政府文書のブロックチェーン化(勝手に改竄できないように)
  66. CONFIDENTIAL : copyright © by 2018 LayerX Inc. all rights

    reserved. 66 業界事例:動産(美術品等)の著作権証明 課題 • 世界のアート作品関連の不正行為による被害額は年間$60M+で80%が偽造品由来 • このため真贋を見極めるためのコストが非常に高くつく 解決案 • 証明書自体の偽造が難しいため、取引全体の信用コストは下がる可能性がある • アート作品自体とブロックチェーン上の証明書を結びつけるオラクルの発明が必要 ✓ 複数の関係者がいる ✓ 特定の誰かを信頼の基点にしない ✓ 価値(アセット価値)の保存、移転 動産の価値を記録・移転できる基盤 売り主 ①依頼 ②結果を書き込み (電子署名付) 真贋の専門家 ③販売 ④⑥ 情報閲覧 買い主/売り主 買い主 ⑤転売 ※類似事例 • Verisart • Ascribe etc
  67. CONFIDENTIAL : copyright © by 2018 LayerX Inc. all rights

    reserved. 67 業界事例:外航貨物保険(東京海上日動×NTTデータ) 課題 • 様々なプレイヤーが関わり、多くの書類が必要になる貨物の海外輸送において、貨物 保険の執行にも多くの無駄があり、高コストで迅速な支払ができない状況 解決案 • 保険支払期間が最大1ヶ月超→1週間程度まで短縮 • 様々な業務が効率化し、コスト削減を実現 • 貿易周りはIBM社がスタンダード作りを頑張っている ✓ 複数の関係者がいる ✓ 特定の誰かを信頼の基点にしない ✓ 価値(船荷証券等)の保存 ※類似事例:Insurwave • 世界初の海上保険プラットフォーム • 海運大手のMaerskも参画 • Microsoft Azure利用 参加者が信頼できるshared DB ※引用:NTT DATA
  68. CONFIDENTIAL : copyright © by 2018 LayerX Inc. all rights

    reserved. 68 <参考>国際物流・保険のフロー 信用コストのかたまりのような業界で、大きなイノベーションが期待されている
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    reserved. 69 業界事例:電力取引(grid+) 課題 • 最終消費者は、小売電気事業者に中抜きされている • 海外一部地域では電力販売価格の最大50%近くが電力調達以外のコスト(債務不履 行の信用コスト、事務作業コスト等) 小売電力事業者は、消費者との「契約機能」、 「需給調整機能」、「課金請求機能」を持つ ※引用:エネオスでんき ※引用:grid+ 電気の販売はライセンスを必要とし、 いきなり個人が電力販売やP2P取引を実現することは難しい 電力P2Pの事例が多いですが、ちょっと別の視点
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    reserved. 70 業界事例:電力取引(grid+) 解決案 ※電力系はP2P取引を目指すプロジェクトが多い • LO3 Energy • Power Ledger • Electrify.Asia 他 Phase1 Phase2 「効率的な」小売電気事業者 役 割 小売電気事業者をDisrupt • 電気料金をデポジット (独自のStableCoinを発行) • Payment-channelを使った支払 や る こ と • 電力卸売市場と直接自動取引 • スマート家電と連動して需給調整 • 蓄電池と連動してアービトラージ取引 消費者は最大40%OFFの 電気料金に(※彼らの理論値) 消費者は新たな 収益源を得る ※現在は実証実験フェーズ 法改正後 ✓ 複数の関係者がいる ✓ 特定の誰かを信頼の基点にしない ✓ 価値(電気料金用仮想通貨)の移転 決済機能+α
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    reserved. 71 業界事例:電力取引(grid+) ※引用:grid+ 全体構成 Smart Agent(スマート家電ハブ) 【本PJの課題】 • Smart Agentを買わないといけない($50程度) • まだ実証実験フェーズのため、本当に電気が安くなることは証明されてない • Phase2の完全な実現には様々な法改正が前提(託送料問題、ライセンス問題等)
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    reserved. 72 業界事例:DNSサーバー(Handshake) 課題 • 現在のDNSサーバーの大元はICANNという団体に管理されており、自由にドメインを 発行することは難しい(特にトップレベルドメイン) • 階層構造により中間団体も多く、ドメイン売買時のコストも高い 解決案 • ICANNが中央集権的に管理しているゾーンファイルをブロックチェーンで管理 • 自由にドメインを作成、売買も管理者なしでできる a16zやSequoiaから約$10M調達
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    reserved. 73 ブロックチェーン適用の簡易チェックリスト例 ※引用:WEF • 「デジタルアセットを扱っています か?」のような質問に答えていくと、ブ ロックチェーンを利用すべきかどうか 分かるシート • WEF謹製 • 簡易的なチェックには有効 (あくまで参考程度) //「中間者を排除したいですか?」が 一番最初に来るあたりとか... ミドルマン排除しない例でも うまくブロックチェーン使えそうな事例 は存在します • こんな感じのシートいくつかあります
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    reserved. 74 既にマネタイズできている領域(クリプト三大企業) 取引所 マイニング 取引所 2012年創業。USでトップの取引所。2017年の売上は1200億円といわれている。単なる取引所にとどまらず、 custodyサービスの提供やKYCやSTOのプラットフォームの構築、DEXの買収など行っている。また様々なブロック チェーンPJに投資している。 2013年創業。ASICマイニングマシン販売の世界最大手。2017年度の利益は1000億を超えていると言われてい る。マイングマシン販売だけでなく、世界最大級のマイニングファームを保有し、世界でシェアトップのマイニングプー ルを保有してる。また様々なブロックチェーンPJにも投資している 2017年創業。世界最大の取引所。直近の四半期利益は200億超えていて、2018年の利益は1000億を超えると言 われている。DEXの開発や、オリジナルチェーンの開発などブロックチェーン技術に投資を勧めていっている。直近 ではウォレットの会社を買収したり、ブロックチェーンPJへの投資を加速している。 半年前までは、取引所とマイニングが中心 ここで稼いだキャッシュを次の関連領域に投資
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    reserved. 75 業界マップによる整理 Shared data layer (スケーリング) ファンド・投資 コンサル STO・KYC DEX stablecoin Plasma Lightning network Raiden Counterfactual Telegram Securitize Reserve carbon 国内 Custody Wallet 国内 DEX、Custody、KYC、STOあたりは大事ですが説明してないので補足します!
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    reserved. 76 補足 • DEX = 分散型の取引所 • Custody = 仮想通貨の銀行みたいなもの        スイス銀行みたいにお金とられる型 • KYC = 本人確認 • STO = 証券型のトークンで資金調達を行うこと      (多くはセカンダリーを想定) 特にKYC,STOは2019年も引き続き話題になると思われます この辺もめちゃくちゃ大事なトピックなんですが、時間の関係で割愛・・・・
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    reserved. 77 法律まわり 超大事なんですが、時間の関係で割愛・・・ 金融庁の「仮想通貨交換業等に関する研究会」 は是非見ておきましょう!
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    reserved. 78 まとめ ブロックチェーンのビジネスへの適用は • ブロックチェーン技術の基礎知識 • 深い業界知識 • 規制(・政治) の重ね合わせで、初めて成しえるものだと考えます。 各業界知識の専門家の方は、基礎的なブロックチェーン知識 はインプット、逆にブロックチェーンな人達は様々な業界知識 や規制を理解する姿勢が大事なのかなと思います。 みんなで新しいビジネスを共創していきましょう! ご清聴ありがとうございました!