07-1 既存建築を活用した公民連携はまちに何をもたらすか

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1. まちなかの遊休不動産を活用した
 公民連携・リノベーションまちづくりは
 　まちに何をもたらすか 清水義次 【公民連携・リノベーションまちづくり編】 その１
2. これまで、中心市街地の再生は 中心市街地活性化基本計画に基づき 行政と商店街振興組合が中心となり 多額の補助金が投入されて行われて きましたが、ことごとく失敗に終わって います これまでのやり方が、間違っていた
 のではないでしょうか？
3. アーケードの建て替え、改修 再開発、空き店舗補助、 商店街イベント補助、等々 まだ今までのやり方を続けて いるのでしたら 即刻、補助金投入をストップ してください！
4. 　小倉魚町でのリノベーションまちづくり
 　2010年度以降の5年間で行ったこと
 
 　　・「小倉家守構想」（エリアを変えるビジョン）策定
 　　・リノベーションスクールの開催
 　　・家守会社誕生（小倉・若松）
 　　・リノベーション事業者誕生
 　　・17のプロジェクト
 　　・385名の雇用者の創出
 　　・魚町銀天街の歩行者通行量3,215名増加（約3割増）
 
 ※家守会社とリノベーション事業者は性格が異なる会社です 　　家守会社は、パブリックマインドを持ちエリアを変えるリノベプロジェクトを実行します 　　リノベ事業者は、単体のリノベ建築やリノベ事業を実行する会社です
5. 意識を切り替える
 
 “商店主”から“不動産オーナー”
 という意識へ
 
 行政頼み、補助金頼みから
 民間自立、民間主導へ
6. 　　　
 　“新築”から“リノベーション”
 　という意識へ
 
 　古い建物の解体撤去・新築から
 　今ある古びた建物のリノベーション
 
 　新築に比べて極めてスピーディ
 　新築に比べて極めて高い利回り
 
 

7. 行政主導から民間主導へ
 
 行政は一歩退き、民間の活動を支援する
 
 民間の自主性を発揮させ
 のびのびと活躍できる舞台を用意する
 
 その結果、民間の自立力が存分に発揮さ れるようになり、まちが復活していく！

8. 小さい リノベーションまちづくり ーーーーーーーーーーーー 北九州市小倉家守 プロジェクト 大きい リノベーションまちづくり ーーーーーーーーーーーー 3331アーツ千代田 オガールプロジェクト 公も民も境目はない 力を合わせて最強の プロセスをつくる 民間不動産活用 公共不動産活用 ２つのタイプのリノベーションまちづくり ともに民間主導・公民連携のまちづくり
9. 公共は最大の不動産オーナーです
 
 公共が変われば民間も変わる！
10. 責任ある市民組織の誕生 •  日本国内に市民社会が着実に育ってきている •  特に若い年齢層の人たちがパブリックマインドを もつようになってきた　→　責任ある市民の誕生 •  責任ある市民組織“家守会社”（自立民まち会社） が各地に次々に誕生している •  動くまちづくりの実践　→　まちが活き活きする →　同時にやりがい、達成感を感じる •  公と民がつながり、仲間として力を合わせて 楽しくまちを変えていこう！