Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
チーム実績をSPACEで表現してみるチャレンジ
Search
井田 献一朗
March 01, 2024
Technology
0
3
チーム実績をSPACEで表現してみるチャレンジ
『EMゆるミートアップ vol.6 〜LT会〜』登壇資料
https://em-yuru-meetup.connpass.com/event/308552/
井田 献一朗
March 01, 2024
Tweet
Share
More Decks by 井田 献一朗
See All by 井田 献一朗
もし、正社員じゃなかったら?──キャッシュフロー・クワドラントから見る働き方とキャリア選択
rinatz
0
100
ChatGPTを使ったブログ執筆と校正の実践テクニック
rinatz
1
3
メンタル面でもつよつよエンジニアになる
rinatz
0
4
Hacobuで開発⽣産性を捉えるために取り組んできたこと〜Findy Team+ 導⼊から SPACE 利⽤まで〜
rinatz
0
10
EMになって分かった自分のマネージメントスタイル
rinatz
1
4
初めてのEMがメンバーの目標設定に向けて取り組んだこと
rinatz
0
6
Other Decks in Technology
See All in Technology
re:Invent完全攻略ガイド
junjikoide
1
290
ユーザーストーリー x AI / User Stories x AI
oomatomo
0
170
仕様は“書く”より“語る” - 分断を超えたチーム開発の実践 / 20251115 Naoki Takahashi
shift_evolve
PRO
1
500
Lazy Constant - finalフィールドの遅延初期化
skrb
0
140
"おまじない"はもう卒業! デバッガで探るSpring Bootの裏側と「学び方」の学び方
takeuchi_132917
0
120
AIと共に開発する時代の組織、プロセス設計 freeeでの実践から見えてきたこと
freee
3
610
AIでテストプロセスを自動化しよう251113.pdf
sakatakazunori
0
110
[JDDStudy #10] 社内Agent勉強会の取り組み紹介
yp_genzitsu
1
130
探求の技術
azukiazusa1
7
1.7k
Spring Boot利用を前提としたJavaライブラリ開発方法の提案
kokihoshihara
PRO
2
150
[CV勉強会@関東 ICCV2025] WoTE: End-to-End Driving with Online Trajectory Evaluation via BEV World Model
shinkyoto
0
160
エンジニア採用と 技術広報の取り組みと注力点/techpr1112
nishiuma
0
130
Featured
See All Featured
Art, The Web, and Tiny UX
lynnandtonic
303
21k
Templates, Plugins, & Blocks: Oh My! Creating the theme that thinks of everything
marktimemedia
31
2.6k
How to train your dragon (web standard)
notwaldorf
97
6.4k
Site-Speed That Sticks
csswizardry
13
960
Visualization
eitanlees
150
16k
CoffeeScript is Beautiful & I Never Want to Write Plain JavaScript Again
sstephenson
162
15k
Learning to Love Humans: Emotional Interface Design
aarron
274
41k
Faster Mobile Websites
deanohume
310
31k
The Language of Interfaces
destraynor
162
25k
Mobile First: as difficult as doing things right
swwweet
225
10k
Gamification - CAS2011
davidbonilla
81
5.5k
The Cult of Friendly URLs
andyhume
79
6.7k
Transcript
Confidential チーム実績をSPACEで 表現してみるチャレンジ 2024年3⽉1⽇ 井⽥ 献⼀朗
Copyright Hacobu, Inc. 2 井⽥ 献⼀朗(@rinatz3) IDA Kenichiro 株式会社Hacobu 組織開発室
経歴 その後、組織課題を横断的に解決するために組織開発室を⽴ち上げ、 DevRelや開発⽣産性エンジニアリングなどを⾏っている。 個⼈で学習サイト『ゼロから学ぶC++』を運営している。 ⾃⼰紹介
チーム実績をSPACEで表現してみよう という試みについて話します
Copyright Hacobu, Inc. 4 SPACEとは 下記の5つのディメンションを使って 開発⽣産性を定性・定量の両側⾯から多⾯的に計測しようというもの 満⾜度 Satisfaction and
well being パフォーマンス Performance アクティビティ Activity コミュニケーション Communication and collaboration 効率 Efficiency and flow 仕事内容、チーム、ツー ル、⽂化にどれだけ満⾜ しているか 実装したものがどれだけ のアウトカムを⽣み出し たか 業務を完了するために起 こしたアクションの数 メンバーやチームがどの ようにコミュニケーショ ンをとり、協⼒している か チーム内・チーム間で引 き継ぎや割り込みなどを どれだけうまく調整でき ているか 例 満⾜度アンケート ファイブフィンガー ツールの充⾜度 例 コード品質 不具合発⽣率 顧客満⾜度 例 プルリク数 Four Keys 例 ドキュメントの発⾒時間 オンボーディングの質 例 チーム内・チーム間で引 き継ぎや割り込みなどを どれだけうまく調整でき ているか これらのディメンションを「個⼈」「チーム」「システム」の3つのレベルで評価する 定性⾯があること、トレードオフを観測できることが特徴
どんなものが計測できそうか 探ってみた
Copyright Hacobu, Inc. 6 どんなものが計測できそうか、探ってみた コミュニケーション ふりかえりの付箋数 アクティビティ Findy Team+
満⾜度 ファイブフィンガー
Copyright Hacobu, Inc. 7 どんなものが計測できそうか、探ってみた Notion上に各チームの実績をSPACEで管理し始めた
開発⽣産性について話すときに気をつけること
Copyright Hacobu, Inc. 9 開発⽣産性について話すときに気をつけること よくあるミスコミュニケーション 何を計測する︖ (What) プルリク数やコミット数だけでチームを評価するのは適切ではない 売上にどう貢献したかを説明できないと意味ないのでは︖
チームの特性やプロダクトのフェーズによっても計測するものが変わる ので⽬線合わせをしないといけない ⾮エンジニアにどう伝えるかも⼤事 誰のために計測する︖ (Who) 開発⽣産性の可視化はマネージャーが必要としているからやるの︖ チームが⾃分たちの現在地を知り、適切な⽅向を向くために開発⽣産 性の可視化をするんだという内的要因を⽣み出さないといけない
Copyright Hacobu, Inc. 10 よくワカラン四天王 アジャイル ⼼理的安全性 EM 開発⽣産性 設計やドキュメントは
不要だと思われている ありとあらゆることを やる⼈だと思われている 謎の指標で監視社会を 作るのだと思われている 「開発⽣産性」で想像することが⼈によって異なる アジャイルなどと同じく⾔葉として誤解されやすい 相互理解と⽬線合わせがとても⼤事 好き放題やってもよい と思われている NEW!
まとめ
Copyright Hacobu, Inc. 12 SPACEとは 満⾜度 Satisfaction and well being
パフォーマンス Performance アクティビティ Activity コミュニケーション Communication and collaboration 効率 Efficiency and flow 仕事内容、チーム、ツー ル、⽂化にどれだけ満⾜ しているか 実装したものがどれだけ のアウトカムを⽣み出し たか 業務を完了するために起 こしたアクションの数 メンバーやチームがどの ようにコミュニケーショ ンをとり、協⼒している か チーム内・チーム間で引 き継ぎや割り込みなどを どれだけうまく調整でき ているか 例 満⾜度アンケート ファイブフィンガー ツールの充⾜度 例 コード品質 不具合発⽣率 顧客満⾜度 例 プルリク数 Four Keys 例 ドキュメントの発⾒時間 オンボーディングの質 例 チーム内・チーム間で引 き継ぎや割り込みなどを どれだけうまく調整でき ているか チームの⽬標管理にSPACEを使ってみてはいかがでしょうか︕ まずはチームで⼤事にしたい3つのディメンションを決めるのがオススメ
None